2012年4月29日日曜日

2012.04.07 Kasukabe Dreamers Union Choir Event SR Project終了報告

2012.04.07 Kasukabe Dreamers Union Choir Event SR Project終了報告
春日部ララガーデンで行われた、DUC Free LiveのSR業務、Outは会場の物を使用、DMでまとめて、Main L-RとMONを1系統、会場のMGにつなぎ混んだ



吊ってあるMainのSX300PIが結構奥振りで、遠目ねらい。
モニターは、SX80PIが横っちょに吊ってある。


3月中からほとんど録音の仕事ばっかりやっていたので、久々のPA現場でした。


しかも、当日タロー君が1stに間に合わないといった想定でしたので、オケを準備。
MD持っていってよかった。
いわのAG2曲+オケ3曲で1stを乗り切りました。

なんかいい感じの会場。クレヨンしんちゃんはいませんでしたが、安全面さえ気をつければ、とてもリラックスできるいい会場だと思います。







ただし、完全に三井系のきちんとしたモールなので、学生対応では難しいかな。


とにかく、お客様優先で柔軟にできるといいかな。


今度いったら、何食べよう。








STAFF:田中 優美子、とみ

2012.04.01 Funabori Brass Band Live Recording Project終了報告

2012.04.01 Funabori Brass Band Live Recording Project終了報告


2連続投稿、実際の現場も、2連続吹奏楽でした。
恩師からの依頼の中学校吹奏楽部OBも含めた合同コンサートの収録。
乗り込み当日仕込み&13:00開場というタイトな現場でした。
袖収録が比較的良い距離感で出来たのが幸いです。


Audio Plan





連端板(連絡端子板)すごく使いやすかったですし、Hallの方に聞けば、結構Classic収録があるようです。
しかし、楽屋までの道のりが遠く、ほとんどの皆さんが袖収録のようでした。






とにかく、響きの良いホールでした。


これくらいの間口であれば、Frontは4本で十分



プロサスから、補助マイクLL RRを吊りたくなっちゃうね。

不思議なんだけど、あまり反射は気にならないホールでした。
これだけ、見た目でも板張りでむっちゃ反射するような気がするんですが、きちんとした設計がなされているのでしょう。


奥Mainの補助マイクは、あえて芯を外してます。


HAはこんな感じ。


ほんとにHAの頭決めは難しい。
こんな話をこないだあるエンジニアさんから盗み聞きした。
『HallのClassic収録等で時間がない時に、マイクチェックの時の頭決めは、必ず距離感を考えてマイクチェックし、その時にだいたい頭を決めてしまう』
『それは、Hallで聞いた感じ、聞いたまんまにしたいので、センター等でも声をもらう』
『聞いている感じと同じということであれば、Main Micは遠く、補助マイクは近ければ近い』

基本は、マイクチェック時において、マイクの健康チェックと共に、その状況の音場についても、その時点で情報を得て、頭を決める。

歪みが気になるのであれば、Faderをあげ気味に、SNが気になるのであれば、Faderを下げ気味に。
それと、一番ダイナミクスがいかせるポジションにHAを持っていき、Faderはそれに追従。

録音を在職中個人的に始めて、一番紆余曲折したのがHAだなーと思い出す。
dBX 586 dBx386 Millenia HV3D-8 Brent Averill1272いろいろ使った。
ここ数年ONYX800Rしか使っていないが、そろそろ欲しいね。

反面、マイクは本当に変わらない。
DPA SCHOEPS Neumann AKG

また、このホールで録音したいな。
及川先生貴重な機会をありがとうございました。

STAFF 日下 南 田中優美子 とみ

2012.03.30-31 Oyama Brass Band Live Recording&SR Project終了報告

2012.03.30-31 Oyama Brass Band Live Recording&SR Project終了報告


3回目になる、小山城南高校吹奏楽部の定期演奏会、録音とPA両方を担当します。
1部は、Classic 形式
2部は、Stage Drill
3部は、Pops&Guest Sax奏者
ということでした。


なんとか形ができてきた。
客席SR Oparate優先ながらも、収録のクオリティが確保されてきた。
翌日の東葛西中は袖Mixでしたが、利点と欠点をまとめたいであります。
パターンとしては。
A:Mix室or音声中継車 収録RecOnly 
B:音響室SR OP&収録Rec(北高&東原中パターン)

C:客席SR OP&収録Rec(城南高パターン)
D:袖Mix 収録RecOnly(東葛西中パターン) 






A:Mix室or音声中継車 収録RecOnly 
・音が分離される、アイソレートされている。
 反面ホールで得られる臨場感について、想像することがだんだんと難しくなる。
 =ちょっと距離感のはなれた落ち着いた音が録れる。
 PlayBack時の想定や判断は早い。
 ITV監視モニターや、マイクから感じ取れるものしか、無い。
 HallでPAされた音がどんな音かは、収録のマイクで感じ取ることしかできない。
B:音響室SR OP&収録Rec(北高&東原中パターン)
 収録はある程度のアイソレートがあるので比較的やりやすい。
 SRは反面、ガラス越しに見えているのに、ほんとの音がつかみづらい。
 機材の搬入及び配置が、各ホールによってまちまち。
 音響室内のモニターを、Air Moniを使うか、Rec Moniを使うか、迷うところ。
 足しげく客席に通い、自分のRefを作り、主観と客観のコントロールをしておく。
C:客席SR OP&収録Rec(城南高パターン)
 これ、意外とやってみるとやりやすい。
 まずステージ上の動きが録音時の、補助マイクの操作は抜群にやりやすい。
 ただし、メインマイクのデータがある程度ないと、はっきり言って大失敗の可能性もある。
 なぜかというと、音の早い順に説明すると。
 1:収録&SRのマイク=ヘッドフォン
 2:なま音
 3:プロセ等拡声&拡散された音
 4:収録のEE系MON
 こんなに、多くの音を聞き分けるには、とても判断が難しい。
D:袖Mix 収録RecOnly(東葛西中パターン) 
 ステージからほど遠くない袖は比較的いい場所。
 ステージ上のモニターが、操作盤で見えるところでOpするといい。
 Cと同じく、収録のメインマイクの選定とデータについて注意必要。
 これも、ものすごく遅れてくる音があるので、(反響板の裏を回ってくる音とか)注意。
 しかし、やっぱり、補助マイクや、メインマイクの音は早い。











今回のプランです。
上手舞台前の連絡盤をうまく使えた。




まとめ
客席 SR&Rec OPはある程度実績のある会場であればだいじょうぶ。
卓を組むときの視認性&操作性について、今回うまくいっていた。
ゲストのSaxマイクはやっぱりあってよかった。
奥Mainは、転換の問題でやっぱりおけなかったが、より見栄えの良いマイクを選定し、やっぱりほしい。
Outの監視をするメーターが見やすい卓がやっぱりいい。
01Vであっても、DEQでアウトの監視をしていれば、収録も含めてよいのでは。
今回終始録れ音が安定していたのは、反響板の正板がずっと降りていたからかも。
演奏家にとっても、いろいろな表現をするのに、環境の変化に追いつくというのはとても大事だけど、音にとっては、やっぱり『変える』ということは『変わる』ということなのだなあとつくづく思った。
来年もまたここ小山にこれるといいね。




照明 落合さん
舞台監督 小倉さん
STAGE 高橋 洸
とみ

追記:ちゃんみきの、母校の高校でした。