2011.05.30 Minami Aoyama Choir Live Technical Inspection Staff Report40RPLC-3
『7月15日に行われるゴスペルグループDreamers' Union Choir のライブの下見』
編成・・・ゴスペル(14人)、ピアノ、ギター、ドラム、ベース、カホン
場所・・・南青山MANDALA
◎分かった事
①下見の段階で知っておく事
・会場の立地、経路を知っておく。どこにあるのか、駐車場は近くにあるか、機材をどこから搬入出するのか、エレベーターはどこにあるのか確認する
・会場の雰囲気を知る。店の場所、店員さんの服装、客層、ライブの料金などの情報を得ておく。
・自分の服装も考える。なるべく目立たない黒系の服装で。今回のようなところでは襟付のものを用意しておいた方が良い。クラシックのコンサートではスーツを用意する。足音のたたない靴で。
・水、空気、睡眠。今回のライブは7月なので特に室温に注意する。
・機材の他にも壁や床の材質、天井の高さなども気にする。今回の会場は音の反射をランダムにするため後ろの壁がうねっていた。ガラスは音に良くない。
・ミュージシャンの邪魔にならないように。できえればリハーサルがない時間に。
②実際に仕事をするにあたって
・ミュージシャンのための配慮をする。PAとしての技術的な仕事だけでなく、時にはステージマネージャーやコンダクターのような気遣いを。音だけではなくミュージシャンの顔を見る。調子はどうか?ミュージシャンとの関係を大事にする。
・リハーサル中邪魔にならないように。奏者同士の目線の中に入ってコンタクトの邪魔にならないようにする。
・PA席からだけではなく実際にお客さんの席から音を確認する。
・自分の楽器経験をうまく活かす。ミュージシャンのプレッシャーにしないように。
・曲、歌詞、雰囲気や流れを読む。自分でも奏者のグルーブ感を感じること(誰がテンポを引っ張っているのか・・・等)。音楽を感じる。
・しっかり声かけをする。勝手にマイクをセッティングしたり楽器に触れたりしない。楽器を動かすときは会場の責任者にしっかり確認をとる。
・奏者は客席から自分たちの音を聴けない。
③その他
・ドラムのキックの穴。今回は開いていなかった。曲のジャンルによってかわる。
・ベースの後ろにあったのはベースアンプ。
・ハウリングは思っている以上におこりやすい。
・マイクには他の楽器の音も入ってしまう。
・一人でできるようにする。班、グループ、チーム行動でも最終的には一人でできていなければいけない。
・「目立つから」「できないから」ではいつまでたってもダメ。
・聞き逃さない。意味の分からない言葉等は自分で調べる。人に聞く(タイミングに気をつける)。
・好奇心が大事。
◎感想と反省
今回は声をかけていただき本当にありがとうございました!無理を言って連れて行ってもらいましたが、とても勉強になりました。
機材に関しての基礎的な知識が乏しく、「?」となってしまうことが何度かありました。授業で習った内容は確実に頭に入れてこういった場ですぐ思い起こせるようにしたいです。たくさんのことに興味疑問を持ち、調べてどんどん自分のものにしなければいけないと思いました。未だに受け身なところや「自分にはまだわからない、できない」と思ってしまうことが多々あります。入学して「まだ」二ヶ月と思っていたけど「もう」二ヶ月も立っているのだから積極的に挑戦していかなければいけない。
7月15日にこのお仕事をされることが決まったらぜひまた連れて行って頂きたいです。その時には今回の見学を活かせるようにしたいです。
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