2014.07.06 Nishikokubunji Izumi Hall Gospel Live SR Project終了報告
大忙しTwo Weekの締めは、ゴスペル。
実は開業2-3年のころ、あるゴスペル掲示板に営業書き込みをしたところ、知り合ったのがきっかけでした。
その後2年に一度のペースですが、音響をしているグループ。軽く7-8年のおつきあいです。
立川方面で活動している、Spirit of Soulさんです。
会場は、国分寺いずみホール。
こちらは2年前のブログ。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/06/20120623-nishikokubunji-ityou-hall_25.html
手上げです。
前回コンデンサーマイクでの収音から、今回はBeta57を16本に変更。
Inputはやり慣れたシステムに変更、メインスピーカーの組み方を最後まで悩みましたが、スタンド立てで行きました。
図面と違う所は、PfのMON用はSM57 in Hall、FOH用はKM184と割り振ったこと。
これが一番やりやすい。
ほぼ全てのMONはプリで、Front周りのSolo関係は場合によりPre Post使い分け。
ChoirはBUSでまとめた所でPre返し。
Bassの方と、喫煙所で話していた所、ヒントをいただいた。
「ぼくはね、こういったホールの場合には、Bass Ampより、Monitor SPだけでやりきったほうが好き」
これは意外だった。
多くの竿奏者(E.Bass E.Gtr)の人は、Ampが一番と思い込んでいたけど、Acoustic Gtrでも同じような経験をしたが、Monitor Speakerが好まれる場合もあるのだなと思った。
以前、西麻布のブルースバーに機材選定と調整したとき、竿奏者にLine取りを強いるのは酷か、、、などと考えていたが、会場の容積とモニター環境によって、柔軟な対応が必要なのかと。
もひとつ、喫煙所で休憩中にあるお客さんに言われた一言。
「なんでスピーカーを吊らないの???」
これは、ガツンときた。
一般の人がフライングの音に慣れてきたのか、そもそも昔のコラムスピーカーやトーンゾイレの音を欲しているのか、ともかく、「吊り」の選択肢が、お客さんにとっても一般化しているのが衝撃的だった。
「吊り」かー。「釣り」なら得意なんだが。
ゴスペルでもかなり吊りをやってみたけれど、仕込みと対応に時間がかかる。but エネルギーの効率はいい。
先だって、ブログの方向性を変えよう等と書いてみましたが、こういうことです。
例えば私が、Gospel や Soul Musicを学んだのは、Nathan Ingramであり、各地に受け継ぐWorld Soul Chorusであり、木島タローとその日本のGospelを引っ張るクリスチャン達の中心人物達でもあり、もちろんDreamers Union Choirでもある。
エンジニアの仕事とは、その時々でそのアーティストの色を染めるのが大事なこと。
DUCの時はDUCの色に、World Soul ChorusのときはWSCの色に、そして、今回のように大田さんが大事に育んだSprit of Soulの時にはSOSの色に染めるのをお手伝いすること。
Chorusというものは、ひとつのパートだけでは成り立たない音楽。
誰か一人のアーティストの為だけでなく、そのときどき必要とされた時に、いつも一から音を作っていくことが、わたしはたのしいのです。
道すがら、わたしの不徳で会えなくなってしまった人、永くEngineeringをしていない演奏家、もうすでに録音物等でしか声を聞けなくなってしまったGiantsたち。
音楽に関わることが、見知らぬ誰か一人でもしあわせになれる方法だと信じて、向かい合って生きたいと思います。
気づけば、もうすぐ梅雨も明けそうです。
大忙しTwo Weekの締めは、ゴスペル。
実は開業2-3年のころ、あるゴスペル掲示板に営業書き込みをしたところ、知り合ったのがきっかけでした。
その後2年に一度のペースですが、音響をしているグループ。軽く7-8年のおつきあいです。
立川方面で活動している、Spirit of Soulさんです。
会場は、国分寺いずみホール。
こちらは2年前のブログ。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/06/20120623-nishikokubunji-ityou-hall_25.html
手上げです。
前回コンデンサーマイクでの収音から、今回はBeta57を16本に変更。
Inputはやり慣れたシステムに変更、メインスピーカーの組み方を最後まで悩みましたが、スタンド立てで行きました。
図面と違う所は、PfのMON用はSM57 in Hall、FOH用はKM184と割り振ったこと。
これが一番やりやすい。
ほぼ全てのMONはプリで、Front周りのSolo関係は場合によりPre Post使い分け。
ChoirはBUSでまとめた所でPre返し。
Bassの方と、喫煙所で話していた所、ヒントをいただいた。
「ぼくはね、こういったホールの場合には、Bass Ampより、Monitor SPだけでやりきったほうが好き」
これは意外だった。
多くの竿奏者(E.Bass E.Gtr)の人は、Ampが一番と思い込んでいたけど、Acoustic Gtrでも同じような経験をしたが、Monitor Speakerが好まれる場合もあるのだなと思った。
以前、西麻布のブルースバーに機材選定と調整したとき、竿奏者にLine取りを強いるのは酷か、、、などと考えていたが、会場の容積とモニター環境によって、柔軟な対応が必要なのかと。
もひとつ、喫煙所で休憩中にあるお客さんに言われた一言。
「なんでスピーカーを吊らないの???」
これは、ガツンときた。
一般の人がフライングの音に慣れてきたのか、そもそも昔のコラムスピーカーやトーンゾイレの音を欲しているのか、ともかく、「吊り」の選択肢が、お客さんにとっても一般化しているのが衝撃的だった。
「吊り」かー。「釣り」なら得意なんだが。
ゴスペルでもかなり吊りをやってみたけれど、仕込みと対応に時間がかかる。but エネルギーの効率はいい。
先だって、ブログの方向性を変えよう等と書いてみましたが、こういうことです。
例えば私が、Gospel や Soul Musicを学んだのは、Nathan Ingramであり、各地に受け継ぐWorld Soul Chorusであり、木島タローとその日本のGospelを引っ張るクリスチャン達の中心人物達でもあり、もちろんDreamers Union Choirでもある。
エンジニアの仕事とは、その時々でそのアーティストの色を染めるのが大事なこと。
DUCの時はDUCの色に、World Soul ChorusのときはWSCの色に、そして、今回のように大田さんが大事に育んだSprit of Soulの時にはSOSの色に染めるのをお手伝いすること。
Chorusというものは、ひとつのパートだけでは成り立たない音楽。
誰か一人のアーティストの為だけでなく、そのときどき必要とされた時に、いつも一から音を作っていくことが、わたしはたのしいのです。
道すがら、わたしの不徳で会えなくなってしまった人、永くEngineeringをしていない演奏家、もうすでに録音物等でしか声を聞けなくなってしまったGiantsたち。
音楽に関わることが、見知らぬ誰か一人でもしあわせになれる方法だと信じて、向かい合って生きたいと思います。
気づけば、もうすぐ梅雨も明けそうです。
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