2006年12月18日月曜日

2006.12.15-17 GOSPEL LIVE SR REPORT 35RP

2006.12.15-17 GOSPEL LIVE SR REPORT 35RP

宇都宮ゴスペルライブ
今回の現場でとても勉強になりました。

自分の中でいくつかポイントをあげてみます。

・「ゴスペル」を知らないなら勉強してくる。
・基本的に現場では教えてくれないので自分の目で見て研究する。
・回線表をもらっても見慣れていない為、動きが遅い。
・回線表をもらったら、しっかりとイメージする。
・回線表を失くさない。
・ソプラノ、アルト、テナー、バスはどこの位置なのか。
・スタッフ、アーティストにしっかりとあいさつする。
・打ち合わせから分からないことを失くす。
・回線表をみて分からないことがないようにする。
・~をどこどこに持ってってと言われて、
 聞き取れてないのにノリで返事してもしっかり確認する。
・道具、何がどこにどの箱にはいっているのか確認する。
・ケーブル巻きが遅い。・ケーブルを解いたときコマにならないように。
・ケーブルは、巻いたらまとめて置いときスピーカーの台車等
 何か台車の上にまとめて乗せてもっていく。
・片し時、ケーブルをぐしゃぐしゃにしない。せっかくきれいに這わせてあるのに。
・ラッシャーが使いこなせるようにする。
・マルチすぐ繋げるようにする。
・マイクスタンドすぐ立てれるようにする。
・パッと見て何のケーブルか分かるようにする。
・マルチケーブル、8ch16ch見てわかるようにする。
・配置するときはバラシの時の事を考えて配置する。
・ばらし手順を聞いておき自分がまず何をやるのか。
 何を先に片すのか勉強する。
・バトンの動いている下に入らない。
・はっきりした声で掛け声をする。
・現場メモする暇がないときが多い、聞いて覚えるのも大事。
・現場は緊張するが焦らず急ぐ。まずは確実にこなしていく。
・舞台の上に立っても恥ずかしいと思わない。堂々と動く。
・自分がやるべきところでは駄目、介錯する。
・早いやり方=いろんな人のやり方を勉強する。
・スタッフが何をすべきか考える。
・うまく指示されるように動く。
・リハーサル時、マイクの高さ調整等自分から積極的にやる。
・搬出は、機材を積み込む順番があるので考える。
・スムーズに積み込が出来るスタッフになろう。
・PA以前の問題。まずは舞台のことから覚える。

2006年12月15日金曜日

2006.12.30 木村洋幸

ヘブンズロックさいたま新都心で、
ブルース&ジャズセッションのMixをしました。

研修生
片岡 敬
佐合珠樹

木村洋幸

2006年12月12日火曜日

2006.12.16 GOSPEL LIVE SR






12月16日 SR研修生募集 ゴスペルライブ
2006.12.8〜10『ゴスペルSR』

#日時
12月16日(土)

#場所
栃木県宇都宮市宇都宮市文化会館小ホール

#内容
12月16日 ゴスペルライブ 編成 Choir25名 Pf&Per ライブSR

#音響スタッフ

小笠原章
太田吉昭

2006.12.9-10 GOSPEL LIVE SR/JAZZ LIVE REC





2006.12.8〜10『ゴスペルSR&ジャズライブレコーディング』
#日時
12月8日(金)
12月9日(土)
12月10日(日)
#場所
12月8日、9日 栃木県下都賀郡野木町 野木エニス小ホール キャパ280人
12月10日 栃木県日光市今市 レストランバー『珈茶話』(かしわ) キャパ50人

#内容
12月9日 ゴスペルライブ 編成 Choir17名 Pf&SAX&Per ライブSR
12月10日 SAXデイブピエトロ&PfジョナサンカッツレストランバーでのライブSR

#音響スタッフ

小笠原章
楠田和仁(ペイントボックス)
田中友尋

2006年12月11日月曜日

2006.12.9-10 GOSPEL LIVE SR/JAZZ LIVE REC REPORT

2006.12.9-10 GOSPEL LIVE SR/JAZZ LIVE REC REPORT 35RP/SA

12月8日から10日まで、『野木エニスホール』でのゴスペルライブと、
今市の『珈茶話』でのレストランバーライブ&レコーディングのSRに
研修させていただきました。
自分が、今回のようなライブ・SRに同伴・研修させてもらったことは、
初めてだったので、見るもの、作業するもの全てが学習することで、
大切な経験となりました。

特に今回初めて参加させてもらって感じた事は、現場の雰囲気や、
ミーティングから始まり、
セッティング→リハ→開演→終演→撤収までの流れという物が、
一体どういうものなのかという事でした。

それは、今の所学校では感じたりした事が無く、
今後、模擬的な内容の授業もあるとは思いますが、
やはり現場の実際の空気を感じれたことが、
今回の研修で自分の中では、一つの大きな経験になったと思います。

今回、研修に参加させてもらうと決まった日より、富先生と2度ライブ内容、
作業内容等を確認するミーティングの時間を作っていただきましたが、
研修が終了した今となって思う事は、実際の内容のほとんどを
公演されるハコを見た事も無く、出演者の特徴も知らない自分は
把握できていなかったと思います。
最初の予定と本番とでは変わっていくのは当然だとは思いますが、それでも、
もっとミーティング時に理解が自分の中でできていれば、当日の作業手順、
作業の必要性等を理解を持って、取り組む事が出来たのでは?と思いました。

あたふたと、作業の流れが読めず、ただ、今、自分は何をするのか?
と考えるだけで、今している作業が、本番にどのように作用するのか、
この準備ができたのならば、場の進行状況から考えて、
次に準備するものは何なのか?と予測するする事が
出来ていなかったと感じました。

今回の研修中に富先生を始め、
STAFFとして一緒に作業させていただいた、
 『楠田さん』(古河市SRエンジニア)
 『小笠原さん』(宇都宮市SRエンジニア)、
 出演された『ワールドソウルコーラス小山』の方々、
 『珈茶話』の皆さんに声をかけていただき、
いろいろと教えてもらった事があります。

・声をかけられたら、返事をしっかりする。
 とても当たり前の事ですが、大切である。
 自分が学生であり研修として参加していようが、
 他のスタッフや、出演者、その関係者たちから見られたとき、
 一人の音響さんとして扱われるということに、
 説明されるまでに気付かずに、自覚が無く説明されて初めて、
 緊張感をひしひしと感じました。

・メモをとる時に、自分で絵を描いてみると良い。
 絵をノートに書く事によって、文章でまとめるよりも、
 書きたい全部の内容が漏れが無く、ノートに移す事が出来ました。
 後でメモを見返してみても、内容がよりわかりやすく思い出す事が出来た。

・SRの現場は予想外の事が起きる。
 どのような状況でも、まず音を出す為に努力をする。
 (電源はきているか?きていない電源の場合どう対処するのか?)

・スピーカーのセッティングや、結線のやり方等、
 マイクからスピーカーまでの間で、どこで音量をかせぐのか、
 いろいろなアレンジをリハーサル中や空いている時間にやってみる、
 試してみる。正解というものが無く、より良いと思うセッティングに
 変えていく事が大切である。

・音源からの生の音と、スピーカーからの音とを比較する、
 立ち位置を変えて音を比較してみる。
 自分が音源に対して立っている位置を変えて、音が変化するように、
 マイクアレンジ、エフェクターの影響等によって、
 スピーカーからでてくる音は違っている。

・機材の体調を把握する。
 同じ機材であっても、経年変化により劣化不具合が生じたり、
 一つ一つ状態が違っている。注意する。

・オペレーターからアーティストへ、
 『声をもっと大きく下さい』という前に、
 マイクアレンジはONかOFFなのか、
 自分の方で直せる所をまず考えるべきである。

・想定外の楽器の突発的な参加・追加
 アーティストのテンションを下げないよう、出来るのならば、
 サウンドチェックを頼み、出来そうにないと感じたのなら、
 無理はせずに、あきらめる事もある。

・モニターの必要性。
 プレーヤー側として、いい音が鳴っているのかを判断し、
 自分の出している音の確認をするために、必要なものである。

・現場にはいらないとわからない事もある。

・アーティストがこちら側にどこで、何を要求してくるのか予測する事も
 大切である。

・考えすぎも、無駄になってしまうが、考えずにいる事はやはり良くない。

・ステージの特徴の重要性とモニタースピーカー
 Pfのモニタースピーカーには、メインである、Choの音や、
 ステージの特性上聞こえづらい音を、送ってあげる。
 そこに、SaxやPer等の音を入れてしまうと、判別するのが難しくなると
 思われる、あとは、自分の音を返してあげる。

・自力でレコーディングしてみる。
・編集や卓の調整を考えるよりも、手順、内容を理解する事が大切である。
・学校は基礎、原理を、現場は手順(流れ)、段取りを学ぶ。
・見ただけでは覚えられない、覚え、使えるようになるには、
 実習(やってみないと!)、覚えているだけではダメ、
 使えるようにならないと意味が無い。
・いかに早く作業が出来るか、時間的に終わらせる事が出来るか。
 早く終わらせる事ができれば、その空いた時間にいろいろと、
 試行錯誤することができる。
・研修終了後、自分のヘッドフォンを持参していけば良かったと思いました。
 聞き慣れている自分のヘッドフォンで、どのように聞こえるか、
 リハーサルの時にでも聞いてみたいと思いました。

今回、研修にさんかさせていただき、いろいろ勉強になりました。
ありがとうございました、また、よろしくお願いいたします。

2006年11月27日月曜日

2006.11.27 日本フィル


11月27日
『日本フィルハーモニー交響楽団』
山手女子中学校・高等学校公演SR

#内容
日本フィルハーモニー交響楽団 7重奏 Pf、Per、Cb、Cl、TP、Vl、SOP

#音響スタッフ
富 正和
松井真理

2006年11月20日月曜日

2006.11.19 BIG BAND LIVE RECORDING REPORT 34RP

2006.11.19 BIG BAND LIVE RECORDING REPORT 34RP

反省点
・確認や質問が多かった。
 マイクをどこに置きますか?や、MCマイクを移動する許可をもらったら、
 小屋ミキサーのミュートまで許可をとる必要はなかった)
 考えてわかるような簡単なことは、確認してから行動するのではなく、
 行動してから報告するようにします。

・雑な動きがあった。
 一度注意されたのにもかかわらず、マイクスタンドをライトに
 ぶつけてしまった。毛布を靴で踏んでしまった。
 もっと周りが見えるように落ち着くように心がけます。

・仕事が遅い。正確でない。
 積み下ろし、仕込み、セッティング、バラシの早さは完全に一年生に負けていた。
 ケーブルの数え間違いもあった。

・呆然と立ち尽くす場面があった。
 状況がよくわからなかったり、仕事が見つけられなかったり、
 指示の意味がわからなかった。
 どんな状況になってもテキパキと動けるように、
 前日にシミュレーションをします。


・自分の仕事がきちんとできていなかった。
 MCマイクにエコーをかける、曲がはじまるのに気がついていなかった。
 その曲名を強く意識していれば、そのアナウンスに早く反応できていた。

今回のライブレコーディングは準備の時間がとても少なく、事前にわからない事や
直前の変更もあり、自分はその場の判断・対応についていけず、行動が遅れたり、
少しうろたえる場面がありました。
あまり役に立てなかったので落ち込みました。
今後とも勉強と経験を重ねていき、ちゃんと仕事ができるようになりたいです。

2006年11月19日日曜日

2006.11.19 Amature Big Band Live Recording 終了報告







2006.11.19 BIG BAND LIVE RECORDING 終了報告

#日時
11月19日(日)
#場所
栃木県日光市今市 レストランバー『珈茶話』(かしわ) キャパ50人

#内容
ビッグバンドライブレコーディング
編成 Dr、Pf、EB、EG、Per
SAX7、TB3、TP4、VO

#音響スタッフ

渡邊祐一
山口智史

2006年9月24日日曜日

2006.9.23 GOSPEL LIVE RECORDING







2006.9.23『ゴスペルライブレコーディング』
#川口リリア 大ホール
#内容
HIRO's MASS CHOIR 250P Dr EB EG Organ KEY
#音響スタッフ
富 正和
土井健生
佐藤千恵
大野晴丈

32chトランスボックス借用
オアシス 様

2006.9.23 GOSPEL LIVE REC REPORT 34RP/2

2006.9.23 GOSPEL LIVE REC REPORT 34RP/2

23日のまとめのレポートです。

今回、振り返ってみて一番の失敗だったのは
まず何より事前準備が足りなかったことだと思います。
車の中で話していた通り、
ミーティングをしていないメンバー全員を集めてのミーティングを
行わなかったこと、もしやれていなかったら、
当日の集合時間に早めに来て、少しでも情報を得るための努力を怠ったことが、
富さんや、現場の方々に迷惑をかけた一番の原因です。
結局そういった態度になってしまったのは
富さんがミーティングなくていいよねって言ったときに
すなおに『まあいっか』っと言う自分の態度と、
回線表にをみれば何とかなるというくそったれな自分の甘さでした。
そういったことから現場に出てみてあまりに自分の知らない情報の多さに
気がつき、事前に持ち物を用意できなかったこと、などが重なり
こういった状況になったと推測できます。
この情報に関して色々な観点で見た自分の今直すべき所は

・事前ミーティングをメンバーを集めてぜったい行うこと。
・現場での情報の変更などに即座に対応を見せるということ。
・疑問に思ったことや、問題が起こったときなど、調べ、情報を集め、
 問題が起こった場合、なぜ起こったのかを徹底的に分析する。
・情報(知識も含む)を得た時にそれをつぎに残すための
 自分のフィードバックの方法を確立する。
 (メモを取り、PCでもノートでも何でもいいから残す。忘れた頃に読み直す。)
・現場で、次に何をするべきなのか、想像がつかないときは現場監督に
 情報を得ること。自分自身で極力考える。
・他人のやっている情報をえて自分が何をするべきなのか想像する。
・使う機材に関しての情報を得る。

などかと思われます。

現場について
上記の理由でできることがなく本当に使えなくて申し訳なかったんですが、
いま振り返ってあの現場での問題はいったい何で、
何が原因でだったかを思いつく限り挙げていきます。

・服装
→さっさと着替えるべきだった。

・持ち物
→持ってきていない+持っていても鞄の中ですぐに使える状態じゃない。
使いますと言ったときは肌身離さず現場では持っておくことが重要。

・自分の仕事が何なのか想像がついていなかった。
→富さんからパッとなにか言われてもやるべきことが、
わからずにオロオロして迷惑をかけてしまった。
=人の話を聞いていない。知識が足りない。

・何がそのやっている仕事で重要なのかを想像しなかった。
→今回の我々の仕事は録音でありSRではない。
つまり、会場の音うんぬんより録音された音源のクオリティーを上げるのが目的。
そこまでに馬鹿だったため考えがいかなかった。
そのために何が必要であったか?

