2008年3月23日日曜日

2008.3.20-22 Big Band Recording 終了報告

2008.3.20-22 Big Band Recording 終了報告
BigBandのCD Recordingを担当しました。

録音会場はジャズのライブハウスです。


ミックスルームは1階です。







piano




日時:
3月20日 All Band Menber Basic Track Recording
3月21日 Setting
3月22日 All Band Menber Basic Track Recording

場所:神田TUC(Jazz Live House)

編成:17名
Drums W.Bass Piano
Sax5 Tb4 TP5

・終了報告
2月の初旬、ビッグバンドレコーディングの相談を受けた。
著名なジャズミュージシャンからの、依頼で当初かなりびっくりしたが、
聞いてみれば、私の元職場の上司が、今は大学の助教授をしており、
その伝手で、ビッグバンド録音のエンジニアを捜しているという依頼内容だった。
録音場所の選定が一番苦労したが、かなりいろんな場所をリサーチし、自分のためにもなった。

録音そのものはマルチの一発取りで、落としあり、ダビングは、パートや、箇所によって可能だが、
17人が同じスタジオで(ライブハウス)録音するので、カブリがある前提での演奏となった。

・HD24の操作性。
HD24がUNDOの無いHDRのため、録音時に特に緊張した。
大きな消し間違いは無く、セッションそのものは大成功でしたが、
全chイレース等の、可能性もある中、やはりパンチインは落ち着いた状況でやるべきだった。
フルートの後ダビを2小節消してしまったが、すぐ気づいたので、良かった。

・ピアノのイメージ。
2日間ともピアノのマイクアレンジについて、時間を割いた。
エンジニアが思っている距離感はかなり、ハンマーよりなのだなと思った。
ピアノ=鍵盤打楽器といういめーじよりも、『響き』『余韻』『倍音』等が、より重要であると再認識。
あたりまえなのだが、無指向性という音質を優先したために、単一のマイクよりもカブリは大きい。
カブリがより自然であるのは、良かった。

・ドラムのマイキング
1日目と2日目で、2日目の方が多少音が重たい感じがした。
キックは、キックの上にタムの棒をブッさすあたりに、狙ってみた。
アクリルで多少の初期反射がついているが、すぐ後ろが、吸音タイプのカーテンで、
演奏はしやすかったのでないでしょうか?

・ウッドベース
アンプは椅子の上で煽って、アンプのマイク取りと、ラインを録った。
ダイナミクスが大きいため、録音モニター時に、ある程度フォローしていた。
特にアルコの時に大きかった。

・TPセクション
KM184を使った。
ミュージシャンと譜面台の手前にするか、譜面台より遠くするか迷う所だった。
結局、アンサンブルの音を重視して、譜面台のすぐ後ろにした。
EQでは、とれない倍音が、捉えられたと思う。
『ミュージシャンの方がエアーの音(ピストンの出し入れ)がとれますか?』
と聞かれて、当初理解出来なかったが、『もっとオンしなくても良いのか?』
という意味だった。
ほんとは、もう少し近くしても良かったかなと思うが、外れた時の事を考えると、
このくらいで合格点かな?とも思った。

・TBセクション
すぐ背後が壁のため、ある程度デッドでとれた。
マイクもSM57+MBSで、ベルが下がってきても対応出来る様な位置で収音できた。
ただし、SM57のヘッドにばらつきがある様で、もう何本か買い足して、
17年選手の57は、用途を限定しようと思います。
17年選手の57は、学生時代に購入したものであります。

・SAXセクション
譜面台が座りのビッグバンドタイプであるため、狙いが難しかった。
フルート、持ち替えが3人いたため、SM58で対応した。
MD441か、RE20等、3本くらいあると、こんなとき良いなと思いました。
マイクの番号をつける時に、並びの番号をつけるのか、パートの番号をつけるのか迷う所です。
番号じゃなくて、SAX−ABCDEなんてのも、間違えなくて良いかもしれませんね。
数字が沢山ありすぎると、混乱する。
SOLO1 マルチのch15 SAX−2 TSの1 等ね・・・・。

・ヘッドフォンモニタリング
今回、ヘッドフォンアンプを4台使用した。5ch×3(BrassSax)10ch(Rhythm)
延長はすぐに売り切れ、当初、生音を感じながら演奏してもらうため、
イヤフォンタイプを使用してもらう前提だったが、やはり密閉型の方が聞きやすいようだ。
エムアクア手持ちのヘッドフォン総員数を書いておく。
@SONYオープンタイプ×3 (NO1-3)
@CD900×9(NO4〜12)1個ミックスAcc
@Panasonic×1 (NO13)
@SONYオープンタイプ×1ぼろぼろ (NO15)
@NO14欠番 捨てちゃいました。

・クリカム
クリカム親機のスピーカーが壊れていたのと、パワー不足が否めない。
マイクは欲しい、スピーカーステーションも欲しい。
どうにかならないのか、BOSEのアンプを組み込む事も検討中。
または、ミックスルームはOMNI INに組み込む。
FOSTEX 6301B が欲しい。

クリカム修理終了。
黄色ケーブルもノイズのため廃棄。

スタッフ
森岡謙
平塚敏大
垣内紗央里

2 件のコメント:

M-AQUA Live-Sound さんのコメント...

ただいまラフミックス中。
これやばいです。

M-AQUA Live-Sound さんのコメント...

いま、2014年9月。6年前の新鮮な気持ちと発見がある。
まだまだやるぞ!