2013年3月31日日曜日

2013.03.02 Power Chorus Movement Musashino KOKAIDO Project終了報告

2013.03.02 Power Chorus Movement Musashino KOKAIDO Project終了報告

こんにちは、2013.3.31明日から新年度です。
このところ少し充電と準備にあててゆるゆるしてましたが、いよいよです。
1ヶ月以内にブログに投稿しようと、頑張って書いてみます。
あしたは、あっちの入学式。私は出席しませんが、新しく挑戦を始める前に、まずは目の前にあることをちゃんとまとめようと思います。
さて、場所は武蔵野公会堂、Dreamers Union Choirが初めてホールコンサートを行った場所です。
そう、帰ってきたのです。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2007/01/200732-3-sr.html
2007年初めてのHallコンサートから、6年ぶりに帰ってきました、場所は武蔵野公会堂。
吉祥寺から井の頭公園目の前のホールです。
内容は、Director木島タローが教える太田、新宿、志木、DUC、そしてヤタロー率いるSoul Symphonyと、『Power Chorus』のメソッドに共感した唄うたいの春祭りです。




さて、会場の武蔵野公会堂(もうパープルホールとは呼ばないのね)階段搬入ばかりが取りざたされますが、ホールの方にホントに優しくしていただきました。

STAFF
大橋 麻理、田中 優美子、日下 南、嶽下 あい、

今回、搬入を二手に分かれました、これが大成功。
ステージ周りはこちらから。
卓周りはこっちのスロープから。


今回ぎりぎりまで迷い、それが結果的にまあまあの影響を与えたのが、パンチカーペットでした。M-AQUA 900mm×5400mmを4枚持ってます。
カーペットコロコロ必須で、時々芝生とかも刺さってます。
ステージいっぱい敷けてないのが残念ですが、多数のChoirが入れ替わるのに目印にもなってよかったかな。
これは、音響的にステージ中音がデッドな傾向で落ち着いた。裏ばり教室をやらねば。

卓位置こんなかんじ。




アンプは今ちょっとづつ整備をしているんですが、今回上手固め。
6UにQ1212を2台、2UにM50Q、こんなにコンパクトで8ch分。時代は変わりました。
 あんまり暗くて見えないですが、省スペース、省電力。

FOHは、こんな感じでべったり床置き。会館プロセとカラムを借りて、だいじょうぶでした。



そして、音の傾向で思ったこと。
サブロー無しのシステムだと、音作りの傾向がLo-Endをあまり切らずに、ふくよかさを求める傾向になった。
あたりまえといえばあたりまえだが、『Lo-Hiのシステムのバランス』『Stageと客席の音響条件 ライブ・デッド』普段やってるDUCでも、自分のMixの傾向がいろいろな状況により変わってくのが理解できてよかった。

そして、武蔵野公会堂からの移動時に、アシスタントと話してたこと。
今回みたいな内容であったら、『アクリルディスクがあっても良かったですね』と。
たしかにーー。
最近アクリルを使ったのいつだろう?
 一年前でした。

さて、こちらがプラン。

そうそう、今回iPhone叩きがあったのですが、曲名を忘れそうなので、こうやって画像で撮っておきました。
あと、飛行機モードにしておくと、着信がこないので、これもメモメモ。
 これはリハかな?
 リハかな?
 り、は?
 多分リハです。

今回FOHのMixについて、こう考えていました。
これはある意味M-AQUAの卒業式第一弾です。卒業する三人には、それぞれ意味のあるグループをミックスしてもらおうと、当日決めました。

ここ数年M-AQUAでは、学生スタッフに関わらず、率先してMixの機会を持ってもらい意味を考えてます。

一人目はこう。
話は昨年2012年3月、あるライブのPAを依頼された。
富ではなく、その時の一年生の聞いてみた、『やってみる?』
内容はコチラでどうぞ。
今回、Power Chorus新宿には、その2012年3月に参加していた一人のSingerが所属していた。
これは、一年の自分自身の成長を自分で感じる良い機会だと。