1 マイクの位置と設置状況、状態の随時の確認。
2 録音機にちゃんと音源が録れているのか?
  (回線がちゃんと動作しているのか?)
  Chごとに信号が来ているのか?
  音のクオリティーは?
  ノイズは混入していないのか?
3 SRやモニター周り、あるいは他の業種スタッフと
  ちゃんと連携をとれる状態にあったか?
4 危険を回避できる状態にあったか?
  上記の補足みたいなものなのですが、
  マイク、録音機器、ケーブル、他のスタッフ、自分自身
  それらが何かしらの危険にさらされていないのかいつも気を配る。

じゃあ危険を回避するために何が必要だったのか?
堂々巡りになりますが、
認知するためには

細かな変化に気づく→自分の中で整理する。→行動にうつす。
1認知→2思考→3行動→1に戻る
と言う方法しかあり得ません。

では細かな変化にきづくためには?
状況+経験+知識

+外部の人とのコミュニケーション(一方的な場合や、他の人とのやり取りを含む)

+シンプルで出来れば必要最低限の方法で、
 確実にチェックが出来る方法を臨機応変に探す。

といったところです。
非常におくれてすみませんでした。
以上でレポートを終わります。

2006.9.23 GOSPEL LIVE REC REPORT 34RP/1

2006.9.23 GOSPEL LIVE REC REPORT 34RP/1

2006年9月23日
川口総合文化センター リリア メインホール
HIRO’s MASSCHOIR GOSPEL 2006
ライブレコーディング レポート


9:00 搬入
PAさんから搬入。大事なセクションの搬入が先。
PAさんの搬入が終わり、録音搬入。舞台上手に機材をまとめておく。
↓バトンが降りてきたとき邪魔にならないように。

PAさんのお手伝い
上手、下手にSPをつみ、卓をPA席まで運びました。
8人くらいで担ぎあげて客席を運搬。

PAさんの人手のいる作業がひと段落してから録音のセッティング。

PAからの頭わけ
レコーダーはMOTU、予備として002、D2424
DM1000をマスターにして同期

CHOは250人
頭わけでいいところをもらい、録音で4本(各パートに1本ずつ)
KM184をたてました。
上から狙う。PAのマイクの邪魔にならないように設置。
録音のマイクをたてるのはPAが終わってから。
PA優先。

トランス入りのマルチBOXを使用。
すべていったんトランスBOXを通す。足りない分は鉄砲玉を使って卓に入れる。
トランスが入っているとREC側でトラブルがあってもPA側に影響がない。
トランスはファンタムを通さない。ファンタムは一番近いところでかける。
今回はモニター。

サウンドチェック
PA、モニター、RECみんなで行う。
事前に空気でもいいからHAをあげてチェックしておく。

バンドさんリハ
CHOが入ってリハ
開場→本番
HPでチェック
休憩中、平台の前においてあったものを、撤収時邪魔にならないように移動。

撤収
一番にマイクを撤収
マルチも抜く。録音のみを抜いてPAのケーブルを抜かないように気をつける。

PAさんの撤収を手伝う。

ありがとうございました。

2006年8月21日月曜日

2006.8.19-20 BRASS BAND LIVE REC&SR REPORT 34RP

2006.8.19-20 BRASS BAND LIVE REC&SR REPORT 34RP

今市文化会館 吹奏楽 録音・SR

だいぶ遅れましたが、レポートを提出させていただきます。
あそこではいろいろと学ぶことがありましたが、あの経験が自分にとって確実にプラ
スになったと思います。

まず、チームの中での動き方について
・機材の積み下ろしなどはみんなで息を合わせ、流れを作り効率よくやる。
 バラバラに動かない。無理をしてたくさん持とうとせず、確実に安全に運ぶ。
・現場ではアシスタントも全体のことを把握していなければいけないので、
 ミキサーが演奏者や舞台監督と話していることは一緒に聞いておき、
 状況の変化などにも俊敏に対応できるようにする。

〈反省点〉
・自分の不勉強により、富さんの言っていることが良くわからないことや、
 理解するまでに時間がかかり少しもたつくことがあった。
 鎮(しず)が一瞬わからなかった。
・トランシーバーでの意思疎通が難しかった。
・弁当を食べるのが遅かった。
・実は2日目の本番のとき、強い睡魔に襲われていました。


次は、ミキサーテクニックについて
・司会者へのモニター返しは近いほうのスピーカーを下げ、
 遠いほうを上げでハウリング回避。マイクが遠いとき、声が小さいときは
 (わざと?とは言ってもレベルを上げれば必然的ですが)
 ハウリングさせることによりちゃんとしてくれることもある。
・ソロマイクにディレイタイムの設定をすることで、生音より先に
 SR音が出ないようにする。
・ホールのスピーカーが上方にあるため、別のスピーカーも持ち込み、
 定位を下げる。
・突然マイクから音が出なくなったとしても慌てず原因を探す。

Bruel & Kjaerのマイクがサンレコに出ていました。
ビンテージなのですね。富さんが大切にしている理由がわかりました。
学校にも同メーカーの測定器があり、録音ゼミで使いました。
遅くなったわりにはあまりボリュームのないレポートですが、
字で書いて説明できないことも多く学べたと思います。
それは演奏者や舞台監督との接し方から、ホールの電池は使っちゃ駄目とか、
ミキシングしやすいフェーダー(レイヤー)割り当てなど細かいことまでです。

いくつものミックスを1台のミキサーでつくり、
録音とSRを同時にひとりでやっているのを目の前で見られたことは、
とても価値のある経験だったと思います。ありがとうございました。

2006.8.19-20 BRASS BAND LIVE REC&SR REPORT 35RP

2006.8.19-20 BRASS BAND LIVE REC&SR REPORT 35RP

中学校の吹奏楽部定期演奏会の録音のレポート

 今回は吹奏楽部の定期演奏会と言う事で、ホールでの録音でした。キャパシテ
ィーは約1000人です。今回はメインマイクとしてDPA4006を使いました。3点
吊りで約1000mmのステレオバーを使ったAB方式です。指揮者の後頭部の後ろ
と上にそれぞれ2m位の位置にあったと思います。音源に対しての距離、角度とい
うのは人によって違いはありますが、ある程度似ているものだと思います。経験
を積んでいけば、これ位の距離だとこういう音だろうという見当はつくと思いま
す。しかし、覚えるまでは「前にやった時は何となくこんな感じ」というあやふ
やなものになってしまいます。私は先程2m位の位置と書きましたが、それは、マ
イクを吊った日の夜に思い出して書いたものです。その時はそれで良いと思った
のですが、今になってそのメモを見るとちょっと違うのではないかとも思ってし
まいます。やはり記憶というものは曖昧です。メインマイクが目の前にある状態
でメモを取らないとせっかくのメモが生きてきません。デジカメで撮ることも良
いと思います。それと、距離の見当をうまくつけることも大事だと思います。3m
と5mでは音も変わってきてしまうと思います。何度も現場をみて、覚えていくこ
とも一つの手ではありますが、効率が良いものではありませんし、時間がかかり
ます。メジャーや物差しを使って測る時間も取れないと思います。もし測るとす
れば、体を使うことも一つの手だと思います。ちなみに私は、17歩で10mなの
でフロントの楽器からマイクまで何歩とメモをしておけば、あとで計算して距離
がわかります。しかし、距離を測るということは万能ではなく、ホールの広さや
ステージの奥行き、楽器の編成なども関係してその時々に合った音源とマイクの
関係があると思います。3点吊りの位置はステージ上だけではなく、客席の最後
方などに行って立体的に見て場所を決めるそうです。もちろん音も聴きます。そ
れらは経験によるところが大きいのではないでしょうか。
 2本のメインマイクは、平行でステージに真っ直ぐ向かっていました。横から
見ると、マイクの向きは地面と平行で楽器の方向を向いていませんでした。直接
音と反響版からの間接音のバランスをうまく録音するにはそういうマイキングが
良いのではないかと思いました。単一指向性であれば、マイクの中心と中心から
30度位は感度がそれほど変わらないので多少音源からずらしても大丈夫だとも
考えました。私であれば、ついつい音源にマイクを向けたくなってしまいます。
よく考えると、AB方式というのは無指向性のマイクを使ったものですし、音源に
マイクを向けるという行為は、指向性によるマイクの感度を高めるということで
す。つまり、無指向性以外のマイクには有効な行為だと思います。そのため、メ
インマイクは直接に楽器の方を向ける必要がなかったのだと思います。では、な
ぜ直接に楽器の方を向ける必要が無いものなのに、2本のマイクは平行でステー
ジに真っ直ぐ向かい、地面に平行だったのでしょうか。ポーラーパターンを見る
と感度は全方向同じですが、マイクの構造を考えると、正面と横からの音に対し
ては障害物はありませんが、後方からの音に対してはマイク本体が障害物となっ
てしまいます。やはり、録りたい音に対しては、障害物があって欲しくはありま
せん。まず、一番録りたい音は、楽器の直接音です。次に楽器の音がホールの壁
に当たって跳ね返った間接音です。 間接音ですが、客席の最後列の背面の壁より
もマイクの位置の横の壁面や天井面からの音量の方が大きいと思います。以上を
踏まえると必然的に2本のメインマイクは、平行でステージに真っ直ぐ向かいま
す。マイクの向きは地面と平行ということに関しては、客席が上り坂になってい
るのでマイクもそれと平行にした方が良い気がしますが、マイクはワイヤーで吊
ってあり、ある程度の高さがあるので、客席の上り坂と平行にする必要はないと
思います。それでも、吊ったマイクの延長線上には客席があって一番遠い壁では
ないかもしれません。しかし、それでも良いと思います。なぜならば、客席は、
客が入ることによってますますデッドになります。そのため、客席からの間接音
よりも後方の壁面からの間接音の方が大きくなると思います。ちなみに、スタジ
オの人がホールで録音すると近めの音になり、ホールの人がスタジオで録音する
と遠めの音になることもあるそうです。 無指向性のAB方式よりも単一指向性のXY
方式のマイクの方が低音の音量が少ないそうです。音響室で聴いたあの音がAB方
式でした。特に低域が出ているという印象はありませんでしたが、XY方式では低
音がもっと少ないらしいです。指向性の切り替えが付いているマイクのキャラク
ターの違いは、一般的なマイクのように電気的に足し算や引き算をして変えたも
のよりも、C38Bのように物理的に変えたものの方がはっきり出るそうです。
 あるブラスバンドを録音するときに、コントラバス奏者が二人でマイクは無指
向性が1本とします。こうような状態の時、マイクはどこに向けますか。私は、
二つの楽器の間に向けるものだと思っていました。確かにこのような方法もある
と思いますが、どちらかに向けることもあります。例えば、譜面にTp.1などと書
いてあればそちらに向けます。コンサートマスターがいれば、そちらに向けます
。ステージの内側にいる人に向けることもあります。内側にいる人の方が演奏が
巧かったり、偉い人がいる場合もあります。又、三味線などでは、師匠が内側に
いるそうです。
 仕込みの時に何かわからないことがあって、その作業をしている人をただ見て
いるのではなく、何かしら動いた方が良いです。ただ見ているだけでは、自分が
そこにいる意味がありません。頭で考えて、何が必要か、真似してやったり、わ
からなければ、訊いても良いと思います。気づいたこと、アイディア、不安な点
はその場で確認することが大事です。
 リハーサルした後のマイクの位置は重要です。バミることは大事です。一度片
してしまうともとの位置に戻すことは難しいです。演奏者や音源との角度も覚え
ておきます。必要であれば、スタンドの高さ等も目印をつけておくことです。マ
イクをステージに出す時、片す時はさっさとやります。基本的にはバミった所に
マイクを立てますが、突然楽器の位置がかわることもあるのでその時は臨機応変
に対応するしかありません。バミった所にマイクスタンドをおくことばかりに集
中し過ぎていると、肝心の楽器にマイクが向けられておらず、袖に戻った時に後
悔して焦ってしまいます。もし本当にそうなってしまったら、もう一度ステージ
に出て行って直すしかないと思います。それと、マイクスタンドを楽器に向けて
終わりではなく、見た目も非常に大事な要素です。つまりは、ケーブルの引き回
しです。ブームを使っている時は、回転部分のねじのところにケーブルを引っ掛
けて、ケーブルをマイクスタンドの下に綺麗に溜めておきます。マイクスタンド
にぱちっと填めてケーブルを固定するもので止めておくのも良いと思います。そ
れと、バミった時にケーブルをマイクスタンドの下に溜めて、綺麗にケーブルを
マルチボックスや、2対のケーブルに繋げられる長さを袖に戻ってしまったらそ
の長さがわからなくなってしまうのでバミる時にビニールテープか何かで印をつ
けておくと本番に綺麗に素早くケーブルを引くことが出来ます。もし、リハーサ
ルのマイクの位置にバミって置くことを忘れてしまったら、報告です。何かあっ
たら、ホウレンソウです。
 現場での問題は、現場で解決します。スタンドのねじが緩んでいたら、締めま
す。マイクホルダーが余っていたら、元の場所に返します。マルチボックスのキ
ャップが緩んでいたら締めます。壊れたらその場で直します。
 ケーブルの見た目も大事です。ちょっとマイクを片す時もケーブルを綺麗に巻
いておいておきます。現場ではやることが次々とあるので、後でやろうと思って
もすごく忘れてしまいやすいものです。
 音響が早く現場入りする理由は、機材に火を入れておくためです。特に、メイ
ンマイクなどは、早くファンタムをかけておきます。火を入れている時間が長け
れば、それだけ機材が安定してきます。不安定な機材も徐々に安定してきます。
例えば、学校にあったクロストークがひどかったOTARI MX-50も火を入れておくこ
とで症状がだいぶ改善しました。時間丁度よりも早めの方が良いと思いました。
 マリンバは、LRでマイクの角度が違いました。マリンバは、鍵盤の下に共鳴パ
イプが延びています。低音にいくほど長いパイプです。共鳴パイプがアーチ状に
なっているものもありますが、それは見た目上の演出の為にやっていて、実際は
途中で内側が閉まっています。そのためLよりもRのマイクの方が下を向いていま
す。マイクはSM57でした。マリンバの鍵盤の板を音板と言うそうです。アフリカ
で生まれたマリンバ(Marimba)はアフリカのバンツー(Bantu)語で木の棒を表すrimba
に多数を表す接頭語のmaをつけたものです。昔は、共鳴パイプではなくひょうた
んがぶら下がっていたそうです。
 司会とヴォーカルにワイヤレスマイクを使いました。マイクの底に波の送信の
入り切りのスイッチが付いていました。マイクですから、どうしても床に置く時
は何か箱の中に入れます。ワイヤレスマイクなので置いておく時は、盗難防止の
為に明るい所に移動させます。ワイヤレスマイクもそうですが電池が必要なもの
は、必ず本番前に交換してチェックします。
 人の機材に絶対に直に印を付けてはいけません。ビニールテープなどを貼った
り、張った上に字を書いたりします。
 テーブルタップですが、グランド側にGやNのような印がついていることもあり
ます。有色ホットに対して、無色という意味でWhiteのWの場合もあります。日本
の電源は、2Pなのでタップの所でわざわざ3Pに変えても音響に関しては、意味
はないそうです。コールドとグランドが、既に一緒になってしまっているからで
す。
 極性チェックをする時には、体が他の部分に触っているとそこでグランドをし
ていることになってしまうので意味がありません。どこにも触らないようにしま
す。スニーカーなどであれば底がゴムになっているので電気は通しません。ホッ
トタッチをする時も右手でチップを触ってケーブルを持つ左手でスリーブを触っ
ていたりすると意味がありません。
 「携帯電話を持っている方は、電源を切るかマナーモードにしてください。」
などの開演前の注意事項などをアナウンスする人をカゲアナと言います。カゲア
ナのマイクにはボリュームが付いていましたが、先輩が、このマイクをチェック
する時に声で持続音を出しながらボリュームを絞っていました。これをオンオフ
チェックと言うそうです。
 プロセとは、プロセニアムスピーカーのことです。ホールの壁に埋まっている
スピーカーです。
 前日がリハーサルでその時にマイクの位置を決めたら、マイクを外す時は、当
日の為に慎重に外します。前日に私がマイクを外す時にホルダーを動かすなと注
意を受けましたが、2本目のマイクを外す時にも同じ注意を受けました。私は、
それほど動かしているつもりはありませんでしたが、当日の朝に横に4本並んだ
フロントマイクを見ると角度がまちまちになっていました。マイクの角度を直し
たので2度手間になってしまいました。ここでホルダーを動かすなという意味が
よく分かりました。結構マイクホルダーは動きやすいので慎重にやることが必要
です。
 マルチケーブルは、重いので上から下に垂らす時は注意が必要です。おもりな
どを使って止めておかないとケーブル自体の重さで下に引っ張られ危険です。音
響室から直引きでした。ホールの2階の音響室からステージにマルチケーブルを
垂らす時は、場所にもよると思いますが下で引っ張る時に本当に慎重に引っ張ら
ないと8Pのコネクタが落ちてきて危険ですし、コネクタにも衝撃を与えてしまい
ます。
 重ねて機材を運ぶ時は、取っ手の向きを揃えると降ろす時にスムーズに出来ま
す。
 ガリッた後に声でマイクチェックする時に、コンデンサマイクであるのにそれ
を忘れてオンマイクでチェックしてしまいました。それぞれのマイクの正しい距
離でマイクチェックをする必要があります。ブームで高くする時は、その前にマ
イクチェックをします。マイクのスイートスポットを知っておくも大事です。当
たり前のことですが、コンデンサマイクはマイクケーブルを抜く時には、ファン
タムが切ってなければなりません。私は、このことは、見落としやすいです。ミ
キサー側との必要な確認はをすることが必要です。
 110号ケーブルが音響室にありました。ヒャクトオです。元々は、電話交換
機の回線選択用に使われていたプラグで、それをそのまま音響用のパッチ盤に流
用したものだそうです。他のケーブルのように規格番号が名称になったものです
。バンタムを大きくしたような形をしています。ちなみに、ジャック側を110
に対して239Aと言うそうです。今回、110は接触が悪かったのですが、テス
ターで計って導通しないからといって断線とは限りません。110やバンタムの
プラグの部分は銅なので酸化をして導通しなくなることもあります。それでバン
タム磨きをピカールでやります。湿気も大敵です。今までかろうじて繋がってい
たところも湿気によってショートして信号がおかしくなってしまうかもしれませ
ん。
 音響室で110のパッチから卓側に結線する時に少し距離があったのでマルチ
ボックスを使いました。音響室内だけのケーブル引きだったのでローカルのマル
チボックスとマルチケーブルでした。
 デジタル機器には1.6msec位のディレイがあるそうです。音源とマイクの距離、
スピーカーと客の距離のディレイがあります。今回メインとフロントのマイクが
ありましたが、客席で音楽を聴いた時のようにするためフロントマイクに10msec
のディレイを入れたそうです。ソロにマイクを立てる時はオンになるのでミック
スした時にその楽器だけ前に出てきてしまうので、リバーブやディレイで周りの
楽器となじませます。イニシャルディレイは大体でいいので覚えておいたほうが
良いそうです。少ないエフェクトで最大限の効果を得ることが出来、音もクリア
になります。
 卓のアウトの中に運営系というものがありました。これは、ロビーや楽屋に流
れているホールの音です。運営系のアウトは、照明など他の部門にも送られます
。照明の位置からステージから出る音に合わせてピンスポを当てると200msecくら
い遅れてしまいタイミングがずれてしまうので、運営系のアウトを送ってタイミ
ングを合わせます。
 マイクケーブルをステージ上で引く時は、床の線に沿ったりして直線にします
。そうすれば、見栄えが良くなります。
 自分以外の人がしゃべっている時も耳を澄ましておくことも重要です。自分が
そこにいるのに、照明のスタッフと音響のスタッフが話していることをもう一度
話すとひと手間掛かってしまいます。自分の作業が疎かになってはいけませんが
、きちんと話もきていなければなりません。
 前日のリハで、57とかを置いていく時は、マイクホルダーに填めた状態で、ケ
ーブルを繋いだ状態にしておきます。そうする事で、盗難防止になります。マイ
クホルダーにマイクを填めておけば盗りづらいし、ケーブルを繋げておけばXLR
なので、一般の人は盗りづらいです。あと、人等がぶつかったりするかもしれな
いので、マイクを上に向けておきます。
 手元明かりは必要です。テスターと同じく常備です。ハンディーライトとかで
す。ホールでは必須ですし、場所にもよりますが、音響をやるのであれば、コン
ソールの後ろや、機材の後ろで結線したりする時に必要です。
 アンプラックを運ぶ時など二人で重いものを運ぶ時は、二人が同じ位置で持た
ないと片方に重さが掛かって人も機材も危険です。二人で声をかけて、何処を持
つかはっきり決めることで力が入りやすくなります。二人で無理なら無理をせず
、三人で持っていく方が良いです。気を付けましょう。無理をしないことです。
スピーカースタンドのスピーカーの昇降時に片手を上に支えてないと落ちてしま
う可能性もあると思います。
 クラシックの音響をやるときは、眠くなるので睡眠は十分に取っておくことで
す。眠くなるだけならいいですが、椅子に座っておらず、いろいろな機材のある
ところや、照明や楽器や綱元などがあり危険です。
 MOTU 24iでマルチで録りました。PCは録音してからHDDに書き込むのでそれが終
わってからでないと保存されません。DATはテープなので録音した分だけ録れます
。停電が急に起こった時は、PCでは、録音が消えてしまいます。DATだと録った分
は確実にテープに記録されているのでその点は安心です。停電用にバックアップ
になります。XLRのメスとデジタルI/Oも付いていたと思うのでTCD-D10PROのよう
です。
 LRのサイドモニターがあってWLの司会が下手側のサイドモニターの脇を通る時
にハウリングが起こります。その時は、サイドモニターのパンを上手に振ること
でハウリングは収まります。下手側は、近くに司会がいるのでモニターが小さく
てもある程度は音が遅れずに聞こえます。上手は司会と遠いので音が遅れてしま
うのでモニターを大きめにします。これをクロスモニターと言うそうです。
 撤収時、ステージに楽器がある時は、先にステージ上のマイクを片し、転倒等
を防ぎます。
 雨が降ってきた時は、素早く撤収します。積み込みもそうです。ささっと素早
くやって機材を守ります。
 ユーフォニウムにはソロの為のマイクを立てましたが、あまり知名度が高い楽
器ではないと思います。ユーフォニアムはチューバの仲間で、他にはマーチング
バンドでよく使われるベルが前向きのスーザフォンやバリトンがあります。ユー
フォニアムにはいくつか種類があって、国によって名前が入れ替わったりするの
で複雑です。
 緞帳の操作をする人からインカムで「次は司会が登場する」などの連絡が音響
や照明にありました。スタッフ間の連絡はスムーズな運営に欠かせません。他の
セクションとのコミュニケーションも大事だと思いました。
 当日の変更にもなるべく対処することが大事です。MDで録音されたナレーショ
ンは、当日の3部リハーサルが始まる前に到着しました。吹奏楽部の顧問の先生
が、Hi−MDで録音してきてしまったので、アナログでMDにコピーしたそう
です。そののち、CDRにデジタルでコピーしてバックアップとったそうです。
確かに、16秒のナレーションでもでなかったら終わりです。
 音漏れの多い音響室では、必ずプレイバックして生音のカブリが無い時に、実
際に録音されている音を確認します。これは、ヘッドフォンで音をとっていると
きと似ていて、実際に鳴っている音の分を差し引いて、音を録音してしまうのと
一緒だそうです。
 今回はクラシックと言う事なので、録音の音質に大きく関わるマイクはクラッ
シク用のヘッドアンプを使用しました。Millennia HV-3D8でした。
 ADATのVC-8も使いました。ADATはデジタルインターフェイスです。互換性はあ
りあせんが、形状はS/PDIFのオプティカルの角形と同じもので、8chの信号を同時
に送れます。

