2011年6月20日月曜日

2011.06.18 Gospel Choir Recording 40LC STAFF REPORT

2011.06.18 Gospel Choir Recording 40LC STAFF REPORT

<内容>
◎6/13,15.16 打ち合わせ
・自己紹介。
 →楽器経験やこれまでの自分の(現場での)経験・技術についてなど、具体的に。
 人の顔と名前を覚える。
・今回の作業は「レコーディング(ダビング)である」という説明。回線図の見方を聞いた。
・「自分たちが何をしに行くのか」ということを理解すること。
・「録音」はデリケートな作業。その場に誰がいるかで出来が変わってくる。
 私語厳禁なのはもちろん、服装にも注意(ガサガサ音がするものは×)
・業界語を使うこと。(例:×コード→◯ケーブル)
・録音やPAを成功させるためには、
 「ミュージシャンがより良い演奏を出来る環境」を作ることが重要。
・人の表情や行動、関係をよく見ること。
・何が良くて、何が悪いのかを知る。「これがいい!」という感覚を磨く。
・仕事の流れを知ること。
・常にスタッフとして「見られている」ということを意識して行動すること。

◎当日
・まずは経路の確認。→荷物を置き、機材をトラックから降ろして運ぶ。
 なるべく効率的に運べるよう考えて工夫する。積み重ねて運べるものは積み重
ねる。
・スタンドはきれいに。出すときに順番を整理しておくと並べるときにわかりや
すい。
・ケーブルの整理。余ったケーブルは巻いてスタンドの下に。
 特に今回はマイクもヘッドホンも数が多かったので絡まないように注意した。
・自分の生の声を聞こえやすくするための透明なディスクもつけた。
・マイクチェック・ヘッドホンチェック。
  *ダイナミックマイク→「Bata57◯番いかがでしょうか」&ガリ。
  *コンデンサーマイク→マイクに触れずにスタンドをたたいてチェック。
  Tomi:Saidスタンドを叩いてチェックするのは、chief が既にマイクアレンジを行ってしまっている場合に有効なのです。だからマイクアレンジの前であったら、フツーにマイクチェックすること。マイクまでの距離を考えて。

・予備のマイクも準備とチェックを。
・レコーディング時、マイクの高さと距離をチェック。
 ヘッドホンとケーブルのケア。プラグや延長が必要な場合はつける。
 聞こえないヘッドホンは予備と交換。
・バラシの時も素早く。仕込みの時と同じように。丁寧になりすぎて遅くならない。

<メモ>
・とにかく素早く動くこと。全体的に行動が遅かった。次にやることを考えながら作業する。
・その場に複数人いるのにひとつの作業に固まらない。必要最低限の人手で十分。
・部屋の温度(湿度)調整をこまめに。音作りの環境を常に整える。
・音は「足せる」けど、「引くこと」は出来ない。
・パンチイン/パンチアウトのタイミングの難しさ。八分休符ほどの一瞬のタイミング。
・「◯分◯秒から」「◯小節前くらいから」「最後だけ」「テナーだけ」など、細かい指示にもすぐ対応。
 (アシスタントはその時間や箇所をオペレーターに伝えることも仕事)
 TomiSaid:パンチインは、MAでもRecStudioでも本来アシスタントの仕事です。

・片耳だけヘッドホンをするときなど、もう片側からの音漏れに注意してもらう。
 (ヘッドホンからのOrchの音がChoirのマイクに入ってしまう)
・ディレクターとこまめにコンタクトをとる。
・プレイバックした時、SPからの音のレベルを
 曲が流れ終わってすぐに絞るのは、ハウリングを防ぐため。
 (Gainが3時くらいまで上げてあるのでマイクは音をかなり拾っている状態)
・富さんがレイモンドさんのヘッドホンをつけて音を聴いていた理由
 →ミュージシャンが普段聴いている音(音量)を聴く事は大切。
  これは「ミュージシャンが求めている音」に近づく方法のひとつ。
・自分の作業をしながらでも周りをよく見ること。
 (富さんや他の作業をしている人の動き、ディレクターやChoirの様子など)
・ビニールテープとハサミと黒い油性ペンを常備。

<感想>
今回初めてM-AQUAの現場で手伝いをさせていただきました。
打ち合わせ時から緊張感を持って臨んだつもりでしたが、実際現場に行ってみて、「自分から動く」ということがなかなかできませんでした。
振り返ってみると「8人もいる」「知っている顔も多い」という安心感からか、心のどこかで甘えていた部分があったように感じます。

帰りに富さんにも言われましたが、仲間に対して変に気を遣って仕事を譲り合っているようでは、まだまだ本当の仕事は出来ないな、と感じました。
また、自分のやっている目の前の作業に精一杯で、周りの様子や富さんの動きを見て行動することができなかったので、何かをしていてもすぐ反応できるよう、自分のアンテナを常に高くしていたいと思いました。

反省点が多いですが、今回の経験も次につなげていけるよう、これからも頑張ります。
またぜひよろしくお願いします。

1 件のコメント:

1RP 日下 さんのコメント...

お疲れさまです!

自己紹介ですが、自分がどんな経験をしてきたか、なにができるのかを相手に分かりやすく簡潔に話すのは意外と難しいですね。自分のことを知ってもらえる最初のチャンスだし、これから一緒に仕事をする上でプラスになる情報を伝えられればと思います。


今回参加した皆さん書いていますが、やっぱりどこか学生感覚で互いに変に譲り合ったり気を使ったりしてしまうことがあったと思います。周りを見つつ自分が何をすべきかよく考えてテキパキ行動できるようになりたいです。