2007.11.(2)3-4学園祭SR 終了報告
新座市で行われた、学園祭音響の報告をいたします。
今回は。戸田音響さんからの外注で、オペレーター(嫌いな言い方ですが)として、
参加しました。
この所、4週続けて、外注仕事が続いていますが、
・アルゼンチンタンゴ&モダンダンス
・女子サッカー
・フラメンコ(11月9日)
・三味線発表会(能舞台)(11月11日)
このあたりも、後で、報告を残しておきます。
今回は、新座市にある大学の学園祭音響を担当しました。
主な現場は2カ所。
・野外のメインステージ カラオケ、アコギ、ダンス、備後、等
・屋内のバンドステージ
また、本部放送用のトランペットスピーカー
模擬店内の電球分配等も業務の一つでした。
私は、野外ステージを担当しました。
金曜日に仕込みをしました。
いろいろと仕込んだ中で、一番重かったのは、メインのスピーカーでした。
TOAのSR−F5で、帰宅してから調べてみたら150kgでした。
よく考えると、5人で持っても一人あたま30kgです。
重すぎる・・・。
しかも、ハンドルの無いスピーカーがこんなに重いと思いませんでした。
アンプは、アムクロンのPSA−2、懐かしいですね。
渋谷のスタジオに沢山ありました。
スペック見ると、8オームで250Wですが、不思議ですね。
消費電力は1台で800Wだそうです。どんだけ・・・。
サイドはマッキーのパワードで、ちょっとシャリシャリしてました。
良くウチのスピーカー使うと、よそのPA屋さんが、『高域のホーンがまだ元気デスネ!』
といっとりました。
この意味がようやく分かりました。
当たりまえだけど、メーカーや経年変化によって、ユニットのへたれ度が違う。
全てのスピーカーの、ドライバー予備を、整備する事にしておきます。
今回発動発電機(発々)のお世話もすることになりました。
思い返せば、良く放送所で発電機はまわしていましたが、
ドカジェネはいつもおまかせだったので、良い勉強になりました。
基本的な、発電機の操作方法について、記しておきます。
まず、始動用バッテリーのスイッチを入れます。
次に、エンジンを始動します。
アイドリングをしばらくして安定したら、ダミー(アイドリング)から負荷(運転)に切り替えます。
エンジン音があがります。本物の放送所もそうでした。
このときの注意点として、あまり長く、空焚き(負荷がつながっていない状態)もよくないです。
NFBを投入します。
電圧調整や、チョークの使い方はよくわかりませんが、一応この方法が一般的なようです。
放送所でもそうでした。
必ず、いきなり落とさずに、アイドリングでダミーに落としてからきりました。
始動用のバッテリーも大事です。
マルチはドラムの16Pでした。
今回、機材は全て戸田音響さんの手配&プランニングなので、私としては珍しく、アナログでやりました。
サンクラのVENUEシアター32chでした。
誰でも触れるという点では良かったですが、コンソールの半分くらいしか使っていませんでした。
ステージングをほぼ一人で行ってもらう為、いろいろ工夫してもらいました。
いろいろ感じた点をまとめておきます。
まず、基本的な事をもっと授業等にも取り入れたいなと思いました。
1.ブルーシートのしまい方は、現場でしかならいません。
空気をうまく抜きながら、たたむ方法は、やはり伝えたい所です。
音響の事に直接関係がないことも、皆がやりやすい方法を模索していくことに、
気づいてほしいからです。
2.ハイインピーダンスのスピーカーについて、今回認識が深まりました。
トランペットスピーカーの音質については、もちろん納得いきませんが、
やはり長距離伝送が出来る事、明瞭度については問題ない事。
等を含めると、整備しても良いかなとも思いました。
最新のヤマハのXP3500 XP7000には、100Vライン、70Vラインの
パワーアンプもある様で、コンパクトなスピーカーとあわせて使っても良いかなと思った。
トランスを外付けて、ローインピーダンスのスピーカーを運用も視野にいれます。
3.電線等の純巻きについても、今まであまり親しみの無かった巻き方も、
戸田さんのスタッフさんに教えていただきました。
4.トランペットセッティング時の養生
養生すれば、比較的高い位置へのSP設置も魅力的だった。
5.ケーブルトラフ又は、ケーブルジャケットが2枚でも欲しかった。
卓の前のケーブルが台車の通り道でけっこう、がたがただった。
6.歌位置が、ハウスのイントレより前だった。
これは、ホントに悔やまれるというか、足場自体はもっと前に出せたが、
よくよく照明さんに聞いてみれば、上の方の枝が、かぶってしまうので、
今回の位置が限界だったようです。
ただし、今回のスピーカー、ZDriveが、かなり遠距離用で狭いので、
特に問題にはならなかった。
それより、やはり目の前の木で、高域がかなりマスクされていた。
スピーカー前ではシャリシャリだけど、卓前だと、もっさり。
また、スピーカー前を普通に横切ってしまう、人もいて、2〜3回ホワンと
いってしまったが、へこまず割り切って出来たかなと思った。
7.CD/MDは各一台だったが、できないこともなかった。
再生中に、あたまだし確認が行えないが、他の事に気を取られて、
きっかけや舞台上の動きをはずしてしまう方がまずい。
ただし、時によって、
AUTO CUE 音頭検知
AUTO READY(AUTO PAUSE)1曲ごと停止
この機能は湾ボタンで行ける物が良いかな。
2日間で、ドラムロールが1回、歌の頭出しが3回くらいへくったが、
この辺りも、へこまずやれた。引きづらない事は大事だなと思った。
照明さんが横にいて、『行きますよー、せーの、ドン!』といっても、
出演者のMDの頭がきっちりしてない事が多く、声だしのタイミングの有無が難しかった。
戸田さんのミックス側のトランクに、再生系のCDが充実していた。
もちろん、ipodでも良いのだが、今後BGMや、SEについては、
バリエーションをそろえておこうと思った。
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