2007年5月16日水曜日

2007.5.4-5 BRASS BAND LIVERECORDING&SR STAFF REPORT 35RP

2007.5.4-5 BRASS BAND LIVERECORDING&SR STAFF REPORT 35RP

前回の研修では「2424取って」と言われても、
どれがその機器かわからなかったし
それが何につかわれるのかも知らなかった。

今回は事前に、M-AQUAのホームページやインターネットで
回線表に書かれていた機材やケーブル、マイクスタンドの姿や、
何の為に使われる物なのかを調べた。

しかし、富さんに「このマイクは何を録るのにむいてる」と訊かれて、
答えることが出来なかった。

自分は姿を見ただけで、ホントにちゃんと機材を調べれていなかった

何の為に機材を使うのか???
『たまたまあったから使う』ではだめなわけで、
今回なら3点吊りの位置が高く、ステージの上にあるマイクと比べて、
音が入って来るのが遅い。
3点吊りのメインマイクと、各パートの補助マイクのバランス(音色・音量・時間)を取るために、
音をしっかり聴くには、(聴かせるには)マイクの入力の時間軸を、
合わせないといけない、だから時間遅延のためにディレイを使う。

ステージ上のマイクは数が多く、その全てにディレイを掛けなければならない
だからデジタルの卓を使う。

機材についてしっかり調べていれば、なんかしらの問題を解決するために
その問題に見合った機材をちゃんと使うことが出来る。

わからないことや、曖昧なことは質問した方がいい
撤収のとき富さんにトラックを前に動かしてと言われた
MT車でサイドブレーキが教習所で、一度しか乗ったことがないタイプのやつだった。
曖昧な記憶をもとにサイドブレーキを解除したと思ったが
実際はかかったままで走ってしまい、富さんもういいと言われてしまった。
わからないこと、曖昧なことは危険だと思った。

また今回のように、ホールの音響室をお借りすると、初めて触れる機材もある。
富さんもわからないことをホールの音響さんに訊いていた。

このときの訊き方や訊く姿勢が大切で、何回も訊いたり
考えればわかるようなことを訊いたりしない。
考えた上で訊く時は、いきなり「???ですか」より「ですよね」と、
ある程度までは自分で考えたことを伝える。

何かする時はよく考えないと危ない。
今回、自分はSRの卓をさせていただきましたが、4日のリハーサルの日
もうすぐ撤収だからということで卓のフェーダーを下げたが、
その中にほかのスタッフさんのところや、楽屋にホールの音を出すためのフェーダーがあって
富さんにすぐそのことを言われて慌てて戻した。

もしそのまま下げていたら何か事故が起きたかもしれない
フェーダーやミュートスイッチ一つ押すときに、
そうしたらどんなことが起こるのかしっかり考えて行動する。

今回は吹奏楽のSRということで、いくつかの楽器にマイクが立てられていたけど
実際にその全てのフェーダーを上げたりはしなかった
客席で演奏を聴いてハープの音が聞こえなかった
けれど別にそのときのハープのメロディがそんなに重要でなければ
フェーダーを上げる必要はない。

今回の場合マイクはあくまで補助で、何が何でも上げなきゃいけないということではない
こういうこともしっかり考えないといけない。

今回よかったと思ったことは音響室から、ステージ側のスタッフの人たちの、
転換のときの動きなどを見ることができた。

自分がやっていると気がつかないことも、離れてみるとよくわかる。
また音響室に自分が一人だったときにステージの上からディレクターの人が何か言っていて
でも音響に言っているの照明さんに言っているのかがわからなくて
とっさにPFLでディレクターの方の近くにあるマイクで音を聴き、
音響に言っていたので、デミトスでステージにいるスタッフに伝えることが出来た

今回初めて後輩の子達と研修が出来て、彼らが出来なくて自分も出来ない、
多くのことを確認できた

今回の研修は多くのことを考えることが出来て、本当によかったと思います。

若山さんから一度や二度研修に出て、いきなり何でも出来たりはしないと言われました。
今回の反省点を次の研修で出来るようにしていこうと思います

今回も貴重な経験をさせて頂きありがとうございました
次の研修のときもお願いします。


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以下富のコメントです。

機器の名前を覚える事、重要ですね。
現場で目にするものについて、常に興味を持っていた方が良いと思います。

トラックの運転についても、こう考えて下さい。
今まで何回か、私の助手席にのったことがあれば、
『あの、トラックのサイドブレーキはどうなっているのだろう?』
『自分が操作するとしたらどうすれば良いのだろう?』
音響に似ていると思いませんか?
ある日突然、チャンスはくる。
しかも、卓に座って、フェーダー操作しろ・・・。
そこまで何回も、見る機会、聞く機会もあったのに、
自分には廻ってこないだろうとか、その時に順番が来たらやれば良い・・・。
とか、考えていませんか?

常に、自分だったらどうするか?
自分だったら、どの部分を、理解していないか?

常に、アシスタントでも、自分がミックスする前提で、
物事に参加しないと、いつまでたっても、アシスタントです。

有能なアシスタントは、フェーダーを触っていなくても、
マイク1本立てながらも、ミクシングに参加しているのです。
そういった、心持ちで、望んで下さい。

そうすると、ちょっとした現場の見学でも、
なんでも、見方が変わってきます。

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