2011.04.09 Technical Topic Roland R-44
地震の影響で特に録音の仕事には、影響を与えることが多いと思います。
特に、PCを使っているものや、HD(地磁気という意味で)は、気をつけなくてはいけないですね。
まあ、どうやって気を付けるかはそれぞれ考えておくとして、ライブレコーディング時の問題において書き記します。
現在録音機のメディアについて大きく3つに別れています。
TAPE:テープメディア(デジタルアナログ問わず)
HD:ハードディスク(PC他、単体のハードディスクレコーダー問わず)
Flach Memory:SD、等、機構的回転部を持たない記録メディア
停電があったとき。
TAPE:そこまでは記録される。
HD:Flach Memory:共に、機種にもよりますが、多くの場合録音を停止する時に、記録部に記録されるようなので、記録が失われる。
そう、TAPEのメディアについては、停電があったところまで、どんな止まり方をしても録音は維持されるのですね。
災害現場からぐちゃぐちゃになったVTRが引き上げられ、特殊な行程でテープを洗浄して、貴重な映像が再生(まさに再生・・・)されるようになった等、放送局内では時折見かける話しなのです。
M-AQUAでは、Surround2011というサラウンドグループが当初から使用していた、Roland R-44を、必ず録音時のバックアップとして持っていくことにしています。
それは、このR-44の電源部のAC→DCの切り換え機能が充実しているからです。
簡単に説明すると、内蔵の単3電池4本を入れながら(DC)、同時にACアダプター(AC)で使用している時に、停電が起これば自動的に内蔵のDC駆動に切り替わるということです。
最近私も話題に上げている、電圧降下についての検証まだなのですが、そもそも、Flash Memory(SD)は駆動部が少ないので、そんなに電力を使わないのですね。
軽微な周波数のドリフト(変動)や電圧降下等、今後こういった電源の2重化については、大事な録音を確実なものにする為、非常に重要と思われます。
お持ちの機材について、テスト録音時に停電テスト(実負荷)をすることを、ぜひオススメします。
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