2012年6月22日金曜日

2012.06.16 Utusnomiya Ha Jazz No Machi Medical Conference Event SR 41RP-2 STAFF REPORT

2012.06.16 Utusnomiya Ha Jazz No Machi Medical Conference Event SR 41RP-2 STAFF REPORT

20120616宇都宮JAZZ@宇都宮グランドホテル

レポート提出が遅くなりまして、申し訳ございません。
今回は、富さんの現場に始めて参加させていただきました。
今回学んだことを次につなげていけるよう、レポートにまとめます。
まず、4つは全般においてこと、そして現場でよく聞いた用語、業務ごとで学んだ主なこと、まとめ、となっております。


<全般>
○機敏に動ける服装をする
タオルを首に巻くなどして、汗をかいても快適に機敏に動ける格好で臨むことも、現場に集中する大前提として必要だと思いました。

○確認を怠らない
現場で、指示を一回で理解できずに、あたふたして何度も聞き返してしまうという場面がたくさんありました。
指示を正確に聞き取れない、または指示を理解できないときは、不安な思いのまま行動にうつさずに、すぐに声に出して確認をし直すこと(伺える状況をみて)を心掛けたことで、だいぶ気持ちも楽になりました。
知識、経験も皆無な状態で余裕もなく、一方で一辺倒に難しく考えてしまう状態で、思い込みで、「きっとこうだろう・・・」と勝手に自分でつじつまを合わせて解釈した結果、富さんの意図したこととはまったくの的外れなことをしようとしていました。
何のためにそれをするのか、なぜそれをする必要があるのかを考えていませんでした
指示していること、やっていることには、必ず理由があって、その理由がわかれば、応用がきいてくると思う。考えて動くことを怠けてはいけないと思いました。
また、自分でやったことがない、やり方がわからないことに関して指示を受けた場合は、素直にその旨を伝えるほかない。そして指示を仰ぎ、気持ちをぱっと切り替え、実際のやり方を見て学びとることに集中する。即座に知識吸収モードにシフトしました。

○わからないことは素直に「わかりません」と言う
自分でやったことのないことを独断でやるのは、人にとっても機材にとっても危険なことである上、その指示通りできなければ、結局二度手間となり、時間もかかり効率が下がります。
今回ばらしの際、次に何をすべきかを富さんに確認せずに、独断でばらした結果、ばらしてはいけないものもばらしてしまい、仕事を増やしてしまいました。
今後、ひとつひとつ吸収して「わかりません、お願いします」の数を減らしていくことと、今回の経験を踏まえて、機材の結線前の状態も確認したいです。

○スタッフ同士で声をかけあう(そのとき、手を止めない)。
何をしているか、何をしようとしているかを声に出して、声をかけあうように、と富さんから言われたことで、今どのような状況なのか、次に何をするのかなど情報をキャッチしやすく感じました。コミュニケーションが密になり、安心感がありました。スタッフのチームワークは、その作業効率に比例すると感じました。


<用語>
○現場でよく聞く用語
搬入、ばらしの際など知っておくとよかったと思います。
・青ばこ(青のザルボックス)
・黄ザル(黄のザルボックス)
・こわり(重し)×→細い角材
・コンパネ(黒い板)
・パンチ(Dr.の下に敷いていたマット)
・棺おけ(立方体に近い高さ約1mの大型トランク)


<業務ごと>
○積み下ろし、搬入、セッティング
・積み下ろし→搬入の際、よけいな体力を消費しないために、機材の運搬方法を工夫する。機材を、下手、上手、ステージ真ん中と、大まかな行き先ごとにわけてバランスよくトランクを上にのせて搬入するのが理想。それをスムーズにおこなうためには機材のビジュアル、名称、用途を把握して、それぞれのだいたいの位置をイメージしておく必要があります。
・搬入したら、まずメインSPをくみOUTから音がでることを確認します。お客様に音を届けるというのが使命であるから、OUTから音が出るかは最優先確認事項。

Mixing
・今回、富さんのMixingを見て驚いたのは、視線は、常にミュージシャンに向いていたことです。少し関係ないことかもしれませんが、富さんの表情にもはっとしました。Mixing中、ずっと険しい顔ではなく、ときに柔らかい表情でした。演奏中、ミュージシャンが、PAになにか合図を送ろうとしたときに、ずっと険しい顔よりも適度に余裕のある表情をしていたほうがミュージシャンも合図も出しやすく、気持ちよく演奏ができるはずだなとふと思いました。ミュージシャンの気持ちに寄り添う、というお話しもありました。Voの方が曲間にMCをした際のMixingでの対応は、ミュージシャンに寄り添った気持ちをもっていないと発想できないなと感じました。
PAは、ミュージシャンの方々と、何気なくコミュニケーションをとって情報をすいあげながら、技術的だけではなく、その現場でミュージシャンが気持ちよく演奏できる雰囲気も整えていくことが大きな役目だと再認識しました。

○ばらし
・ステージのフロントにも機材を置く、恥ずかしがらないこと。
・同じ型番でいくつか使用したマイクやスタンド、モニターなどは、片付ける一連の流れを個々やるのではなく、種類は違えど、片付けにおける同一の動作の機材を固めておけば(一斉にトランクにしまうなど)、効率がよくなりました。
・紐がついていないケーブルは8の字巻きする必要はありません。
・ケーブルの数を数えているとき話しかけないこと。数え間違いの原因になり、二度手間になってしまいました。気をつけます。
・マイクはマイクホルダーと必ずセットです。ホルダーはマイクごとに形が違うという基本を忠実にしていきたいです。
・ばらす順番(優先順位)、なぜそれらを早めに片付けなくてはならないか(目的)を考えながらばらしていきます。わからなければ聞く。


以上です。
今回、参加させていただき、味わったことのない緊張感を味わい、どうなるのかと不安でいっぱいでしたが、ライブPAを目指す私にとって、すべてが私の目標と直結していると思うと、純粋に喜びで胸がいっぱいでした。素晴らしい経験をさせていただきました。
それと同時に、現場での動き方の鈍さ、知識・経験の無さという現実を突きつけられ、また、毎日の勉強で学んでいる基礎的なものの考え方がいかに現場でも有効かということも痛感しました。
まずは、言われたことを確実に理解して確実におこなえるようにしたいです。そのためには図面の内容を頭の中でイメージできるようにして参ります。今後も、向上心をもって努めます。
今回は、このような機会を与えていただき、本当に、ありがとうございました。

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