2012.10.27 Nikko Outside Event SR Project終了報告
5月に引き続き3回目の日光Big Band SRにいってきました。
日時:2012.10.27 前回からちょうど5ヶ月だ。
場所:栃木県日光市日光総合会館前ひろば(駐車場の一角)
出演:NISmO(Big Band)とKippis(キッピス Combo)と日光アイランダース&フラシスターズ(ハワイアンバンド)
内容:野外ライブ in ハロウィン
開演:11:30〜16:00
紅葉の時期は初めての、日光総合会館前、朝8:30に現場についたが寒かった。
ホカロンあれば良かったと思いました・・・。
今回プランを私はあまりタッチしなかった。
5月に参加したスタッフに、今回Mixing Engineerをお願いした。
『どこからどこまでをMixing Engineer自分自身がやり、どこからどこについてわたしにどうしてほしいか?、できないことがあれば、わたしがやるよ』
というように、必要なことをやりすぎず、必要でないことをしない。
5月から5ヶ月が経ったが、先輩や上司がこうやれといったからではなく、『自分自身がやりたいからやる』『こうなのだ!』と押し付けない、知識だけを知っていても仕方がない、何が必要かを視野を広く自分で見極める必要があるからだ。
そして、現場にやりがちな、『何も言わずに誰かがやってしまう』その結果に付いても解らない。これでは、ただいるだけ、ただ参加するだけになってしまうではないか。
詳細は後の方にも記すが、こういう機会は私にとっても良い機会で、客観的にいろいろ見ることが出来た。
電源は会館ロビー内に、仮設用の分電盤のちゃんとしたやつがありました。
マルチは下手まわしの方が、雷雨等緊急時に車を近づけやすくなる。(駐車は上手)
16P-Aは50m(ほんとは30mで届いた) 16P-Bは下手アンプまでなら30mで届く。
下上渡りの4Pも25mで十分。
小倉さんの後ろ姿であります。
見上げれば紅葉。
ハワイアンバンドです。
今回、Big Bandとハワイアンバンド(Per ウクレレ Gtr Gtr Bass Dr)、Jazz Comboと、スペースがかなり必要な編成だったが、あまり広がりすぎず、Dr等はどうにか共用出来た点が良かった。
最近いろいろな現場で、FOH Main Sp(お客さんに聞かせるためのスピーカ)の間口について、ヒントをもらう。
録音でもPAでも、演奏のスペース配置について、乗り越えなければいけない、ごくごく基本的な問題がある。
『演奏家と演奏家の距離が離れたとき、その音を聞くのに時間がかかる』
すなわち、やりやすいからといって不用意に離れると、お互いに聞いている音が遅れるのだ。電気音響を使おうが何しようが、空間でその音速については、やっぱり第一に考える必要がある。
ほんとに、録音でもPAでも同じ。
そして、音を収音するマイク、音を拡声するスピーカー。
2つのマイクやスピーカーを使ったとき、その幅というのは、そこでえら得る音場にとても影響がある。
もちろん、目で見てセッティングをするのだから、見た目は大事。
しかし、音はやっぱり違うのだ。
目で見てセッティングしながらも、やっぱり良く聞いて判断する。
『ある程度』(このある程度が難しい)間口は狭めたい、広げたい。
今回のSPの間口はどうだろう?10mくらいかな。
そして、そこでどのくらいの生音があり、どのくらいのSRをするかにもよる。
そうそう、卓位置を決める条件で、全体がよく見渡せるということも重要ですな。
あと、今回風対策で、アンプを一緒にラッシングした。
これ便利ね。
時折晴れ間も出たり、紅葉の日光に来たお客さんが、休憩されてました。
そうそう、スピーカーの水平を保つために、小割りとか水準器を持ってくべきでした。
しかし、紅葉がきれい。
この会館の形、男体山かな、ほんとにいいシンボリックな形です。
もっと早くにいろいろここでやってれば良かった。
春と秋はここで何か出来るといいね。
サイドの間口をもう少し狭められるともっと、全体の音色がかちっとくるかもね。
途中雨も心配されましたが、わたしがほとんどフェーダーを触らなかったおかげで、雨降りませんでした、多少寒かったですがね。
FOH用のズッポリアメたいを作ってみようか。
この1/2とアンプを全部がばっとかぶせるような、袋をつくっちゃうか。
下手の空いてるスペースで本来はフラをやるはずだったのだが、これだとちょいと見た目も悪い。音もどうする。
上手によりすぎちゃうと、国道からみえなくなっちゃんだよね。
今回、「指示をしてくれ」と頼んだのだが、今までどれくらい自分の指示が曖昧で、音響の作業についても、何も言葉をかわさずに、そこにいるスタッフに頼っていたかを思い知らされた。
「いまここまでできて」「次はこれ」「やっぱりここが気になる」
わたしは、放送も録音もSRも皆セッションだと思っています。
どんどん流れが変わる。
@必要なことは指示
@それぞれが考えて動くこと
この2つのバランスについてとても再認識した。
「聞けばわかるじゃん」「見ればわかるじゃん」「考えればわかるじゃん」
これもだいじだが、
「言葉で交わすこと」「身振り手振りで視覚で伝えること」「言わずにやること」
やっぱり、セッションはいきものだ。
一年生の最初の方で教えること。
「音を覚えること」「気持ちや色々なことを忘れないようにすること」
ヒントの一つに、時間を置かないということがあるがそれ以外にもいっぱいヒントはあるのだ。
「比べること・比べ方」
「公開と非公開について」
言葉で言ってしまっては、「アドリブの可能性が失われる」「図星のことを言われたら、やっpりへこむ」
音響の道は、どこまでも勉強ですね。
今回、本番から10日以上経ってしまって、このブログを書いているが、それでも新たな発見がある。
また、暖かくなった5月に、新緑の日光でどんな音を聞けるのかが楽しみです。
と、その前に冬の寒い時、鬼怒川でのビッグバンドイベント、録音会、まだまだやれることあるぞい。
Stage:とみ
Mix:たけした
2012.11.10 千葉館山の北条海岸にて。
とみ
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