2009.1.11 Meguro BAJ Live Recording STAFF REPORT 37RPE
1月11日目黒ブルースアレイジャパン
今回はLiveの録音ということで、授業ではあまりお目にかかることのないトランス入りのマルチボックスを使用したことが印象深かった。これを使う理由を富さんから聞くと、これを使用することによって未然にトラブルを防ぐということであった。つまり録音側に何らかのトラブルが起こった場合、トランス入りマルチボックスで遮断することによって、PA側にノイズなどの悪影響を及ぼさないということであった。PA卓側からの音を拝借しているのだから、やはりPA卓側に対しての音への配慮を忘れてはいけないのだと感じた。
また今回はマイクケーブルが抜けたり、お客さんの服が燃えたりなどトラブルが非常に多かった。録音側の機材には特にトラブルが起こることは無かった。だが、それも偶然であって、人的、電気的などの要因によってケーブルや電源が駄目になってしまうことがあっただろう。今回はこうしたことへの配慮が足りない場面があった。そもそも録音卓の設置場所がトイレへの通路だったために人通りが非常に多く、こうした人通りの多い場所に設置するということはその分だけ、ケーブルを踏まれたり、触られそうになったりと危険が多いのである。そのことを理解せずにその場でトラブルが起こりうる可能性がまったく念頭になかった。トラブルはこうした人通りの多い場所でも起こりうるが、要因は様々あるはずであり、いかにして様々なトラブルを回避することがいかに重要か思い知った。
このトラブル回避に似たことで、今回マイクチェックの時にこんなことがあった。PA卓側ではマイクの入力がきているにもかかわらず、録音卓側には入力がきていないことがあった。そんなときに富さんはそのチャンネルは飛ばして、すぐに次のマイクチェックに移ってくださいといっていた。富さん曰く、一つのことに囚われていると全体が見えなくなるといっていた。おそらく、入力されていなかった原因をその場で突き止めようとすると全体の流れを止めてしまう。今、出来ることと、後で出来ることとの区別をすることが必要なのである。そうしなければ、新たな問題が表れてしまうだろう。それを回避するためにもその場にあった行動が必要だと思う。そうした行動をとる事によって、トラブルを回避することもできるはずである。
今回はどうも有難うございました。また次回も宜しくお願い致します。
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