2010.11.28 Vanguard Jazz Orchestra Live Rec 39RP STAFF REPORT『誰のための音楽か?』
VJO(Vanguard Jazz Orchestra)はニューヨークの名門ジャズクラブ「ウ゛ィレッジ・ヴァンガード」にて毎週月曜日に演奏を続けていて、世界中のジャズミュージシャンが憧れる存在。
昨年に引き続きの来日で、今回の録音はビルボードライブ東京で26日~28日の間に行われました。
M-AQUAでは3日間6ステージ全てライブレコーディングをしたようです。
私は28日の最後の2ndステージに少々立ち会っただけなのですが、会場に入った途端
今までと違った雰囲気と言いますか…、扉を開けた途端違う世界になったと言った方が解りやすいかと思います。
彼らの演奏は生きている様だった。一生懸命奏でて、お客様に聴かせるのではなく
自分たちと楽器と、世界中にいる人のために聴かせるための音楽だと私は思ってしまいました。
言いすぎかもしれませんが、彼らの演奏は、今まで聴いたことのある音楽とはかなり違っていた。
私はビッグバンドジャズを今まで聴いたことがありませんでした。
VJOの演奏するジャズは2008年にグラミー賞を受賞しています。それくらい、世界が認めている音楽を初めて聴いて心が震えました。
疲れていた体も一気に吹き飛んで、『日本では聞いたことがない…音楽だ、NYだ!』と固まってしまいました。
日本ではというのも私はまだ沢山の素晴らしい音楽は余り聴いていません。興味がない訳でなく、まずなにを聴こうか…と悩んでしまうからです。
ですが、まずはVJOが出したCDを聴こうと思えました。ジャズを初めて素晴らしいと思えました。
沢山の日本の方に、この素晴らしさを知ってほしいなと思いました。
4日間の丸の内&神田の最後に、素晴らしいライブレコーディングに立ち会えて本当に良かったと思います。
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