2008年11月28日金曜日

2008.11.27 Utsunomiya Classic Vocal Concert SR Project終了報告

2008.11.27 Utsunomiya Classic Vocal Concert SR Project終了報告


日時:11月27日(木)
スケジュール:
12:15 搬入口機材降ろし開始
12:45 搬入口機材降ろし終了
13:00 Hall入り搬入
14:00 パッチ終了
15:00 リハーサル?
18:00 開場
18:30 開演
20:30 終演
21:40 積み込み完了
23:15 宇都宮出発
26:15 横浜到着

内容:声楽コンサート 
編成:Soplano.Piano

ポスター


角材はいつも通り。
バックギヤにいれたところで、停車位置を、バックモニタ線上にあわせること。


一人搬入の限界の機材量です。


ピアノはヤマハ


ピアノマイキング XY的な感じ、でもPanはおっぴろげ。

HouseのMainSPはスタンド立てになりました。
QRXのスタンドの穴が曲がっているやつがあるので注意。


リハ中

リハ中2


卓位置こんな感じ

卓周りです。上手袖?設置 机幅1200mm



ConsoleAuxMasterは-10dB、Ampで-10dB トータル-20dB


今回AuxMastのモニタ系統に、プリセットEQを作成。

これをベースに他のSPもEQ作成中。

ステージ上手から


ピアニスト後ろ姿


終了報告です。
今回、久しぶりに一人搬入の一人OPでした。
大変でしたが、時間に余裕があったのと、沢山の方のお心遣いで助かりました。

編成はVo+Piano VS880再生あり。
Input系雑感:
ピアノの蓋は全開でした。
マイクはKM184Pair 結構マイクを縦ぎみにしたかった。
倉◯さんのピアノは久しぶり、ADIのプロジェクトを思い出す。
ハンマーを避けたかったのと、マイクの背面を反射板にぶつけたかったのが、縦気味XYにした理由。この所寝かせ気味が多かったで、新鮮でした。
Panはオッピロゲ。
舞台が結構客席側に一面貼り出してたので、其の辺りも音に同影響したか?
結果EQはHPFと、たまってた辺りのみ切って、上は放置でフラット。
コモンリバーブをちょろっと足した。2.8S 50msec

ボーカルは、SM58でスタンドは足狭ストレート。
赤ケーブルがドレスと偶然にあっていた。(画像無し)
浅香さんにあうボーカルマイクを探したいと思います。
声量あるため、Pop対策が必要。
HPFは最大で250Hzまで切った。
平均200Hz。かなり近接です。
リバーブは送りが-10〜-9dBで、RTNは規定。

AUDはSP後ろ、VSは手元入力。

OUTPUT
STEREO MAST -10dB→Drive RackのXrossで-10dB→AMP P7000Sフルテン
AUX MAST -10dB→GEQ Unity→AMP P3500S -10dB
SideがEliminator FootがFMXでした。
Ampの入力までは、なるべく共通にした方が、操作しやすいことを再認識。

チェックワンツーより、外音決めてから、中音を調整。
途中ピアノのフットモニターを1回切る。
演奏者の立場になれば、やはり生音が聞きたい。チェック時にVOやPf、Cho等を重点的にチェックしたら、いったん絞るのが良いとおもった。
しかし、外音が聞けないのはつらいのと、位置的にSPのど背面に卓位置があったので、イヤーな音がして、そのあたりはやりづらかった。
反面、中音、外音の様子はよく解った。

本番中


VSの再生があった。(確認忘れ)
ゲンタンは必須。

2008年11月22日土曜日

2008.11.22 Nagauta Kouta Happyoukai SR Project終了報告

2008.11.22 Nagauta Kouta Happyoukai SR Project終了報告
昨年フロアスタッフで参加した長唄・小唄演奏会のSRを今回担当した。
日時:2008.11.22(土)
場所:川崎能楽堂
内容:長唄・小唄演奏会
出演者:唄、お囃子替え手 社中全体以外は、最大4名(唄を含めて)

まずはじめに、昨年の現場の様子の中で、ぽつりぽつりと忘れていたことを反省します。
先生が来る前に、後ろにマイクをセッティングしてましたが間違いでした。


ハウスは昨年チーフのKumaさんがやっていた様に、Eliminatorを1対向、Sideに502Aを立てました。

スマートでいいですね。502のLoは無いけど。

卓位置も昨年と同じです。
机は控え室奥から借りてくる。


卓電は、下手側入り口をまたぎますが、ホールの方がテープの貼りにシビアであったので、コンセントパネルのみの養生となった。

ケーブルを敷く時にも、下手廊下の松が邪魔であったが、引いた後に全部まとめて松を移動するのが楽だった。撤収時も同じ。


スピーカーケーブルは15m+10mでした。
4S6だとちょっと厳しいすなー。
あとで、HouseのRchのAmpを1dB、SideのRchも1dB上げました。
AmpはHOUSE Lch Side Lchが-10dB
HOUSE Rch Side Rchが-9dB でした。




チューニング始める。
SM58→2P WL
以外と、WLは切るとこが上の方だった。
それよりも、音が堅い!のに、うわんうわんする。
正直、当初WLで苦労すると思ってたが、三味線のSM57に苦労した。
それぞれのChのEQを見ながら解説しよう!

