2007年9月2日日曜日

2007.8.3-5 2007.8.3-5 Natsukoi Ohira Mati O-Matsuri SR Staff Report 36RP

2007.8.3-5 Natukoi Sound Stage 2007 SR Staff Report 36RP

「3日間通して気づいた事、注意点等を箇条書きで。」

・物の名前を覚える、知っておく事が大切。
<今回、(名前を)自分が知らなかった物・言葉の例>
・デミトス→トランシーバー
・コンパネ→ベニヤ板
・ラッシング→物(今回はスピーカーやアンプ)を固定する事。
 また、ベルト状の固定する道具。
・インシュロック→結束バンド・ケーブルタイとも言う。
 主にコードを束ねたりするときに使う。
・先を読んで行動する。最低の一日のスケジュールは頭に入れておいた方
 が良い。
・暑さ対策として水分はこまめにとる、休めるときはなるべく日陰にいる
 ようにした方が良いが、トラブル等が起きた時のためにステージの見え
 る位置で。また、日焼け止めも有効。
・忘れ物等は絶対にしない。すると信用問題に関わる。


<1日目>
15時に現地集合でしたが、今回は機材車にのせていただき現地へ向かいま
した。着いてみて、思っていた以上にステージが広く驚いた。
また、ステージには屋根があると聞いていたが、実際はステージの前半分
は屋根がなく、マイク等の雨対策もしっかりしないといけないと感じた。
まずは、角材でトラックの後部を上げステージ側で使う機材をトラックの
荷台から直接乗せる。その次にハウススピーカーのセッティング。
左右のイントレに各々3発とサブウーハー1発づつ、スピーカーをイントレ
に乗せるときは、毛布等を使って機材に対して安全に行う。
スピーカをラッシングベルトでイントレに固定し、ブルーシートで雨対する。
今回は半分に折ったブルーシートをスピーカー上のイントレの板の上を通して、
前後に垂らし4角をイントレと結ぶ。明日の朝までこの状態のため、
朝露等で湿気等が籠るのを嫌がって、横はあけておく。
次にアンプをステージ上のイントレ脇、上手下手各々にセッティング。
本番の雨耐用にコンパネを上に乗せる。また、インシュロックで固定と
盗難対策をかねてイントレと結んでおく。
その横にサイドモニター用のスタンドを立て細引き紐で固定しておく。

次に、マルチケーブルを翌日卓側にピッタリ届くように、ステージ側からの
距離分をステージ下に入れて、残りはマルチボックスの位置までもっていく。
こうする事で次の日ステージ側から卓までマルチをのばすだけですむ。
また卓から出力用のマルチは、この日のうちにアンプに結線した。
アンプ、マルチボックス等を、上手、下手各々一カ所にまとめブルーシート
で覆って雨対策をした。
最後にステージ奥にモニタースピーカー、マイクスタンド、ステージケーブル
をまとめ、ビニールシートをかぶせ角材やパイプ椅子を重しにして、固定する。
また、盗難の恐れがあるマイクや扇風機は機材車に戻す。
この時、卓側とステージ側に分けて乗せる。
一日目の現地での作業は終了。

宿泊先で、ワイヤレスの確認を兼ね、ミーティングを行った。特にピンマイクは、
音をひろいずらく、ヘッドセットと比べたらすぐに分かった。
実際に体験できとても勉強になりました。また、ワイヤレスにトラブルが起きたら、
すぐに有線(ひも)を出せるようにしておくようにとの事だった。
また、翌日に分かりやすいように、ビニールテープにマイクで拾う音を書いておく。
翌日マイクスタンドにはる。

「1日目で気づいた事、反省点」
・今回自分は、他の人の手伝いが多かった気がします。
自分から仕事を見つけて率先して出来ませんでした。
また、仕事を探すのに1・2分かかっています。仕事を探しているようでは
まだまだだと思いました。
パッと全体を見て何をすれば良いかすぐ出て来るようになりたいと思いました。
・奥に荷物をまとめているときに、コンパネをステージの壁にぶつけそうになり、
注意されました。野外ステージでも、コンサートホールと一緒。
使わせてもらっているという意識を忘れてはいけない。



<2日目>
現地に7時半集合。機材車から卓側で使う機材をおろし、機材車をステージ側へ移動。
まずは、雨対を外し、ステージのセッティングに取りかかった。サイドモニターは
スタンドにたてるが、フロントの4つの転がしは、転換時にスムーズに進むように
キャスターの上に乗せておく。
その次に各々の結線をし、ステージと卓の間に車が通らなくなってからマルチをひく。
サウンドチェックが終わり、1バンドだけリハーサルをやって本番が始まった。

司会は大魔神さんという二人組で、お二人ともワイヤレスをつかうため、スポンジや
タオル等でおく場所を作っておく。
また本番中は絶対にワイヤレスから目を離さないようにする。
この日は、高校生バンド選手権、ゲストバンド2組、吉本興業ライブだった。
とくにゲストバンドさんと吉本興業さんは時間が押しては絶対にいけないらしく、
その前にある高校生バンド選手権での転換は、スムーズにやらなくてはならない。
転換のときは、とても緊張した。

高校生バンド選手権は1バンドが転換込みで持ち時間が15分だった。
基本的なセッティングはドラム、べース、マーシャル、JCだ。今回はキーボードがいないため、
1バンド目のアコースティックギターとベースだけラインで卓まで送った。
卓側からの要求で、まずベースのラインチェックをしたいとの事だったので、
ベースの方には「1回音出してください」とたのんだ。だが転換中は前のバンドの人たちが
インタビューをしているために、ずっと弾いてたら邪魔になるので、止めるのも難しかった。

