2007年9月24日月曜日

2007.9.15 Kawaguchi Gospel Concert SR 終了報告

2007.9.15 Kawaguchi Gospel Concert SR 終了報告


















埼玉県川口市で行われた、HIRO's MASS CHOIR のゴスペルコンサートSRを
担当しました。
昨年は録音のみの参加でしたが、今回初めてSRを担当しました。
今まで、最大のクワイヤでも、50Pから70P程度が最大でしたが、
今回200Pということで、関係各所の皆さんのサポートでうまく行きました。
細かくレポートと引き継ぎをしますので、ご覧になって下さい。
また、オフマイクのChoir SRについて、さらに鍛錬します。
皆さんのご依頼おまちしています。

日時:9月15日(土)
場所:川口リリア大ホール
内容:HIRO’s MASS CHOIR GOSPEL CONCERT
編成:
 ディレクター&ボーカリスト 木村洋幸さん
 CHOIR 200P 3声
 Drums
 EB
 EG
 KEY(Pf)
 KEY(Str Pad)
 HammondOrgan
 Per ボンゴ 他

 ゲスト 小坂忠 VO&AG

ステージ〜客席FOHまで、主な回線は会館の物を使用した。

CDEステージ〜上手端子板(端子板コネクタはオス)〜客席(端子板コネクタはオス)
FGステージ〜上手端子板(端子板コネクタはオス)〜客席(端子板コネクタはオス)
Iが下上連絡で使用したが、下手への回線が非常にすくないのと、
KL等は、会館メイヤースピーカーの奥で使い物にならない。

また、当初予定してたCDEは、完全に床に埋もれていた。
図面と実際の位置が、だいぶ違うようである。
来年度も行う場合は上手からひくことが望ましいが、上手パッチ盤の16Pコネクタが全て
オス待ちなので、メスだしのボックスが必要。
モニター用には、方向性があっていて良いのだが、注意が必要。
下見を行ったのに、細かく方向性まで確認することを怠り、失敗しました。
電話での確認時、担当者によって、教えてくれる人と、そうでない方がいたので、
注意します。

ただし、全て直引きで行った方が良いのかと思うとそうでもなく、
会館には、短いマルチケーブルが備品表よりも本数がありました。
FOH側に関しては、会館の物を借りて正解でした。

会館のメイヤーはほとんど使わず、SAがとても良く音が跳び助かりました。
来年も行う場合、SA4/4くらいで行った方が良いと感じた。
2階席、3階席狙いは、プロセで十分であった。

ハウスは、他に中抜け用としてSX80を用意したが、これは効果的であった。
エムアクアでも8インチ程度の、スモールSPを購入に踏み切りました。
ZX1を購入します。10月6日に初使用です。

モニターは、戸田音響の大坪氏に依頼した。
モニターのアサインは、エムアクアの物と混合でした。

フロントフットに関して、SM155又は、FM1502クラスをペアで指定した。
フロントフットの配置と、指揮台横のスピーカに関して、直前までディレクター
に確認をしていました。
『特に指揮台の横はゼッタイ必要であるものではない』らしいが、
昨年までの、様子だと15インチがあったようである。
まず、指揮台の位置にいることが多いので、結果的にあった方が良いし、
指揮台にのる分、距離が遠くなるので、15インチが必要なのだと再確認。
また、これは舞台監督から図面の段階でもわかっていたことなのですが、
ソロの位置が、難しい。
指揮台を挟んで、2人のソロが分かれたりすれば、本来見た目も良いはずなのですが、
良い形が思い浮かびません。
結果的には、サイドを大きい物を指定したので、そんなに問題にはなりませんでしたが、
歌位置をもう少し制限できていれば、良かった。
スタッフレポートにもありましたが、ワイヤレスのマイク位置の件でした。
メインは、ディレクター本人であるため、メンバーのソロ位置の整理が重要だった
と思います。

