2017年5月18日木曜日

2017.05.14 Amature Big Band Live Rec Project終了報告

2017.05.14 Amature Big Band Live Rec Project終了報告

たぶん11回目、日光の社会人ビッグバンド、Nismoの記録録音会に行ってきました。

こちらは、昨年の様子。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2016/06/20160605-amature-big-band-live-rec_9.html
昨年は当日の朝、突然思いついた野外録音でしたが、今年は、、、、。


釣りに行ってきました、ごめんなさい。
しかも、日光大谷川、鬼怒川ではなく、那須の那珂川・箒川に行ってきました。

20代にここで散々釣り修行しました。ゼロ釣法→本流釣り。
場所は那珂川の那須疎水取水口、西岩崎地区。
那須疎水にまつわる、『小さな旅』のロケで、この地域を知りました。

だいぶ護岸が整理されていることと、少し増水笹濁りでした。
 夜は、せっかく那須にきたので、グランボワで打ち合わせを。
 今度は泊まりでこようそうしよう。

新年度バタバタしてたが、これで気分転換リセットされました。
泊まりは宇都宮へ。
翌日も周辺の河川をいろいろ物色しながら、会館到着が11:45。

今回のポイントは二つ、MackieとPCのみでシンプルな32ch収録、モニターもMackieのHP端子で行い、AESのOUTをR44でDirect収録、前日にパッチの確認しました。





 2つ目のポイントは、DPA4011C STのPiano収音。
 これまた、良かった。
 4099P+4011のPianoはDPAしかつかわない宣言。

レイテンシーは体感で7-8msec、ステージまで3-4mだとちょうどいい感じ。

MackieDL32RをRecording Inter Face代わりに使うの、本当にオススメです。
 なぜなら、DanteカードにDVSライセンスが付いてくるからです。
安定度は計り知れないが、もう少しダビング現場があるともっとわかってくるかな。
今回PianoMonを、違う方法で試そうと思ったが、それは無理でした。
but MackieのMaster fader側で、Pianoの音を分岐して、使用しました。

一年一年、ライブ録音ではないCloseな録音会として、記念撮影・記念録音を続けるって、本当に代え難いものがあります。

ラージアンサンブルジャズだけでなく、コンボでもクラシックでも、興味がある方はどうぞ気軽にご連絡ください。


2017年5月12日金曜日

2017.05.04-06 Brass Band SR and Live Rec Project終了報告

2017.05.04-06 Brass Band SR and Live Rec Project終了報告



多分19回から担当している、高校の吹奏楽部定期演奏会、今年は通算で31回目だそうです。
こちらは昨年の投稿。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2016/05/20160503-05-brass-band-sr-and-live-rec.html

この演奏会は、通常のクラシック収録と共に、場内のPAも担当します。
そして数年前から始まった、ウインドミュージカル部分のSE制作と送出、現場でのナレーションNa録音→編集→送出、補助拡声が必要な部分のアコースティックPAと、音響の幅広いジャンルに渡る業務です。

これをお読みの関係者の皆様、是非一度ご依頼ください。

さて今回の目玉はこれ。
DPA4011C(単一)をペアで整備しました。
画像のようにXY方式も出来ますし、

 ORTFも出来る。
 そして何より小さい。
吹奏楽演奏会では、照明さんの演出に邪魔にならないよう、三点吊りを飛ばす機会が多いのです。
今までは、Neumann KM184でやってましたが、このところ不調も多いのと、中音域の音色にピークを感じていて、そろそろ更新したいなと。
在職時代からの憧れのマイク4011にやっとたどり着いた感じです。

大型連休後半の出発、ほとんど渋滞もなく、お腹いっぱいの中夜到着。


実はこのところ新年度授業で、↓画像のような音響しかけを作ったり、めちゃんこ忙しかったので、準備が少し遅くなりました。
数日前に効果音の追加と、ステージ上での学生操作。
サンプラーってやっぱり便利。


ホールは2年ぶり?
この度会館の改修をこの4月に終えたばかりで、何か便利になってないかなーと思ってたところ。

なんと!

なななんと、バリアフリー対策で小さいですがエレベータが出来てました。
『これで70歳までこのホールで仕事できるな』と確信。
要所要所に段差はありますし、もちろん今までの階段搬入搬出が早いのですが、そんなに慌ててやる必要もないので、エレベータを使わせていただきました。

そして、三点の吊り装置も改修。
4回線使えるのは今まで通りですが、シズの形が少し変わったようです、人工衛星側は変わらず。
 こんな感じ。


さて、プランは変わらず音響室でのPA&Recオペレート、SD8の横にYAMAHA QL1とMackie DL32R(32chマルチ録音予備)、PC Live用(SE Na送出本線)、PC ProToolsDVS用(32chマルチ録音本線)、MD/CD1(SE Na予備)以上を持ち込みました。

外付けHAや、24chのハードディスクレコーダはもうやめました。
2台のPCはどちらもAbletonLive / ProTools (Dante Virtual Sound Card install)が入っていて、どちらの用途でも使えるようにしています。
 QL1の壊れても、MackieのStage Box兼予備ミキサーが壊れても、短時間で復旧できる冗長性をさらに高めました。

では、プランを。




では、Inputから。
とはいえ、舞台下のツラの部分には合計で7本配置。
両袖がKM184、真ん中にはC214を5本配置しました。
このツラのマイク"Front"と呼んでいますが、このGainや負担を軽くすることが出来ました。Mainの解像度が上がったから。
C214のダイヤフラムはやはり414の廉価版ですので、あまり遠距離の収音には向かない。
そのポイントがうまくいった感じです。
左右の184もそんなに、遠くの音をはっきり拾って欲しくない。
あくまで、ステージの前方に演奏者がでてきた時に、軽く補助する感じ。
MainとのDelayは5msec程度でした。

他、WLは3本、ステージ上のサンプラ、影アナ、必要なものは準備しましたが、不用意にステージ中やPAマイクを増やさなかったのも良い感じでした。

こちらはウインドミュージカルのリハーサル中。

仕込み中の様子。

さて、2年前から会館のスピーカーが変わっています。
d&bのQ1です。プロセもQ1です。これがあれば、ほんとなんもいらない。

そして、Sideですが、直前までパッシブにこだわっていましたが、こちらも挑戦。
BOSE F1をSideに使ってみました。
実際鳴るのは、SE、Na、WL(Hand0dBに対して、Pinは-6dBくらい)となりますが、これがまた良かった。
反響板の中へ行くほど本来は残響も増えるのですが、このくらい離れていても、前サイド、奥サイドと用意しなくていい。
もう少し上げたいところだが、画像のとおり、カラムのフレームに安全帯をとるとベストポジション。

いつもながらに、会館技術の皆さんの対応が素晴らしく、安心して仕事できました。
この画像の傘。

いつだか忘れて行ったのを、置いといてくれました。

当日は薄曇りの下り坂、しかし雨降らず。




ウインドミュージカルは、アニーをやりました。まじ泣きそう。


メモとして、録音使用の場合には、Stereoの横のMonoをMon Faderに割り当てるとこれまた便利。

会館設備のWLもULXDのB帯デジタル
欲しくなった。


本番つつがなく終了、16時45分くらいには退館。
予定では終了後高校に行って、必要音源の編集を行う例年でしたが、今年はよらずに帰京。

うま塩らーめんを越谷あたりでいただき、お腹いっぱいで帰宅。
翌日クッション1日あったおかげで、すぐにAll Mix downで、午後には発送。

次は、夏の終わりの学校イベントです。
ご協力の皆さんありがとうございました。