2013年12月30日月曜日

2013.12.25 Classic Live Recording Project終了報告

2013.12.25 Classic Live Recording Project終了報告


今日は12/30 どんどん暮れて行きます。
朝からあまちゃん総集編から、目が離せません。

さて、今日の報告はM-AQUAの今年度の現場納め。
12月25日、場所はスクエア荏原ひらつかホール、クラシックコンサート(声楽)の収録、内容小出しになりますが、メモとして残しておきます。


このProjectを手伝うようになって、こんなに都内(特に山手線より南の城南方向)に、中小規模のClassicホールがあるとは知りませんでした。

搬入は13時だと思ってたら、いろいろあって、14:30。
ピカピカのホールでした、まだ出来て1-2年くらいでしょうか?

搬入口の段差もぴったり◎


Main MicはDPA4006 A-B 300mm
Pfに2本、Voに1本のSpot Mic






今回???少し、HAがあき気味になりました、どこかに吸われたか???


唄位置はもう少し後ろの方が良かったのか?

床面と正板の関係、Recording Angle

翌日、無事納品完了。
Classicも、録りのときの印象を忘れないうちに、整音、Mix、マスタリングすること、大事ですね。



2013年12月28日土曜日

2013.12.28 Mic1本でもMixing 今日の出来事

2013.12.28 Mic1本でもMixing 今日の出来事

今日12/28です、年賀状を丸一日かかって9割がた書き終えました。新住所お知らせしていない方、今しばらくお待ちください。

そして、夕方はオイル交換、大事なエムアクア号をメンテに連れてく。

帰って来てふとテレビをつけると、スピードスケートの岡崎朋美選手引退のニュースが目にとまる。

ニュース7の特集で、彼女の長い現役生活の山谷を、コンパクトに伝えていた。
その中のシングル(インタビュー)でこんなことを本人が語っていたのだ。

『わたしは障害があると燃える、何かがあると(何かが無いと)それに向かって行くことがいい』

言葉の一字一句はだいぶ違うかもしれないが、はっとした。

20131228Mental attitudeいつでも出来る、どこでも出来るマイクやフェーダーのつまみを触っていない時だって、Mixing技術の向上のための何かは出来るはず。

わたしは、いろんなことや、大事な事の順番を頭の中で整理するのに、時間がかかる。

必要とされているありがたさ、自らがやらなければいけないこと、だいじなこと、だいじなこと。


2013年12月27日金曜日

2013.12.13 MizonoKuchi Jazz SR Project終了報告

2013.12.13 MizonoKuchi Jazz SR Project終了報告

本日は12/27 雨のち曇りです。
世間は御用納めですね、こちらはねことのんびり、年賀状書いたり、倉庫整理したり、オイル交換したり、夜は姪っ子の吹奏楽演奏会でみなとみらいホールへ・・・、のんびりしてないですね。

息抜きも兼ねて、先だっての12/13(金)溝ノ口SRのメモを残させていただきます。

2回目のシルバーマウンテン、今回もJazz。



前回の反省
・MGPではEQのポイントが少なすぎる。→卓持込
・DrのOver Headに使用していたAKG C430があまり馴染まない。
 →Pfと同様、手持ちのPreception160を合計四本持ち込む
・ちゃんとTuningしてみる。



メインがTX1122といささか非力なようにも感じるが、やはりこれ以上出すと反射を乗り越えなくてはならない。スピーカーの幅を前回より狭めてみた。

お客さんは、スピーカーから出る音を聞きに来ているのでは無い。

『自然な感じのAcoustic SR』

スピーカーの存在を意識させず、自然に音楽を支えること。

どんな会場でも、どこの国でも、Jazzの言葉は興味深くわたしにとって大事なものです。

JazzとGospelとAcoustic Recording。

『これしか出来ない』じゃなくて、『これをやりたい!』と思った気持ちこそ大事なのでは無いでしょうか。

その最初の些細なきっかけと、始めた時の気持ち。

いろいろと思い出させるようなライブでした。



2013年12月26日木曜日

2013.12.23 Utsunomiya Flamenco SR Project終了報告

2013.12.23 Utsunomiya Flamenco SR Project終了報告

今日は12/26です、やっとやっと落ち着いてきました。
12月の現場を順次レポートして行こうと思います。

そのまえに。

思い出深いホールです、宇都宮市文化会館小ホール。
2011 年3月11日
二胡のコンサートでした。
本番2曲目の途中で、その時刻を迎えました。

幸いにも当日のスタッフは学生ではなく、元教え子であったPA会社の塩谷君。

袖には、その塩谷君しかおりませんでした。
揺れの途中、高さ2.5mに積み上げたスピーカーを支えるため、卓を放棄して階段を駆け下りた。

誰一人として怪我すること無かったこと。
余震におびえながら、会館の素晴らしいスタッフの皆さんに、安全管理をゆだねながら、全ての機材を16時過ぎには運び出し、積み込み、まだ状況の解らない都内への帰路へ出発できました。

