2013年5月28日火曜日

2013.05.26 Yokohama Soko Seiri and Tsumikomi Technical Lesson 42LC-2 STAFF REPORT


2013.05.26 Yokohama Soko Seiri and Tsumikomi Technical Lesson 42LC-2 STAFF REPORT

5月26日 (日) 倉庫整理レポート

スピーカーケーブル=スピコンについて:
 現場のスピーカーの多くはXLRに付け替えられている。理由は、スピコンの先端は両方同じ性別で、先端がオス/メスのXLRの方が延長しやすいから。スピーカー用のXLRで使用するのは+と-のみの為、1番ピンは繋がっていない。

 マイクケーブルと見分けやすくする為にマジックテープの色で判断する。(M-AQUAでは赤)  機材のどこかに名前は書かれているので、それを見たり、テスターでも確認できる。トラブルの原因をつきとめる為にテスターは持ち歩く。

     ケーブルの方向性を考えて、信号の流れを把握する。図面に書き込む、又は自分で1から図面を書いていくと理解しやすい。簡単な仕組みをシンプルに理解する。

スピーカーの組み立て:
    3脚は2本の脚を持って開くと開ける、ネジは引っ張って止まるなど、スタンドの仕組みをよく観察する。スピーカーは重いので、事故を起こさないように慎重に扱う。
 スピーカーを設置したとき、一番重いところや負担がかかるところを知る。スピーカーは重い上にスタンドとの繋ぎ目は抜けやすいので、運ぶときは繋ぎ目ではなく、その下を持ち、体をくっつけて水平に持ち上げる。危ないと感じたらすぐに助けを呼ぶ。3脚は出来るだけ安定するように立てて畜光テープで印をつける、取っ手にワイヤーをつける、重りをつけるなど、もしもの時にも被害を最小に抑える。
   マイクスタンドもスピーカーのスタンドと同様に仕組みを観察する。仕組みが理解できたら、常に本番のスピードで練習をする。ケーブル巻きも。

尺貫法:
 日本のホールのステージは尺貫法で計られている。
    1尺=303mm
    6尺=1818mm=1間(いっけんとよむ)
    機材の大きさはmmで伝えられる。例えば、「900」  と言われたら900mm=90cm。尺間で「さんさん」は3尺×3尺=だいたい90cm×90cmのこと。

まとめ:
    聞くだけではなく、実際に観察して触ることで仕組みが理解できることが多かった。また、身をもって危険を感じることで、その機材を扱う怖さを知れた。ネジなどの仕組みもひとつひとつ意味があった。それを言葉で伝えるのは難しいけれど、たくさんの人と協力するには、分かりやすく伝えられるようにならなければいけない。

2013年5月27日月曜日

2013.05.26 Yokohama Soko Seiri and Tsumikomi Technical Lesson 42LC-2 STAFF REPORT

2013.05.26 Yokohama Soko Seiri and Tsumikomi Technical Lesson 42LC-2 STAFF REPORT

5/26にM-AQUAの倉庫整理と積み込みの手伝いをさせていただきました。
まずは、機材車に積んである機材を一旦外に出し、次の現場で必要な機材を積み込んだ。

その時にスピーカーとスピーカーケーブルのことを学んだ。
・スピーカーを繋ぐのには+と-の2本。
・スピコンは4ピン。だから、1本のケーブルでLow+-とHi+-で、2ch繋げられる。
・多くの会社はスピーカーのコネクターをキャノンに替えている。
その理由は、延長ができるから。スピコンは中継ノコネクターがないから不便。
・マイクとスピーカーのケーブルは種類と繋ぐ本数が違う。(マイクは3ピン3接点、スピーカーは2ピン2接点でいい)
・マイクの向きで出口を考えてはダメ。(最初はいいけど)
・スピーカのIN/OUTはどっちも入口、どっちも出口。
・ケーブルは方向性に注意しなければならない。
・音響機器を使うときは信号の流れを把握するのが大事。
・簡単なしくみをシンプルに覚える。
積み込みが終わったあとに、マイクスタンドとスピーカースタンドを立てる練習をした。
マイクスタンドを立てるには慣れが必要だと実感した。
一人で練習するときは転換や撤収をしてるイメージでやると良い。
スピーカースタンド
最初、なかなかスピーカースタンドの足を開くことができず苦労した。
足の構造を理解してないとスムーズに開くコツを知ることができないことを知った。
四点支持と三点支持の安定、不安定さを知ることができた。
スピーカーの上げ下げをするところのロックの構造を知った。
上げ下げするのは簡単だが、ロックするのに苦労した。穴と棒の場所を把握すると良い。
次に、スピーカーを載せた。
スピーカーを載せた状態で、また上げ下げした。
やっぱりロックので手こずってうまくできなかった。
最後に、スピーカーを移動させる練習をした。
持つ部分と持ち上げる角度が間違ってると、簡単にバランスを崩してしまうことを知った。
感想
改めて、スピーカーにしても何にしても信号の流れを把握することは大事だなと思った。
そして、PAは常に危険と隣合わせなんだということを知った。
安全対策はすごく大事。どうしたら危険な目に合うのかということを知るのも大事。
今回の倉庫整理と積み込みはすごく勉強になりました。
ありがとうございました。

