2014年7月18日金曜日

2014.07.18 名もなきミュージシャン

2014.07.18  名もなきミュージシャン

今日はブログっぽく、日記っぽく書いてみようかと。

タイトルは『いまは名もなきミュージシャン、いつか名もなきミュージシャン』

レッスンが終わり帰宅。
1年越しで取りかかっているのだが、CDの整理をしている。
学生時代から書いためたもの、今度録音するであろう演奏家の研究のためのもの、演奏家から好みを知る為に自費で買ったもの、師匠からいただいたもの、余り多くの人の耳に届くことのない音源達。

ケースそのままではおさまりきらないので、不織布にCDとジャケットをいれて、Pケースは廃棄する。
いろんな音源を手に取って、時には脱線して聞き入ってしまう。

『いまこの人はお空の上に』『いまのこの人は少し隣の分野でがんばっている』『いまでもこの人は唄い続けている』

齢も重ねて、いろいろなことを考える。
M-AQUAのコンセプトはこうだ。

いまは名もなきミュージシャンだけれど、やがて多くの人に出会い、多くの楽曲や唄を送り出す人達のお手伝いをすること。
華々しい階段を駆け上るのか、険しく長い道をこつこつと歩くのか、演奏の手を止めても、出会った時のそのひとのこと、ずっと忘れないはず。

せっかく放送局にいたとか、演劇のものすごい大師匠がいたとか、音楽以外の芸術や、映画やテレビ等、わたし自身の欲張りな性格から、よくぞこの道だけを選べたなと今振り返ります。

この11年M-AQUAと平行してやっていることもそう。

多くの演奏家は音楽を一生辞めない。
毎日演奏することがなくても、そのグルーヴは必ずその演奏家の一生の中でずっと刻んでいるし、奏でているはず。
売れるとか売れないとか、続けるとか続けないとか関係なくて、わたしにとって、出会ったミュージシャンは一生ミュージシャンなのだ。

だから、いつか名もなきミュージシャンになっても、ずっと支えることが出来ればいい。

先だって、Dreamers Union ChoirのメンバーmomiさんのCD Mix Downが完了しました。
ご期待ください!

画像は1998年 M-AQUAを始めた頃の相棒、音声中継車です。


2014年7月17日木曜日

2014.07.06 Nishikokubunji Izumi Hall Gospel Live SR Project終了報告

2014.07.06 Nishikokubunji Izumi Hall Gospel Live SR Project終了報告

大忙しTwo Weekの締めは、ゴスペル。
実は開業2-3年のころ、あるゴスペル掲示板に営業書き込みをしたところ、知り合ったのがきっかけでした。

その後2年に一度のペースですが、音響をしているグループ。軽く7-8年のおつきあいです。

立川方面で活動している、Spirit of Soulさんです。

会場は、国分寺いずみホール。
こちらは2年前のブログ。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/06/20120623-nishikokubunji-ityou-hall_25.html


手上げです。


前回コンデンサーマイクでの収音から、今回はBeta57を16本に変更。
Inputはやり慣れたシステムに変更、メインスピーカーの組み方を最後まで悩みましたが、スタンド立てで行きました。


図面と違う所は、PfのMON用はSM57 in Hall、FOH用はKM184と割り振ったこと。
これが一番やりやすい。
ほぼ全てのMONはプリで、Front周りのSolo関係は場合によりPre Post使い分け。
ChoirはBUSでまとめた所でPre返し。


Bassの方と、喫煙所で話していた所、ヒントをいただいた。
「ぼくはね、こういったホールの場合には、Bass Ampより、Monitor SPだけでやりきったほうが好き」
これは意外だった。
多くの竿奏者(E.Bass E.Gtr)の人は、Ampが一番と思い込んでいたけど、Acoustic Gtrでも同じような経験をしたが、Monitor Speakerが好まれる場合もあるのだなと思った。

以前、西麻布のブルースバーに機材選定と調整したとき、竿奏者にLine取りを強いるのは酷か、、、などと考えていたが、会場の容積とモニター環境によって、柔軟な対応が必要なのかと。

もひとつ、喫煙所で休憩中にあるお客さんに言われた一言。
「なんでスピーカーを吊らないの???」
これは、ガツンときた。
一般の人がフライングの音に慣れてきたのか、そもそも昔のコラムスピーカーやトーンゾイレの音を欲しているのか、ともかく、「吊り」の選択肢が、お客さんにとっても一般化しているのが衝撃的だった。

「吊り」かー。「釣り」なら得意なんだが。
ゴスペルでもかなり吊りをやってみたけれど、仕込みと対応に時間がかかる。but エネルギーの効率はいい。




先だって、ブログの方向性を変えよう等と書いてみましたが、こういうことです。
例えば私が、Gospel や Soul Musicを学んだのは、Nathan Ingramであり、各地に受け継ぐWorld Soul Chorusであり、木島タローとその日本のGospelを引っ張るクリスチャン達の中心人物達でもあり、もちろんDreamers Union Choirでもある。

エンジニアの仕事とは、その時々でそのアーティストの色を染めるのが大事なこと。
DUCの時はDUCの色に、World Soul ChorusのときはWSCの色に、そして、今回のように大田さんが大事に育んだSprit of Soulの時にはSOSの色に染めるのをお手伝いすること。

Chorusというものは、ひとつのパートだけでは成り立たない音楽。
誰か一人のアーティストの為だけでなく、そのときどき必要とされた時に、いつも一から音を作っていくことが、わたしはたのしいのです。

