2010.12.04-05 Karaoke School Live SR 39RP STAFF REPORT『知ってることと出来ること、よく考える』
スター音楽学院卒業式 at 築地ブディストホール 2010 12.4.5
今回はカラオケ教室の卒業式のPAと録音の仕事に行きました。
2日間行われるカラオケ教室の発表会なのですが、大体全部で120組程度の出演者でした。
初日は41組、最終日は82組行いました。あと6人の先生たちの特別コーナーもありました。レコーディングを兼ねた発表会ということで、出演者の生徒さん達は皆張り切って、歌唱していました。
ステージに用意したものはSHUREのSM58を3本とMC用にスイッチ有りのSHURE 565SDを用意しました。
スタンドもMICの本数分用意してありましたが、主に使われるVO1もハンドで、MCもハンドで使用されることになり先生の特別コーナーの時によく使われました。
この理由は、収録があるために、なるべくVOのトラックを1に設定したいと、富さんがいっていたからで、ステージ上もすっきりしていました。
ステージ側にはスタッフを2名用意し、上手下手に分かれたりしました。私は主に下手にいました。今回の出演者の出ハケは下手出、下手はけからとなっていました。
インカム(デミトス)を使った情報をミキサー側と共有し、照明の方々にも連絡を共有しました。
共有したのには理由があります。100人以上も出演する方がいらっしゃいますが、欠席や遅れているという場合もあり得ます。
ですので、下手にいるスタッフが一番近くにいますし、情報を伝えなくてはいけません。今回も約6組ほどの欠席や遅刻があったりしました。
また、“板付き”で行われ出演者の方もいます。≪板付き≫というのは「すでにステージに付いてから歌を歌う方」のことを言います。
ミキサーや照明さんの方で間違いが無いように“板付き”の場合でも連絡を必ずしました。
そして先生の特別コーナーの際、色々と準備するものが必要なこともあります。
今回も初日は「Gt(SEQ)・Dr」。最終日は「KEY・ウクレレ」
こういった楽器に必要なもの、MICの大体のやり易い位置、譜面の位置だとかも本人にちゃんと確認を忘れない!
(当日分かる事が多いため、細かく聴く必要がある)
そして、マイクを立てる際、気をつけるべき点は多くあります。
・先生の近くではやらない。ぶつけない。(大方、形を決めておく)
・マイクスタンドはあまり堅くしめ過ぎず、首が下がらないように!!
・リハがあった際はバミって、本番もちゃんとその位置にする(出演者がずらしてしまったらバミリをたよりに行うこと。)
私がVO1を担当しましたが、初日は上手くできませんでした。ステージにいる時は小走りもいけません。焦っているように見えるし、なにより平常心を装うのがステージスタッフには必要です。自分では平常心を保っているつもりでも、傍から見れば「焦っている」ようにしか見えないのです。
その点はとても注意するべきです。
ステージングと呼ばれる立ち振る舞いは、どの業種にも通じることです。
特に音響の転換(マイクを出したりはけたり、楽器や椅子、譜面台等の出し入れ)は、とても難しいのです。
設置位置に来ると、緊張します。
大勢のお客さまの前で、緊張しない人等居ないでしょう。
スタンドのネジをキツくやり過ぎて回す方向を間違えてしまったりしてしまいました。
出演する先生にも失礼ですし、このステージではVTRも回っていた為、絵的にも悪いです。
間違えない為にも、先生の特別コーナーが始まる前ですとかにこっそり練習する必要があります。とにかくスタンドは空いた時間があれば、触っておきましょう。
また、初日にGtrを使用した時にDIとGrに差したphone-phoneは差す前にハンカチですとかで一拭きした方がいいと言います。
接触不良を完全に防ぐ方法は無いのですが、富さんの話だと、こうした乾燥した時期には、接触不良が多いそうです。
またスタジオ等でも、パッチケーブルを差す時には、布等で一拭きしてから、(念をいれて)パッチすることも有るそうです。
ホットタッチでは異常は無かったもの、何回かの抜き差しでトラブルがでました。
SEQが反応出来ずリズムがSPから出ないハプニングがありました。
奇跡的に抜き差ししたらリズムがきて後からは無事に終わりました。
今回、ホールでのステージ側の仕事を久々に行いましたがまた沢山学ぶべきことが分かったように思えます。スタンドの操作は初日は拙い操作だったものの、最終日はうまくなって上達したような気がします。
ただし、そこで「もう出来る」と勘違いしないことが重要です。
何かしらのハプニングやとっさの判断が必要な時があります。その時に『さあ、できるか?』となれば私の力ではまだ出来ません。
沢山練習がいりますし、何より“落ち着いてやること”が何よりも大切なのです。
上手く出来なかったからと言って、経験が浅いから…というのは理由になりません。
私自身「もっと経験が欲しい」とは思ってしまいますが、合間を縫って練習したり『この時どうやったら良いだろうか?こうしたらいいだろうか?そうしようか、どうしたら良い感じになるかな?』
こう言った頭を使って“考えること”が必要なのです
今回の現場ではそういったことがよく分かりました。あと、次になにするか?とかもちゃんと考えること!
師匠たちのやりかたばかり夢中になってみるのも良いですが…ね
最後に、“ホットタッチの際、膝はつくな” 忘れやす・・・・とても忘れやすいです…(@_@。
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