2012.08.18 Shibuya Idol Event Live Recording 41RP STAFF REPORT
こちらが、富がアップした投稿です。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/08/20120818-shibuya-idol-event-live.html
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渋谷WOMBアイドルライブレコーディングについて
当日2ステージ目後半~撤収まで参加させて頂いた。
まず感じた事は人の多い事!お客さんが、 という意味ではなくスタッフさんの人数に驚いた。 このようなテレビ収録の現場には普段見ない大きいカメラやそのス タッフさん、関係者の方がずらっと並んでいた。 もちろんライブでもあるのでそのスタッフさんも。
単純に自分が普段見ているテレビ番組って、 こんなに多くの人の手がかかって作られているんだという事に唖然 としました。一度のコンサート・1枚のCD・1つの番組... 多くの人が携わって1つの作品を作り上げる、 多くの人がそれを仕事として生きている、 という事を改めて気付かされた。
今回は収録のみという事でステージからPA用として使っている回 線を借用。
ライブを見ていて、なぜ収録とPAを分ける必要があるのか? という事を考えていた。
音を聴くとPAと収録は全くの別物。 そもそも目的が違う訳だから同じミキシングではいけないのだと。
解釈が間違っていたら申し訳ありません。 PAは常に過ぎ去って行く、 その一瞬にしか存在しないものを追いかける。 収録は残るものであり、 なおかつライブレコーディングという事もあってその瞬間にあった ありのまま(LIVE感)を収めるもの。
その点でオーディエンスマイクとは収録のみに絶対的に必要な要素 なのだと思った。
(今回はダイレクトミックスはR- 44への録音だったのでしょうか?)
それと、 聴いていて気になった事がワイヤレスマイクの音色について。
SM58の音色に耳が慣れているからか、 少しスカスカした印象があった。
これを機にワイヤレスマイクについて勉強してみたのだが、
・ ワイヤレスマイクは電波を使用する物と赤外線を利用する2種類あ り、PAでは一般的に電波を利用。 カラオケ店などのマイクは赤外線を使っている。
・ 電波を利用するワイヤレスマイクは3つの周波数帯域の違いによっ てタイプが分けられる。
A帯 797~806MHz 無線免許を持っている人でないと使用できず、 予め申請も必要な為混信する確率が低い。 使えるチャンネル数も多く、高音質。
B帯 806~810MHz 免許は不必要で誰でも簡単に手に入れられる事からあらゆる場所で 使われて混信する確率も高くなる。 ステージイベントではこのB帯が使用される事が多い。
C帯 322MHz
・ワイヤレスマイクは音声信号を圧縮してから送信することで、 低電力かつ安定した送信ができるように工夫している為、 ワイヤードの音色に近づける事は難しい。コンパンダ(圧縮)→ 送信→エキスパンダ(拡張?)
・デメリットとして、混線・電波の途切れ・電池切れなどがある。 (反射の多い環境の方が電波が届きやすい→屋外は途切れやすい)
・ケーブルがない事による利点は多い。 ワイヤードのマイクでは不可能な演出もある。 しかし細心の注意が必要。(予備マイクを用意する事も)
この学校に入ってから、色々な音をよく聴く機会が増えた。 改めて感じる事は人の声は千差万別であるという事。
性別や年齢によって変わり、全ての人が違う特徴を持つ。 今回アイドルの方は私の期待通りのアイドルの声をしていた。
またPAする機会が一番多いのも人の声だと思う。 そんな様々な声を同じ1つのマイクロフォンに通すのだから、 よくその声を聞く事・自分なりに分析する事が必要だなと感じた。
撤収からの参加でしたが、熱いライブにとてもドキドキしました。
ありがとうございました。
tomi解説
収録はマルチ18ch収録での、マルチデータでの納品。
ダイレクトミックスはあくまでも、編集ガイドのために必要なのですが、HD24にダイレクトミックスを収録しなかったため、別途録音機にダイレクトミックスを作りました。
ただし、あくまでマルチ収録メイン。
それぞれ個別のマイクの収録状態を確認する為のバランスで、作業を行う。
その都度歪んでないか、音が出なくなっているマイクは無いか、個別にWL12本+Orch2ch+Aud4ch別々のトラックに収録しているとはいえ、混ぜて聞かなければいけない。
混ぜて聞かないとだめだというのは、ヘッドフォンを18個用意するわけにいかないからだ。
この仮に『混ぜて聞く』ということが、マルチトラックレコーディングではとても大事なはず。
『混ぜて聞いている音』の中に『今録っている音』&『前に録った音』どちらも同じMixの中で聞くということだ。今回はライブレコーディングなので、特に前に録った音はないけれども、音楽録音やMAでは、『この音がどういう状況の音なのか』がだいじ。
9/28現在TVK系列などの『D☆D誰でも大好き』という番組でライブ映像がON AIRされたようです。
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