上の2chがハウスです。まずLoがまわる。舞台の下が空洞なのと、能や狂言で、足音も演奏の重要なひとつなのでしょう。REVのかけすぎでもまわった。
下からいくと。
160+1.5dB 200-1.5dB 250-6dB 315-3dB 630-3dB 1.25K-3dB 3K-6dB 4K-4dB 6.3k-3dB 8k-6dB 10kと12.5k -3dBでした。
上は全体に落とし気味、下はMID-LOをざっくりってな感じでした。

このあたりは、プリセットをDMと01Vに作ろうと思います。
Drive RackのQRXのプリセットを移植します。

三味線のHAは5本とも2時まで上がった。
こちらは痛くないけど音量感を求められた。もしかしてコンデンサーでもいけるかな?

下が三味線のEQです。
グラフィカルに見ると結構下げてますよね。
周波数の上半分は、痛いところを2つくらいに分けると、
1〜4k・5k以上に分かれますね。オフマイクが少し問題ではあるのですが、このあたりの処理は以下の通りです。

痛いところは、EQ HIGHとH-MIDとComp -33dB位からかなり早めにつぶす、10:1以上
ふくよかさは、REVとL-MIDで併用、HPFで床のもわもわとの折り合いで音を作りました。
COMPの高レシオ、アタックタイム早しは三味線では必須ですな。
もっと、柔らかマイクがあれば良いのかもしれませんが、この辺りが折り合いつくと思います。もう少し芯をはずして、演奏者のお腹の辺りをねらっても良かったかも。

マイクは跡がついてしまうので、マイク用に紺の布を敷きました。
来年は黒布を持っていきます。




唄のWLですが、混信もなく受信機の位置は卓位置でOKでした。
単一ということなのか?風防が適当なのか?吹かれが多かったですね。
WLのつけ位置として着物の合わせと、帯の上端の真ん中くらいでしょうか?
フロアスタッフのお二人、本番中『もう少し下に・・・』と修正していただいてありがとうございました。以後大きな吹かれは無かったです。
また、演奏上、左手の手元を見ることも多く、少し上手よりにつけると良い感じでした。
これも収穫です。

下の画像を見て下さい。
HAはこちらは13・14・15chがWLですが、10時くらいでした。
この位置で先生のCh Faderが-5dB〜-8dBでした。
WLは1曲1曲付け替えて、入れ替わりが激しいので、MONの送りは基本Postです。

ChのEQは、こちらも痛いが、こちらは少し高め6.3k 8k辺りが、痛かった。
本番中は主に、吹かれ具合をHPFで調整、一番切った時には220hzあたりまで、
大丈夫だなーって人でも140hzくらいまでは常時切っておきました。
上の方は、周波数をいじるとこちらはバレちゃうので、Qを広げたり、で対応しました。
一番上の6.7kがよくQを広げてました。
1.25は本番中いじらず、どうしても痛い人だけ3.15kをレベルで調整してますた。






出ハケの方向が図面と逆でした、皆さんごめんなさい。
下入りの上はけでした。
また唄位置はセンターで、下手から53124となります。
これは、一人なら1番の位置だけ、
二人なら、1・2 三人なら3・1・2 四人なら3・1・2・4
と並ぶらしいです。
サックスの並びなんかと似てますね。マイクを直しにいく時にも必ず演奏者内の一番から直しましょう。(私も気をつけます。)



MCの位置は、当日変更になりました。
廊下から、控え室に変更。
冒頭手持ちで登場しましたが、基本的に控え室で行った。
カフを持っていけば良かった、超残念。
来年は2階で読みたいとのことでした。
Micを控え室と2階の2本用意しても良いかなと思った。



全体を通して公演は大成功でした。
転換の件は私の指示不足と、本番中に卓位置であまり声を出せない位置で、私の判断ミスです。社中の合奏はマイクが不必要だったので、全く問題はありませんでしたが、打ち合せ当初の通りが良かったですね。
社中=全体の演奏という邦楽用語の細かい部分も、あらためて説明しておいてもよかったかもしれませんね。

いろいろ得ることが多い現場でした。
足袋は必須です。
サイドのSPはZX-1でも良いかもしれません。ZX1にしておけば、中抜け用に使えるかな?と思います。
スタッフのお二人、来年もお願いしてリベンジしたいとおもいます。その際はぜひ宜しくお願いいたします、ありがとうございました。
また御紹介いただいたKumaさんありがとうございました。
こちらを時々見ていらっしゃると思いますが、来年もまたあれば宜しくお願いいたします。

