2011年4月13日水曜日

2011.04.13 M-AQUAの安全対策の指針

明後日から授業が始まります。現場も再開してきました。
ここで、M-AQUAの安全対策の指針を書いておこうと思います。

2011.04.13 M-AQUAの安全対策の指針
「人命と安全は何事においても最優先される」

音響 富 正和
<現場作業及び実習における安全対策>
1:余震等に備え、避難経路の確認&頭上の危険物の認知をするだけで安全性は格段に上がる。
2:観客を想定した、興業及び実習を行う場合は、観客・学生の安全性の確保を最優先した運営態勢を心がけ、被災者への配慮を忘れぬよう、教員や班長などと、よく相談して慎重に行動してください。
3:交通機関の運行状況を考慮し、無理せず心身の安定につとめる。
 制限時間を設定した試験等は、状況に応じて中断、再試験の実施について考慮する。
4:一人の音響技術者として、緊急時に何が出来るか?
 常に以下の3つの工具について持ち歩くことを推奨する。
 ・手元明かり
 ・テスター
 ・軍手(綿製でも何でも良いと思う)
5:節電に配慮しつつも、電源は音響にとって業務の生命線である、テスターを持ち歩き漏電や、対地電圧の変動に注意する。必要であれば、無停電電源(UPS)やスライダックを利用して電源を確保する。 作業前には必ず、電圧と極性を計ることをSR作業前の原則とする。
6:脚立上の作業は必ず2人以上で行う。
 脚立上で作業していると余震の強さや状況はわからない。
 脚立の下で支えることと、廻りの状況を良く注意しておく。
7:吊り物や転倒しやすい器具について。
 通常地震等が発生した後は、開館時間を遅らせてでも、照明の再シュート等の可能性がある。
 これは、照明のゼラを挟むシート1つ落ちてきても大事故につながるからである。
 また、倒れやすいものは、人為的に倒しておくことも必要。
 マイクスタンド等についても、アームを出したまま離れない、スピーカースタンド含む
8:緊急時にPAのシステムは、非常に有効な避難指示伝達の道具である。
 音楽を再生している時に余震が発生した場合には、すみやかにBGMにLevel Downするか、MUTEする。 仮設機材の電源については、避難時にコンセントから抜くことで、火災は防げる。ブレーカーを落とすために、避難に時間がかかるよりも、仮設の機材の電源処理のみに集中する。また、小電力無線(デミトス等)はとても有効な通信手段です。
9:野外録音等で、ヘッドフォンをしている時には、すぐにヘッドフォンを外し周囲の状況を確認する。また、ヘッドフォンで夢中になっている人には、一声かけたり、アイコンタクトで注意を喚起する。
10:ホール内では大臣柱横等構造的に上部な所によりそう。ステージと客席の間は比較的安全、
11:楽器は演奏家にとって命と同じ位の重みを持っています。より冷静で的確な判断が求められる。マイクロフォンや、録音物も同じようにバックアップの重要性、適材適所の判断を・・・。

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