2013.05.05 Singer Wedding Party Mini Concert Project終了報告

2013.05.05 Singer Wedding Party Mini Concert Project終了報告

宇都宮のゴスペルグループBrown Blessed Voice代表の山中さんから、紹介を受けたのは1年以上前。
栃木県は市貝町にある、三和電機さんを紹介されました。
そこでは、本業の鉄道用モーターコイル以外に、平面スピーカーの研究と開発を行なっていたのです。

皆さん平面スピーカーというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
これは、一言で言うと・・・・、言うと・・・、言えない。
可能性はすごくあります。

さて、今回平面スピーカーでのPAではなく、その平面スピーカーを使って、コンサート音響のバックアップをしていた、ある演奏家の方の結婚披露パーティ。
もちろん、そのパーティでの演奏があり、M-AQUAは音楽音響部分をサポートして来ました。

場所は、横浜駅東口駅前の崎陽軒本店。
あまり詳しいことは書けないのですが、ご本人ピアノ弾き語り、+20弦(琴)と横笛


ピアノ普段はロビーにあるみたいですが、いい音してました。

会場下見時の風景。


照明もやるのだ。










搬入口
マイクチェックしてくれたひと。




肝心のシウマイケーキ入刀は、動画とれず。
GW3現場目、近場でよかったよかった。

STAFF
富 正和
長瀬 千里
いしかわーー。


2013.05.26 Yokohama Soko Seiri and Tsumikomi Technical Lesson Project 終了報告

2013.05.26 Yokohama Soko Seiri and Tsumikomi Technical Lesson Project 終了報告

倉庫整理と積み込みに参加して何が得られるか?

こちらは、これまでの倉庫整理参加の一例です。

5/26 倉庫整理
目的は
先週の5/18 5/19の機材・ケーブル類の整理=ごっちゃごちゃ
来週の機材積み込み。

1:スピーカーケーブルの話から
Q:マイクの出口はオス、ミキサーの入口はメスと丸覚えしていないか?

A:最初はそれでいい。しかし、普段からコネクターの方向性について、意識する必要がある。
エンジニアは、機器と機器を繋ぐ時、意志を持ってその方向性を決めている。
マルチケーブルや、スタジオのパッチベイがその良い例だ。
音声信号の流れを意識して、自分なりに理解すること→システム全体を理解するよい方法。

Q:多くのPAカンパニーが、SPのコネクタについて、XLRコネクターに付け替えている意味は?
A:安い

A:XLRだと延長できる、スピコンは延長するのに、中継コネクターが必要。
A:AC等通常のテーブルタップや、マイクケーブルが延長できるのは、コネクタがメスーオスだから。

続いて、M-AQUAのアンプラックを見てみる。片側一個のスピーカーを鳴らすために、接続する線は何本?+と-2本でいい。
but、XLR3-11C 3-12Cキャノンピンの場合には、接続出来る線は2本。

だから、スピーカーケーブルとして、XLRキャノンを使っている場合には、一本使っていない。
多くの会社は
2番+
3番-
1番NC=(NO Conection)

ここで、休憩。
音響を理解するのに、どちらの方法が理解しやすいか?
A:入口から説明する。
B:出口から説明する。


2:マイクスタンドとスピーカースタンドの話

マイクスタンドの練習方法、理解の方法。
スピーカースタンドの練習方法、ココからゆっくり説明します。


スタンドアダプターがついているスピーカーは練習しやすい。
手始めにこのスタンドアダプターをはずしてみる。
スタンドアダプターのネジ、心棒をネジ止めている様子をよくみる。


そして次に、スピーカーを装着せずに、アダプターだけで上げ下げしてみる。


スピーカースタンドのポイント。

4点支持はなぜいけない?



