2012.09.15 Utsunomiya Jazz Piano Trio SR Project終了報告
2012.09.18 25:24ちょいと更新。
何から書けば良いのか、興奮がまだ冷めやりません。
そして、きちんと伝わるのかどうかも疑問ですが、このだいじなものをいち早く皆さんとシェアしたく思い、アップしました。
そして、演奏家の皆さんやエンジニアの先輩達から、学んできたことが間違っていなかったことを本当に感じたセッションでした。
The Vanguard Jazz Orchestraで学んだこと→Comfort Zone 居心地の良い場所から、一歩踏み出すこと、本当にチャレンジでした。
内容や個人名等大きく書くことは出来ませんが、これからのLive Soundがより良いものになっていく為に、書いていこうと思います。
ピアノトリオのコンサートです。場所は慣れ親しんだ、栃木県総合文化センターサブホール。シューボックススタイルでいながら、客席の勾配が、スピーカーのサービスエリアを考えるのに、いろいろ試行錯誤しました。
また、左右の壁の反射も大きく、アコースティックな楽器ならちょうど良い初期反射なのだけれども、Side SPの扱いに注意しなければいけない会場です。
画像をご覧ください。
舞台上の地がすりと大黒が、適度な音響条件になっていました。
そして、この配置上の問題として、FOH Main Spの位置が悩みました。
ハウリングマージンを稼ぐ為には、プランで考えていた3×3の平台があればらくなのですが、そうすると、SP同志の間口を狭められなくなるし、音源から離れて、SPが
前すぎてしまう。
もう少しSPの間口を狭めても良かったかもしれないが、音像的には、ちょうど良かったのかも。
今回、仕込み10時からの前に、栃木県福祉プラザというところで、高橋雅人君の演奏会のセッティングをスタッフ3人で行ってきました。
これがよかった。
ちょいと体を動かしてリセット出来たし、現場モードになった。
実は、搬入してすぐFOH Main Spを組む時ってほんとは、もっともっと慎重になってもいいんだね。
そして、搬入から仕込みまで、かなり丁寧にできたのもよかった。
昼食後、スタッフ三人と、照明奥村さんとで、ピアノのマイクについてかなりかなりトライアルができたこともね、すごく貴重な体験だった。
Piano
・楽器をもっと知ろう。
・スタンダードなマイキングから、得られることだいじ。
・『こう動かしたらこうなる』これは、ピアノと友達にならないとできないし、好きにならないと出来ない。
・Pf Hi Lo KM184はスタンダードなマイクセッティング(ふたが閉めれる程度の高さに)
・Mon用 Beta57のHallは、必ず穴を選ぼう。ここで余裕が生まれる・・・はず。
そして、スポンジよりも、ミニマル皿を使い、マイクの振動板を半分くらい突っ込んだのが良かった。
・そして、最近録音でも必ずやっている、Super Lowは安定・安心感、そしてPanがきも。
・Pianoに限らず、密接した相関関係のあるマイキング(近いマイキングってこと)についてPanはほんとに気を使う。『位相が悪い状態』←これなんかいい表現ないんかね、解りにくい。
・Lo-EndのHPFの処理について、いれっぱはいけない。
・Monの定番マイキングのあれもやってみたが、これは今回うまく行かなかった。
Bass
・Bassistの音作りを教えてもらう=サウンドチェックの時のコミュニケーション
・Lineと楽器に仕込んだマイクのバランスの表現。
・必ず一つづつ、中音と外音も含めて一つづつやること。
Drums
・かなり、横を向いたセッティングなので、R側のOHはハウスでハウンナイか気になった。
・Top Cymの関係。
・エフェクティブなフロアに、深い海の底みたいなリバーブ。キットが離れていたので、GATEもうまくかかる。
・Tomをあまり広げすぎず。HAをあまり絞りすぎないようなセッティングをこころがけた。
ピアノのマイキングを見て、ポンタさんが、『完璧なマイキングだね』これで、さらに緊張。
サウンドチェックは、Bass Drと続いて、3人のアンサンブルについては1分程度で終了。
とにかく印象的であったのが、直前までピアノと話をしていた山下さんの姿です。
『Sensitive』ポンタさんもMC中でおっしゃっていましたが、繊細で大胆で、Wetでした。
私自身もそうありたいなんて、おこがましいですが、『Sens』に敏感で丁寧でありたいし、Wetはもちろん、Warmで落ち着く音が好きなのです。
ただ、その音に固執するわけでもなく、どっかーんと、反対の個性にも向き合えて、透明になれるのが良いのだと思っています。
どちらかのアプローチから始まり、いろんな色合いを、いろんな演奏家の色合いを感じたいです。
MONのオーダーについて。
・Piano→WBのLineをちょっと
・Bass→WBのMicを全開まで。自身のAmpでLine
・Drums→Piano,WB,Kick
Sideは、MCのみで、楽器は出さなかったというか、出さないでくださいとオーダーありました。
本番は、同じくど緊張ながらも感動的でした。
先生、やっとここまできました。
東日本舞台の山田さん、奥村さん、皆様いつもありがとうございます。
そして、宇都宮のドラマー、小久保さん貴重な機会をありがとうございました。
STAFF:
大坪 宏昌(戸田音響)
嶽下 あい(M-AQUA)
富 正和(M-AQUA)
画像追加。2012.09.26
この画像からも、ピアノの位置がね、結構ステージ真ん中にぎゅっと寄っているし、お客さんに近いね。