以上

2006年8月19日土曜日

2006.8.19 BRASS BAND LIVE RECORDING REPORT 34RP

2006.8.19 BRASS BAND LIVE RECORDING REPORT 34RP
今市文化会館 吹奏楽 録音・SR   34RP
    
だいぶ遅れましたが、レポートを提出させていただきます。
あそこではいろいろと学ぶことがありましたが、あの経験が自分にとって確実にプラ
スになったと思います。

まず、チームの中での動き方について
・ 機材の積み下ろしなどはみんなで息を合わせ、流れを作り効率よくやる。バラバ
ラに動かない。無理をしてたくさん持とうとせず、確実に安全に運ぶ。
・ 現場ではアシスタントも全体のことを把握していなければいけないのでミキサー
が演奏者や舞台監督と話していることは一緒に聞いておき、状況の変化などにも俊敏
に対応できるようにする。
〈反省点〉
・ 自分の不勉強により、富さんの言っていることが良くわからないことや、理解す
るまでに時間がかかり少しもたつくことがあった。鎮(しず)が一瞬わからなかっ
た。
・ トランシーバーでの意思疎通が難しかった。
・ 弁当を食べるのが遅かった。
・ 実は2日目の本番のとき、強い睡魔に襲われていました。


次は、ミキサーテクニックについて
・ 司会者へのモニター返しは近いほうのスピーカーを下げ、遠いほうを上げでハウ
リング回避。マイクが遠いとき、声が小さいときは(わざと?とは言ってもレベルを
上げれば必然的ですが)ハウリングさせることによりちゃんとしてくれることもあ
る。
・ ソロマイクにディレイタイムの設定をすることで生音より先にSR音が出ないよう
にする。
・ ホールのスピーカーが上方にあるため、別のスピーカーも持ち込み、定位を下げ
る。
・ 突然マイクから音が出なくなったとしても慌てず原因を探す。


Bruel & Kjaerのマイクがサンレコに出ていました。ビンテージなのですね。富さん
が大切にしている理由がわかりました。学校にも同メーカーの測定器があり、録音ゼ
ミで使いました。
遅くなったわりにはあまりボリュームのないレポートですが、字で書いて説明できな
いことも多く学べたと思います。それは演奏者や舞台監督との接し方から、ホールの
電池は使っちゃ駄目とか、ミキシングしやすいフェーダー(レイヤー)割り当てなど
細かいことまでです。
いくつものミックスを1台のミキサーでつくり、録音とSRを同時にひとりでやってい
るのを目の前で見られたことはとても価値のある経験だったと思います。ありがとう
ございました。

2006年8月9日水曜日

2006.8.4-6 EVENT NATSUKOI LIVE SR REPORT 34SI

2006.8.4-6 大平町なつこい 34SI






2006.8.4-6 EVENT NATSUKOI LIVE SR REPORT 34SI


今回は大平町なつこい祭のSRアシスタントとして参加させていただきました。内容としては、2日間通しでの大規模な野外イベントで、高校生バンド選手権やダンス選手権、ファッションショー、吉本興業のショー等がメインの演目でした。
野外会場は野球場内に仮設ステージを設けたもので、会場が大きいために、遠くまで音が届くように考えて設置する必要がありました。
まず、仕込み日である4日は3時過ぎ頃からセッティングを開始しました。機材セッティングの順序を簡単に並べてみると、
① スピーカおよび、アンプの設置
イントレ上にメインのスピーカをLRで4つずつ、計8つを組み、イントレの脇にアンプラックを設置した。スピーカの組み方はFig.1(図は下手側の場合)に示す。
このとき、スピーカ内のホーン角度を上側に大きく開くようにすることで、より遠くまで音が伝達されるようにすることができる。
また、公演前日の仕込みだったので、スピーカには慎重に養生する必要があったため、ブルーシートを用いて養生した。
アンプは下手に3台で、そのうちの1台はサイドモニター用に用い、2台がメイン用、また上手には5台のアンプを設置し、2台がメイン用、1台がサイドモニター用、2台がフットモニター用として用いた。
② マルチケーブルの位置決め
下手側に8対を一つ、上手側に8対と16対を一つずつ用いた。
下手は、マイクを頻繁に出し入れする必要があるために、SM58を2つ(マルチ2ch分)確保した。
上手には主にスピーカ用に用いる(卓からのOUT)ための8対と(フットモニターはマイクの線と混ざらないように上手から出す)、バンド演奏の時の卓へのIN用に16対を用意した。
また、上手下手に一つずつ、連絡用のClearCOM用のchを確保した。

4日は以上の作業を行い、翌日の本番の日に備えました。
 5日は10:50より本番が開始されるので、7時には会場入りし、セッティングを開始した。まず早急にやらなければならなかったのが、
① 電源の確保
工事用発電機により電源を確保した。工事用発電機は、別名ドカジェネとも呼ばれ、ガソリンエンジンにより小容量の電力を得る発電機である。また、ドカジェネとは別に、電源車を用いる場合もあり、これはドカジェネと比べ、音が静かで安全であるようだ。発電機を用いてPA/SRを行う例は結構あるようだが、発電機で発生させた電圧は家庭などに供給されているものよりも、波が不安定である場合があるようで、それを安定化させて用いるようである。例として、三相交流をダイオードで直流にして使用するなどしているようである。三相交流による送電は、単相交流によるものと比較すると、以下のような利点がある。
ⅰ)電線一本あたりの送電電力が大きい。
ⅱ)同じ送電電力ならば、電線の質量を低減できる。
ⅲ)三相交流から単相交流を取り出すことができる。
ⅳ)三相交流からは回転界磁を容易に得られる。
三相交流を全波整流すると、非常に質の良い直流が得られるようだ。
電源確保の際、照明電源から電源を得た事もあり、そのコンセントはいつもホール等で見かけるようなC型ではなく、T型であった。T型コンセントは、主に舞台照明に用いられ、250V・20Aの差込プラグである。しかし、平成3年に、T型250V20Aの差込プラグを100V機器に使用することは、「危険が生ずる恐れ」があるものとみなす、とされ、事実上禁止になった。しかし、多くの照明器具がこのT型コンセントに対応していたために、現在でも多くの照明器具がT型コンセントにより電源を確保しているようである。今回の現場では、このT型コンセントによって電源を確保した。
② ステージ上のセッティング
Fig.2にステージ上のセッティング図を示す(矢印は、翌日のセッティングで移動した事を表す)。A,Bは8対マルチボックスを、Eは16のメスマルチボックスを示している。
ここで、フットモニターはすぐに下げることができるように、マイクのケーブルと混同しないように注意して取り扱った。これを防ぐために、マイクが1本で済む場合などは、フットモニターと逆である下手から出すなどの工夫をした。ボーカル用マイクは計5本用意し、それぞれフットモニターの前と、上手にいつでも出せるように一本セッティングした。また、この日は高校生のバンドコンテストがあったので、Eのマルチの回線も早急に確保した。
弦楽器は全てDIを用いて、ラインで処理した。
また、ワイヤレスマイクを使用する予定があったので、2波はワイヤレスSM58用、2波はヘッドセット用、残り2波は予備として、計6波用意した。予備は使うかわからなかったが(結果としてはワイヤレスSM58を1本追加したので使用することになったが)、使わないにしても、電波は確保しておかなければ、他の場所で電波占有されてしまう可能性があるので、ワイヤレスを用いる時には注意が必要である。

