2012年5月29日火曜日

2012.05.26 Natural Sound Field Recording Syojinzawa Streem Project終了報告

2012.05.26 Natural Sound Field Recording Syojinzawa Streem Project終了報告
栃木県塩谷町尚仁沢湧水
10年ぶりにきてみました。

























音と動画も順次アップしてみます。

2012年5月28日月曜日

2012.05.26-27 Nikko Outside Event SR 41RP-1 STAFF REPORT

2012.05.27 Nikko Outside Event SR 41RP-1 STAFF REPORT
2012.05.26 Natural Sound Field Recording Syojinzawa Streem 41RP-1 STAFF REPORT
お疲れ様です。今回のレポートです。

まず一日目の尚仁沢湧水での録音について。(R44,Mic×2)
尚仁沢は心地よく透き通った空気が流れていた。
その雰囲気をMic二本で表現するのは凄く難しい。
その為にMicを音源に近づけるまたは距離をとってみる・二本を離してみる・角度を変えてみる。ちょっとしたことでヘッドホンで聞こえる音が大きく変わってくる
この事でマイキングの重要性が実感できた。

次に二日目のBigBandSRについて。
・本番では何が起こるか分からないという事
今回は雨が降りコンサートが一時中断した。
機材への配慮(雨対策・またその事前準備)、またプレイヤーの皆さんやスタッフの方への配慮(音響スタッフだからこそ出来る配慮がある)を最優先に考える!と学びました。
すぐに対応できる能力が必要。その為にあらゆる想定をし、まず何から取りかかるか瞬時に考えられる知識を持っていなきゃいけない。
・今更だが若番下手(絶対)
楽器のマイクはパートの番号でなく下手を若番にする事で余計な混乱を防ぐ。
・電源確保が終わった時点でOUTの部分から準備していく事
アンプやスピーカーには換えがない事やステージ上の準備が出来ない場合など、まずはOUTの部分を確実にしておく。
野外ならではの音のとび方を自分の耳で聞けた事は凄く勉強になった。

音芸に入って音響の勉強を始めてから人との関わり方や自分の人間性などについてよく考えるようになった。
音響の仕事も人間同士の関係があってこそのもの。
いいコミュニケーションをとることは仕事・作品の質の向上に繋がり、自分のモチベーションを高く保つに繋がる。
もちろん音楽にも、お会いする方々にも常に誠実な気持ちで向き合っていきたいと思いました。

二日間大変お世話になりました。
いつもこの仕事の魅力を再認識して、現場の雰囲気や音を思い出し浸りながら帰ってきます。
また多くの課題が見つかったので勉強に励みたいと思います。

2012.05.27 Nikko Outside Event SR Project終了報告

2012.05.27 Nikko Outside Event SR Project終了報告
昨年に引き続き2回目のBig Band SRにいってきました。
日時:2012.5.27
場所:栃木県日光市日光総合会館前ひろば(駐車場の一角)
出演:NISmO(Big Band)とKippis(キッピス Combo)
内容:野外ライブin春2012
開演:13:00〜15:50ゴロ

昨年と違うところは、Mixスペースについて下手ではなく、正面にテントを設営して行った。

また、Main FOH スピーカーの場所なのですが、ステージの奥行きがあまりないので、思い切って下においてみました。
ただ、高さがとれないので、縦積み、上手はスロープに安対、下手はアンプラックと抱き合わせラッシングで対応。

以下プランです。


演奏は、13時ちょっと前から前倒しで行った。
キッピス(Sax.Dr.WB.Key)
Nismo(Big Band)
途中14時過ぎから1時間程中断。
奇跡的に雨がやんで、Nismoがセカンドステージ。
Tbのベル位置に対して、ST201+Miniだと、高い。
ブーム部分を外しても良いかも。


引き継ぎとしては。
・QRx Main Spのトラブル
・灰色アンプラックのパネル不良(スピコンからの出力はOK)
・ST201+miniの足がよれよれなやつをそろそろ整備する。
・Qrx Mainのキャスター板の止め板が外れた(きざるの中)