・トライポッド、3本の足延ばし方、三本一辺を均等に広げる。
・物理的に一番倒れにくいのは?
・ロック機構の理解




上の画像の白手袋の指先をみてください。
最初はみんなまわしちゃう。まわしてもなにもかわらない。


この時、このロックの棒が、指のとおり、ささっていくから、しっかりと固定され止まる。


だから、このように、指=棒がおくまではいる。

おまけ。
スピーカースタンドを立ててから→載せる(差し込む)。
当たり前のことと習っているが、これならどうだろう?

ブッサしてから
立てようとすると、何処にどのようなテンションがかかる?


スタンドにSPを載せたまま移動する時に、バランスの不安定さを体験してもらう。
うえがおもい。

まとめ
PAを最初に学び始める利点
・システムがシンプル
・危険が隣り合わせで、仕組みや方法について、良く見る必要性を認識してもらう。

やるのはかんたん、やりたいやりたいと騒ぐのも簡単。
しかし、自分が1回やってみて、人がやっている時に、どのような作用が働き、どの様なポイントに注意を払っているのか?

マイクスタンドだろうが、スピーカースタンドだろうが、その1つの得意な技術を、丸覚えで覚えるのなら意味が無い。

不安の払拭、自信。
仕組みをゆっくり目の前で見て、理解して、目には見えない矢印(注意すべき点)について、話をする事が大事だ。


2013年5月23日木曜日

2013.05.09 Utsnomiya Heartfull Singer Concert SR Project終了報告

2013.05.09 Utsnomiya Heartfull Singer Concert SR Project終了報告

今回は声楽家「浅香薫子」さんの主宰する教室の発表会コンサート。
「Landyの会」


2年ぶりくらいで、前回は宇都宮市内の病院に併設された教会で行いました。
今回の会場は、宇都宮のちょっと北にある、住宅展示場「トヨタウッドユーホーム」さんい併設されている、「すまいるぷらざ」

出演されるのは、その浅香さんの教室の生徒さん20人前後。ピアノ伴奏は倉沢大樹くんと、人見由衣さん。

さてさて、平日ということもあり、ひとりでやってきました。
まずは搬入。これくらいが限度かな。


機材車エムアクア号は、他社さんの車なので、ちょっとだけ駐車場の中でも離して駐車。
ご担当の方が近くに止めてもいいですよ、とご配慮させて頂きましたが、やっぱりその辺りは大事なことなので。



フラットだったのでらくらく搬入。


ホールに入ってすぐ思ったことは、配置が重要だなと。
一人でやるということは、転換も客電消すのも、全部一人。
無理しちゃいけないが、無理したい。



基本的なOutの機材、マイク類はホール機材の借用。
下見をしていなかったので、判断ジャッジが試される。スタッフが多ければ、色々できるが、自分で定めて、適材適所を考えるのって、経験が必要だ。

FOHとSideは借用。



代わりに、PianoとFootは、サイズの小さいRAMSA A80を持ち込み、今回もM50Q 4ch Ampが大活躍。





ワイヤレスマイクが4本あり、これをうまく使おうと即座に思う。
反面、Pianoと唄はちゃんとWiredのマイクで拾いたいし、録音もしたい。
マルチ録音は断念して、結果R-44でのダイレクト録音に変更。
マイクは、ピアノにBeta57とCMC64Uでちょっとチャレンジ。













持ち込みコンソール01VのOUTを、ホールの設備ミキサーにいれるために、Padでさげとく。




唄のHAはこのくらい。



発表会のため、リハーサルは全曲全員行った。
ほとんどの方がハンドマイクですが、傾向を把握する。

ステージの背景には、移動型の反射板。(メーカー名を調べれば良かった)


声楽的な発声・ホールトーンの模索、色々試すが、やはり一番の問題は、ピアノとの距離。しかも、フタの裏側で唄うことになるんですよね。フタを外すという手もあったかもしれないけど、それだとピアノの音が大きすぎて、FOOTがA80だと物足りない。
結果的に、こんなプランになりました。(後日まとめてみた)。




本番。
出演者の中で、お一人欠席者がいた。
会場から近くの病院で、御療養中とのこと。(画像の右側の病院、左端が会場)




代わりに、浅香さんが一曲唄う。

かならず、あの「窓」まで聞こえたと思いますよ。
こういうことがあるから、音楽や音響をやっていてよかったと思う。






浅香さんと大樹くんとはほんとうに長いお付き合いになりました。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/search?q=浅香


声楽家 浅香 薫子さん (あさかかおるこ)
ピアノ 倉沢 大樹さん(くらさわだいじゅ)
さてさて、まだまだやるぜ!


