2012年11月29日木曜日

2012.11.25 Busy Smile Deliverers and Dreamers Union Choir New CD Recording Day1 Project 終了報告

2012.11.25 Busy Smile Deliverers and Dreamers Union Choir New CD Recording Day1 Project 終了報告

今回は2012年1月以来、久々のChoir録音。
DUCとしてフルアルバム3枚目、そして志木で木島タロー君が教える兄弟グループ、Busy
 Smile Deliverers(略してBSD)、そのBSDのデビューミニアルバムのChoir Recordingを行った。


最初に謝っておきます、長文です、画像多いです、くどいです・・・。
しかし、数回にわたるやもしれない録音の記録として、すみませんおっさんの一人メモを覗き見するつもりでどうぞ。
意味不明な書き方に関しては、どうぞ直接聞いてください。
(実はあんまり意味のないことも多くあるかもしれないので)

まず始めに、BSDとDUC合同のChoir録音いろいろポイントをざっと書き出してみる。

・前日のトラック準備は必ず必要(AIFFよりWAVの方がトランスファーが早い)

・仕込みの順番。
・機材配置決め、Directorの手が見えること=クリック通りではないパンチ
・Choirの位置決め。

・多人数のモニタリング方法。(WL HPとAssinable Cueについて)
・一人1本On MicとMass Choir Off Mic Partごとのマイクどちらをとるか?
・RCAや2Pのケーブルって馬鹿に出来ない、しっかりと長さとか、コネクターにこだわったものを作りたい。
・REC側(実際に処理してしまう)のEQ、MON側(レコーダーのアウトで仮にかけてみる)のEQ


では、時系列で追って振り返ってみる。

いつもなら、横浜から第三京浜、環八を北上していくのだが、珍しく都内を抜けて外環和光でおりて、志木まで向かう。



偶然、メンバーの千葉純平が勤める、Cafe Suntaの前を通る。
この秋一番の冷え込みでしたが、晴れ渡る空にとても気分が良かったです。

今回の会場下見も何もしていないので、搬入経路とかを撮影しておけば良かったと後悔。
正面で降ろして、エレベーターで5階へ、駐車場は裏手であります。

今回のプラン。



・仕込みの順番について。
 いつも当日現場で新調に調整しながら決めることはやっぱり配置。
 気をつけるべきことといえば、大人数がスムーズに出入り出来るよう、またライブと違って長時間の作業を、ストレスなく出来るような配置。
 そもそも、機材の電源の位置、みんなを見通せる配置。
 そう、やっぱりマイクは先じゃない。
 卓や録音機の配置場所を決める→マルチのはわせ方→Output(HP Amp)を先に完成させる。マイクをつなぐ(この辺りから、配置について具体的に想定)、

ヘッドフォンアンプのチェックに付いては、必ず一つのヘッドフォンを抜き差しして20ch分確認、今回増設のWL赤外線ヘッドフォンについても、音量他エリアをチェック。
アクリルも、あとでつけるよりも、外す方がらく。
ということで、大活躍のアクリルディスク。
天井も低く、デッドな会場、フラッターもあり、実は結構むずかしか。
蛍光灯では無くタングステンのダウンライトが雰囲気作りによかった。
卓周りこんな配置、やっぱ右側にレコーダーと記録を取るスペース。
左側に卓、右側にHead Amp(Pre Amp)、これがベストだ。
会場に簡易PAの装置があったのでそれを使う。音取りようのKEYは直接こちらへ入力してもよかったかも。

・位置決め

 HD24からの再生用音源トラックを再生して、Out系MON系を完成させる。同時にマイクも準備、ただしここからがいつも参考になる。
 配置を決めるとき、こんなことをやっている。
 『片耳の状況をつくりだす』『両耳の状況を作り出す』
 『男女の発声方法について、Tenは内側か?』
 『Sop Altoは固まった方が唄いやすい?それとも、交互?』
 『座ったらどうなる?』
 『背の高いメンバーの声が天井にたまる?はねかえる?』
 『下手側は壁まで遠い』
 『センターは後方の壁まで近い?』
 『上手側は表情が見えづらい?』むっちゃ
 DUCはライブでもそうなのだが、この音決めの前の位置決めについて、そこでの会話がとても勉強になる、財産になるのだ。演奏しやすい環境について、電気音響かアコースティック生音環境か、ディレクターへの見え方か。
 『動きやダンスを優先して、広がりすぎていないか』


ほどなくして、配置が決定する。

多少時間があったので、Mass Choir DUC+BSD 40人超での録音のための、ワイヤレスヘッドフォンに付いても準備を進める。

・多人数のモニタリング方法。(WL HPとAssinable Cueについて)
これが、送信機です、サウンドデザインジャパンより寄贈。


アンテナの設置方法について、ハンガーを作るとか、マイクスタンドのねじを取り付けるとか、工夫すべき点まだまだまだある。そして、いつも思うことが2mixのちゃんと意味のあるモニターミックスを作れなければ、いくら高価で多チャンネルのCUE Boxがあっても使いこなせないではないか。



24chのHDR、HD24を再生しながらリハーサル。

環境になれてもらう。
いろんな意見が出る。聞き漏らさない。
そしてだんだんと、HAの値が決まっていく。
レコーダーもリハを録ってみて、録再チェックをパッパッと行う。
リモコンの断線を、先日治しておいたので、パンチはスムーズ。
看板あると、すごく便利。


そして、いよいよ録音を開始する。
もうかなりのデータがあるのだが、やっぱり同じポイントに着目することがある。
・一人1本On MicとMass Choir Off Mic Partごとのマイクどちらをとるか?
パートで交じり合った音、和音、コードについて、どのように解釈するか。

DUCはBeta57とずばっと決めてから、もう何年たっただろう、確実なデータ財産の蓄積が続く、この時はこう、この時はこうと、MicとHAという、音質に深く関わるEquipmentを固定してつかっているので、あっという間に音が決まる。

そして、何度もステージに向かう。

どのような表情で唄っているか?聞こえ方はどう?輪の真ん中に行って解ることが沢山ある。音をいろんな角度できくのだ、そしてそれを生かす。音を自ら取りにいく感覚。
実はこの時もすごく面白い発見や感動が沢山ある。ステージマンというのはそれを肌で感
じることが出来る素晴らしい特権なのだ。
カレー休憩をはさみながら、録音は進む。




陽がよくあたって気持ちいい感じ。
窓際の明かりの角度が、もうかなり陽が傾いていて、時間の経過を感じる。
こんな風景をずっと見て来た。Nathanのことを思い出す。

ひっぱるちから、ひっぱらないちから。
Haed Ampのメモ、いろんなノウハウまた発見した。

・RCAや2Pのケーブルって馬鹿に出来ない、しっかりと長さとか、コネクターにこだわったものを作りたい。
・REC側(実際に処理して録音してしまう)のEQ、MON側(レコーダーのアウトで仮にかけて録音しない)のEQ

16時をちょっとすぎて、いよいよMass Choirになる。









Choir Recording無事終了。
Guitar Boyの本録をする。



皆が、打ち上げに参加してもらったので、ゆっくりと撤収の手順についていろいろ確認しながら撤収。
効率よく間違いのない片付け方を、考えることが重要。










続きは、また2回目以降の録音で、レポートします。
まだまだ、次もあるぜー。
STAFF:とみ、佐藤航、高橋萌、(たけした)

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