やっぱりやっぱり、楽しかった。
Tuningをちゃんとしてないが、それなりの音はしていた。
反面テントの中は位相が変な感じでちょいと慣れるまで???だった。
C/DはHi-3dB Lo 0dBだったか。

音の分離はやっぱりMainを出してよかったね。
マルチが下上30mで届いてよかったなり。
こんどは秋もやりたいなあーー。

Staff:嶽下あい、内田将章、とみー

2012年5月23日水曜日

2012.05.20 Yokohama Soko Seiri&Tsumikomi STAFF REPORT 41RP-1

2012.05.20  Yokohama Soko Seiri&Tsumikomi STAFF REPORT 41RP-1
先日の積み込みの日のレポートです。
「本日の作業で私は本番を丁寧にイメージする事、また事前準備がどれだけ大切か・事前にどこまでできるのかということを学んだ。
作業の中では一つ一つの機材を説明して頂き、富さんがお持ちの機材を一部だが把握することができた。
もちろんそれはすごく大切なことで、それだけで勉強の幅が広がる。
またチームとなって仕事をする際、そこのルールを知ることは重要だ。
しかし今回一番身にしみて感じた事は、しっかりとしたイメージを持つこと。
積み込みの作業以前にやっておくべきことだと後悔した。
セッティングのイメージ。それぞれのマイクはどこに繋がる?マルチボックスはいくつあってどこに設置するのか、そこから卓まではどうやって繋がる?また卓のOutは?In/Outはオスメス?
今の私にはその様なことが当たり前に想像できない分、事前にしっかりと考えておくべきだ。
このことがしっかりと頭に入っていれば今回の短い時間で他にもできることがたくさんあったように思う。
本番への不安を取り除くには自分で思う存分準備をする。そのことを痛感しました。

2012.05.20 Yokohama Soko Seiri&Tsumikomi STAFF REPORT 41RP-2

2012.05.20  Yokohama Soko Seiri&Tsumikomi STAFF REPORT 41RP-2




・今回学んだこと
マイク、マイクスタンド、スピーカー、スピーカースタンド、ケーブル等の機材をひとつひとつ丁寧に説明していただき、それぞれの種類、用途、扱い方を学びました。

また、ビニールテープはクリップボードに貼っておき、いつでも使える準備をしておくこと(この際、端は少しだけ折って剥がしやすい状態にしておくこと)。
ラッシングベルトの正しい扱い方、ビニールシートの正しい畳み方(空気が入らない畳み方)も学びました。

・感想
私が今回、積み込みに参加させて頂き、まず、感じたことは「全然動けていない。こんな事では何の為に来たのかわからない。なぜあの時思った疑問をすぐにぶつけなかったのだろう。」など悔やむ思いばかりでした。

「なんで遠慮しているの?」「ただ立っているだけ?」などと言われないよう努めようと考えていたにも関わらず、それができませんでした。

「それ」というのは、私自身から湧き出た疑問をすぐに〈発信〉すること、
疑問に思ったことに限らず作業を見ていて、「○○はこうしておいた方がいいですか?」などの提案のことです。

それを聞けないのはやはりどこかに恥じらいや、相手にとってマイナスな無駄な気遣いがその瞬間、瞬間にあったからだと思います。
これからは空気を読みながら、丁寧にもっともっと貪欲な姿勢で向き合っていこうと思います。

ただ、私はさもないことでも、「なぜ?なぜ?なぜ?」とすぐに思ってしまうのですが、
(たとえ洋服の色でさえもなぜ今日はその色をえらんだの?と、気にしてしまいます)
その「なぜ?」を一度整理してから聞くという、そしてその質問をより具体的に、優先順位を間違うことなく瞬時に伝えることができるようにならなければ、先はないと思いました。