二人目には一昨年2011年9月、新しく出来たクラスのメンバーだけで、現場を担当してもらった。
これは挑戦。わたしたちの学校の特色はRP 録音もPAも勉強出来るという、特異な科がどまんなかにどーんとある。もう一つの新しく出来た科は、『ライブ音響コンサート』まさに、そのまんまではないか。
埼玉は川口の倉庫街、どろどろになったが、雨は防げてなんだか楽しい雰囲気。
内容はこっちでどうぞ。
その時に、プレデビューしたのが、DUCのテナー、ヤタロー率いる『Soul Synphony』でした。ヤタローの生き方、少しづつ伝えて、チャレンジする意味をそのSingerから、学んだはず。何より富自身が、そのヤタローのディレクションを見てうるうるきました。

最後の一人三人目は、同じく一昨年2011年11月、米軍厚木基地内の教会で行ったゴスペルイベント。大勢のスタッフが混ざる中、彼女は自分らしい動きが出来ていたと思います。
内容はここで。
エピソードは、スタッフの誰かにわたしはこういったことから。
『今回大勢の人が出入りするので、機材に触るな危険と書いておいて!』
英語でと言ったかどうか、そのスタッフがやってくれたのかどうかもわからないが、結果はこういうこと。

今回アメリカ人グループのミックスを担当してくれた彼女が、そのマーキングをやってくれたかどうかなんて、どうでもよくてね。
あ、この気の使い方は多分彼女であろうと思って、やってもらいました。


イベント本番は暖かい空気に包まれました。








少し早い春祭りと思ったけれど、結果的にこの春は記録的に早く桜も咲きそろいましたね。2012年度の締めとして、最後までお読みになってくださった皆様に感謝を申し上げます。

また、STAFF Blogといいながら、わたしの愚痴と小言にお付き合いくださりいつもありがとうございます。

なぜ、このように音響のSessionをこまめにまとめようと思ったかという理由は、いくつかあります。参加してくださったSTAFFには、いつも説明しているけれどももう一度。

 NHKに入社してすぐに、上司がノートをくれました。何に使えと言われた訳ではないが、何となくメモ代わりに。しかし、研修が進んでいくうちに、番組につくうちに、ちょっとづつ形を変えていきました。
 そのノートに業務報告とは別に自分で番組のメモを残していました。
及川先生も言っています、『画像や写真ではなく、自分の手でマイクアレンジは書き写すべきだ』と、学生時代からそう教えられて来たわたしは、同じようにマイキングの特徴や図をなるべく記録に残しました。手で書くには、様々な特徴を見て、その時の音を覚えている工夫をしないと、なかなか文字や図形にするのは難しいし、その行程でその音を覚えられて、そのマイキングを覚えられる。

それは、やっぱり全て自分の為だからです。
レポートはいつまでも待ちます。しかし社会に出たら、その自己研鑽については、自分でやるしかないのです、誰もあなたのために叱ってくれないし、締め切りはあくまで他人の理由。

新しい季節に向けての準備は、ここまでやって来たことのまとめから始まります。
2013年度、新しい挑戦も個人的に始まります、皆様なにとぞよろしくお願いいたします。

2013年3月31日 17:35 音響 M-AQUA 富 正和

2013年3月27日水曜日

2013.02.24 Choir Recording Project終了報告

2013.02.24 Choir Recording Project終了報告

友人というか、恩人からの、大切なミッション。
FBにも書いたが、エピソードをもう一度。


このプロジェクトの依頼は大事な恩人からの依頼です。

会社を辞める間際、多かれ少なかれ先輩後輩同僚、皆に迷惑もかかったと思う。その恩人は、同じく局内で何度か番組をご一緒した効果さんなのですが、その辞める間際、偶然あった局内でこんな言葉を投げかけられた。

8階にMAのスタジオが10個くらい並んでいる廊下があるんですが、その廊下で少し離れたところから、声をかけられた。

『とみくん、君はいったい何処へいってしまうのだ!』

強い調子でもなく、気を使われすぎた調子でもなく、今でもはっきりその言葉の感じを覚えています。

職員ではない、外部のいわば業者の立場であったと思うその方、言いいにくい立場かもしれないし、何回か飲みに行ったこともある仲であったから、友人のつもりで、かけてくれた言葉なのかも。