ステージ上のセッティングが終わったら、サウンドチェックをした後に、本番開始となりました。タイムスケジュールでは、開会の挨拶が済み次第、すぐにバンドコンテストがありました。一バンド当たり、大体15分の持ち時間で、計26ものバンドが入れ代わり立ち代りで進めていったので、バンドとバンドの間のステージングが大変でした。次々にこなしていかなければ、時間的にも押してしまうために、いかに素早く準備ができるかが大事なポイントになりました。特にドラムのマイキングなどは、セッティングが毎回変わるために、効率よくマイキングをすることを求められました。工夫としては、オーバーヘッドのL,Rのマイクやスネアのマイクは、前のバンドが終わったところで、下げておき、次のバンドが準備できたら元の位置に戻し、そこで微妙な高さや向きの調整をするといった方法で時間を短縮させました。
この頃はまだクリアカムの使い方にも慣れておらず、どのタイミングでステージに上がってよいかもつかみきれてなかったので、神経を使いました。ステージングのスタッフは下手・上手の二手に分かれて、体力を気にしつつ、効率よく進めていかなければなりませんでした。
バンドコンテストが進んでいく中で、グランプリを受賞する事になるバンドでアクシデントが起こりました。演奏中にギターの音がでなくなるというアクシデントです。ギターのエフェクターからの音がDIでパラにして一方を卓へ、一方をギターアンプ(マーシャル)へ送っていたのですが、DIでパラにするとどちらへも信号が行かなくなってしまうという状態でした。演奏中にケーブルを変えたりなど、色々試してはみましたが、中々復旧せず、結局ギターアンプへのケーブルを引き抜いたところで一応卓側に信号が行きました。しばらくの間、そのトラブルの原因がわかりませんでした。ただ、DIでパラにしなければ信号が流れたことから、原因はDIかギターアンプにあると思われます。しかし、なぜあのバンドだけがこういったトラブルに見舞われたかは、未だにわかっていません。他のバンドでは接続を元に戻しても、正常に音が出ました。
こういった、音が出なくなった時の素早い対応というのは、瞬間的に問題を見つけ出すのは中々困難なことで、冷静に順序だてて対処するように心がけなければならないと思いました。考える際に、『どこからどこまでは大丈夫なのか』、『どこからが駄目なのか』といったように、部分的に問題箇所を区切って考える事で、迅速に対応することができると思いました。
バンドコンテストが終了すると、いよいよ吉本興業のショーの順番になりました。一日目はトリがレイザーラモン氏だったのですが、直前まで現場に到着しておらず、マイキングのことが心配でした。結局、事前に用意しておいたヘッドセットを使用することになりました。それ以外は全てワイヤーのマイクを使用しました。これは下手側から二本出す事で対応しました。このとき、漫才などの時のマイキングは、二人が少し向き合うような感じにマイクを開いてセッティングするようにしました。Fig.3にマイキングの様子を示します。
吉本興業のショーは日に四組の人たちが出演したのですが、入れ代わるときに、素早くFig.3のようなマイキングに直す必要がありました。出囃子が出ている間に素早く綺麗にセッティングする必要があったので、プレッシャーもあり、緊張しました。
ヘッドセットを出演者に装着するのも音声の仕事だというのは、今回知りました。良い経験ができたと思います。ヘッドセットのことで一つ気になったのは、ヘッドセットのサウンドチェックの時に、音が少しプツプツ言っていたような気がしたのですが、自分の解釈ではハンドのワイヤレスとの電波干渉のせいかと思うのですが、どうなのでしょうか。
吉本のショーが終わると、グランプリバンドの再演奏がありました。このバンドは先ほど、トラブルがあったバンドだったので、演奏前のチェックは特に慎重に行う必要がありました。ここでもやはり、DIからパラで出力しようとすると信号がいかなくなるという状態になりました。従って、ギターアンプの方のケーブルを抜いて演奏するという方法をとりました。
その後は花火がありました。観客が花火を観ている間に、翌日使用しないと思われる機材の片付けをしました。翌日はバンド演奏はないので、Eのマルチにささっていたボーカル以外のマイクは全て片付けました。こうして、数日間通しての公演の時などは、随時必要でない機材を片すという気配りをすることが大事だと思います。横目にですが、間近で花火が見れて良かったです。

 6日は、前日に大体のセッティングは終わっていたので、8時半頃から開始されました。セッティングでは、奥のサイドのモニターをイントレ内に配置し(この日はダンスがあったので、ステージを広くする必要があった)ました。
 この日のスケジュールはダンスとファッションショーの後に、ソニーミュージックのオーディションがあり、前日に引き続き、吉本のショーという順でした。
本番中は、私は主に下手で作業していました。ダンス中は、マイクが必要になるグループは少なかったので(ワイヤレスのSM58を一本出したが)、前日のバンドの時よりも幾分か楽でした。ダンスとファッションショーが終わると、少しの間休憩をもらえたので良かったです。その間に、次からの演目がやりやすいようにセッティングを見直すことができました。休憩中などにもBGMを流すといった配慮を怠らないのは勉強になりました。
 オーディションはカラオケ形式で行われ、それぞれがワンコーラスずつ歌ったわけですが、このときは体力的に辛かったです。日差しが強くて、下手には休める日陰もなく、オーディションは入れ代わり立ち代りだったので大変でした。
 基本的にカラオケ形式(又はアカペラ)で歌う人たちは、下手から一本のマイクを出すだけでよかったので、気にかけることといえば、スタンドを使うか、ハンドマイクかということと、ケーブルがちゃんと捌けているか、といった点でした。
 オーディションでいくつか手際の悪くなってしまったところがありました。ギターを用いての歌唱だったのですが、エレアコの音をDIからラインでもらうのに、音が卓の方へ行かないというトラブルがありました。私はすぐにこちら側のミスかと思い、DIの接続やマルチのchが間違っていないかと探ってみたのですが、どこがトラブルの元なのかを見つけられず、焦ってしまいました。結局、出演者側のギターのボリュームが下がっていたという単純な理由でした。
 この場合、出演者はプロの演奏者ではなく、アマチュアなので、アーティスト側の問題まで考えなければならなかったことが、私の頭にはありませんでした。そのせいか、対処が遅れてしまいました。
 オーディションが終わると、すぐに吉本のショーの準備でした。事前に入っていた情報では、四つの組のうち、三つはスタンドを用いたマイクでやるとの事でした。一つ目と二つ目のグループは下手から二本のマイクを出しました。このつなぎ目は、同じマイクを使用したので、特に大きなトラブルはありませんでした。三つ目のまちゃまちゃ氏は上手からマイクを出しました。このとき、まちゃまちゃ氏のネタでマイクを投げるというのがあったので、投げてもいいように古い58を事前に用意しました(結局投げなかったのですが)。
そういった事前の下調べによる配慮は非常に大事だと思いました。事前にどういうネタなのかがわかっていれば、マイキングをするにも予想立てて考えられます。
 四組目のインパルスは本当に直前までマイクがわからず、ヘッドセットの用意もしていたのですが、結局スタンドのマイクで大丈夫とのことでした。三組目と四組目の間が短くて、上手に下ろすマイク、下手から出す二本のマイクを手際よくセッティングしなければなりませんでした。
 本番中は特にアクシデントも無く、成功だったと言えると思います。後はどれだけ手際よく搬出を済ませられるかでした。搬出も先のことを考えながらやる必要がありました。今回のような仮設のステージでは、音響以外にも当然、照明なども搬出があります。それらとうまく連携をとりながら片付けなければ、迷惑にもなってしまうので、注意が必要でした。電源を全て落としたら、照明がイントレに上りやすいように、アンプ周りを片付けるといった配慮をしながら作業をしなければなりませんでした。搬出は9時半頃に終了しました。
 以上、三日間のSRアシスタントをさせていただいたわけですが、今回は夏の野外ということもあり、非常に体力を使いました。常に水分を補給しながらの作業でした。ですが、三日間で色々なことを知ることができました。クリアカムを使ったのも初めてでしたし、ヘッドセットを出演者につけるという貴重な体験もできました。何よりも、大きなイベントをいろんな人の力を借りながら作り上げたというのが、非常に充実感がありました。
 こういったイベントというのは、スタッフが全員一丸となっているというのが非常に印象に残っています。音響スタッフの中での連携だけでなく、照明や進行などとも連絡を密にすることで、より効率よく、スムーズに、そして楽しい現場にできることを身を持って知りました。スタッフみんなが『より良いステージにしたい』と思っているのが、非常に伝わってきました。それが今回、一番勉強になったことだと思います。
 暑い現場で、非常に大変でしたが、その分非常に良い経験ができました。三日間、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

2006年8月8日火曜日

2006.8.4-6 EVENT NATSUKOI LIVE SR REPORT 35RP

2006.8.4-6 EVENT NATSUKOI LIVE SR REPORT 35RP

2006.8.4~6. 大平町 なつこい2006 35RP

<1日目>
15時現地到着。照明さんはまだ来ていないかったのでステージには音響チームのみ。気温が高く陽も当たるため、体調管理や休憩の取り方などをしっかりしないとダメだと言う事が15時の時点で実感できるほど暑かったです。
搬出はトラックをステージぎりぎりに寄せて角材であおり機材を出しやすくする。スピーカーを設置する、イントレ(地面から140cmくらいのところ)にハウス×3とサブウーハー乗せる。ステージからイントレは乗せるのが難しく、慎重に移動させる。毛布を使ったりしてスピーカーなどが傷つかないようにする。スピーカーは重いと言ってもサイドモニターに使ったEliminaterのスピーカーは、スタンドから一人で下ろせるようにならなければいけないと思う。今回スピーカーはイントレに乗っていることもあり、風に飛ばされないようにラッシングベルトでしっかりと固定し夜雨が降っても大丈夫なように、養生はしっかりと!ケーブルの先もビニールの筒をつけてどこか濡れないところにかけて垂らしておく。
アンプラックは下上ステージ上の端に置く。マルチケーブルも長さを一回卓まで引いてみて、また巻いてステージの下において置く。マイクスタンドやフットモニターなどはステージの真ん中に集めてブルーシートで覆い重りを乗せて風で飛ばないようにする。
18時 撤収

<2日目>
6時45分 ホテル出発
照明さんはBBVの時と同じ照明さんでした。
◎セッティング
まずスピーカーの養生を外して、サイドモニターやフットモニターを決めた位置にセットしスピーカーを最初に生かせるように全部ケーブルを繋ぐ。ここでマルチを引きたいけれど、まだ他のセクションのトラックなどがマルチの上を通ってしまうのでまだ引かない。先にマイクスタンドを立てたり他のステージ上のことを済ませる。
マルチを引く。前日に長さを計って巻いておいたので楽でした。一人がマルチ3本とペアケーブルを持って卓まで引く時に、コネクタのところは持たないで少し間を空けてケーブルの所を持たないとケーブルが切れてしまう。他の人は綱下にいて世話をする、もし絡まってしまったら大きな声で待ってもらうように伝える。ケーブルを揃える時は端と端を持って引っ張る。パイプ椅子などを置いて人が通らないようにガードする。
アンプの蓋やビニール袋など本番には必要ないものはまとめてステージの下へ。
フットモニターは4つもあるので(全て上手だし)ケーブルがごちゃごちゃにならないようにする!リップタイで止めるなど。転換が多いのでフットはキャスターの上に乗せて移動しやすいようにするが、ステージから落ちる可能性もあるので気をつける。
マイクを立てる。58が5本(上手2、下手3)、5本もあるとわからなくなるのでマイクにテプラを張ったり、ケーブルを色つきのものにして区別をする。今回マイクが固定位置ではなかったので25メートルなどの長いケーブルを使った。とぐろは全部舞台袖の見えないところへ。
マルチボックスも今回は3つ。8マルチ(A、B)2個、16マルチ(E)1個全部メス。ABは出先オス、Eは出先メス。
今回はマルチボックスが多く置いてある位置などを考え、どれを何処に繋いであるかなど把握していないと混乱してしまう。チャンネル数も多いのでINPUTは出来るだけ覚えておく方が本番動きやすいと感じた。本番1日目はバンド演奏があるので16マルチはドラムのキックのすぐ前に置きました。
スピーカーチェック。下上一人ずつアンプの前に立ってデミトスで連絡を取りつつ行う。ハウスは全部フルテンで、フットは-6、奥のサイドもフルテンで、フロントサイドは-3。ちゃんと音が出るべきスピーカーから音が出ているか近づいて確認する。アンプの電源を切るとき、絞る時、音がでない時などはしっかりと卓に伝える。
マイクチェックはがり無しで声だけでチェック。音がでない時は飛ばす。ドラムのマイクセット、シンバルの数が多くOHの位置が難しい、クリップマイクをしっかりと付けたつもりだったが、1番初めのバンドの時に落ちてしまっていた。ドラムのMC用マイクは上から下に角度を急めにして演奏の邪魔にならない様にしなければいけない。
DIも3個あるので、ドラテでわかりやすいように印をつける。ホットタッチで回線チェック。INSTの方にケーブルを指す。ギター、ベースのアンプも3つはあったので頭の中でちゃんと整理しないとダメだと思いました、出来てなくて本番中すぐ対応できなかった。
今回は司会用ワイヤレスが2波、予備にワイヤレスマイク2波。吉本のステージ用にヘッドセット2波の6波用意してあったけれど、干渉してしまうので同時に4波までしか使えない。ワイヤレスを渡す時はオンにして渡すが、司会の方にはオン/オフの仕方を説明して自分たちでやってもらいました。ワイヤレスのマイクチェックは電波が届かないところ(デット)のところがないかステージの端やMCテントのところまで行って確かめる。
上下の連絡や卓との連絡はデミトスの他にクリアカムを使用した。デミトスだと聞こえにくいし電波なので安定しないから、クリアカムはラインでマルチから取った。クリカムは同時に複数で離せるし密閉型のヘッドフォンなのでバンドの演奏中でも聞こえる。クリカムを持ってステージ中まで行くのでケーブルは長めに取ったが、クリアカムの使い方がまだわからなくてせっかくのクリカムを上手に使いこなせなかった。転換が多い現場ではスタッフ同士の連絡が本当に大切だと思いました。最初クリカムのことを忘れて呼ばれてるのに気付かなかったり指示を袖で聞いているだけだったり、本当ならクリカムずっと付けた状態で転換をしなければいけないのに全然できていなかった。

◎本番
バンド選手権、前もってもらった資料を元に転換をする。バンドごとに持ち込み機材があるので大変でした、ドラムはマイクを少し離しスタンバイするまで待つ。問題はギター。アンプ、エフェクターの事をよく理解していなかったので音が来ない、アンプから音がでないなど、転換の時間が少なく焦っていたこともありエフェクター、アンプの回線をまったく理解していなかった。楽器屋さん演奏者とのコミュニケーションを取らないと転換がスムーズに進まない事も実感しました。ギターなど繋いだら一回弾いてもらってラインがちゃんと来てるかどうか確かめてから演奏。今回はFM放送の為に音を分けていたのでアンプをマイクで拾うのではなく、全部ラインでやった。Keyは結局なかったのでエレギとエレアコを使う時などにエレアコ用に使った。15分置き位に転換があるので気が抜けない。連絡をしっかり取ること、問題が発生したら焦らずに対応。クリカムは本当に大事です。
バンド選手権の時にあるバンドの時だけアンプから音がでないと言うことがあった。最初に気付いたのは演奏が始まって富さんに言われてわかった。演奏してる中で復旧させるのは連絡も取りづらいしパニックになるし結局何が問題だったかもわからずじまいでたぶんアンプのどこかがショートしてるんだろうと言うことらいしいが、そのバンドは最優秀賞を取り最後にもう1回演奏したのだが、その時もアンプからは音がでずアンプから音は出さないでやりました。フットに足をかけてしまう人もいて、固定されてなかったので危なかった。色々なところに目を配らなければいけないですね。
お昼の抽選会の時、富さんが休憩する間ミキサーをやらせていただきました。マイクのバランスを取るのですが、人それぞれ声の大きさが違ったり、いつ誰が喋るかわからないので余所見していられないです。ミキサーが触れて嬉しかったです。
町長のあいさつがあり吉本ステージ。あいさつの前にヘッドセットを取りに行く。前もってどの芸人さんがどんなマイクでやるかは知らせてもらっていたが、芸人さんに直接聞かないとわからないので直前にヘッドセットかスタンドかわかるという感じでした。ヘッドセットをつける時は男の人は男の人が、女の人には女の人がつけてあげるようにする。でも、今回はワイヤレスではない紐付きのマイク(スタンド)でやる方が多かった。吉本ステージの時はフットはなしで、サイドのモニターだけでやります。警備が厳しかったのでパスをなくしちゃダメ!
芸人さんがはけ始めたら、次の芸人さんの出囃子が始まってしまうためスタンドを引くとき立てる時は、走って急いでセットしないと間に合わない。あんなに多くのお客さんの前で、しかも少ない時間でマイクを立てるのは緊張した。お笑いなのでスタンドはとても近くしてマイクを離してハの時にする。
転換が多い場合はマイクケーブルはスタンドの下に通さない方が絡まないし、スタンドからハンドになったとしても平気。ハンドになったら綱元に必ずいてつんつんになったり絡まないようにする。
バンド選手権結果発表。演奏の用意をするのだが、用意しすぎると結果が発表される前にわかってしまうので気を付ける。
花火。花火中はステージの照明が全部消えて真っ暗になるので、バラシをしてもいいが危険なのであまりしない。