そのころ、わたしはTwitterをやっていまして、震災当日の夕方から夜にかけ、いろいろと都内へ向かう状況をつぶやいてたこと、後々になって、ホールのスタッフの方に聞いて、ありがたく思いました。

若い頃(もちろんNHK時代)から、とても様々なことを教えていただいたホール、そして、震災から2年8ヶ月ぶりに、このホールに戻って来た。

生きているって、いい。



さてさて、本題は請負の関係がありますので、詳細は書くことが出来ませんが、メモとしてのこしておきます。

Input
・足音狙いのガンマイク
・57は風防外す

Mixing and Processing
・余韻を切りすぎない
・足音のアタック感つーか、Gtr、足音、パルマ、カンテ、どれもパーカッシブであるけれど、ある程度の音量感が欲しい音源。
・ONYXはLine受け、アンバラ受けは要注意。
 また、ベリのADA8000のインプットに、アンバラ回線が混ざると、ファンタム落ちます。

Output
・MainはQrxを2対向、ただし丈夫だけ鳴らす。
 舞台面から760mm高さが上がるのだが、この距離がちょうど良かった。
 AmpはM50Q 3時
・L1のDelay SPは、別途チューニング。サブローは無し。
・MonitorはFMX1202×4

そういえば、在職中の内職で、宇都宮出身のフラメンコダンサー須永実季さん、ご主人のギタリスト西井顕二さんのフラメンココンサートやったのは、もう何年前か、、、。
今は伊豆から沖縄へ移り住んでいるようですが、いつかフラメンコでお会い出来たらなと思い出す一日でした。

次のフラメンコは年明け2月の新宿、担当はモニターとステージですが、こちらも楽しみです。





2013年12月12日木曜日

2013.12.11 Mic1本でもMixing今日の出来事

2013.12.11 Mic1本でもMixing今日の出来事 らしくとらしさ




真夜中です。風が強いand寝れない。

週末ごとのカウントダウン、山谷激しいのは慣れてるし、それを望んでこういう生活をしているのだが、週の真ん中辺り次の登り坂前で足がもつれる。

騒がしいのも苦手だしね。

寝れないので、いろいろまとめを続けてみる。

「・・・らしくと・・・らしさ」
音作りをする時、その楽器の成り立ちやその楽器らしい音を考える、もちろんその場その場のアレンジや楽器の個性も尊重すべきポイントだけど、〇〇らしさを考える時、そこまでの経験や記憶が頼りになる。

「足し算と引き算」
絶対値や対数を音響で勉強する理由。
以前、寛くんとのレッスンでいっぱいこのポイントについて語り合ったことが懐かしいです。
ゼロってなに?

「価値観」
自分以外の考え知りたいんだよね、寂しいし。もっと新しい響きやアレンジ、シンガーに出会いたいし、その先のリスナーに会いたい。
その場限りじゃ終われなくて、この経験が長い長い道のりの中で、

20131211Rec Technique・・・らしくと・・・らしさ『小さい音は小さい音らしく』『大きい音は大きい音らしく』 入れ物は決まっている。
20131211Rec Technique足し算と引き算音は足し算 Mixingは引き算
20131211Mental attitude価値観は自分で決めるんだ
20131211Mental attitude価値観を押し付けない他人がどのようにモノを見て、どのように音を聞いているか、本人しかわからないのだ。




2013年12月9日月曜日

2013.12.07 08 09 Jazz Orch Orch Kitai to Kotoba Mic1本でもMixing

2013.12.07 08 09 Jazz Orch Orch  Project終了報告 Kitai to Kotoba Mic1本でもMixing
金土日と、3日間連続の現場。
詳細書けないことが多いので、限定された画像のみ。

