2016年5月27日金曜日

2016.05.03-05 Brass Band SR and Live Rec Project終了報告

2016.05.03-05 Brass Band SR and Live Rec Project終了報告

毎年恒例の高校吹奏楽定期演奏会音響に行ってまいりました。
こちら↓は昨年の様子です。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2015/05/20150502-03-brass-band-sr-and-live-rec.html





恒例のこの光景ですが、今年は溝の口からの直行ではなく、5/3連休後半初日、みっちり渋滞にまみれて、夕方ホールに到着しました。


今回の技術特筆すべき点は、Mackie DLでClassic録音にも対応できるのか???
もちろんマルチレコーディングは得意ですが、そのHAが、録音品質としても使えるのかが鍵でした。

HAのデータ再現性など、実は便利なんです。




CAT-5は50mで届きます、一応安全のために、下手〜客席間で非常用のアナログ回線は借りておいた。
今回質問でわかったことなのだが、三点のパッチなども、一旦下手端子盤に上がるので、下手のほうが音響室からの最短かと。



久しぶりにHD24を24ch使用、帰宅後のトランスファーもPowerMacG5 and OS10.5で、Alesis FSTまだまだ動きます。

以下は以前作成した、ホールにおけるInput類 Time Alignment。


ホールにおけるOutput類 Time Alignment。
 3点吊りにおける照明さんとの位置関係図。


直接音と間接音の関係図。

3部は、レミゼラブルでした。



銃声や砲撃、SE出しをOBさんにやってもらったおかげで、とてもセリフだしと音楽ミックスに集中できました。



ナレーション録音はいつも通り。
ただし、今年はMOTU828xで録りました。

2部のセッティング

卓周りはこんな感じ。袖からのwifiは飛ばず。
これも恒例。
この客席角度はやっぱり見えやすい。


HD24をメーター代わりに使うのはとても楽。
左側に、CDMDサンプラーでした。



本番日の朝、ホテルからホールに歩く道すがら、どこからか大きな歌声が。
OBも含めた『民衆の歌』が、泣ける。



レミゼ、もちろん『夢破れて』も、胸に迫るものがありましたが、それを乗り越え『民衆の歌』を、若い人たちが唄うことに、とても意味を感じました。

これは、帰路途中清々しい青空から、
北関東に沈む夕日。
次は8月末の、学校行事に協力します。

スタッフの皆様、ホールの皆様ありがとうございました。

2016年5月22日日曜日

2016.05.15 Nikko Outside Event SR Project終了報告 Mackie DL32R

2016.05.15 Nikko Outside Event SR Project終了報告 Mackie DL32R

いろいろ消えてたので再投稿。
昨年の10月中国来訪直前のイベントから、約半年。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2015/11/20151025-nikko-outside-event-sr-project.html

春の日光総合会館前イベントを担当して参りました。



実は、昨年5月に初めてMackie DL32R I Pad操作Mixerだけで行った現場。
果たして、ビッグバンドのような大編成も、I Padだけで操作可能かどうか、この一年様々な現場で使用して参りました。


一年間でわかったこと。
・譜面台や置き場が欲しい。
・事前の打ち込みがとても重要。(楽器名とパッチ)
・長時間のApp使用時(5-6時間)に、Appの再度立ち上げが必要な時がある。
(上にスワイプでApp終了は便利)
・StereoやMixの後の、Output ATTなど、Ampまでの入力調整箇所はないので、工夫が必要。




風対策、水平対策がこの現場はいつも大変なのですが、逆T字がとても安定感あってよかった。
 ケーブル長関係の特筆は
・Amp〜逆側FOH 20mで置けるところ。
・電源は30mでOK
・16Pマルチは10-15mが便利かも。
 このように、Big Band や大編成が後半でしたので、様子を見ながらできたのがよかった。
晴れ渡る空の下、山内へ向かう。


コントラストが美しい。



日なたは暑い、日陰はさむい。


この樹木もだいぶ大きくなった。



FOOTをSTXにしてから、この階段セッティングが美しくていい。


アンプ周りは前面のXLRパッチがやはりやりやすい。
背面は入力関係でも触るし、なるべく触れたくない。








日がだいぶ伸びて、演奏終了17時ちょい過ぎでもこのくらい。


一日いい天気でした。
そのまま、埼玉県志木市で行われたしあわせ祭りの機材を受けとるため戸田へ。
日光出発時に食べたラーメンが大正解、高速乗っちゃうとどうしても、後々になっちゃうが、無事21時ごろに戸田に到着。