道すがら、わたしの不徳で会えなくなってしまった人、永くEngineeringをしていない演奏家、もうすでに録音物等でしか声を聞けなくなってしまったGiantsたち。

音楽に関わることが、見知らぬ誰か一人でもしあわせになれる方法だと信じて、向かい合って生きたいと思います。

気づけば、もうすぐ梅雨も明けそうです。

2014年7月13日日曜日

2014.07.03 Natto Event in XEX Nihonbashi SR Project終了報告

2014.07.03 Natto Event in XEX Nihonbashi SR Project終了報告

ネイザンに紹介してもらった、日本橋のBar XEX Nihonbashi。
これまで様々なイベント音響に参加させていただきました。

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2011/09/20110917-nihonbashi-live-restrant-sr.html

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2011/10/20111010-nihonbashi-xex-hawaiian-music.html

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/03/20120226-nathan-ingram-iii-musical.html

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/10/20120929-nihonbashi-xex-crystal-waters.html

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2013/07/20130714-xex-nihonbashi-live-sr-project.html

システム的にはLS9-16とSB168ES アウトは、LabにMartinのLineアレイ、ディレイが同じくMartinのF15。
十分すぎるシステムでいつも身軽な乗り込みなのですが、今回ちょっと大変な事情がありました。

日本橋XEX Barです。
 左が、このXEXのSound Light DJ 何ど取り仕切ってくれている、Gerogeさん。

この、Georgeさんが、休暇のため不在らしいのです。
こりゃ、やばい。

事前に何回か打ち合わせと、システム上分からないゾーン切り替えなど、いろいろ準備万端。

のはずが、前日トラックがなんと、エンジン掛からず。
レッカー初めて。
原因は、燃料ポンプの不調でした。

当日、内容は納豆の日のイベントでしたが、なんとブルースハープの夏っちゃんこと倉井夏樹くんが、バンドにいるではありませんか!






報道分配用のADA Rch 不調等ありましたが、大きな問題もなく終了。

おみやげが、各社の納豆詰め合わせ。

納豆好きにはたまらんイベントでした。

2014.07.01 KITTE Big Band SR Project終了報告

2014.07.01 KITTE Big Band SR Project終了報告
 Tさん紹介の現場。

S学園の大手町KITTEでのイベント演奏SR

なぜ、白いスピーカーがいっぱい立っているかというと。

イベントそのものの音響さんはいて、そこに演奏者手配のPAとして乗り込みました。


会場はKITTEの三角広場。
音量の制限もさることながら、搬入が台車禁止。

台車禁止。
台車、、、。

昔湯沢さんに、『富さんはキャスターマニアだね!!』と栃木弁まじりでからかわれたことがあったが、確かに多くのスピーカーの専用キャスターを、むちゃむちゃ手作りで作ってるおかげで、搬入等はほとんどコロコロ搬入で済んでるのです。

ただ、手上げよりはるかに、長い距離を手持ちで運ばねばいけなかったのが、とてもきつかったです。

『台車禁止』and『一人で持てるもの』これが、機材のしばりだったのですが、勉強になりました。むっちゃ軽いシステムも一考の余地あり。



最近、円筒波理論のラインアレイについて、よく考えています。
飛びすぎないことも重要なのかと。
会場のSX300 2対向の音を聞いていてそう思いました。

とりあえず、手持ちのスピーカーを縦に積んだり、BOSE502をひっぱりだしてみます。

2014.06.29 Mitaka Murasaki Matsuri Project終了報告

2014.06.29 Mitaka Murasaki Matsuri Project終了報告

2012年に、三鷹かぜのえきとジブリ美術館の関係で関わらせていただいた、むらさきまつり。

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/10/20121007-mitaka-murasaki-matsuri-ghibli_10.html

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2013/08/20130811-mitaka-murasaki-matsuri-project.html

3年目も、昨年同様中学校の校庭でジブリ映画の野外上映会、関連して三鷹市の商工会まつりが開催されました。

が。
ご覧の通り、14:00過ぎから猛烈な雨が振りました。


というわけで、本年も室内での実施。。
こちらは、朝から。

今回、外中止の決定がかなり早い段階で出たので、屋内会場でメインスピーカーをどかっと仕込んでみた。

こちらは、雨宿りしてたら、車から出れなくなったの図。
帰ってみたら池ができてた。
今回、屋外のアナウンス用に一発A200を立ててみました。
カゲアナ、放送用としてとても重宝しました。

それでも、室内でみる35mmフィルムの映画。
演目は、耳を澄ませば。




もの凄くタイトな二週間の前半戦、終了後は日本橋XEXへ。
来年こそは、屋外での上映したいです。



感電・漏電の事故なくてよかったです。

2014年7月10日木曜日

2014.06.25 Japanese Pops Singer Event SR Project終了報告

2014.06.25 Japanese Pops Singer Event SR Project終了報告

200-300名収容の会議室での、Singer Event SR
編成はVo+Electric Piano and オケ。


演奏者指定の楽器をレンタルしてきました。


天井が低い会議室、直線で30m強の縦長の会場、ディレイスピーカーを立てるが、減衰と反射の問題で苦戦する。






とはいえ、高校生にリアルタイムで聞いていたアーティストが、今も現役の声量とトレーニングでの唄声に聞き惚れた一日でした。

きんちょーした。