2006年8月8日火曜日

2006.8.4-6 EVENT NATSUKOI LIVE SR REPORT 35RP

2006.8.4-6 EVENT NATSUKOI LIVE SR REPORT 35RP

2006.8.4~6. 大平町 なつこい2006 35RP

<1日目>
15時現地到着。照明さんはまだ来ていないかったのでステージには音響チームのみ。気温が高く陽も当たるため、体調管理や休憩の取り方などをしっかりしないとダメだと言う事が15時の時点で実感できるほど暑かったです。
搬出はトラックをステージぎりぎりに寄せて角材であおり機材を出しやすくする。スピーカーを設置する、イントレ(地面から140cmくらいのところ)にハウス×3とサブウーハー乗せる。ステージからイントレは乗せるのが難しく、慎重に移動させる。毛布を使ったりしてスピーカーなどが傷つかないようにする。スピーカーは重いと言ってもサイドモニターに使ったEliminaterのスピーカーは、スタンドから一人で下ろせるようにならなければいけないと思う。今回スピーカーはイントレに乗っていることもあり、風に飛ばされないようにラッシングベルトでしっかりと固定し夜雨が降っても大丈夫なように、養生はしっかりと!ケーブルの先もビニールの筒をつけてどこか濡れないところにかけて垂らしておく。
アンプラックは下上ステージ上の端に置く。マルチケーブルも長さを一回卓まで引いてみて、また巻いてステージの下において置く。マイクスタンドやフットモニターなどはステージの真ん中に集めてブルーシートで覆い重りを乗せて風で飛ばないようにする。
18時 撤収

<2日目>
6時45分 ホテル出発
照明さんはBBVの時と同じ照明さんでした。
◎セッティング
まずスピーカーの養生を外して、サイドモニターやフットモニターを決めた位置にセットしスピーカーを最初に生かせるように全部ケーブルを繋ぐ。ここでマルチを引きたいけれど、まだ他のセクションのトラックなどがマルチの上を通ってしまうのでまだ引かない。先にマイクスタンドを立てたり他のステージ上のことを済ませる。
マルチを引く。前日に長さを計って巻いておいたので楽でした。一人がマルチ3本とペアケーブルを持って卓まで引く時に、コネクタのところは持たないで少し間を空けてケーブルの所を持たないとケーブルが切れてしまう。他の人は綱下にいて世話をする、もし絡まってしまったら大きな声で待ってもらうように伝える。ケーブルを揃える時は端と端を持って引っ張る。パイプ椅子などを置いて人が通らないようにガードする。
アンプの蓋やビニール袋など本番には必要ないものはまとめてステージの下へ。
フットモニターは4つもあるので(全て上手だし)ケーブルがごちゃごちゃにならないようにする!リップタイで止めるなど。転換が多いのでフットはキャスターの上に乗せて移動しやすいようにするが、ステージから落ちる可能性もあるので気をつける。
マイクを立てる。58が5本(上手2、下手3)、5本もあるとわからなくなるのでマイクにテプラを張ったり、ケーブルを色つきのものにして区別をする。今回マイクが固定位置ではなかったので25メートルなどの長いケーブルを使った。とぐろは全部舞台袖の見えないところへ。
マルチボックスも今回は3つ。8マルチ(A、B)2個、16マルチ(E)1個全部メス。ABは出先オス、Eは出先メス。
今回はマルチボックスが多く置いてある位置などを考え、どれを何処に繋いであるかなど把握していないと混乱してしまう。チャンネル数も多いのでINPUTは出来るだけ覚えておく方が本番動きやすいと感じた。本番1日目はバンド演奏があるので16マルチはドラムのキックのすぐ前に置きました。
スピーカーチェック。下上一人ずつアンプの前に立ってデミトスで連絡を取りつつ行う。ハウスは全部フルテンで、フットは-6、奥のサイドもフルテンで、フロントサイドは-3。ちゃんと音が出るべきスピーカーから音が出ているか近づいて確認する。アンプの電源を切るとき、絞る時、音がでない時などはしっかりと卓に伝える。
マイクチェックはがり無しで声だけでチェック。音がでない時は飛ばす。ドラムのマイクセット、シンバルの数が多くOHの位置が難しい、クリップマイクをしっかりと付けたつもりだったが、1番初めのバンドの時に落ちてしまっていた。ドラムのMC用マイクは上から下に角度を急めにして演奏の邪魔にならない様にしなければいけない。
DIも3個あるので、ドラテでわかりやすいように印をつける。ホットタッチで回線チェック。INSTの方にケーブルを指す。ギター、ベースのアンプも3つはあったので頭の中でちゃんと整理しないとダメだと思いました、出来てなくて本番中すぐ対応できなかった。
今回は司会用ワイヤレスが2波、予備にワイヤレスマイク2波。吉本のステージ用にヘッドセット2波の6波用意してあったけれど、干渉してしまうので同時に4波までしか使えない。ワイヤレスを渡す時はオンにして渡すが、司会の方にはオン/オフの仕方を説明して自分たちでやってもらいました。ワイヤレスのマイクチェックは電波が届かないところ(デット)のところがないかステージの端やMCテントのところまで行って確かめる。
上下の連絡や卓との連絡はデミトスの他にクリアカムを使用した。デミトスだと聞こえにくいし電波なので安定しないから、クリアカムはラインでマルチから取った。クリカムは同時に複数で離せるし密閉型のヘッドフォンなのでバンドの演奏中でも聞こえる。クリカムを持ってステージ中まで行くのでケーブルは長めに取ったが、クリアカムの使い方がまだわからなくてせっかくのクリカムを上手に使いこなせなかった。転換が多い現場ではスタッフ同士の連絡が本当に大切だと思いました。最初クリカムのことを忘れて呼ばれてるのに気付かなかったり指示を袖で聞いているだけだったり、本当ならクリカムずっと付けた状態で転換をしなければいけないのに全然できていなかった。

