2016年6月25日土曜日

2016.06.12 Sound From Above and DUC Farewell Concert Project終了報告

2016.06.12 Sound From Above and DUC Farewell Concert Project終了報告

ちょっと時間があいてしまいましたが、先だって6/12 座間市民会館小ホールにて、Sounds From AvoveとDUCのコンサートがありました。
実はこのホールでChoir Soundを行うのは2回目、以前もDUC及び木島氏とかかわりのあった、Chris Virdelさん。
極東の地で、日本を知り、このような形で交流が芽生えるのは、すばらしいこと。

今回は2名のかたが、日本を去ることになり、そのお別れコンサートが実施されました。
Fire
https://www.facebook.com/DreamersUnion/videos/vb.295218722670/10153662764507671/?type=2&theater


Order My Steps
https://www.facebook.com/DreamersUnion/videos/vb.295218722670/10153662751287671/?type=2&theater




搬入から、開場までが1時間、Sound Checkあり。
Mackie DL32RとPowerSoftM50Qを2台で乗り切れました。





HAは、平均して+27dB。Mackieの場合には、OutAttが無いので、頭(HA)と、Out Power Ampの関係がシビアです。


先日わかったことが、Mackieのメーターは+12でした。
だから、規定からヘッドルームは12dB。OSCを使ってわかったことでした。

あと、ソフト上の使用注意点。
必ず若番の1-8chが最初に立ち上がります。だから使う頻度に合わせて若番にふればいいのだけれど、ChoirやBig Bandでは、こんな感じが妥当かと思います。


Soloやリズムセクションを別のFader Assinable Pageにしておく。


Dr  Cho A T S、Big BandならBrass All Sax Tp TbなどのVCAを利用する。






そして、ChoirだけはSub Grpを使い、Outを触れるようにする。
全て、3系統のモニターはPreでした。

うまくやれば、CHではPost、Outを調整必要な楽器はSub Grp経由というやり方も出来るが、そのうちソフトがAuxのPre Post切り替えを各chでできるようになったら、必要ないか、、、。

可動プロセはある意味音がたまり、ある意味ステージ内の音を制限するが、開ける選択肢もあったかなと。


搬入EVこんなんでした。

搬入口は角材必要です。

これは下見の日に食べた、カレー食べ放題800円くらい。
市役所の食堂を超えてます。唐揚げ入れ放題。

こちらは、当日の現場入り前に食べたすた丼。
やっぱスタンダートが一番。



撤収時にさべしと俊輔さんが買ってきてくれた、『座間のお水』『ざまみず』。
むっちゃ透き通ってました。雑味なし。


次のDUCは、いよいよパワコ祭りです。

2016年6月9日木曜日

2016.06.05 Amature Big Band Live Rec Project終了報告

2016.06.05 Amature Big Band Live Rec Project終了報告

10回目、日光で活動する社会人Big Band Nismoさんの録音会に行って参りました。



こちらは、昨年の様子。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2015/05/20150510-amature-big-band-live-rec.html

これは、内緒のツバメの巣。

数年前のBig Band イベントの前日、こんなことやってました。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/05/20120526-natural-sound-field-recording.html

そして、今回ホール入りまで、かなり時間がありました。
足尾観光もいいけれど、ほんの小一時間Field Recordingに行ってきました。

場所は日光市裏見の滝駐車場 周辺。朝9時。
もうちょっと気温が上がってきたら、涼を求めて滝まで行っても良かったのですが、とりあえず、駐車場周辺で準備。


システムはRoland(Edirol) R44、SONY ECM23FIII×2、HP)
ポイント
・電源(本体単三×4、マイクのファンタム×2)
・動きやすい長すぎないケーブル
・一本のチェック、L-Rチェック、
・MonitorレベルとRecレベルの違い、
・PadとHPFの説明
・PlayBackに関するコツ
・Voice Credit
・左のマイクを左手で、右のマイクを右手で持つこと。


・192khz 24bitで収録。

日光のハルゼミ、当たり前だと思っていたけれど、5-7月位までの期間しか鳴いていないらしい。水量は少なく、穏やかな微風、そして山内(二社一寺)からほど近いこの場所、いい場所見つけました。
日曜の9時過ぎでしたが、観光客や散策のお客さんもまばら。



そして、足尾に移動して、昼食。
念願の野菜炒めではなく、ラポールで腹一杯食べました。




さて、12時30分前に搬入。
とにかく目が慣れない。次回は手元あかり必須です。

プランはこの通り。




今回の初使用は、Mackie DL32RをDante Inter Faceとして使うこと。
DL32RとYAMAHA QL1を無理やりDanteで繋いで使い始めて、1年。
Live Soundでのシステムは、安定して使っていますが、録音で使うのは2回目。(1回目失敗)
なんで、使わなかったのか知人からは、やいのやいの助言をいただきましたが、安定度が不安だったのです。