わたしは、はっとしました。

そうか、何処へ行くのか?何処へ行ってもいいし、応援されてるし、心配もされてる。
こんなギリギリの時に、何か伝えてくれるこの出来事、ずっと忘れないと思います。

『とみくん、君はいったい何処へいってしまうのだ!』

さてさて、その恩人の大事なミッションのために、長野に向かいます。
いつもの片腕と、新しい仲間を乗せて。
多くの出来事は、人と人とのつながりから始まり、必ず意味がある。
意味がわからければ探せばいいんだね。

ここから、本題です。
『長野にいってChorusを録音してくる』
今季一番の寒波が訪れた2月最終週、往路はゆっくりの移動スケジュール。
当日は橋本に集合の後移動。


真冬の上信越道チェーン規制に怯えながらも、かなり余裕を持って出発したおかげで、湯の丸(上田あたりかな?)で、休憩時にぱしゃり。



なんてことないこづゆ風の汁がおいしい。


今回ホールの夜間帯17:00〜22:00で録音を行うので、ちょっと時間がタイトで心配な部分もあったのですが、ラッキーなことがありました。
高速をおりて15分程、長野は松代の歴史ある町並みの中心にホールはありました。
15:30頃ホールに到着。


そのラッキーなこととは、17時まで入場無料の別プログラム、邦楽の演奏会をやっていたのです。しかも、ほぼ生音で。
琴、17弦、唄もあったかな?


こういった、下見をしていない会場では、冷静な判断が求められます。
いっつも、あわててあわてて、スタッフに助けられてやってましたが、ホールで冷静に別プログラムとはいえ、攻略方法や作戦を練れるって、むっちゃ助かりました。

搬入についても、この画像の真ん中の通路より、雨雪に吹かれない入り口からの許可ももらって、一安心。

どこに、メインマイクを立て、どんな収音作戦になるか。
会場に入って、コーラスの山台と、ピアノの位置を決めてもらった。


あれ?
そう。
ベーゼンドルファー黒鍵付きのピアノが、こんな感じでどーーんと、真正面に設置されることになったのです。
こりゃ、面白いことになった。
こんな配置やったことない。
しかも、メンバーの多くが、年配の方が多いため、失敗やリテイクの回数も、いつものようにはいかない。

ここから図面です。

事前の情報はデモ音源とコーラス人数だけ。
こりゃ、ハードル高いミッションでした。
あらかじめ、アシスタントにCueシートの記録、譜面のタイム取り等、今回すごく善くやってくれて助かりました。

本番中はことあるごとにピアニストでもある、合唱の先生とのやりとり、アシスタントの目の前で、やりとりができたのがよかった。
『聴かせる』『聴かせない』
『問題点を明らかにする』『問題点を明らかにしない』
『ほけん』テストから回して録音していく。


こうやって、モニターミックスの段階でも、Time Alignment Delayを試しています。
そして、本ミックスの時にそのデータをもとに、メインマイクとの調整を試みます。

ピアノのかぶりと、個々の声質の相違感、一体感、突き抜け飛び出し感、言葉は伝わらなくてはいけない。

とてもとても、意味のあるプロジェクト。
中身の説明は、情報が解禁になってからこちらでお知らせします。

音響スタッフに長野出身の子がいまして、沢山お土産頂きました。
りんごはつる割れすんぜんの美味しいりんごでした。
つる割れとは、リンゴの中の蜜が飛び出して割れてでてくる位熟しているという意味です。



これは、自分の為に買ったおみやげ。

結果的にかなりの強行軍、翌日が実技の期末試験とホントによく乗り切れたと思いました。

後日ミックスは、何度かやり取りの末、無事納品されました。

花が咲き、暖かくなり、緑が濃くなった頃に、経過と結果を報告します。
その時まで、お待ちください。

STAFF
富 正和(M-AQUA)
嶽下 あい(M-AQUA)
徳嵩 由恵(現在BH所属)

2013年3月20日水曜日

2013.05.09 Utsunomiya Soprano Recital Inspection and Information

2013.05.09 Utsunomiya Soprano Recital Inspection and Information

5月に行われる、ソプラノリサイタルの資料画像が届いた。
本来ならば、直接下見をするべきなのですが、一週間前に栃木に行く用事があるので、とりあえず、メモということで画像をのせておきます。




こちらは、今までの下見。現場でない下見に、帯同することで得られるものもあります。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/search/label/INSPECTION?updated-max=2012-06-03T22:53:00%2B09:00&max-results=20&start=5&by-date=false