サイドモニターは、バイアンプで戸田音響さんに指定しました。
結果、PS15×2/LS1200(片側)で行いました。
写真をみればわかるのですが、LS1200のキャスターに組んでありますね。
これも、スタッフレポート内にありますが、『サイドは動かさないもの』
の前提ではなく、あのように組んであれば、緞帳の上げ下げ時だけ気をつければ、
移動できるし、本番中にも振りを変えられるので、便利ですよね。
非常に参考になりました。
戸田音響の先輩スタッフと、PS15の話になりましたが、
プロセッサータイプ(帰還回路)のスピーカーは、ふわふわしますね。
業界内では良いと評判ですが、ウチではちょっと難しそうです。
『オフマイクのSRが多いこと』
『ソロマイクが専用でなく入れ替わり立ち替わり』
等が、導入に踏み切れない感がありました。

他のモニターに関して、バンドは、
FMX1202とFM1502、エリミネーターME(15インチ)の混合、
クワイヤはA200×4でした。
こちらも、クワイヤの関しては、旧タイプの機種ながらも、音の跳びを意識した
チョイスだったのでしょう、勉強になりました。
ほとんどのモニタースピーカーを、P2200クラスでならしており、
こちらも、スペックだけでない、旧機種の作りの良さがあると思いました。

ここからは、FOH側のまとめです。
来年度の回線は、バンド32、クワイヤ48程度必要である。
また、HA内のプリパッチを今回行っていてスムーズだった。
機材の関係もあり、01Vのラインイン(MYAD8)や、ADATインを使用していなかった。
ただし、DM1000+01Vの組み合わせでは、48+24が、一人でオペレート出来る限界と感じた。
今回は、MG16を借用して対応したが、今後しばらく、この組み合わせで、やっていこうと思う。

マイクに関して、
打ち合わせで出なかった回線増で、スタッフに迷惑をおかけしました。
・カゲマイク(バスのカゲChoで使用した)
・DVD(ステレオを指定された、効果があったとは思えないが・・・)
・EG(ステレオ)
等意外な所で、チャンネル数がかさんだ。
しかし、ドラムは仕込みのマイクがあるようで、それを使用した。
また、聞いていたタムの数より減って、パラにする必要が無かった。
ベースは、本番中に結構レベルの増減があった。
キーボードに関して、持ち込みミキサーの不良か、DIの不良かっはっきりしない場面があった。
ただし、このクワイヤの場合、持ち込みミキサーを使用して、まとめてもらうことは、
比較的可能であることが、救いであった。小坂さん(Hammond)が、イレギュラーに弾く
KEYもはいっていたのは、やりにくかったとは思います。
Hammondは3本、ギターは前述しましたが、1本で対応しました。
パーカッションは、コンガが無く、ボンゴと小物だったので、最初から言われた通り、
4本用意したが、3本でも出来たと思う。

クワイヤには、40本のマイクを使用した。
このプロジェクトの前後にBeta87を売却したが、基本はSM58、57で無いと、
不意な、アレンジ変更に対応出来ないと思った。
Beta58、57もやはり使いにくいかな?とも思います。

全体的なマイキングに関して、今回本来FOHミキサーがやるべきアレンジを行えませんでした。
『余裕が無かった・・・』ただし、ステージスタッフのアレンジは皆信頼できるものでした。
スタッフレポートにもあった、クワイヤのマイキングに関しても、私が行うべきでしたが、
背の高さに合わせつつも、そんなに、高さに差が出てほしくない。
また、マイクの向きはもちろん、ホリゾント向きであってほしいと思います。
スタンドを、山台各列の上にのせるか、下にのせて延ばすのかは、自由だと思いますが、
ケーブルの長さと、スタンドの長さが関係してきますね。
あと、クワイヤの立つ位置に、のせるのであれば、ブームの下のねじ(キ◯タマ)が、
クワイヤ側でなく、客席側に来た方が、安定するので、これは指示を忘れてました。
コンデンサーに関しては、風防は必須であると感じた。
ハウリングのことを考えると、全部ダイナミックの方が良いのではと感じるが、
クワイヤミキシングで問題になる、痛い部分1〜2K等も、
『毛色の違うマイクということ』と、『比較的オフの音もきれい』
と行った観点では必要と感じた。