単に「わかりません」ではなく、どういう風にしたくて何をどうしたらいいのかわからないという伝え方を身に付けていきたいです。

難しいことではあると思いますが、日々の生活の中で心がけていきます。
意識するとしないでは大きく違うと思いますので一日でも早く、姿勢を上記の様に変えていきます。

今回、倉庫整理、積み込みに参加させていただきありがとうございました。
ぜひ次の機会も参加させてください。よろしくお願いします。

2012.05.19 Kawaguchi Outside Event SR 外注メモメモProject終了報告

2012.05.19 Kawaguchi Outside Event SR 外注メモメモProject終了報告
今回は外注としていった現場ですので、詳しい状況かけません。
ただし、ちょいとヒントになることがいろいろあったのでメモしておきます。


見ての通りの、一般的な屋外Japanese Festival Style。

ほぼ、バンド転換にいったようなものでした。
ラテンは、かっきー現場でいろいろ勉強させてもらいましたが、やっぱりいろいろな流派があるのだなと思いました。
編成は、Dr(BD+Timb)、Conga、Bongo、EB、Key、TP×2、Sax、Tb、VOの合計10人。ChoがEBとDrとConga以外ほぼ全員。

メモとして書きたいことがいっこ。
今回バンドがセッティングをして音を出す機会が、3回ありました。
9:00からのSound Check
12:50からの1st Stage
16:00頃からの2nd Stage
問題は、Keyで起こりました。
SoundCheckと1st stageではOKだったのですが、2nd Stageの転換の時に問題発生。
音が出ない。
「楽器を切り離してホットタッチしても回線はOK」
「楽器の電源は入っている」(LEDの電源ランプ確認)
「Sustineペダルを抜いたり、いろいろしてみたけどダメ」
「本体にスピーカーが付いているが、そこからも音が出ていない」
こりゃいよいよ、手は無いなと思った時、KeyのACアダプターを見ると・・・。
汎用タイプのいろいろな楽器やエフェクターに使用できるように、5V-7V-12Vと切り替えができるタイプのACアダプターだった。

よーく見ると、5Vになっとりました。
転換中に動いでしまったのでしょう。

程無く、音が出て復活、そのまま本番2nd Stageは無事行われました。
ここで、わざわざ書いておきたいことはこういうことです。

「電源ランプがついていても、正しくその機器が動作しているとは限らない」ということ。
こりゃあぶないわ。

だって、電圧そのものが降下していても、電源ランプは付くかも。
んでも、正しい音が出てるとは限らない。

テスター必須の世の中になってきました。
がんばろー!

2012年5月16日水曜日

2012.05.09-10 Rose Yoden Yukiko Recording Project 41RP STAFF REPORT

2012.05.09-10 Rose Yoden Yukiko Recording Project 41RP STAFF REPORT

今日は初めてレコーディングを見学させて頂いた。
きちんとしたレコーディングスタジオに入ったのも初めてで、スタジオの仕組みを分かっていなかったのだが、スタジオに入るとオーナーの方が持ち込みの機材以外ほとんどを組み立てていて下さって、後はセッティングするだけの状態だった。
 
ミキシング室(コントロールルーム)とレコーディング室(ブース・スタジオ側)は完全に分離されていて、ミキシング室ではレコーディングに使っているマイクに入った音を聞き、プレイヤーはミキシング室にあるマイク(スイッチ付きのもの)の音をイヤホンで聞いてやりとりをしていた。

始めはそのイヤホンでクリックの音を聞きながらの演奏だったのだが、今回Violin×2 Viola Cello Pianoという編成で音量も凄く繊細だった為マイクに所々クリックの音が入ってしまい、プレイヤーの方はマイクを外しての演奏に変更された。
 
その為やりとりの仲介役として私がレコーディング室に入り、ミキシング室からの言葉を伝達する事になったのだが、レコーディング室の中は緊張感に満ちていた。繊細な音の場では自分の一挙一動が雑音がマイクにのってしまうし、またミキシング室からの言葉を的確に伝えなければならない、今まであまり使っていなかった神経を沢山使った。音響の現場において多くの仕事があるんだと思った。

