2010年6月3日木曜日

2010.05.21 Dreamers' Union Choir &TOMOS.K Live SR Project終了報告

2010.05.21 Dreamers' Union Choir &TOMOS.K Live SR Project終了報告
日時:2010/5/21
場所:東京ディズニーランド隣接 クラブイクスピアリ
内容:Dreamers Union Choir CD 『New Chapter』発売ライブ&TOMOS.K CD『Emergence』発売ライブ

編成:Choir17P、V-Dr、EB、EG/AG、KEY、KEY、Sax、Tp、Tb、Human Beat Box、Harmonica

まずはじめに、とても充実した時間をすごせた事を皆さんに感謝します。
ご来場のお客様、イクスピアリのスタッフ、M-AQUAスタッフ、M-AQUAの元スタッフ、DUCのメンバー、DUCの参加できなかったメンバー、DUCの元メンバー、バンドメンバー、CD録音に関わってくれたスタッフ、タロー君、locomococookie、他ゴスペルやジャズを愛する皆様。

やっとやっとここまで来れたけど、Aint No Mountain High Enoughです。


今年後半も、Taro君をはじめ、メンバーのみんなと、もっともっと楽しく、夢を語れる、夢を話せるステージを期待しています。

さてさて本題の終了報告ですが、今回初めて、袖オペに挑戦しました。

SR Plan


OutはGEQ以降を、ライブハウスのものを使用。
ちなみに、F.O.HのメインシステムはX-Arrayの片側2/2/1だったみたいです。




卓周りの画像が全く無いのが残念ですが、EIA Rack2つ分で収まりました。
卓のアサインでちょっくら重要なことがありまして、Inputのメインは、4台の8chHA ONYX800Rです。3月にmikimixさんから譲り受けましたが、DM1000でほぼ40chInputを久々にやったので、正直うまくいくかドキドキでしたが、Word Clockもこけずに、抜けの良いシルキーなHAで気に入ってます。廃盤なのが残念です。

そうそう、ここで言いたいことは、Analogueの16ch Inputはあくまでも予備だったり、Cho MASやRev Masを作ることがとても重要です。
あと、ChoとBrassは直接STEREOに送らずに、ある程度バランスとれて来たら、BUS経由にしました。
結局BUS 5-6が Brass Mix BUS 7-8がCho Mixでした。

それでもって、軽くコンプはいってます。


Choirのマイクは今後Beta57で行きます。
今年の1月の録音の前に、Taro君とaikoちゃんと、いろいろボーカルマイク選びやったのがとても参考になってます。
気になる方はこちらの記事へどうぞ。

スタンドも場所とらないST-20120Bがやっぱりいい。
通称ウチではSTと読んでますが、コレをメンバー分揃えたいです。


ホントにChoのマイクを、メンバー一人につき1本のChoir Mixingにしてから、半年程経ちましたが、全てのマイクをイーブンに揃える重要性がよく解りました。

Beta57は、SM58 SM57と、若干切る所が違うのと、やっぱり磁石のイキがいい。
ちなみに、ChoのHAはこれくらい。2時から3時くらいかなあ。

声の大きなメンバーでも12時30分位で、基本あける方向で頭とります。

Choの16本のマイクのEQはこんな感じ。EQグループで統一のEQをChoのCh別々にかけてます。

肝は、1.5:1のEXPでDecayの調整と、あえての200hz-4dBってとこだと思います。
どうしてもOn-Micだと、近接効果の音色の変化の具合が激しく、コレをコンプでやろうとするともわもわして来ちゃう。
やっぱりシンセのADSRでいう、SRをコントロールしないとよくないっすね。
こんな感じ?


