2012.07.22 Karaoke School Live SR 41RP-2 STAFF REPORT
20120722カラオケ道場入学式
20120722カラオケ道場入学式
今回は、私にできることは限られているのを自覚した上で、しかし、その私の出来る限られたこと、つまり、今まで参加させていただいたProjectで学んだことを、確実に、全力でやろうという決意のもと、参加いたしました。
その際に役立ったのは、今まで修得した知識をまとめているExcelシートでした。現場に入る前に読み返し、自分自身が現場にいるイメージをして臨みました。その結果、緊張をする点は変わりませんが、現場に着いたらまず何をすればいいのか、次になにがおきるのかなど、順序だててイメージトレーニングしておくことで、少し落ち着いて、徐々にいい緊張感に気持ちをもっていくことができました。
今回の現場にて以下3点挙げていきたいと思います。
①舞台転換
担当させていただいたのは、演奏が終わり、Epf奏者の方がステージから降りた後、MCの方が、次の演者の方をご紹介するまでの間に、Epfが上手へはける、という転換でした。その際、迅速さ、順番、タイミングがいかに大事かを学びました。
まず、「迅速さ」ですが、これは当たり前で、いかにスマートに目立つことなく、舞台の雰囲気を壊すことなく、行えるかが重要です。そのためには、手をつける「順番」と、舞台に出て行く「タイミング」がキーになってきます。
Epfには、Epf本体の他、Epfを乗せるスタンド、椅子、ペダル、D.I.、ACアダプター+テーブルタップ、譜面を照らすスタンドのライト、と付属する機材がついていました。
転換前に、富さんからトランシーバーから入電し、Epfの曲目が終わり次第、Epfのケーブル類をすぐに抜き、はけさせられるように、Epfの回線を切るという旨の連絡を受けました。
これで、ステージのスタッフはまずケーブルを一斉に抜くことが可能で、ケーブルを抜き差しの際出るノイズや、ケーブルに足をひっかけて余計な音を立てるというリスクもなくなります。今回は、迅速に片付けるために、まずケーブルを抜くこと、そして、Epf本体など大きい固体をはけさせる、そして最後に、小物、ケーブル類を一斉に上手へ回収する。この流れを、転換する前に、頭でイメージしておくことが効果的だと感じました。
そして、ステージに出て行く「タイミング」は「お客様の視線がそれているとき」ということができます。お客様が主役の演者を目で追っていって、そして視線をステージに戻すと、ステージの雰囲気がいつの間にか変わっている、というのがかっこいいです。そのためには、お客様の視点にたって、今お客様はどこを見たいのか、見ているのかを考える。そうすれば、おのずとタイミングがわかってきます。
ただ、やはりステージの上に上がるという状況に焦ってしまい、手元が危うくなりマイクの抜き差し、マイクの演者の方への受渡しが遅くなってしまうときがありました。次になにが必要なのかを、先読みして考えることで、無駄な動きを減らしていきたいです。
②伝える必要があること、伝えなくてもよいこと。
今回、トランシーバーの使い方を考えさせられました。本番中に、伝える必要があること、それもすぐに伝える必要があること。一方で、伝える必要のない報告もある。
その線引きが、私の中で曖昧になってしまいました。しかし、シンプルに考えるとその線引きは明快で、伝えるべきことは、ステージの演目を、確実に進めていくために、チームで共有が必要なことで、トランシーバーで飛び交う内容を聞いていると、簡潔に、かつ必要最低限の情報をやりとりしていることが確認できました。また、確実なステージにするために、確認は何度も行っていました。伝えるべきことを見極められるように、常に意識を持って状況を見ていけるようにしたい。
③コミュニケーション力、質問力、回答力
反省は、「質問力の欠如」です。②のトランシーバーと通ずるところがありますが、私はまだ理解が追いついていないところが多くあるなかで、結線も、機材も、不明点をひとつひとつ解消していかねばならないのに、かといって質問力がない。質問できる時間は限られていて、そのときにいかにまとめて簡潔に質問できるか。お互いを尊重しながら質問されたことに対して、タイミングよく答えられるか。リズムよく会話できるか。意見の交換ができるか。
今回一緒に参加なさっていた音芸卒の先輩の的確な質問、指示の際の落ち着き。質問に対する、疑問の残らない簡潔な回答。気づく力。発信する力。とても刺激を受けました。
質問力を鍛えるために、音響の知識は当然ですが、根本的に、新聞を毎日しっかり読んだり、書籍を読んだり、色々な芸術にふれたりする。そういった日々の自分自身への知識、経験の投資が必要だ、と改めて痛感しました。実践していきます。
以上です。
今回も貴重な経験をさせていただきまして、本当にありがとうございました。
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