2016.04.26 Television Score Recording Project終了報告
On-Airが終了しましたので、下段に追投稿いたします。
以下は5/9投稿分です
連休も終わりました、今日はアプローチを変えて書かせていただきます。
実は今まであまり語ってこなかったのですが、わたしがNHKに入局するきっかけがありました。
それは、80年代後半〜90年代前半のドラマ、丁寧に作られた劇伴(映画やドラマのためのSound Track、Originalの曲のこと)に興味を持ったのです。
『東京ラブストーリー』『愛という名の下に』『ひとつ屋根の下』『ええにょぼ』
脚本も出演者もその当時の世相を表していたのかと思いますが、その作品に共通する作曲家そして、CDが発売されていました。
純粋なレコード音楽も去ることながら、"NHKに入れば、そのOriginalの音楽を録音しているらしいぞ!"と知ったのち入局、アシスタントとしてですが、ドラマやテーマ音楽・劇伴音楽制作に関わらせていただきました。
間近にその、映像やストーリー背景に関連するものごとを、音楽で表す。
これが、とてもCreativeを感じたのです。
そしてもう一つ、ドキュメンタリーという分野についても、若干興味も持ちました。
こちらはNスペのロケーション音声から、MA(ナレーションなどの音声後処理作業)まで、担当しました。海外ロケも、栃木県内の代表的な紀行番組は12本関わりました。
現在芸大で関わりのあるN教授についても、実はドラマ音楽や現代音楽ではなく、主にヨーロッパ系の歴史ドキュメント番組の音楽録音で同席したのです。アシスタント経験がとても印象に残っております。
二つの小さな夢が今回叶いました。
憧れの劇伴作曲家との関わり、それがしかもドキュメンタリーの音楽録音。
作曲は日向敏文さん、On-Air前なのでこれ以上の情報はあげられませんが、とにかくこちらの番組をご覧になってくださると嬉しく思います。
http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2016-05-14/31/1322/2259531/
ETV特集 「女ひとり 70歳の茶事行脚」
上記リンクの画像、ほんとうに衝撃的です。
これからの生き方にヒントになるし、今仲間に支えられながらやっている音響のかたちに、影が合わさって来ます。
放送は2016年5月14日(土)23:00-24:00です。
こういうことを、こういうかたちで、やりたかった。
やっぱり、想っていれば叶う。
5/15 0:30
まだ、再放送もありますが、とにかく感無量です。
この混沌とした中にも、どのように歩くべきかのしるべのひとつがありました。
ラッシュ(荒編集)を覗き見た動画からは、とても厳しいストーリーをイメージしていたが、番組から感じることは、力づよく美しい生き方でした。
・茶事は気配や音の文化
・山水風月を感じ
・渇望はつづく
・井の中の蛙大海をしらず、されど天を仰げる。
・茶人にとって70歳という意味は、利休自害の年齢
・花一輪をいきる
素晴らしいドキュメントの番組に関われたこと、これからも演奏家にまだまだ出会い、もっともっと稀有な経験や音楽制作に携われるよう、精進します。
放送ご覧になられたかた、ありがとうございました。
富 正和
On-Airが終了しましたので、下段に追投稿いたします。
以下は5/9投稿分です
連休も終わりました、今日はアプローチを変えて書かせていただきます。
実は今まであまり語ってこなかったのですが、わたしがNHKに入局するきっかけがありました。
それは、80年代後半〜90年代前半のドラマ、丁寧に作られた劇伴(映画やドラマのためのSound Track、Originalの曲のこと)に興味を持ったのです。
『東京ラブストーリー』『愛という名の下に』『ひとつ屋根の下』『ええにょぼ』
脚本も出演者もその当時の世相を表していたのかと思いますが、その作品に共通する作曲家そして、CDが発売されていました。
純粋なレコード音楽も去ることながら、"NHKに入れば、そのOriginalの音楽を録音しているらしいぞ!"と知ったのち入局、アシスタントとしてですが、ドラマやテーマ音楽・劇伴音楽制作に関わらせていただきました。
間近にその、映像やストーリー背景に関連するものごとを、音楽で表す。
これが、とてもCreativeを感じたのです。
そしてもう一つ、ドキュメンタリーという分野についても、若干興味も持ちました。
こちらはNスペのロケーション音声から、MA(ナレーションなどの音声後処理作業)まで、担当しました。海外ロケも、栃木県内の代表的な紀行番組は12本関わりました。
現在芸大で関わりのあるN教授についても、実はドラマ音楽や現代音楽ではなく、主にヨーロッパ系の歴史ドキュメント番組の音楽録音で同席したのです。アシスタント経験がとても印象に残っております。
二つの小さな夢が今回叶いました。
憧れの劇伴作曲家との関わり、それがしかもドキュメンタリーの音楽録音。
http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2016-05-14/31/1322/2259531/
ETV特集 「女ひとり 70歳の茶事行脚」
上記リンクの画像、ほんとうに衝撃的です。
これからの生き方にヒントになるし、今仲間に支えられながらやっている音響のかたちに、影が合わさって来ます。
放送は2016年5月14日(土)23:00-24:00です。
こういうことを、こういうかたちで、やりたかった。
やっぱり、想っていれば叶う。
5/15 0:30
まだ、再放送もありますが、とにかく感無量です。
この混沌とした中にも、どのように歩くべきかのしるべのひとつがありました。
ラッシュ(荒編集)を覗き見た動画からは、とても厳しいストーリーをイメージしていたが、番組から感じることは、力づよく美しい生き方でした。
・茶事は気配や音の文化
・山水風月を感じ
・渇望はつづく
・井の中の蛙大海をしらず、されど天を仰げる。
・茶人にとって70歳という意味は、利休自害の年齢
・花一輪をいきる
素晴らしいドキュメントの番組に関われたこと、これからも演奏家にまだまだ出会い、もっともっと稀有な経験や音楽制作に携われるよう、精進します。
放送ご覧になられたかた、ありがとうございました。
富 正和
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