◎バラシ
合図があったらアンプを落とす。でも落し物などのアナウンスがあるので、ハウスは生かしておく。それ以外は全部外す、ケーブルを巻いたりスピーカーを養生しなおしたりする。ブルーシートや細引きなど無くならないように注意。長さを決めたサイドのケーブルなどは次の日も使うのでそのままにしておく。
マイクなど大事なものだけトラックに積んであとはステージに残す。音響が撤収しないと照明さんが帰れないので素早く!!暗いので作業はなるべく明るいところで。

1日目終了。

<2日目>
8時40分 ホテル出発。今日はバンド選手権はないので出発は遅め。
◎セッティング
現場に着いたらまずスピーカーの養生をはずしてサイドやフットを準備する。フットはオーディションの時にしか使わないし、多くても2人ぐらいしか一度にでないので2個だけしかださなかった。マルチもマイクとクリカムしかインプットがないので楽でした。
スピーカーチェック。私は上手のスピーカーチェックをやりました、ハウスは4つスピーカーがあるのでイントレに上って近くに行って確かめないとわからなかったです。設定が違っていて下手は一つスピーカーからハイ落ちした音が出ていたみたいです。
マイクチェックは前日と同様に。私はこの日はワイヤレスのマイクチェックをしました。声を出しながらMCテントのところまで行ったりするのですが、野外なので声がよく響く…自分は女なのでいつも聞いているマイクチェックの声より自分の声がとても高く感じてなんか恥ずかしかった。

◎本番
実行委員長の挨拶があり、ダンスステージ。
私はステージ側ではなくMDのポン出しをした。初めてのポン出しでかなり緊張したし、プレッシャーを感じた。渡されたMDと資料を見ながらポン出しをするのですが、曲の間は止めるのか止めないのかなど前もって確かめておかないと直前に確かめることになってしまうのでダメ。あと出演者からの合図を見てポン出しをする時のタイミングが難しかった。手を上げる人もいるし、始めのポーズで止まったら自分で判断して音をだすなど…あるグループの時、司会の人への合図を勘違いしてまだ音を出してはいけないのに音を出してしまう失敗があった。一曲一曲止めるときはAUTO.PAUSEにしてやるとPLAYを押すと頭のところで一時停止をするのでそれでやる。その他にもためらってしまって一回頭が出たのになぜか止めてしまったり、躊躇してしまったりと色々失敗してしまいました。間違えて再生してしまったらミキサーの方で音を絞ってもらえば良いので、一回再生してしまったら触らない!30秒前や10秒前などもうすぐ終わる時はミキサーに声をかけるし、再生する時も声をかける。ミキサー卓からステージを見ているのと袖から見るのとでは違い、卓からだとセンターなどの位置などの感覚がわかりやすかった。わからない時は自分でセンターがどこか確認しておいた方がいいと思います、袖によりがちになってしまうので。
ファッションショー
MDの音だしのみ。高校生の手作りの衣装がすごい可愛くてしっかりと作られてすごかったです。
ダンスステージ。前半より後半の方がミスが多くずっと集中するのは大変だった。
オーディション。フットを2つセンターに出しマイクは1本。ほとんどカラオケだが、たまにアコギの人もいるのでミニブームやDIを用意しておく。それを使う時は回線を増やさずにマイクを抜き差しして対応。
私はさっきに引き続きMDのポン出し。オーディションはタイミングが掴みやすくやりやすかった。でもMDに歌う曲以外の曲が入っていたり、CDの場合もあるのでポン出ししながら次の準備をしなければいけなかった。
吉本ステージ。私は下手に待機してスタンドを下げたりしました。その時とぐろが袖からは手が届かないところに巻いてあるのに気がつかなくて、スタンドからハンドになった時綱元でケーブルをさばくことが出来なかった。他にも転換の時間が短い中で2つのスタンドを一気に下げた時に、ケーブルが絡まってしまいしかもそのケーブルが20メートルなので次の芸人さんが出るまでにごちゃごちゃになったケーブルを巻きなおさなくてはいけなくなってしまい、かなり焦った。結局少し絡まったまま出囃子が始まってしまい先輩に綱元を持ってもらってスタンドを立てたのだが、アームの部分などを調節する時間がなくかなりぎりぎりで掃けることになってしまいました。

◎撤収
 トラックをミキサーのところまで移動させて一回荷物を乗せて、ステージに移動して下ろしてスピーカーなどを積みなおす。撤収も効率よくやることが大事です。


 今回の研修に参加して本当に良かったなと思いました。とても多くの事を学ぶこともできましたが、それ以上に楽しかったですし、SRはやっぱり楽しいと改めて思いました。あの暑さは辛かったですが、こまめに水分を取っていたのでなんとか耐えることができました。また研修を頑張りたいです。

2006.8.4-6 EVENT NATSUKOI LIVE SR REPORT 34RP

2006.8.4-6 EVENT NATSUKOI LIVE SR REPORT 34RP
 先日は有難う御座いました。今回の研修で学んだ事などを書き留めさせて頂きます。

 今回はものすごく暑い場所でした。こまめに水分を取らないと本当に倒れるかと思います。

日差しも強いので、半袖よりも長袖の方が良かったかもしれないと、後で思いました。

 イベントの内容は、地元のバンド演奏や吉本の芸人さん達のステージでした。バン
ドの演奏時では、エレアコのラインの信号が卓までいかないトラブルがありました。これ
は、エレアコ本体のマスターボリュームがあがっていなかった事が原因でした。単純で初
歩的なミスですが、各楽器やアンプなどについても、多少の知識がないとこういったトラ
ブルの時、対応ができないかもしれません。
 他のバンドの時、後半の曲をAGに持ちかえるということで、イスの前にモニター
の位置を変える時に、ホール側にモニターを置いてしまい、後でネック側からねらうことを
教わりました。ホール側からねらってしまうとモニターの返しの音がホールにたまってしま
うからでした。
 芸人さんの時では、マイクを出したり、片付けたりをすばやく行わなくてはならな
いのでブームスタンドなどはあらかじめセッティングしておく事。また、マイクケーブルは
マイクやスタンドがある状態でも介錯できるようにならないとスムーズにいかないと思いま
す。
 他にも、搬入時に何がどこにあったのかなど、メモをとったりしておくと、搬出時
に役にたつし、夜の搬出時には、ライトの前に物を置かないようにするなど、どうすれば時
間を使わずに素早く作業が出来るかを考えながらやることが大切です。そして動いている
のは自分だけではないので、周りとの情報の受け渡しを円滑にする方法も考え、全員が
しっかり連係して、物事を進める事が一番必要だと感じました。

2006年8月4日金曜日

2006.8.4 GOSPEL LIVE SR REPORT 34RP

ベナン独立記念日
ゴスペルイベントSR

JICA地球広場

覚える事
フォークリフトを上げ下げする時は、手などを挟むと危険なので、周りに声をかける。
ラッシングベルトはひもを中にいれて巻いた後、閉める。
相手に確実に伝えるための言葉を話す。
赤いベルトのケーブルはキャノンのスピーカーケーブル。
会社にはそれぞれのやり方があって、それを知る事。
ワイヤレスマイクの電源は必ずOFFにしてからしまう。
問題点を予測して起こらないように対策をし、起こっても今ある機材で、できる事を対応する。

感想
ミキサーも、アーティスト同じくらいのレベルの表現者であるという事。アーティストと音響とお客さんやお店の人などみんながいい方向に進むように環境を作るためのコミニケーション能力の大切さが分かりました。全体的な感想として、今まで習ってきた事や先生たちの言葉が、今日現場に出てみてとても大切で、重要のことなんだと強く感じました。 

ありがとうございました。



34RP

2006年7月31日月曜日

2006.7.29-30 JAZZ LIVE SR REPORT 35RP-3

2006.7.29-30 JAZZ LIVE SR REPORT 35RP-3

柏祭り 研修を受けて

学んだ事
・グラフィックイコライザは足りない所を、増強する使い方をするが、要らない所を削る使い方をすれば、自然と増強したい部分が目立ってくる。
ここで注意する事は、あまり下げすぎると、通りの割る音になってしまう事。
また、上げて使用する場合は、上げすぎるとノイズが発生してしまう。
・ドラムのマイクを立てるときは、ドラム担当の人に、マイクを立てて良いか、聞いてから行う。
ドラムセットの配置はシビアで、時間がかかるからである。
特に初めて会う人や、会ってまだ数回の人には、機嫌をそこねてしまう事があるので注意する。
・キーボードはなるべく速く結線する。
キーボードは電子楽器で、生音が無いので、結線しないとリハーサルが出来ないためである。
・キーボードは通常フォーンからDIにつなげ、その後XLRから卓につなげる。
これは、フォーンがアンバランスで、出来ているため、ノイズがはいってしまうので、DIを使って、バランス回路にしてノイズを乗りにくくする。
・この日使ったキーボードはシンセサイザーの役目をしている。
シンセサイザーは、サンプリングした音源を元にして音を創っていくもの。
自動演奏はたしかしていなかったので、シーケンサーではないと思う。
・ドラムのマイクは、スティックがあたらないように、外から狙うようにする。
特にタムのマイクは直接つける形なので注意する。
・マイクの位置で楽器の音はすごくかわってしまう。
単一指向性マイクでも後ろからの音は少なからずはいってしまう。
よって完璧に音をとらえなければならない。
・リハーサルや本番開始2・3曲ぐらいのときは、演奏者のそばにいて、
音の状況を聞く。
・ウッドベースは生音での演奏はしない。必ずアンプにつなげて音を増幅させる。
・アクシデントあった場合は、客が心配しないようにスタッフはあわてずに、すぐ上の者に伝える。

・搬出の時、電源を切った後はマルチからはずすと、手際が良い。
・グラフィックイコライザー等が入ったボックスを数えるときは、
上から『1U、2U、3U』と数えていく。
名前をいってもわからない事が多いので、『4Uのもの』と言えば、
上から4つめのものとわかりやすいため。

・スピーカーやサブウーハーに書かれている、
『QRX118S』や『QRX115/75』は
18インチと15インチ・75°×+15°/ー35°という意味。
75°×+15°/ー35°とは、たぶん、左右に75°、上に15°、下ー35°の範囲に聞こえる意味だと思います。

・発電機を使う場合は、発電機の音が聞こえない所に置いておく。

感想/反省
初めて富先生の研修に参加しました。かなり勉強になったと思います。
文章が下手で、レポート等は苦手なのですが、これでも研修で学んだ事は、理解出来ていると思います。
聞き逃した物も多々あると思いますが・・・。

正直機材の事がどうこうよりも、現場の雰囲気をつかむのが大変でした。
何をするにもあわてていたため、メモを録るのがやっとでした。

どれだけ無駄な動きをしないかが次の目標だと思います。
それと同時に、元々の知識が少ないため、ちゃんと勉強しなきゃとも思いました。
研修が終わってからとったメモを見直して、わからない事はしらべました。

調べていくうちに、研修中に引っかかっていた事や、物の名前等もわかり、
復習は大事だと思いました。 メモもとっていて正解だと思いました。

現場にでたのは2回目で、まだこのようなのは、なれていなかったです。
それで、いきなり雨の対処はむずかしかったです。
けど、貴重な体験が出来たと思います。

機材を守る優先度をおしえてもらい、機材がどれだけもろいかもわかりました。
それと同時に雨が嫌いになった気がします。

自分はおこられないと物が覚えられない人なので、
富先生の研修は自分に合ってる気がしました。
けど、本当の会社等の現場にでたらもっと厳しいだろうと思います。
その日のために、いろいろと勉強しなきゃと、この研修で感じました。

又機会があれば、よろしくお願いします、ありがとうございました。

2006.7.29-30 JAZZ LIVE SR REPORT 35RP-2

2006.7.29-30 JAZZ LIVE SR REPORT 35RP-2

2006.7.29・30  柏祭り 米澤清カルテット+1

今回は初めて野外でのSR研修でした。しかし、ステージの両側にはビルの壁があったので、音が少し反射していたので返しがまったく無いといった状況ではありませんでした。それに加えステージのところのみテントが張ってあったので、テントの中だけでも音が反射しているので特殊な環境の中での野外SRでした。編成はドラム、ウッドベース、キーボード、ボーカルです。

<1日目>
 お昼過ぎに現場に到着。まず機材をトラックから降ろしてスピーカーを生かせるようにします。
ハウスは地面にそのまま置くのではなく角材の上に乗せて10センチほど底上げをしました。音が遠くまで飛ぶようにだと思います。研修が3回目だったと言う事もあって少し慣れと言うものがあったのかミキサーを置く時に、いきなり私はロックを外そうとしてしまいました。その状態で開けてしまったらミキサーはケースから落ち壊れてしまうのに、なぜその状態で開けようとしたのかわかりませんがよく考えずに行動していたのだと思います。思わぬ事故に繋がるので本当に気が抜けないと感じました。ミキサーはキャスターが付いている方がメーター側。基本的なことですが、8の字巻きをする時は、弱いコネクタ部分は持たずにケーブルの部分を持ち巻くと言う事も初歩的な事ですがとても重要な事です。あとは野外と言うことで、雨対策をしました。マルチケーブルの先にビニールの筒を被せたり、モニタースピーカーは上を向いているので雨が降ってきたら取りあえず縦置きにするなど…。今回はもうアーティストさんがいらしていたので、マイクチェックをせずそのままリハーサルを行いました。
 夕方になり本番へ。1日目は本番の最後の最後にいきなりの大雨ですべての事を流されてしまったように感じます。
 雨が降って来たら、まずスピーカーを守ります。ビニールを被せて雨を防ぎ、モニターは縦置きにしてテントの濡れない所へ。ケーブルは少し濡れても乾かせば平気なので後の方に片付けました。雨はすぐ止んでトラックに積む時はもう降っていなかったので良かったです。雨が降ってきた時はスピーカーにビニールシートを被せて素早く機材を安全な場所に移動する事。

<2日目>
 2日目も1日目と同じようにセッティングします。昨日の雨もあり、雨対策はしっかりと行いました。2日目は風も強かったのでハウスの横にビニールシートを被せたスピーカーを置き、重しにしました。譜面台やドラムのオーバーヘッドのマイクスタンドも風で飛んでしまう可能性があるので重りで固定しました。キーボードの方が1日目とは違う人だったのでリハの時はモニターなどの注文などを主に聞きに行ったりしました。前日にサックスの人がセッティングしたマイクの位置を思い出してサックスのマイクも立てました。ちゃんとアーティストさんが決めた位置をメモしておけばよかったなと思います。
 この日はマイクチェック・ホットタッチをしてリハーサル、本番と無事終わりました。私は初めてホットタッチをしたのですが、初めは失敗してしまいました。D.I.はキーボードのみでLRそれぞれ回線チェックをします。片手でケーブル(コネクタの金属の部分は持たない)を持ち、もう一方の手の平に先端を当てます。そうするとビーン、ブーンなどのノイズが出るのでそのような音がでたら回線は繋がっていることになります。私は最初コネクタの部分を少し持ってしまっていたので失敗しました。マイクチェック、ホットタッチをする時はOKが出るまで自分が今何のチェックをしているか伝えながらやり続ける事。D.I.にはファンタム電源が必要なものといらないものがある事や、その他の色々な機能も知ることができました。ATTやPADはラインレベルの大きなものを小さくできたり、逆相にしたりグラウンドを離したりできたり、SPEAKERレベルのものを扱えたりと様々でD.I.に付いて知らないことが多くあり勉強しなければいけません。
 今回はタムにつけるクリップマイクも私が最初マイクを付けたのですが、入れ過ぎと言われてしまいました。ドラムのエッジから中に入らないように、アーティストが叩きぬくくないところにつけます。クリップマイクにも表裏、指向性もあるのでそれに気をつける事。マイクチェックの時には気付かなかったのですがクリップマイクが1個だけ変な音になっていて、音が安定しなかったので最初のステージが終わった後取り替えました。結局マイクが壊れていたのですが、故障しているマイクの音を聴いて正しい音とそうでない音を聞き比べておく事は大事だということがわかりました。
 ミキサーも初めて少しだけ操作させてもらったのですが、緊張しました。ボーカルがマイクを離したら-5dBほど下げて、ノイズが入りにくくし、MCの時はリバーヴを切って言葉を聞き取りやすくする。