◎本番
バンド選手権、前もってもらった資料を元に転換をする。バンドごとに持ち込み機材があるので大変でした、ドラムはマイクを少し離しスタンバイするまで待つ。問題はギター。アンプ、エフェクターの事をよく理解していなかったので音が来ない、アンプから音がでないなど、転換の時間が少なく焦っていたこともありエフェクター、アンプの回線をまったく理解していなかった。楽器屋さん演奏者とのコミュニケーションを取らないと転換がスムーズに進まない事も実感しました。ギターなど繋いだら一回弾いてもらってラインがちゃんと来てるかどうか確かめてから演奏。今回はFM放送の為に音を分けていたのでアンプをマイクで拾うのではなく、全部ラインでやった。Keyは結局なかったのでエレギとエレアコを使う時などにエレアコ用に使った。15分置き位に転換があるので気が抜けない。連絡をしっかり取ること、問題が発生したら焦らずに対応。クリカムは本当に大事です。
バンド選手権の時にあるバンドの時だけアンプから音がでないと言うことがあった。最初に気付いたのは演奏が始まって富さんに言われてわかった。演奏してる中で復旧させるのは連絡も取りづらいしパニックになるし結局何が問題だったかもわからずじまいでたぶんアンプのどこかがショートしてるんだろうと言うことらいしいが、そのバンドは最優秀賞を取り最後にもう1回演奏したのだが、その時もアンプからは音がでずアンプから音は出さないでやりました。フットに足をかけてしまう人もいて、固定されてなかったので危なかった。色々なところに目を配らなければいけないですね。
お昼の抽選会の時、富さんが休憩する間ミキサーをやらせていただきました。マイクのバランスを取るのですが、人それぞれ声の大きさが違ったり、いつ誰が喋るかわからないので余所見していられないです。ミキサーが触れて嬉しかったです。
町長のあいさつがあり吉本ステージ。あいさつの前にヘッドセットを取りに行く。前もってどの芸人さんがどんなマイクでやるかは知らせてもらっていたが、芸人さんに直接聞かないとわからないので直前にヘッドセットかスタンドかわかるという感じでした。ヘッドセットをつける時は男の人は男の人が、女の人には女の人がつけてあげるようにする。でも、今回はワイヤレスではない紐付きのマイク(スタンド)でやる方が多かった。吉本ステージの時はフットはなしで、サイドのモニターだけでやります。警備が厳しかったのでパスをなくしちゃダメ!
芸人さんがはけ始めたら、次の芸人さんの出囃子が始まってしまうためスタンドを引くとき立てる時は、走って急いでセットしないと間に合わない。あんなに多くのお客さんの前で、しかも少ない時間でマイクを立てるのは緊張した。お笑いなのでスタンドはとても近くしてマイクを離してハの時にする。
転換が多い場合はマイクケーブルはスタンドの下に通さない方が絡まないし、スタンドからハンドになったとしても平気。ハンドになったら綱元に必ずいてつんつんになったり絡まないようにする。
バンド選手権結果発表。演奏の用意をするのだが、用意しすぎると結果が発表される前にわかってしまうので気を付ける。
花火。花火中はステージの照明が全部消えて真っ暗になるので、バラシをしてもいいが危険なのであまりしない。

