2012年4月29日日曜日

2012.03.30-31 Oyama Brass Band Live Recording&SR Project終了報告

2012.03.30-31 Oyama Brass Band Live Recording&SR Project終了報告


3回目になる、小山城南高校吹奏楽部の定期演奏会、録音とPA両方を担当します。
1部は、Classic 形式
2部は、Stage Drill
3部は、Pops&Guest Sax奏者
ということでした。


なんとか形ができてきた。
客席SR Oparate優先ながらも、収録のクオリティが確保されてきた。
翌日の東葛西中は袖Mixでしたが、利点と欠点をまとめたいであります。
パターンとしては。
A:Mix室or音声中継車 収録RecOnly 
B:音響室SR OP&収録Rec(北高&東原中パターン)

C:客席SR OP&収録Rec(城南高パターン)
D:袖Mix 収録RecOnly(東葛西中パターン) 






A:Mix室or音声中継車 収録RecOnly 
・音が分離される、アイソレートされている。
 反面ホールで得られる臨場感について、想像することがだんだんと難しくなる。
 =ちょっと距離感のはなれた落ち着いた音が録れる。
 PlayBack時の想定や判断は早い。
 ITV監視モニターや、マイクから感じ取れるものしか、無い。
 HallでPAされた音がどんな音かは、収録のマイクで感じ取ることしかできない。
B:音響室SR OP&収録Rec(北高&東原中パターン)
 収録はある程度のアイソレートがあるので比較的やりやすい。
 SRは反面、ガラス越しに見えているのに、ほんとの音がつかみづらい。
 機材の搬入及び配置が、各ホールによってまちまち。
 音響室内のモニターを、Air Moniを使うか、Rec Moniを使うか、迷うところ。
 足しげく客席に通い、自分のRefを作り、主観と客観のコントロールをしておく。
C:客席SR OP&収録Rec(城南高パターン)
 これ、意外とやってみるとやりやすい。
 まずステージ上の動きが録音時の、補助マイクの操作は抜群にやりやすい。
 ただし、メインマイクのデータがある程度ないと、はっきり言って大失敗の可能性もある。
 なぜかというと、音の早い順に説明すると。
 1:収録&SRのマイク=ヘッドフォン
 2:なま音
 3:プロセ等拡声&拡散された音
 4:収録のEE系MON
 こんなに、多くの音を聞き分けるには、とても判断が難しい。
D:袖Mix 収録RecOnly(東葛西中パターン) 
 ステージからほど遠くない袖は比較的いい場所。
 ステージ上のモニターが、操作盤で見えるところでOpするといい。
 Cと同じく、収録のメインマイクの選定とデータについて注意必要。
 これも、ものすごく遅れてくる音があるので、(反響板の裏を回ってくる音とか)注意。
 しかし、やっぱり、補助マイクや、メインマイクの音は早い。











今回のプランです。
上手舞台前の連絡盤をうまく使えた。




まとめ
客席 SR&Rec OPはある程度実績のある会場であればだいじょうぶ。
卓を組むときの視認性&操作性について、今回うまくいっていた。
ゲストのSaxマイクはやっぱりあってよかった。
奥Mainは、転換の問題でやっぱりおけなかったが、より見栄えの良いマイクを選定し、やっぱりほしい。
Outの監視をするメーターが見やすい卓がやっぱりいい。
01Vであっても、DEQでアウトの監視をしていれば、収録も含めてよいのでは。
今回終始録れ音が安定していたのは、反響板の正板がずっと降りていたからかも。
演奏家にとっても、いろいろな表現をするのに、環境の変化に追いつくというのはとても大事だけど、音にとっては、やっぱり『変える』ということは『変わる』ということなのだなあとつくづく思った。
来年もまたここ小山にこれるといいね。




照明 落合さん
舞台監督 小倉さん
STAGE 高橋 洸
とみ

追記:ちゃんみきの、母校の高校でした。


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