ただし、50Pの所のマイクは、マイク無しという手もあったかな?
と感じました。各種EQ、ダイナミクスの設定がえらい違うので、とまどった。
普段なら、クワイヤマイクの移動等絶対ありえないのだが、マイク本数の確保の為、
今回は4本を移動して行った。chが余っていればAD後に、複数立ち上げるという手は
ありましたね。
今後のクワイヤミキシングに役立てたいと思います。

本番時のオペレーションに関しては特段トラブルも無かった。
ただし、本番終了後のSPチェックに関して、借り物であるにもかかわらず、
出来なかったことが心残りではあります。

技術的な質問はいつでもどうぞ。

スタッフ:
戸田音響(スガノ様)
戸田音響 大坪さん モニター担当
山田さん(フリーランス)
塩谷さん
平塚さん

2007.9.15 Kawaguchi Gospel Concert SR Staff Report 35RP

2007.9.15 Kawaguchi Gospel Concert SR Staff Report 35RP

今回のコンサートはクワイヤーだけで200名40ch分、さらにバンドの32ch分と非常に回線数の多いコンサートでした。また、事前に下見に同行させて頂きました。

・事前の下見の際にホールのマルチの出先のオス、メスを確認しておかなければならなかったです。ホールのステージ袖のマルチパッチ盤の出先が全てオスであったため、メス受けのマルチボックスが多く必要でした。マルチボックスは全部で12個使用しましたが、メス受けのボックスが無く、最終的に4ch大蛇を使用しました。

・下見の際に確認しておかなければならないと感じたのは、会館マルチパッチ盤の出先、会館所有のスピーカーや機材、ステージの間口、卓を客席の中のどこに設置するか、また設置する際に使用する机、卓側で必要な電源の数と容量、搬入口の高さといったこと。なによりも、会館の様子を入念に見なくてはいけないと思います。また、緞帳や黒紗幕、中割り緞帳、ホリゾント幕、バック幕(黒)を転換の際に使用しました。その中で、モニタースピーカー、サイドスピーカーの位置が重なってしまいそうになってしまわないように確認しておくべきであったと思います。

・本番時のタイムスケジュールに沿って進行していく中で、クワイヤーのマイクアレンジがおろそかになってしまっていると感じました。実際に200名が山台に並んだ時をイメージして、マイクの位置を考えることができればより良かったのではないかと思います。

・機材に関しては、今回モニターエンジニアを担当されました戸田音響さん、またホールさんより借用しました。特にステージ上のクワイヤーへのマイクとスタンドは、どの機材が借用したものなのかを作業していく中で、しっかりと把握しなければいけなかったです。

・ステージの転換において、マイクやモニターを移動させる際には、確実に素早く転換できるように床にビニテでバミる。この時のバミリは撤収時にすぐにはがすことができるように最小限の大きさにし、移動前と移動後を必ずリハーサルの段階でバミっておく。他にも、メインで使用するワイヤレス、ワイヤレス用のスタンドに関しても徹底して把握しなくてはならないと感じました。

最後に今回のコンサートでは、綿密なステージ図面や資料、SRのプランニングに関しても様々なことを見ることができ、非常に良い経験になりました。ありがとうございました。

======================
富です。今回参加された、研修生の方と、今回のプランニングについて、意見を頂いたのでのせておきます。

川口リリアでのプランニングに関してですが、マイクの数を減らし、58よりも感度の良いマイク(雛壇後方はコンデンサーでしたが...)を使用した方が良かったのではないかと思いました。クワイヤーの方々の立ち位置に関して、仕込みの段階でのマイクを立てた位置からどのように立つのか上手く想像できませんでした。正直な所、クワイヤーさん3名でSM58(SM57)を一本というのは効率が悪かったと思います。身長差を考慮し、マイキングがなるべくオフにならないようにできれば良かったのではないかと思います。ライブレコーディングという中で、SRと録音を同じマイクから行うことの難しさを再確認しました。