邦楽は奥が深く難しいですが、M-AQUAの専門の一分野としてがんばろうと思います。
tomy

PS:丸座の卓上スタンド奇麗なやつ5本あります。レンタル必要な方いつでもどうぞ。
重いですよ・・・。

STAFF T'sSound吉田さん、ISA佐藤映里子

2008年11月20日木曜日

2008.11.20 Niko Concert Gakkou Kouen Project終了報告

2008.11.20 Niko Concert Gakkou Kouen Project終了報告
日時:2008.11.20
場所:宇都宮市立横川西小学校
内容:二胡コンサート学校公演
出演:高橋雅人さん(二胡.Key)、MAYUさん(Vo)、小林さん(Key)

長瀞に引き続きの学校公演でした。
5:15にスタッフを横浜駅でピックアップ。
首都高神奈川線〜箱崎〜高速川口線〜宇都宮 さつき道路で7:40着
コンビニよって、8:30搬入だったが、周辺の混雑を考えて7:55頃到着。

職員室にいって、体育館をあけてもらう。
体育館横付けだった。ステージ上手前の扉から搬入する。
前回の長瀞よりストロークが少ない分、搬入早く終わる。
しかし、体育館の様な扉の外の段差は厄介です。
少し厚めのコンパネを用意しておいても良いかな?と今回感じた。

搬入後、SP位置、アンプ位置を決めた。
小学校の体育館って、張り出し舞台があんなにありましたっけ?
おかげで、出演者立ち位置より1.5mくらい客席よりの結構良い位置にHouseが組めました。


しかも、真裏に電源もあって、好都合でした。
卓位置は、最後方に決定。
ステージ側の立ち位置をある程度決めて、SP関係のパッチを行う。
今回もアンプがどちらか側に固まっているが、Houseは20mのNLスピコンで十分届いた。
マルチは今回珍しく1本で済ませた。



貫通のボックスを持っていて良かった。
この頃ちょっとだけ余裕があったので、二胡の下だけ、1.8×1.8のパンチを敷く。

パンチがあると、ここが出演者の位置だって、解りやすくて良いですな。
900×1800のパンチをもう4枚切って作っておきます。

AUDマイクはこんな感じです。

二胡周りのセッティングです。
モニター位置は、二胡の構えと逆の方向下手で、リハ開始。
結構いけるかな?と正面に持ってくるが、低域がまわるので、結局下手側に落ち着く。

スタンドは新規購入の丸座スタンドK&Mがシンプルで奇麗でした。
高橋君の椅子はドラム椅子に変更されてました。

新しく導入の565も大活躍。ただし、SM58に比べて6.3k 8k注意。


電源を入れてチューニング開始。
9:40からリハしたいとのことでした。
もちろんいつも通り、二胡からチューニング。

とはいっても、あまり時間が無いので、今日はAmpは、HOUSE Amp フルテン MON Amp全て-10dB
あとは、卓のMastで調整となりました。
卓のMastはST-10dB Side-8dB その他MON-5dBでした。

HAは、画像の3チャンネルめが二胡です。結構あがってますよね。

当初12時くらいで始めましたが、やはり音量感の要求有りで12時→2時となりました。


グラフィックの上から、Side、Key、二胡、Voとなってます。
二胡のチューニングが中心に行いました。
250/-3dB 315/-6dB 630/-3dB 800/-1.5dB 2.5k/-3dB 5k/-4.5dB 6.3k/-1.5dB
てなところでしょうか?
HPFは当初真ん中でしたが、二胡のChのEQでLoをMake Upしてるので、回るのを防ぐため、
120Hz位まで、GEQのHPFで切っているつもりです。
Keyと、VOはそのままコピーですが、VOは2K/8kが危なかったので-3dBしときました。(リハ中)

リハ中は、二胡の音決めにかなり時間を費やしました。費やせました。
客入れが10:40でしたが、20分押して、11:00になりました。

リハ中の雑感。
二胡の音色=もっと柔らかく、もっとLoが欲しい。
but=モニターで回る。モニターはざっくりHPFでさようなら。
Key=左手のBass部分を、かなりMake Up。全体的な音量は、『サゲテサゲテ』が多かった。
MDのオケも、音量的には『サゲテ』が多かった。
二胡はComp入れました。MC/VOも同じです。二胡は頭をつぶしにいく感じ。
また、リバーブはいろいろ試した結果、PreDlyを離す方向で行った。
VO=HAのGainが上がった。3時でした。

R-44でST OUTを録音して、音色、音量、バランスを確認してもらいながらリハ終了。
Sagouさん。
リハ中に、サイド上がり過ぎや、Key、VOのモニタバランスを指示頂きやりやすかったです。
ありがとうございました。





本番は、トラブル無く進みました。
Mic→HA GAIN→Ch EQ→Ch Fader→Mast→GEQ→AmpATT→SP
Effect REV COMP
二胡のSRは久々でした。
REVやCOMP、Ch EQ等卓上での定石も思い出して楽しい現場でありました。


撤収は12:35演奏終了、14:00退館ということで、ゆっくり出来ました。
編成が小規模でも、やはり搬入搬出時間が中ホール並にかかりますね。
具体的には、搬入経路、電源位置、袖や幕の関係、ステージとの段差、ケーブル経路等ホールとは違った注意点がありました。

STAFF T's Sound佐合さん Tomy