2011.3.11 Japan Earthquake Relief Project『A Letter To Japan』
今日は、海のむこうからのおはなしです。
3/11の震災から10日程経った3/20、米国はアトランタの友人Singer&Choir Directorから連絡が来ました。
友人の名前は弓削礼子(ゆげれいこ)さん。
我らがDreamers' Union Choirの木島タロー氏から、もう10年位前に紹介を受けました。
4人組のChorus Group『Vessel』の活動や、横浜を中心とした、『One Voice Choir』での活動、もちろんSingerとして素晴らしいものをお持ちの方です。
そんな弓削さんからのメッセージは、今の日本にできることをしたい、音楽で何かメッセージを伝えたいという、シンプルなことでした。
既に録音を終えていて、後はマスタリングを残すのみで、そのマスタリングを私にお願いしたいとのことでした。
弓削さんは2人の素晴らしい仲間と、既にプロジェクトを進めていたのです。
一人は、このCDのRecordingとGuitarを担当した『STEVEN MAZZOTTA』Stefanoさんと、VOCAL&Pianoの『大島まどか』さんです。
Digital Networkの進歩は凄いです。
米国と日本で時差がありながらも、Mix Dataのやり取りを進めて、3月末日には横浜でMasteringが完了。
正確な日程は解りませんが、4月中にはアトランタでこのCDが完成していたようです。
そして、今日2011.6.21このCDが私の手に届きました。
大島まどかさんが帰国のため、直接手渡してもらいました。
タイトルは『A Letter To Japan』
コチラのサイトから、ネットでDown Loadもできます。
http://www.records.kalakula.com
小さなこと、できることをやってみる。
音楽が繋いだ大切なものでした。
以下WebSiteからの引用です。
==============
<日本への手紙>
私たちはアメリカ南部ジョージア州アトランタという所に住む、3人の音楽家です。
日本出身、あるいは日本と深く関わりを持っているということと、音楽という最大の共通点で知り合いました。
2011年3月11日、3人は日本から距離と時差もあるこの場所で、少し遅れて日本史上最大の地震が東日本を襲ったというニュースを聞きました。
自分が生まれ育った国あるいは長く住んだ国で、マグニチュード9.0という大地震が起こした大津波が沢山の人々の命を奪い、数えきれない人々の生活を完全に変えてしまったということ、また地震の被害による原子力発電所の倒壊とそれによる被爆。それらのもう変えることのできない事実を、遠いこの場所でただ見ていることしかできなかった最初の約二日間。不安と強いホームシックで、いてもたってもいられない、という思いに駆られました。
自分たちのできることとは?考えた末、音楽という普段自分がやっていることを通して、少しでも何かできないだろうか、それがまず最初の衝動でした。
そこで、アルバムを作って売り、義援金を寄付する、という方法をとることに決めました。
草の根的ではあっても、輪を広げて行けば、少しでも復興の助けになるのではないか、という思いです。
音楽は衣食住とは直接関係のないものですが、音楽が地球上からなくなることはありえません。
それは音楽が持つポジティブなエネルギーは必ず人々に届くものであるからだと思います。
少し時間が経って、被災者の方々の生活が今よりも落ち着いたものになった時に、そして日本にいて地震や被爆に不安に生きる方々全てに、少しでも私たちの音楽と祈りが再生の力になったら、これ以上のことはありません。
このアルバムの売上金は、全て日本赤十字を始めとしたいくつかの団体に送られます。
ジョージア州アトランタより
==============
ありがとうございました。
弓削礼子さん、大島まどかさん、ステファノさん。
私が音や音楽でできること、したかったことはこういうことでした。
また海の向こうの大事な友人達とどこかで会い、音楽を通してなにかできるといいね。
とみ
0 件のコメント:
コメントを投稿