2013.02.24 Choir Recording Project終了報告
友人というか、恩人からの、大切なミッション。
FBにも書いたが、エピソードをもう一度。
ここから、本題です。
『長野にいってChorusを録音してくる』
今季一番の寒波が訪れた2月最終週、往路はゆっくりの移動スケジュール。
当日は橋本に集合の後移動。
真冬の上信越道チェーン規制に怯えながらも、かなり余裕を持って出発したおかげで、湯の丸(上田あたりかな?)で、休憩時にぱしゃり。
そのラッキーなこととは、17時まで入場無料の別プログラム、邦楽の演奏会をやっていたのです。しかも、ほぼ生音で。
琴、17弦、唄もあったかな?
こういった、下見をしていない会場では、冷静な判断が求められます。
いっつも、あわててあわてて、スタッフに助けられてやってましたが、ホールで冷静に別プログラムとはいえ、攻略方法や作戦を練れるって、むっちゃ助かりました。
搬入についても、この画像の真ん中の通路より、雨雪に吹かれない入り口からの許可ももらって、一安心。
あれ?
そう。
ベーゼンドルファー黒鍵付きのピアノが、こんな感じでどーーんと、真正面に設置されることになったのです。
こりゃ、面白いことになった。
こんな配置やったことない。
しかも、メンバーの多くが、年配の方が多いため、失敗やリテイクの回数も、いつものようにはいかない。
ここから図面です。
事前の情報はデモ音源とコーラス人数だけ。
こりゃ、ハードル高いミッションでした。
あらかじめ、アシスタントにCueシートの記録、譜面のタイム取り等、今回すごく善くやってくれて助かりました。
本番中はことあるごとにピアニストでもある、合唱の先生とのやりとり、アシスタントの目の前で、やりとりができたのがよかった。
『聴かせる』『聴かせない』
『問題点を明らかにする』『問題点を明らかにしない』
『ほけん』テストから回して録音していく。
これは、自分の為に買ったおみやげ。
友人というか、恩人からの、大切なミッション。
FBにも書いたが、エピソードをもう一度。
このプロジェクトの依頼は大事な恩人からの依頼です。
会社を辞める間際、多かれ少なかれ先輩後輩同僚、皆に迷惑もかかったと思う。その恩人は、同じく局内で何度か番組をご一緒した効果さんなのですが、その辞める間際、偶然あった局内でこんな言葉を投げかけられた。
8階にMAのスタジオが10個くらい並んでいる廊下があるんですが、その廊下で少し離れたところから、声をかけられた。
『とみくん、君はいったい何処へいってしまうのだ!』
強い調子でもなく、気を使われすぎた調子でもなく、今でもはっきりその言葉の感じを覚えています。
職員ではない、外部のいわば業者の立場であったと思うその方、言いいにくい立場かもしれないし、何回か飲みに行ったこともある仲であったから、友人のつもりで、かけてくれた言葉なのかも。
わたしは、はっとしました。
そうか、何処へ行くのか?何処へ行ってもいいし、応援されてるし、心配もされてる。
こんなギリギリの時に、何か伝えてくれるこの出来事、ずっと忘れないと思います。
『とみくん、君はいったい何処へいってしまうのだ!』
さてさて、その恩人の大事なミッションのために、長野に向かいます。
いつもの片腕と、新しい仲間を乗せて。
多くの出来事は、人と人とのつながりから始まり、必ず意味がある。
意味がわからければ探せばいいんだね。
ここから、本題です。
『長野にいってChorusを録音してくる』
今季一番の寒波が訪れた2月最終週、往路はゆっくりの移動スケジュール。
当日は橋本に集合の後移動。
真冬の上信越道チェーン規制に怯えながらも、かなり余裕を持って出発したおかげで、湯の丸(上田あたりかな?)で、休憩時にぱしゃり。
なんてことないこづゆ風の汁がおいしい。
今回ホールの夜間帯17:00〜22:00で録音を行うので、ちょっと時間がタイトで心配な部分もあったのですが、ラッキーなことがありました。
高速をおりて15分程、長野は松代の歴史ある町並みの中心にホールはありました。
15:30頃ホールに到着。
琴、17弦、唄もあったかな?
こういった、下見をしていない会場では、冷静な判断が求められます。
いっつも、あわててあわてて、スタッフに助けられてやってましたが、ホールで冷静に別プログラムとはいえ、攻略方法や作戦を練れるって、むっちゃ助かりました。
搬入についても、この画像の真ん中の通路より、雨雪に吹かれない入り口からの許可ももらって、一安心。
どこに、メインマイクを立て、どんな収音作戦になるか。
会場に入って、コーラスの山台と、ピアノの位置を決めてもらった。
そう。
ベーゼンドルファー黒鍵付きのピアノが、こんな感じでどーーんと、真正面に設置されることになったのです。
こりゃ、面白いことになった。
こんな配置やったことない。
しかも、メンバーの多くが、年配の方が多いため、失敗やリテイクの回数も、いつものようにはいかない。
ここから図面です。
事前の情報はデモ音源とコーラス人数だけ。
こりゃ、ハードル高いミッションでした。
あらかじめ、アシスタントにCueシートの記録、譜面のタイム取り等、今回すごく善くやってくれて助かりました。
本番中はことあるごとにピアニストでもある、合唱の先生とのやりとり、アシスタントの目の前で、やりとりができたのがよかった。
『聴かせる』『聴かせない』
『問題点を明らかにする』『問題点を明らかにしない』
『ほけん』テストから回して録音していく。
こうやって、モニターミックスの段階でも、Time Alignment Delayを試しています。
そして、本ミックスの時にそのデータをもとに、メインマイクとの調整を試みます。
ピアノのかぶりと、個々の声質の相違感、一体感、突き抜け飛び出し感、言葉は伝わらなくてはいけない。
とてもとても、意味のあるプロジェクト。
中身の説明は、情報が解禁になってからこちらでお知らせします。
音響スタッフに長野出身の子がいまして、沢山お土産頂きました。
りんごはつる割れすんぜんの美味しいりんごでした。
つる割れとは、リンゴの中の蜜が飛び出して割れてでてくる位熟しているという意味です。
これは、自分の為に買ったおみやげ。
結果的にかなりの強行軍、翌日が実技の期末試験とホントによく乗り切れたと思いました。
後日ミックスは、何度かやり取りの末、無事納品されました。
花が咲き、暖かくなり、緑が濃くなった頃に、経過と結果を報告します。
その時まで、お待ちください。
STAFF
富 正和(M-AQUA)
嶽下 あい(M-AQUA)
徳嵩 由恵(現在BH所属)
0 件のコメント:
コメントを投稿