2016年6月9日木曜日

2016.06.05 Amature Big Band Live Rec Project終了報告

2016.06.05 Amature Big Band Live Rec Project終了報告

10回目、日光で活動する社会人Big Band Nismoさんの録音会に行って参りました。



こちらは、昨年の様子。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2015/05/20150510-amature-big-band-live-rec.html

これは、内緒のツバメの巣。

数年前のBig Band イベントの前日、こんなことやってました。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2012/05/20120526-natural-sound-field-recording.html

そして、今回ホール入りまで、かなり時間がありました。
足尾観光もいいけれど、ほんの小一時間Field Recordingに行ってきました。

場所は日光市裏見の滝駐車場 周辺。朝9時。
もうちょっと気温が上がってきたら、涼を求めて滝まで行っても良かったのですが、とりあえず、駐車場周辺で準備。


システムはRoland(Edirol) R44、SONY ECM23FIII×2、HP)
ポイント
・電源(本体単三×4、マイクのファンタム×2)
・動きやすい長すぎないケーブル
・一本のチェック、L-Rチェック、
・MonitorレベルとRecレベルの違い、
・PadとHPFの説明
・PlayBackに関するコツ
・Voice Credit
・左のマイクを左手で、右のマイクを右手で持つこと。


・192khz 24bitで収録。

日光のハルゼミ、当たり前だと思っていたけれど、5-7月位までの期間しか鳴いていないらしい。水量は少なく、穏やかな微風、そして山内(二社一寺)からほど近いこの場所、いい場所見つけました。
日曜の9時過ぎでしたが、観光客や散策のお客さんもまばら。



そして、足尾に移動して、昼食。
念願の野菜炒めではなく、ラポールで腹一杯食べました。




さて、12時30分前に搬入。
とにかく目が慣れない。次回は手元あかり必須です。

プランはこの通り。




今回の初使用は、Mackie DL32RをDante Inter Faceとして使うこと。
DL32RとYAMAHA QL1を無理やりDanteで繋いで使い始めて、1年。
Live Soundでのシステムは、安定して使っていますが、録音で使うのは2回目。(1回目失敗)
なんで、使わなかったのか知人からは、やいのやいの助言をいただきましたが、安定度が不安だったのです。

文字で録音システムを説明するとこんな感じ。
HAはDL32Rで共通。

画像のように、Mackie DL32RのソフトMaster Faderでダイレクトミックスを予備とする。


Dante(CAT-5)で、Mac Book Proに接続、ソフトはProTools11で録音、24ch in 2ch Outの相互の音声伝送をこの一本で簡潔。

レイテンシーが、DVS(Dante Virtul Sound Cardという名のライセンスソフト)と、Dante Contorolerの推奨で10msec。これはそこそこ遅れますが、演奏者モニターのない条件では、そこそこやりやすかったのかも。


ステージは、こんな感じ。

Saxのマイクは、3月のGJO Big Band公演より、AKG C214が標準となりました。
配置のこつのなかで、背中向いているSaxセクションも、下手から番号を振ること。
これ、やりやすさのポイントかも。



Brass Sax Section




Rhythm Section










帰宅後に気づいたことがある。
録音・PA・放送、様々な音響分野のノウハウを学ぶのに、録音が適している部分。

このBig Band録音会のように、一つの演奏に対して、ヘッドフォンという制限はあれど、いくつかのMixingが行えること。

これが、PAだったら、放送だったらどうだろう?
PAは同時に2つのFOH Mixを作ること、MONとFOHに分かれていても、FOHのMixを2通り作ることは難しい。
放送は、同じ演奏を2つの別々の媒体で放送(ニコ動とUstなど)があったとしても、比べることが少し難しい。

反面、PAと生放送共に、その経験により判断力が養われていく。録音は後でゆっくり落ち着いて音を聞くことが出来ても、その本来の音を忘れていれば、後でMixing何て出来ない。

『まずは聴くことから』『音を覚えることから』などと、説明をしているけれども、そのヒントに関しては、多角的なものの見方が必要だ。

『おまえは聴いているようで聴いていない』アメリカインディアンの、言い伝えにもあった。

あえて、『聞かない』→始めて聴いた気持ちになれること。
あえて、『覚えない』→先入観を取り払う。

3年やろうが、30年やろうが、その大前提に、『柔軟さ』は大切だ。



















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