2007.9.15 Kawaguchi Gospel Concert SR 終了報告
埼玉県川口市で行われた、HIRO's MASS CHOIR のゴスペルコンサートSRを
担当しました。
昨年は録音のみの参加でしたが、今回初めてSRを担当しました。
今まで、最大のクワイヤでも、50Pから70P程度が最大でしたが、
今回200Pということで、関係各所の皆さんのサポートでうまく行きました。
細かくレポートと引き継ぎをしますので、ご覧になって下さい。
また、オフマイクのChoir SRについて、さらに鍛錬します。
皆さんのご依頼おまちしています。
日時:9月15日(土)
場所:川口リリア大ホール
内容:HIRO’s MASS CHOIR GOSPEL CONCERT
編成:
ディレクター&ボーカリスト 木村洋幸さん
CHOIR 200P 3声
Drums
EB
EG
KEY(Pf)
KEY(Str Pad)
HammondOrgan
Per ボンゴ 他
ゲスト 小坂忠 VO&AG
ステージ〜客席FOHまで、主な回線は会館の物を使用した。
CDEステージ〜上手端子板(端子板コネクタはオス)〜客席(端子板コネクタはオス)
FGステージ〜上手端子板(端子板コネクタはオス)〜客席(端子板コネクタはオス)
Iが下上連絡で使用したが、下手への回線が非常にすくないのと、
KL等は、会館メイヤースピーカーの奥で使い物にならない。
また、当初予定してたCDEは、完全に床に埋もれていた。
図面と実際の位置が、だいぶ違うようである。
来年度も行う場合は上手からひくことが望ましいが、上手パッチ盤の16Pコネクタが全て
オス待ちなので、メスだしのボックスが必要。
モニター用には、方向性があっていて良いのだが、注意が必要。
下見を行ったのに、細かく方向性まで確認することを怠り、失敗しました。
電話での確認時、担当者によって、教えてくれる人と、そうでない方がいたので、
注意します。
ただし、全て直引きで行った方が良いのかと思うとそうでもなく、
会館には、短いマルチケーブルが備品表よりも本数がありました。
FOH側に関しては、会館の物を借りて正解でした。
会館のメイヤーはほとんど使わず、SAがとても良く音が跳び助かりました。
来年も行う場合、SA4/4くらいで行った方が良いと感じた。
2階席、3階席狙いは、プロセで十分であった。
ハウスは、他に中抜け用としてSX80を用意したが、これは効果的であった。
エムアクアでも8インチ程度の、スモールSPを購入に踏み切りました。
ZX1を購入します。10月6日に初使用です。
モニターは、戸田音響の大坪氏に依頼した。
モニターのアサインは、エムアクアの物と混合でした。
フロントフットに関して、SM155又は、FM1502クラスをペアで指定した。
フロントフットの配置と、指揮台横のスピーカに関して、直前までディレクター
に確認をしていました。
『特に指揮台の横はゼッタイ必要であるものではない』らしいが、
昨年までの、様子だと15インチがあったようである。
まず、指揮台の位置にいることが多いので、結果的にあった方が良いし、
指揮台にのる分、距離が遠くなるので、15インチが必要なのだと再確認。
また、これは舞台監督から図面の段階でもわかっていたことなのですが、
ソロの位置が、難しい。
指揮台を挟んで、2人のソロが分かれたりすれば、本来見た目も良いはずなのですが、
良い形が思い浮かびません。
結果的には、サイドを大きい物を指定したので、そんなに問題にはなりませんでしたが、
歌位置をもう少し制限できていれば、良かった。
スタッフレポートにもありましたが、ワイヤレスのマイク位置の件でした。
メインは、ディレクター本人であるため、メンバーのソロ位置の整理が重要だった
と思います。
サイドモニターは、バイアンプで戸田音響さんに指定しました。
結果、PS15×2/LS1200(片側)で行いました。
写真をみればわかるのですが、LS1200のキャスターに組んでありますね。
これも、スタッフレポート内にありますが、『サイドは動かさないもの』
の前提ではなく、あのように組んであれば、緞帳の上げ下げ時だけ気をつければ、
移動できるし、本番中にも振りを変えられるので、便利ですよね。
非常に参考になりました。
戸田音響の先輩スタッフと、PS15の話になりましたが、
プロセッサータイプ(帰還回路)のスピーカーは、ふわふわしますね。
業界内では良いと評判ですが、ウチではちょっと難しそうです。