またプレイヤーの方々がミキシング室に入って、直前に録った自分達の音を聞くという事が一度あったのだが客観的に聞く事によって様々な改善点が出ていた。これはプレイヤーに限った事ではなくて、エンジニアも客観的に聞く事でしか分からない事は沢山あるはずだ

レコーディング終了後に作曲者の余田さんと富さん、スタジオオーナーの高橋さんの三人でミキシング(全部ではなく軽いミキシングとおっしゃっていた)をやっていたのだが、その行程が終了した時点の音を聞かせて頂いた時、すごく衝撃的だった。
 
レコーディング中、私はレコーディング室とミキシング室両方で演奏聞いていたのだが生の音を聞いて美しいなと感じたものを別角度から同じように美しいと思えるように再現されていて音響の技術でこんな事が出来るのか!と驚いた。
 
 また、翌日にマスタリングが行われるようでマスタリング終了後の音が今とどう変わるのか凄く気になる。

凄く貴重な現場を見学させて頂き、本当にありがとうございました。

2012.05.16 Mic1本でもMixing『透明な音』

2012.05.16 Mic1本でもMixing『透明な音』

人と何かを較べる時に気をつけていることがある。
「わたしはもっとできるはずだ」「なぜできないのだ?」
誰しもがこう考えてしまう時がある、私も同じだ。
ある時すごくぱっと道が開けた時がある。

「わたしはここまでしかできていない」「これとこれは出来ていない」
これがいい。
自分をきちんと推し量り、自己を見つめて、の力量を知る。

「何か障害があり、物事が進まず、出来ない時に」「何故出来ない?」と考えるだけでなく、「ここまでは出来ている」「ここは足りない」「ここは今は叶わない」と自分の位置と意志・使命を確認する。
人には何か生きていれば、いろいろな使命があり、それに向かってちょっとづつ近づいていく。
近道はなくて、回り道にこそ楽しいことや本質がある。

迷っている友人がいる。
焦り、落胆、絶望、困惑している人がいる。

いつかいろんな迷い道、回り道の途中で、気軽にこう言えるような環境を整えていきたい、そしてそういう人になりたい。
「あー、これ間違えだったよ!ごめんごめん」
これを、さらっと言えるようになれば、充実して楽しい人生を送れるはずで、何故生き急いでいるのかといった途上も、意味はあったのだなと思えるようになる。

「前に進む力」は大事だ。
それには、「過去」→「現在(いま)」→「未来」について、振り返り(過去)→柔軟に考え(いま)そして、途方も無い想像(未来)をして、挑めばいい。
未来のコトは、現在(いま)しか考えられないのだよ。
「自信」というものは、自分自身だけではつけにくいものだ。
私の経験だけであるけれど、自信というのは、「自分を信じる力」を、そばで見てくれている他人がいて、離れていても、見えないところでも信じてくれている友人がいるから
深いものになっていく。
そんな、周りの大切な友人から、とってもいろいろなことを学び、指摘をされ、私たちは進んでいくのでしょう。
人生の面白さはそんなもんじゃない。
繰り返すが「わたしは違う」「わたしはこうじゃない」と思うのであれば、それはこう考えると楽だ。
「いままでのわたしは間違っていた」「今のわたしはこんなもんだ」
だから、これからやればいいだけ。
「これをもっとやろう、もっと勉強しよう」「不器用なわたしをもっとよく知り、もっと勉強しよう。」

それぞれが、過去を否定せず。人を否定せず、音や音楽を大切にして、やっていけば、道はひらけるはず。

力強く優しい音とともにあるけばいい。
透明なら、何色にでもなれるはず。
自分自身に向きあうということは、自分以外の人や世界と物事をつなげて・較べて、考えることかもね。
迷ってない人なんていない。
伝わらないと感じた時に、その人の志は高い。

間違ってなんかいないはず、いつか突き抜けて生きるには、時間がかかる。
やっとそんなとこまで来ました。

がんばりましょう!
友よ。

追記2013.10.31読み直しました!