今回の研修は初めて体験する事が多くて、とても良い研修になりました。ありがとうございました。

2006.7.29-30 JAZZ LIVE SR REPORT 35RP-1

2006.7.29-30 JAZZ LIVE SR REPORT 35RP-1

柏祭りJAZZ Live SRのレポート

 今回は初めての研修参加です。現場に行って感じた事は、
何をしていいのかよくわからないという事です。マイクケーブル
をマルチボックスにつないで、それを卓の方につないで卓から
のスピーカーケーブルをスピーカーにつなぐという事は授業で
もやったのでだいたいわかります。しかし、そのケーブルをど
のような順序でひいていきで、どこを通らせて、どこで余分の
長さを巻いておくかという事がわかりませんでした。これは、
経験を積んでいってうまく素早くやる事が大事だと思いました

 現場には早めに行った方がいいと思いました。特に初めての
現場では、地図を頼りにしていくので時間がかかります。私の
場合、30分の余裕を持って行ったのですが、途中で電車に乗
り間違えて、ついてからも少し迷って遅くなってしまいました
。とはいえ、お客様あっての仕事だと思うのでお客様の信頼を
損ねるような事、例えば、約束の時間に間に合わない事などは
せず、時間は遵守した方がよいと思いました。
 ケーブルの巻き方には自信があったのですが、現場でやって
みるとうまくはいきませんでした。練習する時はいつもケーブ
ルがバラバラな状態でやっていました。箸を持って8の字巻き
をしていき、コネクタのオスとメスをはめて、バンドで留めて
おきますが、現場では違いました。例えば、20mのケーブル
で全長を使わずに余った長さをとぐろを巻いておきます。撤収
時、そのとぐろを生かしてしまった方が早いのですが、このと
き適当に巻くと、次にケーブルをひく時に絡まったりして時間
をくってしまいます。よって、必ずこのとぐろを作った人の続
きになるようにすると、次が楽です。何カ所かにとぐろが分か
れている時は、同じように続きになるようにして、とぐろを足
す事ができます。どちらの場合もどちら側に端がきている事を
意識しながらやる事がコツです。続きがよくわからない場合は
、何mかほどくと続きが見つかります。
 音を出している時は静かにするという事は大事だと思いまし
た。ミュージシャンの演奏の時に、卓の方にあるパイプ椅子を
片付けている時にカチンと音を出してしまいました。凄く焦り
ました。聴いているお客様の方に顔を向けられませんでした。
お客様に音を届ける仕事であるのに、スタッフが余計な音を出
しては支離滅裂です。とにかく演奏中は何事にも静かに対処す
る事が大事だと思いました。機材の搬入出の時にも静かにすれ
ば、機材へのダメージも少なくなると思います。
 この研修には2日間参加したのですが、2日目にドラムの人
がモニターを聴いて凄くやりやすいと言っていました。1日の
モニター音をあまり意識して聴いていなかったのでよくわかり
ませんでしたが、音は大きくなったように感じます。その隣に
いたウッドベースの人もドラムの方からの音が大きくなったよ
うなことを言っていました。人や音の観察をもっとよくしたい
と思います。
 ドラムのタムのマイキングのときにグースネックのクリップ
で留めるタイプのマイクは、タムの打面の外側から狙うようで
す。確かに、内側にセッイティングすると間違ってマイクを叩
かれても仕方ありません。それに、そのマイクを気にして演奏
がうまくいかないなどがあってはなりません。ドラマーにはそ
れぞれ叩きやすい位置があるので、演奏者に聞いてからマイキ
ングをしたほうがいいそうです。例えば、あまり位置が動かな
いキックからセッティグをしたりします。
 音を出して最初の1、楽器曲はモニターのバランスを聴くた
めに、例えば、キーボードの人が、ドラムをもう少し大きくし
て下さいなどの要望を聞くためにステージのサイドに待機しま
す。
 今回ギターを横にしてキーボードのように四角い楽器があり
ました。ハワイのような音がします。調べたところによると、
楽器名はおそらくスチールギターではないでしょうか。楽器を
知る事は大事です。この前、テレビでオーボエとイングリシュ
ホルンの特集をしていました。名前はだいぶ違いますが、形状
や音色は非常によく似ていました。高校生の頃、すぐ隣で吹奏
楽部が活動している事が多かったのですが、オーボエ奏者はい
ましたが、イングリシュホルンについては不明です。今になっ
て思うと、吹奏楽部とは交流が多かったのでいろいろ聞いてお
けば良かったと後悔します。
 キーボードは1日目と2日目で奏者がかわったのでセッティ
ングも少しかわりました。1日目は、キーボードにサステイン
ペダルがつながっていました。キーボードは、MIDI OUTから音
源につながり、そこからボリュームペダルへいきDIでマルチボ
ックスにいき、DIからパラでキーボードの人が持参したスピー
カーの方につながっていました。2日目は、キーボードからDI
に直接つながっていました。もちろんサステインペダルもつな
がっていました。最近のJ-POPはMIDIを使っている曲が非常に
多いので、MIDIケーブルの中を流れているのは音楽ではなく音
楽データという事や、エクスクルーシブメッセージについての
考え方などについてもよく知っていた方が良いと思いますし、
私も勉強しようと思います。DIについては、切り替えスイッチ
など色々付いていましたが、あまり知らないのでよく勉強しよ
うと思います。
 ウッドベースは、ラインで卓へつなげていたのですがアンプ
の電源の入り切りのときに、そのことを卓の方へ伝えていまし
た。電源の入り切りに発生するパルシブなノイズをスピーカー
に伝えないようにしているのだと思いました。
 モニタースピーカーを置く位置などは、複数日にわたる場合
、メモなどをって置いて、できるだけ同じ場所にセッティング
した方が良いそうです。それぞれのミュージシャンにとって聞
きやすいモニターの位置がある訳ですから、その位置を変えな
いようにした方が良い事に越した事はありません。
 SRはサウンドチェックをしたらあまり卓には触らないものだ
と思っていました。その状況に合わせて様々な操作をするよう
です。
 バンドの場合、できるだけお互いが近い方が、時間差による
音の濁りがなくなるそうです。

以上

2006.7.29-30 JAZZ LIVE SR REPORT 34MC

2006.7.29-30 JAZZ LIVE SR REPORT 34MC

柏まつりジャズライブSR
 
今回アシスタントとして参加させていただいて、とても勉強になりました。
 学科の関係でSRの授業がなく、MC科ではそろそろコンサート企画という、自分たちだけでコンサートを企画し実行していかなきゃいけないのですが、SRに関しては無知に近かったので参加できて本当に良かったと思いました。
 実際の仕事では、まず配置図通りにスピーカを並べ、ケーブルでアンプやミキサーに繋いでマイクを立てていくのですが、テスター、その他の周辺機材等の使用方法などが分からなくて手間取ったり、マイクの種類が分からず手間取ってしまいました。その結果時間が無くてマイクのチェックが出来なくなってしまいました。事前に勉強できるものはしておくべきだったと非常に後悔しました。そして現場では何事も素早く確実にセッティングをしていかなくてはならないので、当たり前のことかもしれないけど、やることをすべて把握していることが大切だと思いました。
 当日は本番中も風が少し強くて、風防を付けたマイクもさすがに吹かれていました。音が風で流されるというのも初めて体感することが出来ました。それから、雨よけのためにステージ上に屋根がついたのですが、その屋根がつくことによって音の響きが違ってモニタースピーカーとハウリングを起こしやすくなったりと、屋外でやることの難しさを知りました。また、コンサートも終盤に差し掛かった頃急などしゃ降りがきて、予想外のアクシデントだったけど、スピーカやマイクをかばったりと冷静に対応できて良かったです。
 僕はいつもミキサーをやるときは「良い音とはどんな音なのか?」ということを気にして客観的に聞いたり他人の意見を聞いたりして、次の作品に反映できるようにしているのですが、未だにそれが見出せていません。今回生物だけど、富さんというプロの音作りを見聞きして自分なりにそれを得る事ができました。
 二日間公演のうち一日目しか参加できなかったけど、初めて経験することがたくさんあって多々ご迷惑を掛けてしまって怒られてしまうこともありましたが、そのおかげで今後の自分のための勉強となりました。是非またよろしくお願いします。
 ありがとうございました。

2006年7月10日月曜日

2006.7.9 LIVE SR SPANISH CONECTION REPORT

2006.7.9 LIVE SR SPANISH CONECTION 34SI

2006.7.9
栃木県さくら市 さくら市ミュージアム スパニッシュコネクションSR

スパニッシュコネクションのSRのアシスタントとして参加させていただきました。
アーティストの方々は全員プロであったために、対応などに注意しなければなりませんでしたが、よい経験になったと思います。また、今回はアーティスト付きの外部のオペレータが本番の機器操作をしていたために、その対応を学んだり、手際を見学したりすることができました。ポイントとなったのは、以下の点です。

1・ステージングの手際
2・今必要であることを即座に判断し、行動すること

1、について、今回は図面が事前に配布されずに、口頭での説明だったために、それを正確に把握するのが困難でした。現場が美術館であったこともあり、どこに機材を設置し、どこがステージになるのかが最初はわかりづらかったです。言葉でもある程度は理解する力が必要であると感じました。そして、それに必要なのは今手元にある機材の熟知や他の人とのコミュニケーションや連携であると思います。また、マイクの位置や使用するマイクが事前にはわからなかったので、アーティストが希望したようにすぐに設置できる対処も必要であることがわかりました。このように、マイクの本数やその種類や位置などがわからないことも多々あり、迅速で臨機応変な対応が大事であると思いました。
2、について、今回は外部オペレータが来ていたこともあり、富さんの行動が非常に勉強になりました。見ていると、常に先のことを考えて行動しているように感じました。そのときに必要なもの、この後に必要になるであろうものを即座に判断して行動していました。例えば、アーティストが楽器を置く場所に困っていると、すぐにゴム板を用意したりといった気配りが非常に迅速に行われていました。それは見習わなければならないと思いました。

外部オペレータの方のオペレーションを見ているのは、普段中々できない経験だったこともあって、非常に興味深く見させていただきました。いつも富さんがやっているような、本番中のフェーダ操作が少なかったように感じました。演奏中のMC用マイクのフェーダも絞っていなかったですし、演奏中に各楽器のレベルを変更することもあまりなかったように見えました。外部オペレータは、操作するのが自分の機材ではないのが大変だな、と思いました。どんな機材でも扱える知識や技術が必要だからです。
それでも、音は結構明確にハッキリと聞こえました。どの楽器も過不足なく、バランスよく聞こえたとは思っています。タブラなどは初めて見た楽器でしたが、非常に深みのある音が出ていると感じました(富さん曰く、ちょっとゴワゴワになっちゃった、とのことでしたが)。ギターの音も明確でよかったです。大きなアクシデントも起こらず、本番中は楽しんで見学することができました。演奏はとてもうまかったです。

といったように、外部オペレータやアーティストを迎えてのSRを行う時には、迅速で臨機応変な対応をすることが非常に大事な要素になることがわかりました。
機材やステージングの予定が変更することに対しても、柔軟に行動することが、アーティストともうまくやっていく方法の一つであると思いました。

また、それと同時に、今回は色々なお話をしていただいて、勉強になりました。
例えば、HOUSEのスピーカは、音源と全くぴったりのタイミングで音を出すと違和感がある上に音が濁ってしまうこともあって、わざとディレイで遅延させることがあるということです。今回の現場では7m sec遅延させていたようですが、これはホールの大きさなどによって変える必要性があるとのことです。では、音がどう濁るのか、といったことは、実際に機会を見て、経験上で体感してみたいと思います。
そのほかにも、デジタル機器にはD/AやA/Dの関係で、信号の遅延が起こることも知りました。それを計算に入れた上で、上記の遅延時間を算出しなければならないので、大変な知識と経験が必要であると思いました。

次回からは、さらに臨機応変な判断ができるように頑張りたいと思います。今回もありがとうございました。

2006年7月2日日曜日

2006.7.1-2 GOSPEL LIVE SR REPORT 35RP

2006.7.1-2 GOSPEL LIVE SR REPORT 35RP
7月1日・2日 栃木県総合文化センターメインホール
BLOWN BLESSED VOICE 〜One〜

私は研修に参加するのは2回目で、今回は2日間だったので初めて泊まりでの研修でした。

 <1日目>
8時45分 会場についてトラックから機材を搬入
 マイクや機材の数も多く、スピーカーも大きかったので搬入は大変でした。
今回は大掛かりなコンサートだったので舞台監督さんや照明さん、会館音響さんなどコンサートに関わる人がとても多く名前を覚えきれませんでした。
 1日目はセッティングやリハーサルを行いました。セッティングはスピーカー、モニター、マイクというように音の出力側からセッティングしました。何かトラブルがあってもとりあえずスピーカーから音がでる状態にしておけばいきなりサウンドチェックになってしまっても大丈夫と言う事でスピーカーをまず立てました。スピーカーだけでもWing、中抜け、メインとすべての場所に音を届けるために色々なスピーカーがあり、Wingは重りを使ってあおりました。一つ一つがとても重いので扱いには注意しなければいけません。
 この前の研修ではSM58しか使いませんでしたが、57やKM184などのマイクも使用し、ドラムにはとても小さなクリップマイクを使って収音しました。今回はマイクチェックをやらせてもらいました。初めは緊張して戸惑ってしまったので、次からはスムーズにできるようになりたいです。先輩は「○センチ離して喋ってます」と言ってマイクチェックをしていて参考になりました。
 今回のバンド編成はキーボード、ベース、ドラム、ハモンドオルガンでした。ハモンドは高域のスピーカーが回転するので、見ていてとてもおもいしろかったです。高域は2つのマイクをLRで、低域は1つのマイクで音を取りました。
 大きめのコンサートだったので今回はモニター卓を組み、モニターはペイントボックスの楠田さんにお願いしました。モニター卓はYAMAHA M3000Aでとても大きいコンソールでイコライザーもモニタースピーカーの数だけありすごかったです。
 セッティングは照明さんや大道具さん達の作業の邪魔をしないように進めたりしなければいけないので緊張しました。バトンを上げたりする時はなど注意しなければいけないし、実際自分の上で大きな物音がした時は怖かったです。大きいコンサートになると事故にも繋がるので気を付けて作業を進めなければいけないと思いました。
 リハーサルでは一人に一つのマイクがあるわけではなかったので、マイクの角度や高さなどを調節するのが難しくオンになったりする人とオフになっています人がいて立ち位置を変えなければいけないこともありました。バンドのリハーサルではモニターの返しをもっとこうして欲しいなど聞きにいければ良かったなと思います。

 <2日目>
9時 ホール入り
 2日目はリハーサルと本番でした。リハーサル中はバンドの方にモニターのバランスを聞いたり、ボーカルマイクの角度や高さなどを調節したりしていましたが何をやっていいのかわからず手持ちぶさたになることが多くかったです。本番は舞台袖からステージ見ていました。
 バラシはマイクを舞台の前の方にとりあえず置きケーブルなどをすべてはずして、素早く片付けました。セッティングより壮絶でした…

 今回の研修でも技術的なことはわかりませんでしたが、現場には少し慣れてきたような気がします。自分が今何をしたらいいか、何をやっていいのかを考えもっと行動できればよかったと思います。
 セッティングやバラシなど出演者の方に手伝っていただいたり、本当に多くの人が協力して作っているんだなと感じました。照明もとても綺麗でしたし、ペインとボックスの楠田さんにも色々な事を教えてもらうことができました。撤収の最後に出演者の方にありがとうございました。と言ってもらえて本当に嬉しかったです。

2006.7.1-2 GOSPEL LIVE SR REPORT 34RP

2006.7.1-2 GOSPEL LIVE SR REPORT 34RP
2006.7.1−2
栃木県総合文化センターメインホール
ゴスペルグループBlownBlessedVoice(ブラウンブレスドボイス)ライブレポート