ふと、この日光総合会館前のイベントはいつから担当していたのか調べてみた。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2011/05/20110515-nikko-outside-event-sr-project.html
2011年の5月、もう5年です。

次の総合会館前は9月25日、そろそろ日光に交流を持って欲しい演奏家を呼びたいです。

2016年5月15日日曜日

2016.04.26 Television Score Recording Project終了報告

2016.04.26 Television Score Recording Project終了報告

On-Airが終了しましたので、下段に追投稿いたします。

以下は5/9投稿分です

連休も終わりました、今日はアプローチを変えて書かせていただきます。

実は今まであまり語ってこなかったのですが、わたしがNHKに入局するきっかけがありました。

それは、80年代後半〜90年代前半のドラマ、丁寧に作られた劇伴(映画やドラマのためのSound Track、Originalの曲のこと)に興味を持ったのです。

『東京ラブストーリー』『愛という名の下に』『ひとつ屋根の下』『ええにょぼ』
脚本も出演者もその当時の世相を表していたのかと思いますが、その作品に共通する作曲家そして、CDが発売されていました。

純粋なレコード音楽も去ることながら、"NHKに入れば、そのOriginalの音楽を録音しているらしいぞ!"と知ったのち入局、アシスタントとしてですが、ドラマやテーマ音楽・劇伴音楽制作に関わらせていただきました。
間近にその、映像やストーリー背景に関連するものごとを、音楽で表す。
これが、とてもCreativeを感じたのです。

そしてもう一つ、ドキュメンタリーという分野についても、若干興味も持ちました。
こちらはNスペのロケーション音声から、MA(ナレーションなどの音声後処理作業)まで、担当しました。海外ロケも、栃木県内の代表的な紀行番組は12本関わりました。
現在芸大で関わりのあるN教授についても、実はドラマ音楽や現代音楽ではなく、主にヨーロッパ系の歴史ドキュメント番組の音楽録音で同席したのです。アシスタント経験がとても印象に残っております。


二つの小さな夢が今回叶いました。
憧れの劇伴作曲家との関わり、それがしかもドキュメンタリーの音楽録音。

作曲は日向敏文さん、On-Air前なのでこれ以上の情報はあげられませんが、とにかくこちらの番組をご覧になってくださると嬉しく思います。

http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2016-05-14/31/1322/2259531/

ETV特集 「女ひとり 70歳の茶事行脚」
上記リンクの画像、ほんとうに衝撃的です。

これからの生き方にヒントになるし、今仲間に支えられながらやっている音響のかたちに、影が合わさって来ます。

放送は2016年5月14日(土)23:00-24:00です。

こういうことを、こういうかたちで、やりたかった。
やっぱり、想っていれば叶う。

5/15 0:30
まだ、再放送もありますが、とにかく感無量です。
この混沌とした中にも、どのように歩くべきかのしるべのひとつがありました。

ラッシュ(荒編集)を覗き見た動画からは、とても厳しいストーリーをイメージしていたが、番組から感じることは、力づよく美しい生き方でした。

・茶事は気配や音の文化
・山水風月を感じ
・渇望はつづく
・井の中の蛙大海をしらず、されど天を仰げる。
・茶人にとって70歳という意味は、利休自害の年齢
・花一輪をいきる

素晴らしいドキュメントの番組に関われたこと、これからも演奏家にまだまだ出会い、もっともっと稀有な経験や音楽制作に携われるよう、精進します。

放送ご覧になられたかた、ありがとうございました。
富 正和

2016年5月10日火曜日

2016.05.10 Music Note I

2016.05.10 Music Note I

再び記事を読み直しました。今までこちらにありましたが、Audio Skil Blogは技術面で、M-AQUA Staff Blogは一般の方にも読みやすいよう、校正いたします。

作曲家 渡辺俊幸先生
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/08jasrac/kouki/11/kougi11.htm