2012年7月31日火曜日

2012.03.20 Omotesandou M-AQUA+ SR Project終了報告&STAFF REPORT 40RP

2012.03.20 Omotesandou M-AQUA+ SR Project終了報告&STAFF REPORT 40RP


◯日時:2012年3月20日 晴天
◯場所:表参道の沖縄カフェ 
◯コーラスクラスの生徒さんお二方のミニコンサート(vo.key.dance)
◯スタッフ:日下



◉本番までの流れ◉

・富さんに声をかけていただく。

・2月18日 出演者のお二人とメールでのやり取りをスタート。
いつ、どこで、だれが、どんな目的でどんな内容の催しをするのか。
前回も同じ会場でコンサートを行ったとの事。前回同様卓、アンプ、マイク、スタンドは会場のものを借りる事に。

どんな方々なんだろう、どんな音楽を奏でるんだろう。わくわくどきどきしながらやり取りを開始。

・3月14日 顔合わせ&現地下見
下見に関しては出演者さんがお店側にお問い合わせてしてくださり、お店の都合の良い日に伺いました。会場はコンサートをする場!というのではなく、小規模なPAシステムのあるお洒落なカフェ。普段はBGM用に使っている、といった感じでした。事前に必要な機材を大まかにリストアップし、現地の機材と照らし合わせ足りないものは何かをチェック。
・電源の場所は?口数は?
・何をお借りする?
・機材のメーカー、型番は?
・員数は?
・コネクタの種類は?
・現状復帰出来る?
当初スピーカは前回同様お店のものお借りしようと思っていましたが、PA用スピーカではなかったこと、R側のケーブルが壊れているとのことで持ち込む事に。下見時もL側スピーカしか使っておらず、R側の動作確認が出来なかったのが本番当日まで気がかりだった。ケーブルではなくアンプ側の故障だったら....。

卓位置は現状のままだとステージ後方、真後ろになってしまうが、時間がない事と最優先である「音を出すこと」を考えて現行のまま行う事にしました。
出演者さんとメールでは出来なかった演出面での細かい打ち合わせ。
歌はハンドなのかスタンドは必要か。
なんと、歌いながらダンスをする曲があるとのことでかなり不安に。ご本人もマイクケーブルの心配をされていました。
いっつも悩むケーブル長。特に今回は一人だから介錯する人間がいない。長過ぎて絡まってもこまるし(ダンスがあるし)短すぎても足りなくても困る。ちょうどよくないと、駄目。


・3月15日~富さんにお借りする機材をリストアップして提出。
あんまりにも予備を持って行っても邪魔、でも、何かあったら困る。
見落としていたのがリバーブ。言われなかったら思いつかなかったです。無いとカラオケのような、のっぺりとした空間になってしまう気がした。歌物には必要。

・3月17日 出演者の方のお家で打ち合わせ&ご飯を御馳走になる(嬉)
リハーサルを見させて頂きました。ご飯はとっても美味しかった。。。

・3月18日 倉庫にて機材積み込み
何を借りたか、足りない物は無いか最終チェック。
初めて使うリバーブの使い方を試させていただきました。

・3月19日 タローさんの車に機材積み替え

・3月20日 本番当日

◉本番当日の流れ◉

14:20~現地入り
14:30~搬入
14:45~仕込み開始
15:10~リハ開始
15:40~客入れ
16:10~本番
17:10~終演

早すぎる現地入りはお店側の迷惑にもなるので注意。
借用した機材が来るまでお店側の機材の準備を。出来ることから確実に進めていく。
搬入は手伝って頂きながらもバタバタと1階から3階まで4往復くらい。汗だく!

とにかく時間が無い中で何を優先して始めるべきか。現状復帰のことも頭に入れつつ。
「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」でパニックになりながらもoutからチェック。心配していたR側も生きていた。
途中リバーブマシンの結線がうまくいかなかったが飛ばして後回しに。
お店備え付けのBOSEの壁埋め込みスピーカも使えたら、と思っていたが、こちらも優先順位を考え諦める事に。
key.voのinput系を結線。いつも忘れそうになるkeyのPAN振り。ケーブルは見栄えも考えて!
CDチェック時にいきなり大きな音が出てびっくりさせてしまったこと、outを生かす事に集中しすぎてkey用のマイクのマイキングをご自分でして頂くことになってしまった。反省点です。

リハーサル開始後は何度も卓と客席を行き来。
・レベル、バランスはどうか?
・スピーカの向きは、高さは?
・お客さんが入ったら?
・デュエット時の二人の声のバランスと、ソロで歌う時のレベル差はどうか?
・キーボードとのバランスは?
会場が小さかった事もあり、「PAしてます」感を出しすぎず、お客さんが満足するレベルはどれくらいなのか。
後回しにしていたリバーブの結線のミスを発見し、直す。
再度出演者さんとマイクの受け渡し等の確認をしつつ客入れ。

どきどき。

本番中はPAしている音を聴けないことが不安でした。
実は普段、あまり意識していなかったメーター。大切さがよくわかりました。
心配していた歌いながらのダンスは、ケーブルが絡まる等のトラブルも無く無事に終わりました。
・MC時の声量と曲中の声量は違う。
・リバーブの有無で世界感がかわる。
とても素敵なステージでした。楽しかった。

本番終了後はBGMを流しつつ待機。
お客さんが全てお帰りになり、BGMのフェーダを絞り、やっと一息つきました。
搬出。機材は再びタローさんの車に乗せて頂く事になり、お手伝いして頂きながら積み込みました。

◯感想
実は言うと、この話を頂いた時にすぐに手を挙げる事が出来なかった。「1人で」というのがとても怖かった。自信が無かった。他の人がやってくれないかなぁとも思っていた。でも1月14日の学生だけで行ったPAでついた、ほんのちょこっとの自信を頼りに「やります」と手を挙げる事が出来た。
本番の5日前、liveQのPAシステムで音を出す事が出来ず(ampの結線ミス)、「そんなんで20日一人で出来るの?断ろうか?」と言われ、すごく悔しかったし、本番が怖くなった。一人ですべてを見渡さなければ行けないし、すべてを順序良く決断して行かなければならない。頼れる人は誰もいない。
実際終わってみると反省点はたくさんありましたが、安心感安堵感の方が大きかったかもしれない。でも、自信に繋がりました。
何よりも本当に素晴らしい歌声、ダンス。感動しました。大変でしたがとてもとても楽しい時間を過ごせました。出演者の方々に「ありがとう」と言って頂き、本当に本当に心から嬉しかった。コンサートの最後には「PAエンジニア」としてお客様に紹介をして頂き、エンジニアとしての責任と誇りを感じる事が出来ました。

一人で...とはいえ、機材は富さんが、運搬はタローさんに手伝って頂きました。お店側の機材面も、スタッフさんが手伝ってくださいました。いろんな方に支えて頂きました。何よりも、この機会を与えてくださったことに感謝しています。

4ヶ月経った今、何も出来なくて、自信が無くて、とにかく落ち込んでいる今だけれど、改めてメモやレポートを読み返して当時の緊張感や必死さを思い出すことができた。

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