今回読んでくれた人には、気分がいいからちょっと、CompとEXPについて説明させて下さい。
フツーコンプってのはこういうこと。
アタックタイムを早くする=音形の頭から潰して行く、アタックを潰す。
アタックタイムを遅くする=音形の頭はつきぬけさせてから動作を開始して、波形をシャープに尖らせて、アタックを出す。
そう、アタックタイムの速い遅いで全く効果が逆になるのです。(授業みたいだー)


でも、ちょっと凝ってくるとこんなこともよくある。
音色を変化させずに、(アタック感は変えずに)、ダイナミクスの音量感だけをコントロールしたい時はこんな感じ。
そして、Choir Soundで必要なのはこういうことです。
音形の前半ADは変化させずに、余韻をコントロールする。

最初のうちは、ゲートでうまくやってたんですけど、やはりゲートではうまくいかなかった。
こんなに音をいじっていいのか?って思ったけど、きちんとプロセッシングされた音を演奏家がモニターしている前提では、良いと思ってやってます。

この手のうちを、ここまでバラすのは初めてですが、いつもmikiさんと言ってることがある。
『真似されて困るような、真似されて潰れるような技術はホンモノじゃない』
もちろん、このやり方より良いやり方いっぱいあるけど、いまのDUCには、これですこれ。
ぜひ、今回のこの解説について、意見をメールで下さると助かります。
意見しましょう!!!

これは、サメ。
シャークねシャープじゃなくてシャーク。


こちらは、ch33-48のChoのMix Viewです。
パンはほんのちょっとだけ振ってます。



バンド系のセッティングはほぼいつも通りなんで割愛しますが、DIだけ、クラークのDN100が欲しくなりました。

やっぱり、Lineの音づくりってDIでそーと違うね。
田舎モンをはさんでおけば何でもOKだけど、BOSSの抜けも良いし、いろいろアイソレートしたい時に、やっぱりアクティブは安心な気がする。
とはいえ、皆さんお待ちかね(待ってねー)の、各楽器のch Stripをざざっと書いておきます。









ついでに、Mix Viewをどうぞめしあがれ。


ここで、バンド系のモニター関係を整理。
モニターは昔憧れた、EAW SM155かな?
サイドは、LR別系統で、T252です、専用の台がキャスター付きで使いやすかった。
それぞれ返していたものをまとめまっす。
M1 Dr to V-Dr(Pre)/EB/EG/AG/KEY1/KEY2/Brass-Sax/VO/Cho(軽く)って、ほとんど全部じゃん
M2 EB&EGとTenor to Tenor Mic×4/V-Dr/EG(Pre)/AG/KEY1/KEY2/VO
M3 KEY1 to V-Dr/EB/EG/AG/KEY1(Pre)/VO
M4 Brass Sax to/V-Dr/Sax
M5 Front to Cho(Sop&Altoほんの少し)/VO(Pre)
M6 Side L to Cho下手(下手のAlto2人ほんの少し)
M7 Side R to Cho上手とBrass 全く無し

という感じで何だか解らないと思いますが、解説しますと、なるべくモニター抑えました。
Tenorが後列なので、EB/EGの系統のモニターを少し向きを変えてTenorだけを返しました。
Sop&Altoは基本オモテの音だけだったんですが、リハ途中で、下手のAltoの方がどうしてもとりにくいようだったので、ちょっとだけ変えました。


後日、本番のカメラで撮った映像の鑑賞会と反省会に参加したんですが、コレがとてもいってよかったです。
全部はかけませんが、ちょっとだけ。。
・パート毎が隣り合っていることに関して、大きな問題は無い。
・ただし、強弱記号が弱く小さい時にとなりの声が聞こえにくくなる。
・楽器の音で自分の音が聞きにくい。
・相対して音程が持ち直してくる。

次に考えてるのは、例のアクリルディスクで自分の声を当ててもらう方法を考えてます。
チューニングは、VOオモテ/中/Choオモテ/中/Head Ser EQ位で時間が来てしまいました。

開演前?


本番中、Created to Dream、My Love、TomosKのEmergenceがやばかった、うるっときました。









発売おめでとう!

下見の画像です。




こちらは満足モコちゃんです。とにかく、袖とオモテを聞きに相当走ったし、結局緊張と高まりで飯食えませんでした。一日で3Kg痩せました。(ホントっすよ)



今回、Encoleの時にOn Stageで手を振らせてもらいましたが本当に貴重な経験でした。
みんながこんなにも、お客さんの顔をよく見ながら唄っていることに気付けたことが良かったです。
Dreamer's Union Choir大好きです。
とみ

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