2007年7月17日火曜日

2007.7.7 Classic Outside Recording STAFF REPORT 36RP

2007.7.7 Classic Outside Recording STAFF REPORT 36RP

この間は、あまり役に立てなかったかもしれませんが、
とにかく手伝わせていただいて、ありがとうございました。
とりあえず、気づいた事、思った事を、箇条書きで書いておきます。

・打ち合わせをしていても、当日いきなり変更になる事もある。
 (臨機応変さが必要)

・マイクアレンジが決まった後に、ブザーを鳴らしてほしいと言われたり、
 直前に変更しなければいけなくなることも。

・クライアントの無理なお願いを、全部聞いているだけでは駄目。
 時には牽制する事も必要。

・皆急いでいるので、少ない言葉でコミュニケーションをとる。
 ついていくためには、指示される前に、自分である程度考えておく。

・パッチ盤はとても不安定、不用意に近づかない。

・当たり前かもしれないけど、マイクで狙う位置を変えたら、音がかわり
 変わって驚いた。

・マイクの種類が違えばもちろん、同じマイクでも個体差が有るので、
 目的に有った正しいマイクの選択が重要。
 そしてそれぞれの特徴をきちんと覚えておく事も重要。
(その日そのマイクがきちんと動作しているかを判断するのも重要byTomi)

・学校で習った事はできてあたりまえ。その上でどうするかを発展させて考える。

・マイクは壁、天井に対して垂直に向けない、上か下の45度がセオリーだが、
 最終的にはエンジニアが(耳で聞いてbyTomi)決める

・必要に応じてモニターボリュームを変える事も。
 VU計の触れに対しての体感の音量は自分の経験と感覚でつかむもの。

・演奏終了後も、アンコールや失敗の取り直し等色々な可能性があるので、
 すぐにばらしを始めない。

・ケーブルを引く時に、マイクスタンドの下を通していた。
 小さい事だけど、大事だと思った。
 踏まれない位置にという事はもちろんだが、
 見栄えをすごく気にしているように感じた。

・今回の接続
マイク(舞台奥のパッチ盤行きの差し込み口へ)

パッチ盤 1.Solist 2.Cembaro 3.4 Str LR

HA(MilleniaHV3D-8)→MixingConsole(STUDER961)→M-box Mini
↓            ↓ ↑
↓ AUX OUT REVERB (MU-R201)

HDR(FOSTEXD2424)

MixingConsole(YAMAHA MG16)

DAT


・Mixerへの(STUDER)接続
*マイクからの信号は全てHV-3D8を通っているのでライン入力になっている。
 (HL INPUT)

1.2点吊りマイクL DPA4006
2.2点吊りマイクR DPA4006
3.Solist KM185
4.Cembaro U-47fet
5.Strings L KM184
6.Strings R KM184
9.Reverb Ret L
10.Reverb Ret R

感想
体験してみてまず思ったのは、全然役に立てなかったという事です。
普段授業の内容は理解しているつもりで、自信というか、少しくらいは
自分で考えて、力になれる部分が有ると思っていました。

しかし、いざ始まってみると、自分で動くどころか、指示されたことすら、
きちんとできない状況で、はっきり言ってショックでした。
知識が無い、というのは動けなかった理由の一つとは思いますが、それよりも、
現場の空気が読めていないというのが一番大きな原因だと思います。
これからも色々お手伝いさせていただいて、現場に少しづつ慣れていきたいと思います。

あと、注意力が欠けているとも思いました。
パッチ盤の近くを歩き回ったり、楽器の近くで走ったり。
少し考えればわかる事なのに、そんな事にも頭が回らなくて悔しかったです。

『チェロの低音がうまく拾えていない』と言って、KM184の角度を少し下げたときも、
言われるまでそんな事にきづきませんでした。
『音を聴く』ということができていなかったのと、『生の音』を知らないというのを、
すごく感じました。
ですが、マイクの音の聴き比べをさせてもらったときは、はっきりと違いが
わかって嬉しかったです。(87と414を聴き比べしました。)

ホールで、富さん鳥居さんが喋っている(話している)時に、
他の音だしをしている人たちの邪魔にならないように、
すごい小さい声で喋っていたのがとても印象的でした。

とにかく全体を通して、未熟さを痛感しました。
それはやっぱり何回も経験して慣れていくしか無いと思うので、
これからも色々なお手伝いをさせていただく事も有るともいますが、
その時はよろしくお願いいたします。


以下富のコメントです。
『慣れる』というのが、難しい表現だと思います。
『慣れ』=『怠惰』にならないよう、常に気を配るべきです。
どんな授業でも、どんな現場でも、どんなメディアからでも、
参考になる事は有ると思います。

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