2007年9月2日日曜日

2007.8.3-5 2007.8.3-5 Natsukoi Ohira Mati O-Matsuri SR Staff Report 36RP

2007.8.3-5 Natukoi Sound Stage 2007 SR Staff Report 36RP

「3日間通して気づいた事、注意点等を箇条書きで。」

・物の名前を覚える、知っておく事が大切。
<今回、(名前を)自分が知らなかった物・言葉の例>
・デミトス→トランシーバー
・コンパネ→ベニヤ板
・ラッシング→物(今回はスピーカーやアンプ)を固定する事。
 また、ベルト状の固定する道具。
・インシュロック→結束バンド・ケーブルタイとも言う。
 主にコードを束ねたりするときに使う。
・先を読んで行動する。最低の一日のスケジュールは頭に入れておいた方
 が良い。
・暑さ対策として水分はこまめにとる、休めるときはなるべく日陰にいる
 ようにした方が良いが、トラブル等が起きた時のためにステージの見え
 る位置で。また、日焼け止めも有効。
・忘れ物等は絶対にしない。すると信用問題に関わる。


<1日目>
15時に現地集合でしたが、今回は機材車にのせていただき現地へ向かいま
した。着いてみて、思っていた以上にステージが広く驚いた。
また、ステージには屋根があると聞いていたが、実際はステージの前半分
は屋根がなく、マイク等の雨対策もしっかりしないといけないと感じた。
まずは、角材でトラックの後部を上げステージ側で使う機材をトラックの
荷台から直接乗せる。その次にハウススピーカーのセッティング。
左右のイントレに各々3発とサブウーハー1発づつ、スピーカーをイントレ
に乗せるときは、毛布等を使って機材に対して安全に行う。
スピーカをラッシングベルトでイントレに固定し、ブルーシートで雨対する。
今回は半分に折ったブルーシートをスピーカー上のイントレの板の上を通して、
前後に垂らし4角をイントレと結ぶ。明日の朝までこの状態のため、
朝露等で湿気等が籠るのを嫌がって、横はあけておく。
次にアンプをステージ上のイントレ脇、上手下手各々にセッティング。
本番の雨耐用にコンパネを上に乗せる。また、インシュロックで固定と
盗難対策をかねてイントレと結んでおく。
その横にサイドモニター用のスタンドを立て細引き紐で固定しておく。

次に、マルチケーブルを翌日卓側にピッタリ届くように、ステージ側からの
距離分をステージ下に入れて、残りはマルチボックスの位置までもっていく。
こうする事で次の日ステージ側から卓までマルチをのばすだけですむ。
また卓から出力用のマルチは、この日のうちにアンプに結線した。
アンプ、マルチボックス等を、上手、下手各々一カ所にまとめブルーシート
で覆って雨対策をした。
最後にステージ奥にモニタースピーカー、マイクスタンド、ステージケーブル
をまとめ、ビニールシートをかぶせ角材やパイプ椅子を重しにして、固定する。
また、盗難の恐れがあるマイクや扇風機は機材車に戻す。
この時、卓側とステージ側に分けて乗せる。
一日目の現地での作業は終了。

宿泊先で、ワイヤレスの確認を兼ね、ミーティングを行った。特にピンマイクは、
音をひろいずらく、ヘッドセットと比べたらすぐに分かった。
実際に体験できとても勉強になりました。また、ワイヤレスにトラブルが起きたら、
すぐに有線(ひも)を出せるようにしておくようにとの事だった。
また、翌日に分かりやすいように、ビニールテープにマイクで拾う音を書いておく。
翌日マイクスタンドにはる。