2012年5月14日月曜日

2012.05.02-04 Brass Band Live Recording&SR 41RP STAFF REPORT-2

2012.05.02-04 Brass Band Live Recording&SR 41RP STAFF REPORT-2
先日は大変お世話になりました。
今回は見学という形でしたが、私にとっては初めての参加、初の現場でした。
参加させて頂く事になった時は、いきなりこんな機会を与えてくださってとても嬉しくて気持ちが高ぶっていましたが、日が近づくにつれてまだ入学して日が浅く、知識もなく基本すらわかってない自分が果たして邪魔になってしまわないかと不安でいっぱいになりました。
周りの人たちには迷惑な存在であったと思いますが、私は2日間が終わって、改めて参加して良かったと思いました。
 
◎今回知った事・気づいた事
・正板がないとあるとでは音も変わる。(反響板の正面のでっかいやつ)
・マイクをつける部分は大きさが異なり、変換するネジが4種類ある。
 (今回はKM184からAKG451)
・情報が多く集まるのは下手。
・パッチ盤→ケーブルをステージから音響質へ、収納・接続するためのパネル。
・ステージ裏手の見えない所からからのアナウンスをカゲアナという。
・三点吊り→全体をとる。
・SCHOPESのCMC64Uは取り扱い注意。
・スタンドにコネクトされていたマイクあったが(琴・奥PartMic)、実はスタンドの中に線が通っているのでちゃんとつながっている。
・ライブハウス→頭をとったらGAINを下げる。⇔ホールetc...自分でそのままオペレートする時にはGAINはしぼらない。
・連絡機の確認 とても大切!
・マイクチェックはとても大切で、チェックをする人はちゃんと声を出してあげなければいけない。(本番にマイクを使う人がどのくらいの声で話すか分からない。)
・距離も大切(マイクチェック)
 
・音響と照明では巻き方が違う時もある、会社で違うときもある。
・USBにはカクとヒラがある。
・ケーブルの名称と形は、いろいろ種類があるけど、オスメス分れているものと、主にオスが主体の物がある。
 
・音響室とホール(生音)をたくさん聞く。(行ったり来たり)
・ビニールテープはバミリ以外にもたくさん使うことがある。
 
*音響室の機材にピニールテープが貼ってあり、気になってたくさん質問したところ、日下さんが教えてくださいました。
「48Kだよ」←周波数のこと。いくつかの機会があるときは周波数をそろえる。どの機会を親にするか(これに周波数を合わせる)
ビニールテープに必要な事、みんなに知っていてほしい事を伝えるためにみんなの目に付くところに貼る。こういった事は当たり前なのかもしれませんが、私にはとても印象に残りました。
 
・ヘッドフォンを聞いていた時に急に聞こえなくなったが、コンソールは動いていてもレコーダーをオフってしまうと聞こえなくなる。
 
!前に授業で聞き比べをしたのを思い出して、2つを聞いてみましたが、ヘッドフォンのSONY MDR-7506は少しシャリシャリしているような感じがして、CDR-900STはホールの音と似ていたような感じがしました。
*まだたくさんの種類のヘッドフォンを聞いたことも、どれが良いかとか、基準も分からないです、すみません。
 
マイクをつけさせて頂いたり、高校吹奏楽部OBスタッフの中に、現役の舞台音響の方がいたり、楠田さんとお話させて頂いたり、先生や先輩から説明を頂いたり質問に応えて頂いたり、ケーブルを巻いたり、、、。
 
今回は雰囲気をつかんでもらえればと先生はおっしゃっていましたのでそこを重点的に見学していましたが、初めて知った事、身を持って学ばせて頂いてとても勉強になりました。
音響室も、公共の場では初めてで、片付けの時に軍手が必要だたいう事も全くもって知りませんでした
 
最初は事前打ち合わせ版の紙の知らない言葉を少し調べたり、8の字巻きを自転車のゴムで練習したりと、少し勉強してから見学に行ったつもりになっていましたが、やはり分からないことだらけ。知らないことが多すぎました。
 