2012.09.18 25:24ちょいと更新。
何から書けば良いのか、興奮がまだ冷めやりません。
そして、きちんと伝わるのかどうかも疑問ですが、このだいじなものをいち早く皆さんとシェアしたく思い、アップしました。
そして、演奏家の皆さんやエンジニアの先輩達から、学んできたことが間違っていなかったことを本当に感じたセッションでした。
The Vanguard Jazz Orchestraで学んだこと→Comfort Zone 居心地の良い場所から、一歩踏み出すこと、本当にチャレンジでした。
内容や個人名等大きく書くことは出来ませんが、これからのLive Soundがより良いものになっていく為に、書いていこうと思います。
ピアノトリオのコンサートです。場所は慣れ親しんだ、栃木県総合文化センターサブホール。シューボックススタイルでいながら、客席の勾配が、スピーカーのサービスエリアを考えるのに、いろいろ試行錯誤しました。
また、左右の壁の反射も大きく、アコースティックな楽器ならちょうど良い初期反射なのだけれども、Side SPの扱いに注意しなければいけない会場です。
画像をご覧ください。
舞台上の地がすりと大黒が、適度な音響条件になっていました。
そして、この配置上の問題として、FOH Main Spの位置が悩みました。
ハウリングマージンを稼ぐ為には、プランで考えていた3×3の平台があればらくなのですが、そうすると、SP同志の間口を狭められなくなるし、音源から離れて、SPが
前すぎてしまう。
もう少しSPの間口を狭めても良かったかもしれないが、音像的には、ちょうど良かったのかも。
今回、仕込み10時からの前に、栃木県福祉プラザというところで、高橋雅人君の演奏会のセッティングをスタッフ3人で行ってきました。
これがよかった。
ちょいと体を動かしてリセット出来たし、現場モードになった。
実は、搬入してすぐFOH Main Spを組む時ってほんとは、もっともっと慎重になってもいいんだね。
そして、搬入から仕込みまで、かなり丁寧にできたのもよかった。
昼食後、スタッフ三人と、照明奥村さんとで、ピアノのマイクについてかなりかなりトライアルができたこともね、すごく貴重な体験だった。
Piano
・楽器をもっと知ろう。
・スタンダードなマイキングから、得られることだいじ。
・『こう動かしたらこうなる』これは、ピアノと友達にならないとできないし、好きにならないと出来ない。
・Pf Hi Lo KM184はスタンダードなマイクセッティング(ふたが閉めれる程度の高さに)
・Mon用 Beta57のHallは、必ず穴を選ぼう。ここで余裕が生まれる・・・はず。
そして、スポンジよりも、ミニマル皿を使い、マイクの振動板を半分くらい突っ込んだのが良かった。
・そして、最近録音でも必ずやっている、Super Lowは安定・安心感、そしてPanがきも。
・Pianoに限らず、密接した相関関係のあるマイキング(近いマイキングってこと)についてPanはほんとに気を使う。『位相が悪い状態』←これなんかいい表現ないんかね、解りにくい。
・Lo-EndのHPFの処理について、いれっぱはいけない。
・Monの定番マイキングのあれもやってみたが、これは今回うまく行かなかった。
Bass
・Bassistの音作りを教えてもらう=サウンドチェックの時のコミュニケーション
・Lineと楽器に仕込んだマイクのバランスの表現。
・必ず一つづつ、中音と外音も含めて一つづつやること。
Drums
・かなり、横を向いたセッティングなので、R側のOHはハウスでハウンナイか気になった。
・Top Cymの関係。
・エフェクティブなフロアに、深い海の底みたいなリバーブ。キットが離れていたので、GATEもうまくかかる。
・Tomをあまり広げすぎず。HAをあまり絞りすぎないようなセッティングをこころがけた。
ピアノのマイキングを見て、ポンタさんが、『完璧なマイキングだね』これで、さらに緊張。
サウンドチェックは、Bass Drと続いて、3人のアンサンブルについては1分程度で終了。
とにかく印象的であったのが、直前までピアノと話をしていた山下さんの姿です。
『Sensitive』ポンタさんもMC中でおっしゃっていましたが、繊細で大胆で、Wetでした。
私自身もそうありたいなんて、おこがましいですが、『Sens』に敏感で丁寧でありたいし、Wetはもちろん、Warmで落ち着く音が好きなのです。
ただ、その音に固執するわけでもなく、どっかーんと、反対の個性にも向き合えて、透明になれるのが良いのだと思っています。
どちらかのアプローチから始まり、いろんな色合いを、いろんな演奏家の色合いを感じたいです。
MONのオーダーについて。
・Piano→WBのLineをちょっと
・Bass→WBのMicを全開まで。自身のAmpでLine
・Drums→Piano,WB,Kick
Sideは、MCのみで、楽器は出さなかったというか、出さないでくださいとオーダーありました。
本番は、同じくど緊張ながらも感動的でした。
先生、やっとここまできました。
東日本舞台の山田さん、奥村さん、皆様いつもありがとうございます。
そして、宇都宮のドラマー、小久保さん貴重な機会をありがとうございました。
STAFF:
大坪 宏昌(戸田音響)
嶽下 あい(M-AQUA)
富 正和(M-AQUA)
画像追加。2012.09.26
この画像からも、ピアノの位置がね、結構ステージ真ん中にぎゅっと寄っているし、お客さんに近いね。
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