『オフマイクのSRが多いこと』
『ソロマイクが専用でなく入れ替わり立ち替わり』
等が、導入に踏み切れない感がありました。
他のモニターに関して、バンドは、
FMX1202とFM1502、エリミネーターME(15インチ)の混合、
クワイヤはA200×4でした。
こちらも、クワイヤの関しては、旧タイプの機種ながらも、音の跳びを意識した
チョイスだったのでしょう、勉強になりました。
ほとんどのモニタースピーカーを、P2200クラスでならしており、
こちらも、スペックだけでない、旧機種の作りの良さがあると思いました。
ここからは、FOH側のまとめです。
来年度の回線は、バンド32、クワイヤ48程度必要である。
また、HA内のプリパッチを今回行っていてスムーズだった。
機材の関係もあり、01Vのラインイン(MYAD8)や、ADATインを使用していなかった。
ただし、DM1000+01Vの組み合わせでは、48+24が、一人でオペレート出来る限界と感じた。
今回は、MG16を借用して対応したが、今後しばらく、この組み合わせで、やっていこうと思う。
マイクに関して、
打ち合わせで出なかった回線増で、スタッフに迷惑をおかけしました。
・カゲマイク(バスのカゲChoで使用した)
・DVD(ステレオを指定された、効果があったとは思えないが・・・)
・EG(ステレオ)
等意外な所で、チャンネル数がかさんだ。
しかし、ドラムは仕込みのマイクがあるようで、それを使用した。
また、聞いていたタムの数より減って、パラにする必要が無かった。
ベースは、本番中に結構レベルの増減があった。
キーボードに関して、持ち込みミキサーの不良か、DIの不良かっはっきりしない場面があった。
ただし、このクワイヤの場合、持ち込みミキサーを使用して、まとめてもらうことは、
比較的可能であることが、救いであった。小坂さん(Hammond)が、イレギュラーに弾く
KEYもはいっていたのは、やりにくかったとは思います。
Hammondは3本、ギターは前述しましたが、1本で対応しました。
パーカッションは、コンガが無く、ボンゴと小物だったので、最初から言われた通り、
4本用意したが、3本でも出来たと思う。
クワイヤには、40本のマイクを使用した。
このプロジェクトの前後にBeta87を売却したが、基本はSM58、57で無いと、
不意な、アレンジ変更に対応出来ないと思った。
Beta58、57もやはり使いにくいかな?とも思います。
全体的なマイキングに関して、今回本来FOHミキサーがやるべきアレンジを行えませんでした。
『余裕が無かった・・・』ただし、ステージスタッフのアレンジは皆信頼できるものでした。
スタッフレポートにもあった、クワイヤのマイキングに関しても、私が行うべきでしたが、
背の高さに合わせつつも、そんなに、高さに差が出てほしくない。
また、マイクの向きはもちろん、ホリゾント向きであってほしいと思います。
スタンドを、山台各列の上にのせるか、下にのせて延ばすのかは、自由だと思いますが、
ケーブルの長さと、スタンドの長さが関係してきますね。
あと、クワイヤの立つ位置に、のせるのであれば、ブームの下のねじ(キ◯タマ)が、
クワイヤ側でなく、客席側に来た方が、安定するので、これは指示を忘れてました。
コンデンサーに関しては、風防は必須であると感じた。
ハウリングのことを考えると、全部ダイナミックの方が良いのではと感じるが、
クワイヤミキシングで問題になる、痛い部分1〜2K等も、
『毛色の違うマイクということ』と、『比較的オフの音もきれい』
と行った観点では必要と感じた。
ただし、50Pの所のマイクは、マイク無しという手もあったかな?
と感じました。各種EQ、ダイナミクスの設定がえらい違うので、とまどった。
普段なら、クワイヤマイクの移動等絶対ありえないのだが、マイク本数の確保の為、
今回は4本を移動して行った。chが余っていればAD後に、複数立ち上げるという手は
ありましたね。
今後のクワイヤミキシングに役立てたいと思います。
本番時のオペレーションに関しては特段トラブルも無かった。
ただし、本番終了後のSPチェックに関して、借り物であるにもかかわらず、
出来なかったことが心残りではあります。
技術的な質問はいつでもどうぞ。
スタッフ:
戸田音響(スガノ様)
戸田音響 大坪さん モニター担当
山田さん(フリーランス)
塩谷さん
平塚さん
富
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