溝ノ口Jazz
 移動の朝
 下妻はのんびり
 卓周り
 ゆんるりチューニング
 アンプこんな感じ




日曜日の熊谷

 メモとして、会館のステージスピーカーの型番。
 指がはいらない。

こっちもおんなじ
 熊谷 年末 気持ちのいい青空でした。


私自身も、何かの関係で関わる人とも、「期待」とは、なんなのか考えていた。
もう一つ、全て言葉や稚拙な説明で片付けてしまっては、面白くないなとも感じた。

20131208Mental attitude期待の意味を考える期を待つことか、何かを受け取る日まで待つこと。待つこと。
20131208Mental attitude全て言葉や理屈で説明するな見えないところでやっていること、考えの及ばないところでやっていること、全て言葉で説明するな。
20131208Mental attitudeちゃんと説明できてる?自分なりに理屈や自分の言葉で説明
20131208Mental attitude言葉や音にならない何か想像力を引き立てる説明、工夫、全てを言葉で言わないこと
20131208Mental attitude音と言語音を聞く前に何を言うか、何を言わないか。音と言葉の先入観
20131208Rec Technique音を言葉で表現する意味『録音記録』←必ず録音のメモをとる  ロケ先ではメモ!、帰って来てプレイバックして、必ず、書き写す。 

今、想うこと。
にんげんは皆一人で生きていかなくてはならないのだ。
しかし、音や音楽や音響の言葉を使って、これからどうやって生きていこう。
その道筋が楽しみでもあり、不安でもあり、「何か」があるから、歩いて行くのだね。

友や家族に感謝です。

「置かれた場所で咲きなさい」

導かれた道を歩いていくと、道端に何か発見や美しい風景とか、いろんなことがあるはず。

がんばろう。

2013年12月1日日曜日

2013.12.01 New Equipent Information Power Soft M50Q

2013.12.01 New Equipent Information Power Soft M50Q

3.11より考えていたことがある。
というか、震災後の数週間で考えたこと。

わたしたちの仕事において、電気は切り離せない。
電気が無いとほとんどの音響の仕事がうまく運ばない。
また、ゆくゆくわたし自身が年をとっても、全く同じには出来なくても、Live Soundの仕事も続けたい。

この度Power Ampを入れ替えました。
というか、この2年かけてちょっとづつスリムにしなければ。

ということで。

昨年12月に導入したPower Amp Power Soft M50Qをもう一台追加整備しました。

『スイッチング電源は音が細い』
なんて、どうやって比べたのか。

2台で8ch分、1台8kg、重さは1/4。

重量的にガソリン代も節約になるし、一人で8ch分のアンプを両手で持つなんて、今までのアンプだと不可能だったではないか。
電力もおなじ。

右肩あがりの時代や、良かった頃の郷愁よりも、これからどうやって行こう、どうやって継続していこうと考えることの方が楽しい。
最近モコちゃんは南西の方を向いて瞑想してます。

さてさて、明日もオケからのDUCリハです。
がんばろう。

2013年11月28日木曜日

2013.11.26 Kioicho Conference SR Project終了報告 Mic1本でもMixing

2013.11.26 Kioicho Conference SR Project終了報告 Mic1本でもMixing
内容ほとんど書けないですが、大事な項目だけメモメモ。

MC二人、進行役事務局一人、凡そ20人程度に6本のマイク。

会議とはインタラクティブで、ライブでとてもMixing能力が問われると思った。
どのように、その場の流れを掴み、その場にあった表現、2時間長のセッションライブ、息つく暇がなかった。

すごく難しい。

『Cross-PA』という言葉を教えていただいた先輩は誰だろう。
スタートはBroad Castingだったこと、一本のマイクのDJ番組から始まり、2人喋り、ロケーションでのブーム一本で収音する難しさ。

キャリアをスタートさせたころ、音楽をやりたいやりたいと、ただ悶々としていた。
しかし、その大事な土台を作る時、一本のマイク、人の声をちゃんと収音出来ることの大切さ、今でも身にしみます。



そして、こうやってその日の反省は、後ろ向きなのではなく、とても大切なお土産作り。


先だっての11/23 Power Chorus祭りもしかり。
・それぞれの満足感はどうだったか?
・メッセージはどのように形を変えて行ったか。

忘れなきゃいけないことも多くあるが、整理出来る時に忘れないための整理。
だから、『お土産は自分で作る、自分で考える』
20131127Mental attitudeお土産は自分で作る何が良くて、何が改善の余地があるのか、何処へどんな立場で赴いても、何かを持って帰る。

追記:クライアント様の納品がMP3指定だったので、H2収録機として使いましたが、FarmwareのVerが古くて、急遽同行のスタッフから借りました。

2013年11月25日月曜日

2013.11.23 Power Chorus Show Case Vol.2 Project終了報告

2013.11.23 Power Chorus Show Case Vol.2 Project終了報告

3月に行った↓Power Chorus Show Case
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2013/03/20130302-power-chorus-movement.html
今回、Power Chorus Show Case2回目であると同時に、記念すべきDreamers Union Choirの3rd Album発表レコ発ライブでした。