1日目
宇都宮到着
機材搬入
ステージではまず照明さんがバトンをおろしてました。
搬入口がある下手袖に機材をまとめて搬入。HOUSE周りのものはステージから下ろし客席へ。ステージ面を傷つけないように会館の方が毛布を敷いていました。そこからおろす。
照明さんがバトンを上げ反響板下ろし。←危ないので注意。  側板のみを使う。後ろはホリゾント
バトンの上げ下げは自動
同時にステージ作りも開始。CHO1列目はそのまま、2列目、3列目に平台を組んで、その後ろに特注ステージ(ベース用) さらに後ろにオルガン、ドラム、キーボード用のかなり高いステージを。最後列は高さ約2m

ステージは作業中なのでその間に花道にスピーカーをつむ。
・メイン EAW 650 2/1
・Wing QRX (1階席から2階席へつながって階段みたいな客席があるので←そこ用)
・中抜け QRX (スピーカーが離れると客席真ん中の音が抜けちゃう のを防止)
・Side (モニター)
を下上に設置。Wingに重りや木を使って角度を変えようとしたけど安定しないので(仮)中止
中抜けの上にワイヤレスの受信機

会館からマルチをお借りする
M-AQUAのマルチはN仕様なので会館のパッチ盤にそのままさしても使えない
一度会館のBOXを通します。
HOUSE席にはステージ袖のパッチ盤から回線がきていて、そこにも会館のマルチをつなぐ

その間にモニター卓が組まれていました  ような気がします
HOUSE卓、モニ卓に分かれてパッチ
下上にアンプを配置
スピーカーケーブルをつなぐ
スピーカーのチェック 下上 HI、LOW、SUBLOW 1個1個MUTEして調べる

ステージの3列目くらいまでは出来上がっていたけど、照明さんが設置などしていたので
CHO用のマルチはステージ袖で待機。巻きをステージにもっていかない。

ステージが出来上がってきたのでモニターSP配置
・フット 2系統 
・BASS
・オルガン
・キーボード
・CHO サイドに2ずつ 重りで固定

マルチを配置
INPUT
・CHO用 8ch×4
・バンド用16ch
バンド用16chはモニ卓経由 頭わけ
(ステージ側メス16ch→モニ卓前16ch貫通→下手パッチ盤→HOUSE)
OUTPUT
・8ch×2 
会館の回線が余ってたので直引き中止 
下手から上手へ連絡

マイクをたてる
CHOマイクは32本 1列目10本、2・3列目8本、4列目6本
58、57、KM184、185 →ウインドスクリーン
袖でスタンドを立てちゃう→マイクをつけてステージに持っていく→結線
マルチBOXへいくケーブルの川を少なくする。照明の上を通らないように。溶けちゃうから。
早めにバンド用の電源をひく。C電源の出先をタップで分ける。3ピンの可能性があるからタップは多めに。
楽器到着
・Dr
・BASS
・KEY
・ハモンドオルガン

Drマイク
・OH−C-414 cardioid w/銀大ブーム(重)
・kick−ATM25
・SN&HAT−SM-57
・TOM−C-419
↑楽器搬入が終わるまで待機

※ハモンドオルガン
(ほとんど)レスリースピーカーとセットで使う。電子オルガンの音をなんとかパイプオルガン並の音に出来ないかという発想から生まれた。パイプオルガンを購入できない中小の教会でパイプオルガンの代わりに使われていましたそうです。レスリースピーカーには高音部用スピーカーにホーンが2つ、低音部用スピーカーにローターがついていて、・・・まわる。ドップラー効果とかいろいろあってあのような音になるそうです。ペダルで速度調節可能。まわるから風が出る。マイクにはウィンドスクリーンをつけました。
HI用に58をステレオバーで。87用のウインドスクリーンをかぶせる。Lowにも58。

CHOマイクのチェック
1本ずつガリってチェック。1本音がいかなかったので…ケーブル交換→× ステージ側BOX交換→× アンプ側BOX交換→× バンド用マルチのあまっている回線に→○
スピーカーチューニング
バンドさんサウンドチェック
Dr(Kick→SN→HAT→Kick、SN、HAT→TOM→シンバル→トータル)
→BASS
→KEY
→ハモンドオルガン(スピーカー速いのと遅いの)
HOUSE、モニターからOKをもらって次に進む

リハーサル
マイクの位置を細かく調整。KM184にもウインドスクリーンをつける。
クワイヤさんの立ち位置も白ビニテで場みってあったので青ビニテでマイク位置場ミリ。

バンドのモニターの調子を聞きに行く
「○の●をあげてください」○=誰の●=何の音を  とモニターに伝える
行き過ぎてもどんどん要求されちゃうし、行かないのもだめ。

CHOのモニターがきこえにくいそうで、段の下にあったモニターを山台上に上げる
ハウリングの問題があり試行錯誤。ステージ内でハウリングしてしまうので降ろしたけど上手側からリクエストがあり上手奥だけあげる。
ハモンドオルガンのモニター→中域の音が小さいとのこと。
レスリースピーカー後ろに板を設置
マイクの位置も変え(LOWのマイクを突っ込んだ)解決したらしい

マンガン電池、アルカリ電池
マンガン電池は、長時間連続で使用するより、間欠的に使用する用途に向いていると言われています。
マンガン乾電池には、休ませながら使用することで起電力が回復する性質があるとされています。
アルカリ乾電池は大電流連続使用向きで、マンガン乾電池よりも長持ちします。
マンガン電池の得意分野にアルカリ電池を使用した場合は、マンガン電池の時と比べて、その寿命にあまり差が出ません。
アルカリとマンガンの違い 考えたことありませんでした・・・

電池(006P)は前日通しリハ用、ゲネプロ用、本番用を準備
通しリハ

1日目終了
CHOのコンデンサーマイク、ワイヤレスはしまう

2日目
角度を変えないようにマイクを取り付ける。
CHO用のケーブルが照明に重なって危険なのでガムテで固定

マイクチェック
サウンドチェック
バンドさんが到着するまでクワイヤが出はけのチェック
Dr抜きでのリハ
Drせきさん到着後全部は出来なかったけど通しリハ
リハ中はバンドさんの後ろに行って何かないかチェック

ワイヤレスの電池交換
照明さんがお仕事してるのでステージでやらない
3本同時にやると進行がストップしてしまうのでワイヤレス1、2から。
「1と2の電池を交換するのでMUTEお願いします。」
HOUSE、モニターからOKをもらってから交換

マイクチェック
「電池を交換したのでマイクチェックお願いします」「●番からお願いします」って言わないと分からない

ワイヤレスON/OFFスイッチはビニテをはって動かせないよう固定
スタンドをガムテで固定する予定だったけど 動かせないけど段もあまり高くもなかったし、それよりもCHOの人のいい位置にうごかせたほうがいいという事で中止

本番はステージと会場が一体になってとてもいい雰囲気でした。最後はのりのりでした。
照明もすごかったです。

国境なき楽団

撤収
客引きまで電源を落とし、アンプ周りなどステージ裏で作業
お客さんがひいたら
まず楽器周り早めにやる
マルチに刺さってるのは全部抜く
クリップマイクはTOMからはずして近くのスタンドにつけておく
ケーブルを抜いてスタンドを山台から下ろし、前へ

楽器搬出後ステージのバラしが始まる。それが終わると照明のバトンが下りたりするのでスタンドは下手へ
ひたすらケーブル巻き
マイクをしまう。コンデンサー早くしまう。
ケーブルを整理して
スタンドを片付ける
スピーカーばらし
撤収

サウンドチェック緊張しました。他のセクションの方の邪魔になってしまったことも多々あり、反省です。もっと周りのことを考えて行動しようと思います。とても素晴らしいステージでした。HOUSE席からの眺めは最高でした。
仕事に出来たら最高だと思いました。・・・就活がんばります。


RP34

2006年6月18日日曜日

2006.6.17-18 LIVE PRELIMINARY INSPECTION/REHEASAL 34RP

2006.6.17-18 LIVE PRELIMINARY INSPECTION/REHEASAL 34RP
34RP

6月17日 栃木県さくら市さくら市ミュージアム
7月9日(日)に美術館で行われるスパニッシュコネクションのSRの下見
出演は
ギター   伊藤芳輝 さん バイオリン 平松加奈さん タブラ    吉見征樹さん
MAQUA号から搬入出来そうなルートを確認しつつ美術館へ向かう。
美術館の方に挨拶をして案内していただく。
会場の両脇には移動可能なボード?に絵が飾られていました。
クリスタルのピアノがありました。 
演奏する場所…入り口のほうを向いて演奏すると、もう一つ展示室があって、音が抜けてしまうらしく、ミュージシャンの人たちは斜めを向いて演奏することが多いそう。
電源の確認。マルチをひけそうな場所も確認。展示物に注意。SRの場所も確認。扉の開閉に邪魔にならないような場所。
搬入口を案内してもらう。
うらのほうに普段、美術品の搬入をする倉庫的な場所があってそこまで車で入れる。
そこに電源の主幹があり、確認。何アンペアとか書いてありました。20A?
その後事務所で図をもらい細かいこと確認。
イス、譜面台、机、駐車場などなど。

宇都宮に向かう。
・・・ダブルチーズ320g


栃木県宇都宮市栃木県総合文化センター着
7月2日に行われる BlownBlessedVoiceのライブのリハーサルSR
練習室に実際のステージの広さに?線を引いてりはーさる。
メンバーさんは50人くらい。
機材を地下駐車場からエレベーターで3階まで搬入。
スピーカー…ハウスLR、モニター、モニモニ
正面にとりあえず58を2本、あとからキーボード用に1本追加、フロントにも2本追加
MG16、GEQ、チャンデバ、アンプ
002で録音
CD、MDで出す曲もあり。
GEQ�のOUTをGEQ�に入れる→もにもに。同じ音が聴けてレベルでON/OFFができる。

1部
One
Over ture
In the Senctuary・・・2人 上手のひと→下手の人 
MC1
amazing grace
Hymn to freedom・・・3人 上下上
MC2→バンド紹介
As the deer・・・5人 上上下 上&下
More than anything・・・上
MC3
Total praice
Joyful joyful・・・下 上&下 下
MC4
希い(NEGAI)
2部
Highest
Shake
MC5
Send your・・・上
We’ve come・・・上下
MC6
はるさんメイン
MC7
Pandaさんメイン
MC8
My life・・・上
MC9
One・・・下&上→マイク低くする
アンコール
Make us
MC10
Thanks to you→オブリガード?
MC11→バンド演奏しながら→コール&レスポンス
Oh,happy day

↑(仮)
本番はフロント2本?約30本のマイクを使う
ワイヤレスも
オケピの部分もステージにしてなんだかすごいことになるらしい
モニター卓もくむ。
通しリハ終了後、カメラさん 照明さん舞台監督さんたちと打ち合わせ


2日目
二胡奏者 高橋さんの自宅に向かう。
庭に面したピアノが置いてある部屋でデモのレコーディング

部屋はフローリング。二胡を弾くときにある程度の響きが欲しいそうで、あえてカーペットは敷かないそう。
digi002で録音 HAにはMillenia。
CUEのために002のアウトをMG16にいれ、部屋のヘッドフォンアンプへ。
002のアウトは+4でMG16の入力絞りきっても大きすぎた。ので
INPUTに20dBPADを入れる。
外を走る車の音がたまに漏れてきてしまうので録音時は注意

二胡には高橋さんの58とATM、Pfには414
414を使ったのはスーパーカーディオイドが選べるから。出来るだけかぶりをなくす。
二胡&ピアノ、エレクトーンを重ねる

二胡マイクにノイズがのっていたので、途中で416に変更。ノイズすっぱりなくなり、いい感じの音に。
416はコンデンサーだけど高域が丸くなっていてよさげ。
低いほうのノイズ
蛍光灯の50Hzより下?
クリックを作る
途中でクリックを絞ったけど、録音はしておく。
PTでパンチイン、パンチアウトは再生したところから停止するところまで録っている。パンチアウトのあとすぐに止めない。
7曲を録音して撤収

二胡
本体部分は木製で長い棹(琴杆)の下に共鳴胴(琴筒)があり、琴杆にそって金属製の弦が2本張ってある。
2本の弦の間には馬のしっぽの毛でできた弓がはさみこんであり、弓で手前の弦(内弦)と向こう側の弦(外弦)をこすって音を出す。高胡や京胡など二胡と同じような構造の楽器が中国にはたくさんあり、これらを総称して中国では「胡琴 (hu(2)qin(2) ふーちん)」と言う。

レポート遅くなりました。
今回もとても勉強になりました。SRに触れるのは久しぶりで、忘れていることも多く、自分の勉強不足を痛感しました。1日目のキーボードにマイクが必要になったときや、2日目のノイズがのったときの対応などなど、
決まっていることだけではなくとっさの判断が出来るようになりたいと思います。
次回もよろしくお願いします。

2006年5月27日土曜日

2006.5.27 SR EVENT REPORT 35RP

2006.5.27 SR EVENT REPORT 34RP

M−AQUA研修レポート 35RP
5月27日 横浜 にぎわい座

今回、私は初めて研修に参加させていただきました。
研修が終わって一番感じた事は、実習とは違うと意識していてもやっぱり学校の実習とは全然違うなと言う事です。 最初は緊張や不安があって自分が今何をするのか何をして良いのかわからず、戸惑ってしまいました。今回の失敗は、結線されているマイクのケーブルを8字巻きにしたくてケーブルを抜いてしまった事です。それがしてはいけない事だと知らなかったの
で、これからもその間違いを繰り返して機材を壊してしまっていたかも知れないと思うと
怖いです。
 実習ではわからない現場での細かいルールやどの様に工夫すれば効率が良いなど色々なことが学べ、とても勉強になりました。しかし、知識として頭に入っていても実際やってみないと身につかないし意味がないので、次回からどんどん活用して行きたいです。
 私の現場での仕事はマイクを舞台に置いたり、下げてケーブルをまとめたりすることでした。ケーブルをまとめながら次の曲のマイクは何番の〜…と考えながら作業をするので、本番中は気が抜けません。今回はずっとステージ側にいたのでミックスしている所は見えなくて気持ち的にも余裕がありませんでしたが聞こえる音には耳を向けていたつもりでした…でもまだ自分には音を聞き分ける力が足りないと思いました。なんとなく違いはわかっても何がどのように変わったのかがわからなかったです。
 研修では実習ではまだ触れない機材や色々な種類の楽器の音を聴くことができて嬉しかったです。技術的な事だけでなく取り組む姿勢や気持ちなども教えていただく事も出来ました。私はケーブルを巻いたり機材を搬入したり、結線しているだけでわくわくするので今回の研修は本当に楽しかったです。次の日は筋肉痛になりましたが…。
次も是非参加したいです!!

