2008.7.21 バレエ公演SR STAFF REPORT 37RP
7月21日 湘南台バレエSRレポート
9:00から搬入が始まった。照明の方々と同時に行ったのでお互いに邪魔にならない様にものをおいたりずらしたり、搬入するものは重くて高価なものが多いので常に周りに気を配らないといけないと思った。今回は、富さんの他にスタッフが私一人であったので、前回よりもしっかり言われたことをやったり、率先して動かなければいけないと思っていた。しかし、まずケーブルの種類、何をどこに使うのか等をよく覚えていなかったため、言われたものが分からなかったり、出せないことが多かった。BLOG等にも写真つきで載せているものもあるので早く名前とものが一致するように、最低限指示されたものくらい分かるようにしたい。
ステージ上に、ホールのスピーカーSX300とZX1のスピーカーを設置して電源確保をした。その後、客席の最後列正面の椅子を外して、机を置いてもらってミキサー卓等を設置した。その後ろの壁にマルチケーブルや電源をつなげるところがあった。結線をする時に指示された通りに行おうとしたが、手際が悪い上に、INとOUTを間違えて、富さんに「録音じゃないぞ」と言われてしまった。少し考えれば分かることなのに、間違えるのは身に付いていないからだと思った。
もう一つ常識的なことを間違えたのは、アンプのボリュームを絞る時に逆に動かしてしまったことだ。これは音響に限らず、様々な機器はそのように右に回すとボリュームが上がり、左が下がる様になっているという一般常識だと思う。4月の授業の時から言われていた事であるのに、実際逆にしてしまった。今後絶対間違えない様にしたい。
そして、「カゲアナ」のマイクが下手奥にあり、「がなり」のマイクを客席に置いた。今回、この2つのマイクの使い方をリハーサルと本番を通して知る事ができた。
「カゲアナマイク」・・・お客さんから見えないところで使われるアナウンス用のマイク、舞台袖で行 われる。今回は、演目ごとに題名の紹介と演目のなかで鈴の音を出す時に使用 した。
「がなりマイク」・・・ リハーサル時に演出家などが客席から舞台上の役者に指示を出すためのマイ ク。今回、本番でもう一本のカゲアナ用として使用した。
この2つのマイクのレベルの調整、使用時のフォローも音響スタッフの大切な仕事であることが分かった。
本番時は、鈴の音を出す時と最後のアナウンスの時にマイクのスイッチを入れたり、アナウンスを行う方が行いやすいようにしたりするだけで特に仕事がなかった。舞台監督の方がずっと下手から指示を出している様子をみて、このように音響と照明と出演者が連動して一つの舞台が創られていく事が分かりとても勉強になった。
最後に一つ印象的だった出来事があった。リハーサルの後、本番前に楽屋の前を早足で通っていた時、出演者の6、7歳くらいの子が5、6人固まっていたのだが、そのうちの一人が「よろしくお願いします」と声を掛けてきた事だ。きっと、先生からホールにいるスタッフには誰にでも挨拶しなさいと教えられているのだとは思うが、果たして私がこのくらいの年齢の時にこんなに爽やかに知らない人に挨拶できただろうか・・そして、いまだに学校で「挨拶」「挨拶」と教えられている自分たちはどうなのだろう・・・と。しかし、その一言で何か「頑張ろう!」と思った瞬間だった。挨拶の大切さというのはこういう事なのだろうと小さい子供から教えられた。
仕込み、リハーサル、本番と経験し、今回は一つの公演がどのようにつくられていくのかが分かり、そこで音響スタッフとしてはどのように動いたら良いのか、どうすれば良かったのかをもっと考えていかなければいけないと思った。そして、仕事をするという事は誰かの役にたつということだと思う。
しかし、まだまだ自分は誰の役にも立てていないと思うので、少しでも誰かの役にたてるように、音響スタッフとして基本的な機材やケーブル、専門用語を少しずつでも覚えて身につけていきたいと思う。そして、何か行動する前にもう少し何を確認すれば良いのか、何をするのかを明確にしてから動けるようにしたい。
以上で報告を終了します。反省点は山のようにありますが、SRっていいなあと思った1日でもありました。貴重な経験をありがとうございました。また、勉強して応募したいと思います。
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