2012年7月5日木曜日

20120703 XY Recording Impression / Mic Tasting

20120703 XY Recording Impression
PA(Live sound)やRecordingをしていて、常に問題になることがある。

マイクとマイクの時間差、スピーカーとスピーカーの時間差、音響の場所条件によっての時間差、などなど。 様々な時間差が音質を特徴づけることであったり、問題であったりするわけです。 時間差のないマイキングといえば、MSとXYか。どちらも、あまり進んでやることは無かったのです。

そこで、四月からやっていた溝ノ口での録音で試してみることにしました。
PfをCMC64U、DrumsのOHをDPA4006で三ヶ月程修行したので、もし万が一、へんてこな結果になりそうでも、すぐにリカバリー出来るように、やってみました。

ドラムのマイキングが無いのですが、ドラムは、4006×2→KM184(自分でも所有していてキャラクターを知っているから)、にしてみました。

そして、PfはそのままCMC64U×2で、Additional追加Super LowにC-414 XLSをたててみる。

こげなかんじ。

あんまり、先入観を持って読んで欲しくないのですが、ざっくりした乾燥。いや感想。
・すっきりしている。
・マイクのキャラクターが、ばっちりでてしまう。
・パンポットで音像を操作している感じ。(音量差なのだからあたりまえか)
・奥行きや、拡がり表現は苦手。
・ドラムに関しては、全く別のドラムキットみたい。(いつもがA-B方式的な印象だからか)
・T君いわく、混ざりにくい。(確かにそう思う)
・角度について、90°ではなく、ORTF的に、少し広げてもよかったかも。
・ピアノのもっさり感はなくなって、あっさり感が強くなったような気がする。
・シンバル等距離感が、収音の内容にとても影響している。(ただし奥行きは無い=ブースのせいか?)

結果
人間の耳の幅より広げるのか、狭めるのか、時間軸を一致させるのか。
マイクの選択と、マイクアレンジ(位置の方)について、はっきりと効果が感じられると思いました。
マイクテイスティングは普段1本づつやるのであるけど、Stereo Pairについても、方式と比較方法について検討し、(音源についても)パンについても考慮する必要があるなと思った。

XY=パンポットをおっぴろげがあたりまえだけれども、このあたりも、何かヒントがあるなと思った。
皆様、くれぐれも演奏を実験台にせず、準備してやること。
マイクの選択と共に、思い切った使い方(全然思い切ってないトラディショナルな手法であるが)をやってみることができる余裕って、音に向き合うのに大切なことですね。
とみ

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