2006.5.27 SR EVENT REPORT 34SI

2006.5.27 EVENT SR REPORT 34SI
5月27日 企業福祉演奏会レポート

先日はお疲れ様でした。
ミックスは緊張しましたが、とても勉強になりました。

これからもたくさんのミスを繰り返していくと思いますが、
少なくとも、今の時点では、全てのことをとても楽しんでできていると実感しています。
へこむことも多々ありますが、でも、それも勉強だと思っています。

>でも大事なのは、どんな現場でも、どんな立場でも、その出演者や、他のスタッフや、
>お客さん等、『それぞれの立場』になって考えられる事ができないと、この仕事を長
>くやっていけないと思います。
>自分の作った音楽や、作品、信頼されている演奏者等、
>自分の関わった、音、人、物に『愛情』を忘れないでください。
>その『愛情』を忘れて、『それぞれの立場』になって考える事ができないならば、
>モノ作りはやめた方が良いと思います。

僕が富さんについて仕事のお手伝いをさせていただいている中で、
よく感じることがあります。
それは、正に、富さんは『それぞれの立場』に立って、行動しているということです。
そして、その上で最大のパフォーマンスを引き出す、というのが僕達に求められていることなんだなあ、と感じます。
その『それぞれの立場』というのを、しっかり頭に叩き込んでおこうと思います。
加えて、自分の関わった作品を愛することも、忘れずにいたいと思います。

それともう一つ、富さんのお手伝いをさせていただいて、いつも感心させられることがあります。
それは、富さんの仕事への誠実さと情熱です。
僕も、これからこういった業界で仕事がしたいと思っている身である以上、
それをいつも大事にしていきたいと思います。

いつか、富さんが僕におっしゃっていた言葉で、
『俺が人にモノを教えるなんて、考えられなかった』
と言っていたのを覚えていらっしゃいますか?
たしかに、富さんとしては、そういう考えもあるかと思いますが、
でも、僕は富さんの教師としての情熱もひしひしを感じます。
1年の終わりの時のサウンドドラマ研究の『カラフルカラー』についての感想も、
とても嬉しかったです。
それに、プロの現場でのお手伝いもさせていただいてるのですし。
とてもお世話になっていると思います。
本当に、いつもありがとうございます。


貴重なご助言、とても嬉しく思います。
それでは、失礼いたします。

追伸
レポートはもうちょっと待ってください(笑)
仕事がないときに、じっくりまとめたいと思います。

2006年5月8日月曜日

2006.5.4-7 BrassBand Surround Live Recording終了報告

2006.5.4-7 BrassBand Surround Live Recording終了報告

2006.5.4-7 BrassBand Surround Live Recording資料
2006年度の北高吹奏楽部演奏会/ブラスソサエティの資料写真です。
















2006.5.2-7 BRASS BAND LIVERECORDING REPORT 34RP-2

2006.5.2-7 BRASS BAND LIVERECORDING REPORT 34RP-2

お疲れさまでした。
5日分のレポートです。

5月2日
セットアップのみの一日のなかで、
富さんのいったことを
(例えばそのパッチを何番につないでなど)
そのまま実行していったので回線にそって
セッティングをすることができず、
頭の中での流れと現場での流れを
ちゃんと確認することができなかったのが
一番の失敗だと思いました。
単に現場での経験不足と認識不足だと片付けられる気がしますが
そういう訳じゃないし、そうじゃいけないというのもよくわかっています。
リハーサルのときも、かぐや姫の構成内容表を渡されていたのにも関わらず
終わるころのほうになってあるのを知りました。
リハーサルだといってもやはり本番さながらの舞台なので
ミスはやはり許されないし、信用を失う原因を作る一つの要因なのだと
改めて認識しました。
音楽というある意味での情報を配信している我々の心構えに
反する情報でのミスというのは本当に怖いし、
絶対にもうしないと思いました。

5月3日
はじめてのSRを経験して、
とにかく余計なことはしないということでした。
カゲアナのミュートなんて絶対いらないし、
WLも危険がなければあげておくというのは
やはりやっていくうちにやるべきことと
するべきじゃない無駄な行為の区別がどんどんついてきました。
とにかくSRは音をお客に届けなければいけない。
それを意識することができるようになった本番の1日目でした。

5月4日
本番二日目
本当に楽しかったです。
ミュート事件でしっぱいに気づきましたが、
それ以外は思い当たる節がありません。
夢中になりすぎて覚えていないというのが現実です。
すみません。
撤収は毎回のSRの現場でなれてきたこともあって
油断の内容に慎重にやりました。

5月6日
この日と次の日のセッションは、
音楽的に学ぶことが多かったかなとおもいました。
ミキシングのための音のバランス基準の構築と、
どこにマイクを立てたらサラウンドの音に適しているのかを考えていました。
ちなみに2階席の横端の閉鎖されていた席は
音が良かったんですがやはりケーブルの問題で立てなかったんですか?

5月7日
ずっと音を聞いていました。
1階の直接音、2階のリバーブの広がり具合も
かなり参考になりました。

逆に全体を通して何か指摘があったらお願いします。
お粗末ながら失礼します。

2006.5. BRASS BAND LIVERECORDING REPORT 34RP-1

2006.5.6-7 BRASS BAND LIVERECORDING REPORT
2006,5,6〜7 栃木県総合文化センターメインホール
宇都宮ブラスソサエティ レポート              
34RP

ホール搬入口到着
機材を場所別に振り分けてホールの巨大台車で運びました。
まずは3点吊りにサラウンドバーを取り付けました。冨ツリー。
L,Rはもともとあった回線を利用。C、SL、SR、SCのために4P(50m)をホールの天井にあるオペラ穴からおろしてビニテと照明用の紐で固定、もう一個のオペラ穴から調節用の紐をおろして固定。マイクはKM184×6
オペラ穴?はオケピの指揮者のための照明や台詞用のマイクを仕込んだりするらしいです。
3点吊りを引き上げる(ホールの人)と同時に4P、紐を引き上げる。向きを竹で調節して、紐は天井側も固定。
4Pは天井の通路を通して、上手側パッチ盤の上までひいて下ろしましたが、長さが足りず5mを追加。途中のドアでは軍手でつぶれないように保護。

3点吊りが終わり、ホールの人が反響板を出したり平台出たりしている間にパッチをして、ミックス室(第4楽屋まで)マルチを引く。反響板はつってありました。ういーん。声を掛け合って連携プレーでした。マルチ8P(30m×2)と16P(50m)人が通りそうなところはマットで養生。人が通りそうなところは特に注意。楽屋のドアのところは毛布でマルチを保護。

ステージフロントにも直引きで2本(KM184)足が短いスタンドで。高さはステージよりちょっと高いくらい。
ステージ奥上手Timp付近、下手Dr付近に414(無指向)反響板うらの床にある回線を利用。

サラウンドバー、(L,Rはホールパッチ盤から。パッチ盤メスなのでオス-オスで変換)フロントLR→上手プリアンプ→8P→002&D2424→DM1000
指揮前LR、ステージ奥LR→16P→002&D2424→DM1000
ワイヤレス、カゲアナ→音響室→パッチ盤→16P→002&D2424→DM1000
MIXROOM→16P→パッチ盤→会館運営送り(楽屋などに流すやつ)、ビデオ分配LR
ビデオ分配は客席のパッチから2F(3F?)席まで上げて(上から下ろして)逆DIでアンバラに。RCAでカメラに。
↑この辺は佐藤の妄想です。おかしいところは直して頂けたら幸いです・・・

その間にミックス室も完成。5.1chモニター!
DM1000のピンクノイズで調整
指揮前には床の回線を使ってステレオバーで。間隔約30cm。
4006×2
今回式台が無く、普通の譜面台のみだったので邪魔にならないように低めに。

そうこうしているうちに、ちらほらとブラスソサイエティの方達がやってきました。

下手からコルネット14、5人(Es&B♭)
真ん中にバリトン5人、フリューゲル2,3人
その後ろにチューバ4、5人
上手側は前列ユーフォ3人後列ボーン3人   (仮)
ひな壇にパーカッション類ドラムはコルネットの後ろ平台の下でした
扇形ではなくて台形にかくっと並んでました

バリトンとやらを初めて見ました。形はユーフォみたいでしたがユーフォというよりホルンっぽい音だったような気がします。
バリトン…サクソルン属4番目の金管楽器。B♭管。形状、管の長さ、音域、楽器の構え、奏法はユーフォニウムに等しい。ヴァルブの管径が細めのほうがバリトン。 らしいです。ユーフォもフリューゲルもサクソルン属らしいです。(難)

マイクチェックをしましたコンデンサー直接息が当たらないように
サラウンドバーは前(ステージ上)、後ろ(客席)を下手から上手に向かって手をたたきながら歩いてチェック
ワイヤレス、影アナもチェック←441でした
 
練習が始まったので、楽屋で聴いたり、指揮前のマイクに問題が発生したときにすぐ対応できるよう前のほうにいました。大丈夫そうだったのでホールのいろんなところで聴いたりしました。3階席の端っことか。
スパークさんは1階席の真ん中できいていました。

トロンボーンがの音を拾えるようにフロントマイクを外側に1mくらいずつ広げました。


スパークさんが指揮のときは通訳さんが通訳していましたが、やり取りのテンポも大切ですし、難しいと思いました。英語は大切です。
でもスパークさんの歌で伝わるものもあり、音楽は世界共通だなーと。引き締まった空気でしたが、アメリカン…ブリティッシュ?ジョークも交えつつで楽しそうでした。

練習が終わってホール出。プリアンプ落としてマイク(4006と414)をしまい、楽屋のドアの鍵を閉めるので楽屋前でマルチを抜き、スピーカーをスタンドから下ろして帰りました。
若山さんに色々お話を聞きました。青白茶黒とは限らない。

当日
マイク付けてもう一度マイクチェックをしました。
上手にガンマイクを追加しました。ブオン ブオン(許可下りず) 416 MKH-416?ゼンハイ
↑前日のリハでコルネット×3ソリを上手奥でやることに。
リハといってもゲネプロではなく確認みたいな様子でした。リハが終わってから、司会と通訳の方に実際の立ち位置でワイヤレスで話してもらいテストしました。PA録音同時にチェック。その後ノイズがあり、パッドをなくしたりしながら念入りにマイクチェックをしました。肺がやばくてむせそうでまともな声が出せませんでした。申し訳ないです。体調管理は大事です。

本番前に写真撮影があるということで、指揮前マイクを一端はずしました。LRと場所が分かるように場ミってはじの方に。撮影後元に戻してガムテで養生。

スケジュールは変わる可能性があるので直前にもう一度確認。
通訳さんが出るところを司会のお姉さんに確認。司会の人は進行全部分かってました。台詞も暗記でした。
本番前
ホールの方はベルを鳴らし&照明
上手から楽屋と音響室に報告
1部と2部の間にサイン色紙抽選の応募アンケート投票?があって人がたくさんで時間がおしそうでした。
サイン色紙は演奏終了後、直接もらえたそうで。小学生の子がたくさんあたって指揮者さんも喜んでいました。

アンコールが終わり、お客さんも帰りはじめた頃から片付けスタート。まずはステージ周りから片付けました。まずマイク。ワイヤレスも安全なところに確保。
最後に3点吊りを下ろしました。3点吊りを下ろすと同時に紐と4Pも下ろす。

本格的ブラスバンドでこのような編成は生でははじめて聴きました。普段は見れないホールのいろんなところを見れて楽しかったです。勉強になりました。ありがとうございました。

2006年2月5日日曜日

2006.2.4 JAZZ LIVE RECORDING REPORT 34RP

2006.2.4 JAZZ LIVE RECORDING REPORT 34RP
2006,2,4
岡田嘉満カルテット 
栃木県今市市レストラン珈茶話

13時 都内出発
16時 今市市到着 ミーティング
17時 セッティング
18時 リハーサル
23時 本番終了後撤収 おいしいカレー

*岡田嘉満カルテット*
T.SAX 岡田嘉満 さん
pf 田村和大さん    W.B 池尻”ロッシー”洋史さん  Dr 高橋幹夫 さん
マイク→マルチ→DM1000→D2424→MG16→MD→CD−R

【MG16INPUT】
�SAX U-47fet
�SAXw/MilleniaHA 
�pf Hi KM184    
� Lo        KM184
�WB mic      ATM25
�   line
�kick U-47fetw/-10dB
�SN   SM57
�OH L DPA4006
� R DPA4006
��IRTcross        KM184
(�はMCに変更)
(↑、�をPA)
【MULTI】
stage側 8対→(10m)→オス 卓側
�pf Hi    
� Lo         
�WB mic     
�   line
�kick
�SN  
�OH L
� R

※SAXは直引き SINGLE12m→卓側でパラ

お店到着後セッティング
ステージ横の部屋に卓を配置しました。
合間にステージにスタンドを立て、そのうち岡田さんたちが到着しマイクセッティングをしました。
pfのふたは全開 且つ途中で(?)譜面台が取り外されました。
マイクチェック
リハの間にバランスやEQを試行錯誤。
音を出している楽器から。
途中で録音したものをモニター。
WBがかぶっていてもこもこしていました。
そのもこもこはPfのもWBにもいらないもこもこでPfのマイクのEQでカットしてもらうとすっきりしました。
SAXのDM1000のHAとMilleniaのHAをききくらべました。後者のほうがウェットなかんじだそうです。
私の未熟な耳では良く分かりませんでしたorz
pfのEQを左右で一緒にしなければいけないわけではない。コードを弾いている左手とメロディーの右手でそれぞれ
EQというのもあり。PANも左右に振り切らなくてもいい。でもセンターにすると逆相になったりしてしまう。でも、広がった状態じゃないとおかしいと感じるのはEQがうまくいっていない場合が多く、モノ回路などでチェックしてみたり・・?
モニターするのは録音したものの最後のほうをきく。最初は試行錯誤しているから。
また、ヘッドホンだけでなくイヤホンなど違ったものでもきく。
今回はステージのすぐ近くで録音したのでSPではなくヘッドホンでしかモニターできませんでしたが、
それぞれ一長一短ある。
近いと何か起こったときすぐいけるし、遠くでSPでモニターすると集中できるし・・・などなど
ヘッドホンで聴いていてもステージからの音が混ざって聞こえたので難しかったです。録音したものを
モニターしてみる録っているときに聴いていた音とだいぶ印象が違いました。でもこれにも
いいところもあり、音を聴けるということでした。
WBの弦をはじく音が欲しいなと思ってどんどんフェーダーをあげてしまいバランスも悪くなりました。
いわれてHPをはずして音を聴いてみるとそもそも鳴っていませんでした。ないものはない!
RECレベルが小さくなりがちでした。大きく録っておいたほうがいい
リバーブタイム曲にあわせて設定する
足りないと思ったらすぐにフェーダーを上げ、下げるときはテンポにあわせてばれないように綺麗におとす
フェーダーの動きが分かるようではだめ
バランスをとるのが難しかったです。普段からバランスのことを気にしつつ色々なジャンルの音楽を聴こうと
思いました。
本番終了後、お客さんの邪魔にならないように撤収。極寒。
おいしいカレーをご馳走になりました。
初めてのMIXでCDまで出しているような方々のダイレクトミックスができて最高の研修でした。難しかったけど楽しかったです。ありがとうございました。

2006年1月15日日曜日

2006.1.12-14 GOSPEL LIVE SR REPORT 34RP

2006.1.12-14 GOSPEL LIVE SR REPORT 34RP

11日
とりあえず搬入作業は、なんとか1時間で終わったが
まず自分で何をやらなきゃいけないのかがまずわからない。
いつもならわかっているコネクターの名前さえ忘れる。
焦りが相当出ていたと言うか、そんな自分に腹が立った。
初日はワイヤレスで歌ってしまったりコーラスがマイクを持ってしまうなど
波乱が続く。
(持って歌うとグリップノイズが発生するからやめてもらってたんですよね?)
一日目はそんな感じでした。

最終日
Delayの使い方にああいった用途があるとは思いませんでした。
僕はレコーディングのほうに進みたいのですが、
他の授業でやったものなかでも有意義でした
ぜひああいった事は色々教えていただきたいです。
それと俺がうまく覗き見していないと言う
フォローもためになりました。
ところでEQを入れるときになぜあげないで下げっぱなしなのかの
答えをまだいただいてないように思います。
授業であったときでいいのでフォローお願いします。

それとちゃんとSRの音が聴けたというのが一番有意義でした。
LIVEではちゃんと音も聞けませんしちゃんと真ん中のポジションで聴くというの

なかなかなく音のバランス、質感、delay使い方によるまで
よく聴く事ができました。
ありがとうございます。

搬出
バラしなのでとにかく片付ける事はいいのですが、
アンプを切ってしまえばやはりどこからでも片付けて
もいいのでしょうか?
少し気になりました。
余談ですが、
軍手を最初つけていましたが、ケーブルがかなり巻きにくいので
外したら後でトラックに積み込むときに血豆を作ってしまいました。
それと着替えをもっていかなかったので帰りは寒かったです。
これぐらいですね。