2010.5.1-3 Brass Band Live Recording&SR Project 38RP-2 STAFF REPORT
昨年はステージ側のスタッフとして参加させて頂いたのですが、今年は、ハウスのミキサーと、2部ミュージカルでのSEのポン出しを担当させて頂きました。
あの大ホールで、しかも客席との聴こえ方にかなり差のある音響室の中でSRするのは始めての経験だったので、「ちゃんとやり遂げられるだろうか」と、正直とてつもなく緊張していました。
会場に到着してすぐ搬入をし、音響室側とステージ側とに機材を分け、音響室のセッティングをした後、ステージ側のMICとMON SPなどのセッティングを行いました。
去年はただ図面に描いてある場所にスタンドを立てて、渡されたマイクを指示通りに取り付けていくだけだったのですが、今回は「このマイクは何の音を狙っているのか」ということを意識した丁寧なセッティングを心がけることが出来ました。
その後は学生さんたちがリハーサルが始まったので音響室に入り、富さんからミキサーの説明を受けました。
左手でMD(ポン出し)、右手でコンソールへすぐに手を出せて、なおかつステージ全体の様子が見える位置に座りました。
2部のリハーサルでは、ステージ側で学生さんがCDプレイヤー?を使用しSEを出していたので、それを聞いてだいたいのタイミングを把握することが出来ました。
1日目の夕方、楽屋で口笛のSE録り。C414を立てて録音しました。
そのSEを編集してCDに移し、MDへ録音。このときMDのトラック名変更や、SEをタイミング良く出すため、頭の要らない空白部分をカットするなどの操作を丁寧に教えていただきました。
今でもMDを現役で使っている現場は多いそうなので、凄くためになりました。
2日目は、後輩のスタッフも加わっての作業でした。
マイクをスタンドに取り付ける際の注意や、マイクチェックのスムーズな進め方など、教えることが自分への確認にもなりました。
マイクチェックの後、SEのチェックを行いました。
今回使用するSEは、1日目に録音した口笛の音、サイレンの音、ピストルの音の3つで、特にピストルの音は、タイミング共に重要なSEだったので、何度もハウスのSPから音を出して、レベルや音の出るタイミングをチェックしました。
去年ハウスのミキサーを担当していた先輩が何度も客席と音響室との音の違いを聞き比べていたのを思い出し、自分も、なるべく音響室に篭もりきりにならないように、リハーサル中、同じ人が喋っている間はなるべく客席と音響室を行き来するようにしました。
ホールの中は響きがあって、その響きを覚えたまま音響室でSRが出来たら完璧なのでしょうが、なかなか覚えられず、何度も何度も同じことをして、やっと「こんな感じかな」という感覚でした。これは経験を積まないと難しいことだな、と思いました。
3日目は2部のゲネプロから始まりました。
演技指導が入って、細かいタイミングが変わっていったので、不安になりましたが、SE のあるシーンの確認が何度かあったので練習ができ、本番前に落ち着くことができました。
3部のゲネプロ中、ハウスからMCの声が出ているとき、ついフェーダーの横についているメーターを見て調節してしまっていて、富さんに「VUを見て」と何度も注意されました。
だいたい平均で-7~5あたりのところに触れるように意識してフェーダーの操作をしました。
本番では、3部のインタビューで喋る人が変わった瞬間の音量調節が難しかったのですが、特に大きな失敗も無く、無事終えることが出来ました。
自分が行わなければならない事の流れを大きな字で紙に書き直して、本番前に確認しておいたのが役に立ったと思います。
今年も、会場内を動き回っているうちに回線表やマッキーを落としてしまっていました。
どちらにも名前を書いていたので良かったのですが・・・。
バインダーの必要性を感じました。
参加が出来て、本当に良い経験になりまひた。
ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