「1日目で気づいた事、反省点」
・今回自分は、他の人の手伝いが多かった気がします。
自分から仕事を見つけて率先して出来ませんでした。
また、仕事を探すのに1・2分かかっています。仕事を探しているようでは
まだまだだと思いました。
パッと全体を見て何をすれば良いかすぐ出て来るようになりたいと思いました。
・奥に荷物をまとめているときに、コンパネをステージの壁にぶつけそうになり、
注意されました。野外ステージでも、コンサートホールと一緒。
使わせてもらっているという意識を忘れてはいけない。



<2日目>
現地に7時半集合。機材車から卓側で使う機材をおろし、機材車をステージ側へ移動。
まずは、雨対を外し、ステージのセッティングに取りかかった。サイドモニターは
スタンドにたてるが、フロントの4つの転がしは、転換時にスムーズに進むように
キャスターの上に乗せておく。
その次に各々の結線をし、ステージと卓の間に車が通らなくなってからマルチをひく。
サウンドチェックが終わり、1バンドだけリハーサルをやって本番が始まった。

司会は大魔神さんという二人組で、お二人ともワイヤレスをつかうため、スポンジや
タオル等でおく場所を作っておく。
また本番中は絶対にワイヤレスから目を離さないようにする。
この日は、高校生バンド選手権、ゲストバンド2組、吉本興業ライブだった。
とくにゲストバンドさんと吉本興業さんは時間が押しては絶対にいけないらしく、
その前にある高校生バンド選手権での転換は、スムーズにやらなくてはならない。
転換のときは、とても緊張した。

高校生バンド選手権は1バンドが転換込みで持ち時間が15分だった。
基本的なセッティングはドラム、べース、マーシャル、JCだ。今回はキーボードがいないため、
1バンド目のアコースティックギターとベースだけラインで卓まで送った。
卓側からの要求で、まずベースのラインチェックをしたいとの事だったので、
ベースの方には「1回音出してください」とたのんだ。だが転換中は前のバンドの人たちが
インタビューをしているために、ずっと弾いてたら邪魔になるので、止めるのも難しかった。

卓との連絡はクリアカムでとった。クリカムはデミトスと違って有線のため、
ステージの上に置いておいて、転換のときだけ使った。
何度か、クリカムをオンのままでおいてしまった。
また、上手にもう一つクリカムをおいておきバンドの演奏中デミトスで聞き取れないときは、
クリカムを使用して連絡をとった。

ゲストライブは、ギターの方は二人。二人ともギターアンプ持ち込みだった。
がベースの方は、高校生バンド選手権と同じアンプで、ドラムの方もほぼ同じだったので
転換は思ったよりはスムーズに行えた。
吉本興業さんの出演の後に、もう一組のゲストライブと、高校生バンド選手権の優勝組の
演奏があるため一度バンド機材を奥にはかす。

吉本興業さんは全部で4組で、最初の方はピンマイク、2組目の方はヘッドセットだった。
3.4組目の方は有線のマイクだった。お囃子の間にスタンドを用意しなければいけなか
ったのですごく緊張した。

この後のゲストライブ中にバンド選手権の優勝組が知らされていたが、去年のレポートを見て、
あまり準備しすぎるとお客さんや参加者にばれるとあったので、みんなでどの程度準備するか
話し合ってうまく出来たと思う。

最後の花火中は照明が消るがステージ上のマイク等はもう使わないため、ペンライトを
使ってある程度の撤収をした。今回は野外だから良かったが室内のホール等では必需品
だと思った。

明日は、ダンス大会とファッションショーだけのためモニターアンプは転がしは置かず、
サイドモニターを2つ増やすため余った2つのスピーカーは機材車に乗せる。
またマイクも楽器集音用に使ったスタンド等は片付けた。