場所は、池袋トヨタショールーム内にある、アムラックスホール。
池袋といえば、思い出深い2010年。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2011/11/20111021-22-dreamers-union-choir-gotta.html
The Sounds of Blacknessの発売と
 Star Peopleでご協力いただいた、moment String Quartetとの競演でした。


さてさて、画像はライブ終了後に、マエストロを相模原まで送り届けるため、池袋駅前で打ち上げ待ちの時に撮った画像です。

今日は終了報告の前に、そのマエストロについて、少し書かせていただきます。

タイトル『木島タローという男』(画像は↓2012年11月東京芸大公演から)


わたしが(木島さんも)多大なる影響を受けた、Nathan Ingram III、彼からいつも感じることがあった。

『SingerやDirectorは、時にものすごい孤独を感じている』
言いたいこと伝えたいことはこれです。

もちろん、多くの人が集まり、多くの出会いがあり、音楽の中で生きていれば、いろいろなことがあるのでしょう。

客席の最後方、なるべく遠く全体を見渡せる場所で、わたしはNathanとその風景を良く見ていた。
『見てみろ!』と、よくNathanは言っていた。

ステージには、音楽・Choir Musicという一つの言葉に集まって、人生をより良く生き、より良く調和し、楽しみ、慈しみ、唄い、生きている人達がいて、そういった導き、支えについて、Directorという仕事はなんて、時間と労力がいるのだろうと、つくづく感じた。

コチラの画像は、2003年仙台でのChorus録音、右はじが木島さん、その隣がNathanです。
もちろんその恵みを受け取ることが出来る生業で、とてもいろいろなパワーが集まるこの仕事、とても興味深く共に歩いて来た。

この画像は2004年〜2005年頃、まだ、DUCも前身のCCMも始める前に、あるChoir録音を行った時の画像です。


Singer,Soloist,Composer,Band Master,Choir Director,Maestro

Mixing Engineerの仕事をする上で、とても大事な事をそれぞれ教えていただきました。
『SingerやDirectorは、時にものすごい孤独を感じている』
時が経つに連れて、そのNathanと木島氏がとてもだぶって見えてくる。

Mixing Engineerも同じか・・・。
しかし、こうも言える。
『SingerやDirectorは、時にものすごい一体感を感じている』

SingerやDirectorの声に耳を傾けなくては、Mixing等始まらない。

音響や映像、もちろん音楽もだが『ものづくり』に関わろうとしてるひとびと、唄うことにつまづき、ちょっとひと休みしているひとびとへ、このわたしと木島タローさんの出会いから伝えるべきこと。

『音楽を通して、やっと繋がることが出来る』
それが面白い。
もちろん、上述したように、『もの凄い孤独を感じる』ことが時にはある。

ただ、その孤独を解決してくれるのが、やはり音楽で創作で、そこに生きて行くという決意は時に必要なのかと。



DUCに至る道については、コチラをお読み下さい。
http://ameblo.jp/duchannel/entry-11684477872.html

長々と書きましたが、最後に少し紹介したいことがある。
間もなく完売になる、Dreamers Union Choirの1st Album『知らない誰かの笑顔の為に』

このCDをお持ちの方は、最後にボーナストラックが収録されております。
もうすぐ完売なので、ネタバレになっても良いかと書かせていただきます。
そのボーナストラック、その頃のメンバー(Jonかしなちか)が、Sessionの中でこう叫んでいる。
『タローさん、DUCを作ってくれてありがとう』
今も変わらず、わたしもそう思っております。


では、音響的なProject終了報告を少しだけ。
今回、FOHのMain Systemに、Sub-Lowだけを持ち込んで組み合わせてSystemを構築した。
運良く、客席側にしかもCenterに集める形でSub-Lowを組めたことが、とても全体の音圧感に良い影響を及ぼしていた。

持込のSub-Lowを初めてPower Soft M50Qでドライブ。
3時くらいの位置で十分な低域を得られた、これはいい。
先日導入した16P 20mも、回線変更等わかりやすい回線経路になってよかった。


今回、Stage画像は載せません。
是非皆さん、DUCのLiveにいらしてください。

http://ameblo.jp/duchannel/entry-11651836479.html

そして、皆さんのお手元に、どうかこのDreamers Union Choir 3rd CD
『KEEP ON RUNNIN'』が届きますように。

音響 M-AQUA
富 正和