2008.9.3 Soplano Recording STAFF REPORT 35SC
アシスタントエンジニアとして、参加させて頂きました。
ですが、感想では、アシスタントエンジニアとしての発言とは思えない、かなり毒っ気ある箇所ありますので、もしNGでしたらカットして頂きたいです。
自分としましては、一回、一回の事が全て作品であり、感じた事をダイレクトに伝えたい思いがとても強いですので、敢えて思った事書かせて頂きました。
過去に参加した友達から、M-Aquaの仕事はおもしろい話しか聞かないのでぜひ参加してみたいと思い、応募しました。
当日仕込みの段階で二つ、三つ先を読みながら動かないと無駄が多くなる。
→搬入の際、エレベータ下りなのに、昇りを押してました。。
→機材を大事に運ぼうとする気持ちが先行する余り、先を読もうとする回路が損なわれる。
→結果無意識に富さんに付いて行ってた。。
→消防士じゃないですが、自分の中で優先順位をつけておくのは大切。
1、まず機材の安全確保を前提に運ぶ。
2、ホールまでドアは何個あるか?
3、先回りして、全部開けっぴろげ。
4、機材の置き場所は、邪魔にならないところを前提に、富さんに聴きつつ、撤収の際にテンパラない&スムースに無駄なく動けるように、整理して置いておく。
全体の改善点:
マイキング、卓等、セッティングされた状態から大体富さんが何を考えてるのかが推測できた反面、「ちゃんと富さんに意図を確認」しとかないと、スムースな動き(連動性)が出来ない事。
ここしっかりやらないと、要らぬところでテンパリます。
実際テンパッたので(HeadPhoneAmpの電源を入れてないのに音出てないですと言いました。。他多数)
、ここかなり大事だと思いました。
もう一回学生やらないとですね。。。。
空気を察知して、演奏家さん、富さん双方気持ちよく作業出来るよう気を張っていましたが、読み違えた状況あり。
→ポイントは演奏家、エンジニア共に「作業に没頭」出来る環境を作る事。
一番自分のためになったポイント。
→富さんのエンジニアとしての真摯な姿勢。
何百回リテイク依頼されても、声音、顔色を変えることなく淡々とかつ丁寧に応対していたのが、印象的でした。(自分が逆の立場だったら、、を想像すると、、、)
この姿勢があるから、演奏家も富さんに全幅の信頼を置いて演奏&編集に対してほとんどの領域で富さんにお任せしているのを見て納得しました。
これに関連して演奏家さんとエンジニアさんとの間に機械に対する認識のズレが若干ある事を確認。
→乱暴に言ってしまうと、PCがあればどんな事でも編集可能だと思ってる事。
→もっと言ってしまうと、「一瞬の輝き」=「音楽」というものの素晴らしさが損なわれて行きかねない時代になってるのかなと。
以下あくまで自分の勝手なつぶやき。
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編集に頼りすぎる姿勢は、結果的に良いものが出来るとは思わない。
→予定調和に最も陥りやすいと思う。(どっかで聴いた事あるな〜的な)
その時、その瞬間、その場所での波動を忠実に再現する事が自分は録音の仕事だと思います。
でも、録音に対する捉え方は十人十色でそれもまた然りかと。
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歌詞のポイント、ポイントにすぐPlaybackできるよう分:秒を書き込む作業に関して。
率直に言って、スペイン語は難解。
→編集する際のガイドとなるべく、頭、aメロ、bメロ、さび、間奏、けつ等の箇所が何分、何秒か歌詞に書き出す作業をやらせて頂いたんですが、リズムに合わせて追っかけても、見失う事多々あり。あと、歌手の方がアドリブ??で歌詞通りに謳わない場合(同じ単語を何度も反復)もありましたので、見失いました。。
対処策:事前にCDで確認しておきたいと思いました。
Protoolsのクイックパンチは恐ろしい機能でした。
→なんでエンジニア業界でProtoolsが凄い強いかよくわかりました。
以下、勝手なぼやきです。
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→編集でキーも何もかもばっちりにしてしまうのは、せっかく人間という生ものから発信してるものをわざわざpulse化してる事に違和感&もったいないなと感じました。
→人間は機械ではないという事を誰もがしっかり認識する必要あり。
→それこそ、イチローみたいな人は別にして。
→ズレるからグルーブが出て気持ちいい。
→デジタルとアナログについて、お互いのメリット、デメリットに精通して適材適所でやってかないと、これからの時代予定調和ばっかしな楽曲ばかり産み出される、非常につまらない、不毛、創造性皆無な事になりかねないと思いました。
※これも考え方は十人十色なので何とも。。
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好き勝手言ってすみません!
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レイテンシーが少し気になりました。
音質が変わるのを防ぐため、初期反射を可能な限り回避する工夫は大事ですね。言われて納得。勉強になりました。
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マスタークロックをDM1000にしていたのは、柔軟な対応が出来るなと勉強になりました。
コメント:使用機材002Rack,DM1000,ADAT,C414,SM-57等々。
デスクトップ用のキーボードとマウスはマストですね。
スピーカの出音はかなりスカスカで、最初大丈夫かな?と心の中で思いましたが、杞憂でした。情報量の多いスピーカよりかは、必要な情報だけくれるスピーカの方が、レコスタみたく、整った状況でレコーディングしない状況では、場合によっては有利に働くんだなと勉強になりました。
その分耳も疲れませんし。
今回参加してみて、一番の収穫はテクニック云々はもちろん大事ですが、それ以上にお互いの役割、領域をしっかりと意識した上で、どこまでコミュニケーション(心と心のキャッチボール)をとれるかで、その日の出来が決まるという事でした。
富さん、ありがとうございました。
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