「2日目で気づいた事、反省点」
・バンド転換の時ケーブルをうまくさばけなかったです。ただ八の字が巻けるだけでは
ダメだなと思いました。ほどきながら進んだりまた、巻きながら進んだりがまだ出来て
いなかったです。舞台上でケーブルが絡まると見た目も良くないし、本当に焦りました。
時間がたっぷりあるときは楽にできる事が、何も出来なくなりました。絡みを直すので
はなく、絡まないようにする事が大切だと思いました。


<3日目>
昨日に比べ今日は朝する事が少なかったため、8時半に現地集合でした。
ステージ側は2つ増えたサイドのモニターとマイクをセッティングし、昨日とかわった
ところの結線をし、余裕を持って本番を迎える事が出来た。

途中から雲行きが怪しくなって来たため、雨対用のビニールやブルーシートを用意した。
実際雨が降ってきたため、スピーカー、アンプ、マイクにシートをかけ、少し立ってから、
野外会場は中止し雨天会場への移動が決まったため、アンプの電源を落とし、ハウス
スピーカー以外の機材をステージの奥に移動した。ケーブルを巻き終わってブルーシート
をかぶせた頃に、横殴りの大雨になった。ハウススピーカーの横側が守られてなかったので心配だった。
最悪、正面だけでも濡れてなかったら良いそうだ。

雨天会場で行われていた祭りが終わった頃には雨も殆どやんでいたので、機材を確認
しながら撤収を開始した。

また、今回3日目に卓を触らせていただく機会がありました。ダンスバトルの時で自分は、
2,3組目の団体さんからでした。なのでモニターはいじらずにハウスだけやりました。

そこで学んだ事をいくつか箇条書きにしたいと思います。

・今回のコンソールはYAMAHADM1000でした。
自分はフェーダーを動かす事しか出来ませんでした。
ホームページを見ればコンソールの種類や操作の仕方等予習できるので、
自分の責任だと思います。

・ダンスなのでCDまたはMDでの音出しがあった。デジタルミキサーなので、
CD・MDは2チャンネルでリンクしてあって、Lのフェーダーを上げるとRのフェーダーもあがる。
だが何度か両方とも指で上げてしまった。コンソールにすごい負担をかけてしまう。

・MD・CDの頭だしが終わるまで絶対にフェーダーを上げてはいけない。
・今回、前もって音源を聞く時間がなかったため、曲がどのくらいのレベルで再生されるか
分からなかった。ダンスのときは、少し大きめまで上げといて、曲が始まって大きかったら
下げるのが好ましいそうです。
ダンスは頭のカウントがとても重要で、万が一ダンサーさんが聞こえないことをさけるため。

・2曲以上の場合は、曲のレベルがかわる可能性があるので注意しなければいけない。
・今回は、卓がテントの中でした。指摘されてテントの中から出ると音圧が全然違いました。
外の方が、物足りない感じがしました。野外ならではかもしれませんが感覚をつかむのに
苦労しました。
・トークのときは、何があるか分からないため絶対ステージから目を離してはいけない。
特に素人さんの場合はいきなり、オフマイクからオンマイクになったり、マイクをたたいたり、
落としたりする可能性があるため。

・司会さんのマイクで素人さんが話す時、声量が全然違うためフェーダーを上げなければ聞こえない事が数回あった。また素人さん同士でも全く声量が違うため、マイクを回して話してるときは注意する。
・今回、審査員さんが卓からは見えない位置にいたため、きちんとトークを聞いて審査員さん用のマイクを生かすタイミングに注意しなければいけなかった。
・慣れてきてからは、コンソールのピークメーターで目安をはかっていたが、ステージから目を話せない状況になると、いつの間にかレベルがかわっている事が多々あった。指摘されてから気づいたのだが、指摘されるまでは自分の耳で感じる事が出来なかった。日頃から言われている、目だけに頼るなという事を痛感した。

「3日目で気づいた事、反省点」
・自分で振り返ってみると、一人でパニックになって二言返事が多くなってたような気がします。ちゃんと分からないときは分からないと言う事を心がけるようにします。


今回は、大変お世話になりました。自分に足りない物が色々見えました。ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。