今回は何をして良いのか、どこにいたらいいのかも分からなく、ただただ聞いている事しかできませんでした。そして、知識や物事を知らない人、仕事ができない人がどれだけ邪魔になってしまうのかも改めて実感しました。
今回は大変貴重な機会にお声かけして頂いたのに何もできなくて本当にすみませんでした。
しかし、私にとってはとても良い体験になりました。
この体験でもっと知りたい、もっと学びたい、勉強を頑張らなければと強く思いました。
今回はこのような機会を与えて下さり、本当にありがとうございました。

2012.05.09-10 Rose Yoden Yukiko Recording Project終了報告

2012.05.09-10 Rose Yoden Yukiko Recording Project終了報告

 4月の下旬、しかもO-Westが終わった時かな?恩師の西岡先生から神の電話が鳴る。
『5月のラボ録音のことかな?』
・・・と思ったら、違ってました。
『ふむふむ、弦カルの録音』『バラのやつ』

あんまり、理解をしていなかったまま、連休は北高へ。
ほんとはリハとかに伺って、曲想など聴いておけば良かったなと少しだけ反省。

内容はですね、5月の下旬に行われる『国際ヘリテージローズ会議』で販売される、バラをテーマにしたCD録音でした。
Studioは、今年3回目の中野Voltaさん、今回もいい音で録れました。

こちらがプランです。
87で弦を録ったのなんて何年振りだろう、しかし安定のマイクだなこりゃ。
ちなみに、U-87iとU-87Aiだとやっぱり10dBくらい差がある。


 


ピアノのマイキング、後述してありますが、結局ブースをあけて録音する事に。
しかし、これが良い音への結果になった。
Rec時はかぶりが気になってKM184でモニターしていたが、結果Mixでは414を使った。
Strとの距離感からすると妥当かな・・・と。



作曲家 余田有希子さん(画像真ん中)
Volta Studio高橋さん(画像右)

 前向きな、メモとして残します。
・クリックの漏れはやっぱり片耳だとすごい漏れる。
・クリックを聴きながらだと演奏が固かったので、クリックを頭だけにして、演奏してもらったら、 違う楽団になった、違う演奏になった。。ダイナミクスの伸びというか、演奏家の耳は本当にすごい。
・アイコンタクトはやっぱ大事。
・ブースのガラス等、初期反射はほんとに音に影響する。
・480Lの設定、あのパラメタちゃんと設定しよう。
・Mix時に、モメカルとVJOでの経験が生きた。定位(Pan)はほんとに音に影響する。
 アレンジが求める定位><音色のキャラクター
ふと手をEQにのばす前に、ふと手をRevにのばす前に、Panで本当に変わる。
 
当日は、EDITと仮MixまでStudioで行い、それぞれFileを持ち帰った。
一晩寝かせて修正点を早めに彼女に送っていただき、翌10日は、午前中に自宅でFinal Mix。EQ Rev Total等いつも使っているPlug Inで統一したのがよかったかな?
14:00から、東京録音さんでMastering。

 
 Engineerは、33期卒業生 青木恵順さん。

 そして、感動の瞬間。
今回、東京芸大音楽環境創造科の西岡さんからの依頼でしたが、わたしが何をすべきかとても考えました。
そして、もう一つ、この孤独な職業についても。
Composerという仕事

Maestroという仕事

Choir Directorという仕事

そして、Engineerという仕事。

孤独だけれど、一人一人が向き合って仕事をする。
音楽を囲み、音楽に囲まれる仕事は本当に面白いです。

編成: 1stViolin 2ndViolin Viola Cello Piano
Composer:余田 有希子
Assistant:高橋さん(Volta Studio)
Rec Assist:嶽下 あい(M-AQUA)
Mastering Engineer:青木 恵順(東京録音)
Special Thanks:西岡 龍彦(東京芸術大学 音楽環境創造科 教授)
Mixing Engineer:富 正和(M-AQUA)

RecからMateringまで、たった2日間だったのですが、とても時間がゆっくり流れてました、なんか不思議な感じ。

出来上がりが楽しみーーー!