文字で録音システムを説明するとこんな感じ。
HAはDL32Rで共通。

画像のように、Mackie DL32RのソフトMaster Faderでダイレクトミックスを予備とする。


Dante(CAT-5)で、Mac Book Proに接続、ソフトはProTools11で録音、24ch in 2ch Outの相互の音声伝送をこの一本で簡潔。

レイテンシーが、DVS(Dante Virtul Sound Cardという名のライセンスソフト)と、Dante Contorolerの推奨で10msec。これはそこそこ遅れますが、演奏者モニターのない条件では、そこそこやりやすかったのかも。


ステージは、こんな感じ。

Saxのマイクは、3月のGJO Big Band公演より、AKG C214が標準となりました。
配置のこつのなかで、背中向いているSaxセクションも、下手から番号を振ること。
これ、やりやすさのポイントかも。



Brass Sax Section




Rhythm Section










帰宅後に気づいたことがある。
録音・PA・放送、様々な音響分野のノウハウを学ぶのに、録音が適している部分。

このBig Band録音会のように、一つの演奏に対して、ヘッドフォンという制限はあれど、いくつかのMixingが行えること。

これが、PAだったら、放送だったらどうだろう?
PAは同時に2つのFOH Mixを作ること、MONとFOHに分かれていても、FOHのMixを2通り作ることは難しい。
放送は、同じ演奏を2つの別々の媒体で放送(ニコ動とUstなど)があったとしても、比べることが少し難しい。

反面、PAと生放送共に、その経験により判断力が養われていく。録音は後でゆっくり落ち着いて音を聞くことが出来ても、その本来の音を忘れていれば、後でMixing何て出来ない。

『まずは聴くことから』『音を覚えることから』などと、説明をしているけれども、そのヒントに関しては、多角的なものの見方が必要だ。

『おまえは聴いているようで聴いていない』アメリカインディアンの、言い伝えにもあった。

あえて、『聞かない』→始めて聴いた気持ちになれること。
あえて、『覚えない』→先入観を取り払う。

3年やろうが、30年やろうが、その大前提に、『柔軟さ』は大切だ。



















2016年6月8日水曜日

2016.06.05 Amature Big Band Live Rec STAFF REPORT

2016.06.05 Amature Big Band Live Rec STAFF REPORT



・怪我しない(特に指)
 絆創膏一つで、フェーダーの操作に支障が出る。iPadなども使用できなくなる。革手袋、布軍手をうまく使い分ける。もしくは、極厚の革手袋と素手を使い分ける。


・フィールドレコーディング
 自然界にとって人間は異質。気配を殺し、同化する。いい音がした瞬間からしばらく動かない。もっともマイクに近いのは自分の音。

・ステレオ感
 2本のマイクを使ってステレオで録った。X-Y方式、A-B方式を知った。MS方式についても今後体験してみたい。

・立てたことない楽器(管楽器、ベース)
 管楽器は各楽器の間隔が狭い上、音量が大きいので、とてもかぶる。
 ベース(EB)は低いため、音色の変化を感じにくかった。リスニング不足。

・解決策を見る
 トラブルは付き物。重要なのはどうやって迅速に、確実に解決するか。

・ケーブル巻きが僕はできない
 丁寧な巻き方以前に、癖の直し方を知ることから始めなくてはいけない。まずはゆっくり丁寧によれの仕組みを理解する。

・パン、フェーダー、他人に触られるとビビる
 自分の間違いを無言で指摘されるからビビる。but自分にはない視点、ある意味での目安として、例を提示してもらえるわけだから、技を盗んで成長する最高のチャンス。

・ソロにも種類がある(PFL)
 自分の持っている機材の知らない機能であった。PA機材と録音機材の大きな違いだ。今回使用したMackieMasterFaderというアプリも、ソロを押してもフェーダーの値は影響していなかった(規定値0であった)。その特性を、耳で発見できた。自分の感覚に自信を持てた。

・とっぱらいという言葉を知る

・必然
 すべてが必然。機会も出会いも。偶然は存在しない。

まとめ
こうした気付きは、実際に体験してみないと得られないものだ。どういう観点で物を見ればいいのか?、まずはそこを整理しなければ、せっかくの機会を無駄にしかねない。できるかぎり多く、音響現場の空気感を感じ、マイクに触れ、ミキサーに触れ、さまざまな音楽を聴くべきだと感じた。知識不足、経験不足、これらは他人にどうこうできるものではない、自分の意識でしか変えられない。
すばやく、しかし、焦らず正確に。これが今回の最も大きな気付きであった。


・レポートはその日のうちに、できれば気づいた時に書かないとすぐ忘れてしまう。
 一日経ってしまった。その日のうちに書いておけばもっと多くの大切な事をかけただろう。。。