◎バラシ
合図があったらアンプを落とす。でも落し物などのアナウンスがあるので、ハウスは生かしておく。それ以外は全部外す、ケーブルを巻いたりスピーカーを養生しなおしたりする。ブルーシートや細引きなど無くならないように注意。長さを決めたサイドのケーブルなどは次の日も使うのでそのままにしておく。
マイクなど大事なものだけトラックに積んであとはステージに残す。音響が撤収しないと照明さんが帰れないので素早く!!暗いので作業はなるべく明るいところで。

1日目終了。

<2日目>
8時40分 ホテル出発。今日はバンド選手権はないので出発は遅め。
◎セッティング
現場に着いたらまずスピーカーの養生をはずしてサイドやフットを準備する。フットはオーディションの時にしか使わないし、多くても2人ぐらいしか一度にでないので2個だけしかださなかった。マルチもマイクとクリカムしかインプットがないので楽でした。
スピーカーチェック。私は上手のスピーカーチェックをやりました、ハウスは4つスピーカーがあるのでイントレに上って近くに行って確かめないとわからなかったです。設定が違っていて下手は一つスピーカーからハイ落ちした音が出ていたみたいです。
マイクチェックは前日と同様に。私はこの日はワイヤレスのマイクチェックをしました。声を出しながらMCテントのところまで行ったりするのですが、野外なので声がよく響く…自分は女なのでいつも聞いているマイクチェックの声より自分の声がとても高く感じてなんか恥ずかしかった。

◎本番
実行委員長の挨拶があり、ダンスステージ。
私はステージ側ではなくMDのポン出しをした。初めてのポン出しでかなり緊張したし、プレッシャーを感じた。渡されたMDと資料を見ながらポン出しをするのですが、曲の間は止めるのか止めないのかなど前もって確かめておかないと直前に確かめることになってしまうのでダメ。あと出演者からの合図を見てポン出しをする時のタイミングが難しかった。手を上げる人もいるし、始めのポーズで止まったら自分で判断して音をだすなど…あるグループの時、司会の人への合図を勘違いしてまだ音を出してはいけないのに音を出してしまう失敗があった。一曲一曲止めるときはAUTO.PAUSEにしてやるとPLAYを押すと頭のところで一時停止をするのでそれでやる。その他にもためらってしまって一回頭が出たのになぜか止めてしまったり、躊躇してしまったりと色々失敗してしまいました。間違えて再生してしまったらミキサーの方で音を絞ってもらえば良いので、一回再生してしまったら触らない!30秒前や10秒前などもうすぐ終わる時はミキサーに声をかけるし、再生する時も声をかける。ミキサー卓からステージを見ているのと袖から見るのとでは違い、卓からだとセンターなどの位置などの感覚がわかりやすかった。わからない時は自分でセンターがどこか確認しておいた方がいいと思います、袖によりがちになってしまうので。
ファッションショー
MDの音だしのみ。高校生の手作りの衣装がすごい可愛くてしっかりと作られてすごかったです。
ダンスステージ。前半より後半の方がミスが多くずっと集中するのは大変だった。
オーディション。フットを2つセンターに出しマイクは1本。ほとんどカラオケだが、たまにアコギの人もいるのでミニブームやDIを用意しておく。それを使う時は回線を増やさずにマイクを抜き差しして対応。
私はさっきに引き続きMDのポン出し。オーディションはタイミングが掴みやすくやりやすかった。でもMDに歌う曲以外の曲が入っていたり、CDの場合もあるのでポン出ししながら次の準備をしなければいけなかった。
吉本ステージ。私は下手に待機してスタンドを下げたりしました。その時とぐろが袖からは手が届かないところに巻いてあるのに気がつかなくて、スタンドからハンドになった時綱元でケーブルをさばくことが出来なかった。他にも転換の時間が短い中で2つのスタンドを一気に下げた時に、ケーブルが絡まってしまいしかもそのケーブルが20メートルなので次の芸人さんが出るまでにごちゃごちゃになったケーブルを巻きなおさなくてはいけなくなってしまい、かなり焦った。結局少し絡まったまま出囃子が始まってしまい先輩に綱元を持ってもらってスタンドを立てたのだが、アームの部分などを調節する時間がなくかなりぎりぎりで掃けることになってしまいました。

◎撤収
 トラックをミキサーのところまで移動させて一回荷物を乗せて、ステージに移動して下ろしてスピーカーなどを積みなおす。撤収も効率よくやることが大事です。


 今回の研修に参加して本当に良かったなと思いました。とても多くの事を学ぶこともできましたが、それ以上に楽しかったですし、SRはやっぱり楽しいと改めて思いました。あの暑さは辛かったですが、こまめに水分を取っていたのでなんとか耐えることができました。また研修を頑張りたいです。

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