2009年6月8日月曜日

2009.6.7 Shibuya Gospel Live SR Project終了報告

2009.6.7 Shibuya Gospel Live SR Project終了報告
日時:6月7日(日)12:00〜22:00
内容:Gospel Chorus Group SR & Live Recording
出演:Dreamers' Night
Dreamers' Union Choir Presents Charity Live 4
Asami http://www.airwave.co.jp/asami/
Dreamers' Union Choir http://dreamersunion.jp
場所:渋谷CLUB DU0(←O)





終了報告の前に:
tomiです、いつもご愛読ありがとうございます。
内容が反省文的であったり、こみいった内容であったり、後ろ向きであったりして申し訳ありません。読んでいる方の中でも退屈な方いらっしゃるかもしれません。

何よりそこに存在している音楽を、より良くしていこうという方向性のもと、このように公開をしています。
最近では、これを書かないとその日その日のProjectが終わらないと感じているからです。
その日のProjectには、様々な丘があったり、谷があったりする訳ですが、長く皆さんと音楽制作にたずさわりたいという願いの元に書いております。

読んで頂いて、不快にはならなくても、『!』『???』等いろいろご感想をお持ちになる方も多いと思います。
commentでなく、直接メールを下されば、ぜひ一緒に音楽を作り上げて行きましょう。
そんなやり方を、当方では貫いて行こうと思っております。
そんな事を考えさせる、一夜のStageでした。

終了報告:Setting
12:30 搬入 店の前に機材車を駐車して、台車を使い階段下までいきました。
台車は2台必要です、段差を超えるのに、乗せ変えも含めると、せっかく私も入れて4人もいたのだから、その方が楽でした。

12:45
手あげの機材の中で、3U が1Rack多かったです。失礼しました。
卓側の録音機は前回の2年前同様、Houseの卓の横に設置した。
8対の大蛇マルチ4本で届いた。


13:00 ハコのマイクでは本数が足りないので、SM57(風防付き)を貸し出した。
クワイヤ台が想像以上に狭かったです。
Sopのマイクスタンドが台上に乗りませんでした。
これは、後々結構やりにくかったようです。
スタンドのブーム部分はやはり正面から来ていた方が、振り付け等にも影響するのだなと思った。
メンバー紹介をした。
ハコの方は3人、MONITOR MAN、STAGE MAN、HOUSE CAREの3人だった。
Settingは、ほとんどお任せになってしまい申し訳なかった、よく考えたらこのセッティング時にもっと皆さんを引っ張って行ければ良かったのですがいかんせん、ステージが狭すぎたですね。


以降はコンソールのオペであるが、まずチューニング
HOUSEのCheck/TBで、HAは12時から1時くらい。
FADER規定。
Mid630 800とLow 315 200 160
どちらから切るか迷うとこだが、結果両方切った。
もうどんだけ切ったか、ぐちゃぐちゃで覚えてないが、唯一覚えているのは、Stage上が予想以上に、ぼわんぼわんだということだった。
いつも通り、HPFを入れてTuningしてるが、自分がStageに行った時には、規定にあげただけで、800〜1kくらいが、ステージ下のハコなりを感じた。
これじゃ、もっと切らねばということで、色々ドン切りで調べつつも、とりあえずSolo Micでハウスを決める。
いつもなら、Choir Micをやるのが、今回出来なかった。失敗した。
MicCheck時には、Choir Micを同じHA12時付近で、Ch Fader -5dB位で12本いけたのだが・・・。

リハ時にもいろいろと、問題が出てくるが、やはりMONの依頼が多い。
『一回MONを全部切って、最小限にしてみよう』という提案をすればよかった。

ゲストの方のご指定で、結構リバーブの操作が多かったのですが、リバーブをSendでControlしたい。これも、どこかで考えたい所です。
しかし、Inputが40chフルだと、何も出来ないっすね、はは・・・。