2013年5月22日水曜日

2013.05.02 Singer Piano Duo Live Project終了報告

2013.05.02 Singer Piano Duo Live Project終了報告

GW一発目の仕事は表参道にある、カワイピアノ。
コンサートサロンパウゼでのお仕事。
信頼出来るEngineer T君からの、依頼のお仕事(とら)。


出演は、Singer Song Writerの「しらいしりょうこ」さん。(ご本人から掲載の了解をとりました)、コチラは当日のご本人のブログから。

細かい技術的なことの前に、今回とても重責を感じてました。
こんなおっさんEngineerで務まるのか、当日もとてもとても緊張しながら会場いりしました。

リハーサル本番終えて、コンサート終了後も録音の編集調整をかさね、なんどもなんども、この声を聞いていました。

この声、この曲、あえて言葉で言うならば、『ひとめ惚れ』ならぬ『ひと聴き惚れ』です。

いやーー、ほんとにほんとに、Fader握ってる時も、唄ってなんど聞き直しても、一曲一曲息を飲んで、そのひとつひとつが、すごく心に染みる唄でした。


さてさて、本題です。
Grand Piano Duo Live 88+88 5th Aniversary Special

5回目になる、しらいしりょうこさんのリサイタル。

出演者 編成
しらいしりょうこさん ピアノ弾き語り ピアノ蓋全開
ただすけさん ピアノ伴奏 Choあり ピアノ蓋はずし
ゲストViolin Violin Cello 座奏

プランニング
FOH SX80×4 2対向 FOOT JRX112×2(Piano 下手 上手)
Mixing Board Mackie CFX16MK2
Power Amp XLS602 3台6ch分

マルチ8chしかない
スタンド数ぎりぎり
立ち上げ無い



1:しらいしVO SM58持ち込み
2:ただすけCho SM58会場
3:しらいしPf SM57会場
4:ただすけPf SM57会場
5:Vl ATM-35 持ち込み
6:Vc Shure  持ち込み
7:
8:MC/Spair










ピアノのマイクはいつもの丸皿
録音OnlyのCondencerを立てればよかった。ほんとにほんとに。
ピアノはしらいしさんが、Shigeru Kawaiモデル、コンサートグランドピアノ
ただすけさんが弾くのは、K Kawaiモデル。
会場は、表参道のどまんなか。
そういや学生の時、森英恵ビルでお笑いイベントのPA手伝いしたなあ。

会場について仕込みをしている時に、卓の上にストローが何本か置いてあったんです。
『誰ダーー、卓の上にストロー忘れたのは!!!』




しかししかし、リハーサルしていくうちに、その意味が解ってきました。
こ、これがストローの意味です。。


このモデルは強制空冷のため、ファンの音がとてもうるさいのです。
クラシックの演奏会発表会が多いのか、たしかにこれではアカン。

そこで、もちろんアンプの熱を確かめながら、ファンを止めて使っていたんですね。
良い子はまねしてはいけません。


録音用にアンビエントマイクを追加。

他はVl Vc用に使おうと思っていたミニモニター(YAMAHA製だったので、ビニテでメーカー名を隠して)は、アンコールでの補助モニターにして解決。

全般的な音の傾向は、2台のピアノがとても音が大きい。コンサートグランドピアノのためそりゃあたりまえ、ただし天井が少し低い。
スピーカーのスタンドをあまり高くしすぎずにトライしてみた。
基本的にFOHには、ピアノの音は出さずに、クロスPAの為にマイクをたてているかんじ。
ピアノの音色、それぞれのChoバランス、Vl Vcが位置的な問題を解決するために、ピアノにすこしづづ返す。

会場のお客様は、ピアノに関してはほぼ生音と、モニターからの漏れが混ざる感じ。
ホントに録音のためにピアノにマイクを立てれば良かったです。

しかし、肝心の唄はホントに、手をフェーダーから離したくないくらい、ストーリに引き込まれながら、Mix。高木君の言っていた意味がわかりました、ホントにすごい声です。

当日、ライブ撮影もあり、すてきな動画を今作成のようです。
完成品がDVDなのかまだ未定のようですが、コチラで完成のおりには紹介します。

一番こころにのこったのは、『真冬の向日葵』という曲でした。
お客さんでも聞きにいきたいです。

しらいしさん、ありがとうございました。

STAFF
富 正和(M-AQUA)
嶽下 あい(M-AQUA)
長嶺 亜希乃(M-AQUA)

TKさん、Thanksです。