2011年8月20日土曜日

2011.08.13 Band&Choir Event SR 40LC-1 STAFF REPORT

2011.08.13 Band&Choir Event SR 40LC-1 STAFF REPORT

8/13(土)世田谷区民会館(照明の手伝い)

<メモ>
・地明かり(基本色なし)
・サスペンションライト…舞台上のスポットライトをつける棒。
 フライダクト状(灯体をつるして電源を供給できる仕組み)になっている。
 「1サス、2サス…」
・シーリングライト(=前明り)…客席上部に設置。舞台正面を照らす。
・ピンスポットライト(ピンスポ)2KW
 ねらうときは針金の穴2つと先端の3点を合わせる。
 灯体は高熱になるので触るときは注意。
 リハ中などにねらいを調整するときは、人のいないところで合わせる。
・フロントライト(=前明り)…客席サイドから舞台を照らす。
・電源→C型コンセント(コネクト部分がC型になっている)
 サスペンションライトはミニC型(20A)
・一回路約30~40Aが最大(一回路につく取り口は2~3口)
・ストロボ…フラッシュのような閃光を放つ照明効果。
・電源を差す場所に書かれている数字を照明の種類ごとに合わせる。
 →卓のフェーダと同期しているので、
  数字を合わせておくことでひとつのフェーダで同じ照明を操作することができる。
 (そのため、最初の仕込みで何番の回線につないだのかをきちんとメモしておく。)
・スモークマシーン…スモークがある方が照明が綺麗に(はっきり)見える。
 (※スモークも照明の仕事の範囲内に入る。)
・カラーフィルター…照明に色を入れるための薄いフィルター。
・色のない状態の照明は「生(なま)」という。
・卓には数字で色が表記されている。
 十の位の番台で大まかな色(赤、青など)が決まっている。
 一番台の数字でさらに細かく色分けされる。
・作業灯…舞台での作業をするのに必要な明かり。
 サス合わせ・明かり合わせのときは、舞台上で人が作業をしているので
 次の明かりを先に上げてから前の明かりを落とすこと。真っ暗にすると危険。
・照明卓のある部屋はフロントにあった。(新しいホールだとほとんどが正面後にある)
・ピンルームの窓がなかった。(普通は(新しいホールだと)ある)
 でも照明さん的には、
 「窓ガラスがあると、暗いときに自分の姿が反射してねらいにくいので、ない方がやりやすい」
・本番中、フロントとピンルームと舞台袖で連絡を取り合うときは館内のモニターを使用。
 (リハ中は照明さんが持ってきた無線でやりとり)
・梯子を登り降りするときは前の人が登り(降り)終えてから。
・電源差したらの電源の床のふたはちゃんと閉めること!

<感想>
今回は照明の仕事を手伝わせていただきました。
照明に関しては知識も経験もほとんどなかったので、最初は少し戸惑いました。
照明の林さんがひとつひとつ丁寧に教えてくださったおかげでわかりましたが、
用語だけでも事前に自分で勉強しておけば良かったです。

ピンスポを少し触らせてもらいましたが、ねらいを定めるのは難しいなと感じました。
でもあれを完璧にできるようになれたらかっこいいだろうなぁとも思いましたし、
照明の色を考えるのも、ひとつひとつの灯体の使い方を考えるのも、面白そうだなぁと思いました。
照明の灯体そのものは思っていたよりも軽かったです。
サス合わせで使う長い棒は、持ち上げるときは力が必要だけど上手くバランスをとれば重くないらしい。

本番中、私はホール正面にあるピンルームからステージを見ていました。
本番中の音響について、客観的に見ていて気になったのはスタッフの動くタイミングです。
休憩時間に行う転換のときに出てくるスタッフは、BGMが流れ出してしばらくしてから出てくる感じでしたが、
もっとすぐに出てきて作業を始めてもいいのではないかな、と思いました。
(お客さん側の様子は、会場の照明がついてスタッフが出てきたのを見てから、休憩を取りに動き始める感じ)実際、自分がステージで動く立場だったとして、言葉で言うほど動ける自信はまだないですが…
それでも今回、普段自分たちがやっていることを客観的に見ることが出来て良かったです。

音はとてもいい感じでした。ピンルームに窓がなかったので良く聴けました。

当たり前だけど、音響も照明も、安全第一。
仕込みのときに外した使わない灯体をバラシで戻すときも、
ひとつひとつ落ちないようにしっかりと吊るせているか確認しました。
山台を運ぶときも声を掛け合ったり、梯子を登り降りするときも次の人にひと声かけるなど、
ほんの少しのことで大きな危険を回避できる。
「コミュニケーションが大切」とは単に相手の事を知るためだけでなく、
こういうところでも必ず必要なことだと思います。
自然に声を出したり呼びかけることを癖にしたいです。

1 件のコメント:

m.kusaka さんのコメント...

今回私はステージでの作業をしていましたが、客観的に見た意見が聞けてとても勉強になりました。袖からステージに一歩踏み出すのに慎重になりすぎていたかもしれません。

「安全第一」「コミュニケーション」はどんな仕事、どんな現場でも大事ですね!