ゲストのバンドで、Gtr Amp追加。
このトラック録音していません。

客入れぎりぎりまで、リハーサルが続く。
客入れのBGMは、主催者さんに用意してもらいたいものです。

今回の反省点、改善点を書く前に、本当に良かった点を書いておきます。
・今回Stage Staffのお二人には本当に感謝です。
ハコの方の的確な指示もあったのでしょうけれど、誰も助けてくれない中で本当にありがとうございました。この点は主催者に、本当に進言して良く伝えておきます。
ハコのStaffだけではもっと進行は押していましたね。また、楽器の転換について、舞台監督が指示するべきだと思いました。

本番中の『まだ転換できていないの?』的なMCさんの発言時には残念でした。お気を使って下さってのでしょうが、伝えておきます『失礼』ですと。
時間を押してやむなしの中、回線的なトラブルが一つもなかったのは本当に拍手です、ありがとうございました。

・また、ハコのStaffの方どこかで、こちらをご覧になったら本当にすみませんでした。
沢山の転換、安全に行えた事に感謝します。

・録音のAssの方、トラブルの多い機材で、こちらもご迷惑をおかけしました。

こちらでまず書いてしまいます。
結構痛々しいのですが、苦手な方はスルーしてください。
大きく分けてChoir全般、MD操作、Stage転換の3つに問題があった。

・Choir Micのステージ背面の板にあきらかに反射している。やはり少しでもDeadな方が良い。
・Choir Micの特に低域の音量感が全く足りない。
・Foot MONが各パートにあったが、これまたどうだろう。4700シリーズの結構いいやつだったけど、やっぱりStandの方が良いと思った。
・Choir MicのMONを完全にPreだと、盛り上がった時にかなり、爆発した。
MON卓があって非常に助かった部分もあるのだが、やはりChoirはHouseのAfterで行うのが、良いと思った。
・ChoirMicの普段行っている、EQやEXPの処理が全くAnalogue卓だとできないので困った。

・MDの位置が後ろ向きでやりにくかった。
・MDの曲順が限りなく順番でなかった。ポン出しの前に、頭だし確認だけをAssの方にお願いすればよかった。
・MDの半分くらいが、頭がきちんとすぐ出る状態に録音されてなかった。
Auto Cueを使ってもだめだったので、編集しても頭を切って、順番変えても良いですか?と確認すれば良かった。

・無理なStage転換に関して、NGを出すべきであった。
・転換とMCに関しての情報が皆無だった。事前にセットリストをもらっていたが、転換OKの合図について、確認が足りなかった。私が事前にこれも指摘すべきでしたね。
・Stage Staffの皆さんには、情報も少なくすみませんでした。

他にはちょっとしたことですが・・・。
・エフェクターの送りがステレオで、ビックル一気飲みでした。MONOで良いんでないの?
うーん。途中でEFFCTORがトラブってましたが、オペミスでした。
・WLの意味????
・PTが何度も停まってしまった。Ch数と、収録時間の関係だが、今後はHD24をもう一台整備したい(皆さん仕事下さい)

まとめですが、反省のアラシです。
こんなに転換したら、元の音づくりや何もかも無いだろう。
特にchoirのサウンドづくりに集中できなかったのもいい訳ですが、『何が大切か?』を考えさせられました。
Vertecの指向性に助けられて、何とか乗り切れましたが、今後のChoir Soundの作り方に大きなポイントになるProjectでした。

では、楽しく無かったかというと、そうではありません。
こんなにキンチョウしつつも、脈が上がったのも久しぶりでした。
録音には、そんなパワーが収められていました。

『どこまで冷静にいられるか?』そしてやはり『何が大切か?』『それは今か?』
この10月で開業6年目に突入しますが、ゴスペルやChorusは本当に難しいです。
多くのエンジニアの方が避けて通る道を、わざわざ専門のジャンルとして選んで開業した自分を後悔はしていません。辞めてこの道を進んで良かったと心から思っています。
試練が続きますが、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

Dreamer's Union Choirの皆さん、木島Taroさん、今後ともよろしくお願いいたします。
今後も上質なChoir Sound & Gospel Soundを追求していきたいと思います。
皆さんありがとうございました。

富 正和

Stage Staff:Nosaka,Ogi
REC Ass:Iwamoto
F.O.H:Tomy
機材協力:mikimix ONYX800R×2

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