卓との連絡はクリアカムでとった。クリカムはデミトスと違って有線のため、
ステージの上に置いておいて、転換のときだけ使った。
何度か、クリカムをオンのままでおいてしまった。
また、上手にもう一つクリカムをおいておきバンドの演奏中デミトスで聞き取れないときは、
クリカムを使用して連絡をとった。

ゲストライブは、ギターの方は二人。二人ともギターアンプ持ち込みだった。
がベースの方は、高校生バンド選手権と同じアンプで、ドラムの方もほぼ同じだったので
転換は思ったよりはスムーズに行えた。
吉本興業さんの出演の後に、もう一組のゲストライブと、高校生バンド選手権の優勝組の
演奏があるため一度バンド機材を奥にはかす。

吉本興業さんは全部で4組で、最初の方はピンマイク、2組目の方はヘッドセットだった。
3.4組目の方は有線のマイクだった。お囃子の間にスタンドを用意しなければいけなか
ったのですごく緊張した。

この後のゲストライブ中にバンド選手権の優勝組が知らされていたが、去年のレポートを見て、
あまり準備しすぎるとお客さんや参加者にばれるとあったので、みんなでどの程度準備するか
話し合ってうまく出来たと思う。

最後の花火中は照明が消るがステージ上のマイク等はもう使わないため、ペンライトを
使ってある程度の撤収をした。今回は野外だから良かったが室内のホール等では必需品
だと思った。

明日は、ダンス大会とファッションショーだけのためモニターアンプは転がしは置かず、
サイドモニターを2つ増やすため余った2つのスピーカーは機材車に乗せる。
またマイクも楽器集音用に使ったスタンド等は片付けた。

「2日目で気づいた事、反省点」
・バンド転換の時ケーブルをうまくさばけなかったです。ただ八の字が巻けるだけでは
ダメだなと思いました。ほどきながら進んだりまた、巻きながら進んだりがまだ出来て
いなかったです。舞台上でケーブルが絡まると見た目も良くないし、本当に焦りました。
時間がたっぷりあるときは楽にできる事が、何も出来なくなりました。絡みを直すので
はなく、絡まないようにする事が大切だと思いました。


<3日目>
昨日に比べ今日は朝する事が少なかったため、8時半に現地集合でした。
ステージ側は2つ増えたサイドのモニターとマイクをセッティングし、昨日とかわった
ところの結線をし、余裕を持って本番を迎える事が出来た。

途中から雲行きが怪しくなって来たため、雨対用のビニールやブルーシートを用意した。
実際雨が降ってきたため、スピーカー、アンプ、マイクにシートをかけ、少し立ってから、
野外会場は中止し雨天会場への移動が決まったため、アンプの電源を落とし、ハウス
スピーカー以外の機材をステージの奥に移動した。ケーブルを巻き終わってブルーシート
をかぶせた頃に、横殴りの大雨になった。ハウススピーカーの横側が守られてなかったので心配だった。
最悪、正面だけでも濡れてなかったら良いそうだ。

雨天会場で行われていた祭りが終わった頃には雨も殆どやんでいたので、機材を確認
しながら撤収を開始した。

また、今回3日目に卓を触らせていただく機会がありました。ダンスバトルの時で自分は、
2,3組目の団体さんからでした。なのでモニターはいじらずにハウスだけやりました。

そこで学んだ事をいくつか箇条書きにしたいと思います。

・今回のコンソールはYAMAHADM1000でした。
自分はフェーダーを動かす事しか出来ませんでした。
ホームページを見ればコンソールの種類や操作の仕方等予習できるので、
自分の責任だと思います。

・ダンスなのでCDまたはMDでの音出しがあった。デジタルミキサーなので、
CD・MDは2チャンネルでリンクしてあって、Lのフェーダーを上げるとRのフェーダーもあがる。
だが何度か両方とも指で上げてしまった。コンソールにすごい負担をかけてしまう。

・MD・CDの頭だしが終わるまで絶対にフェーダーを上げてはいけない。
・今回、前もって音源を聞く時間がなかったため、曲がどのくらいのレベルで再生されるか
分からなかった。ダンスのときは、少し大きめまで上げといて、曲が始まって大きかったら
下げるのが好ましいそうです。
ダンスは頭のカウントがとても重要で、万が一ダンサーさんが聞こえないことをさけるため。

・2曲以上の場合は、曲のレベルがかわる可能性があるので注意しなければいけない。
・今回は、卓がテントの中でした。指摘されてテントの中から出ると音圧が全然違いました。
外の方が、物足りない感じがしました。野外ならではかもしれませんが感覚をつかむのに
苦労しました。
・トークのときは、何があるか分からないため絶対ステージから目を離してはいけない。
特に素人さんの場合はいきなり、オフマイクからオンマイクになったり、マイクをたたいたり、
落としたりする可能性があるため。

・司会さんのマイクで素人さんが話す時、声量が全然違うためフェーダーを上げなければ聞こえない事が数回あった。また素人さん同士でも全く声量が違うため、マイクを回して話してるときは注意する。
・今回、審査員さんが卓からは見えない位置にいたため、きちんとトークを聞いて審査員さん用のマイクを生かすタイミングに注意しなければいけなかった。
・慣れてきてからは、コンソールのピークメーターで目安をはかっていたが、ステージから目を話せない状況になると、いつの間にかレベルがかわっている事が多々あった。指摘されてから気づいたのだが、指摘されるまでは自分の耳で感じる事が出来なかった。日頃から言われている、目だけに頼るなという事を痛感した。

「3日目で気づいた事、反省点」
・自分で振り返ってみると、一人でパニックになって二言返事が多くなってたような気がします。ちゃんと分からないときは分からないと言う事を心がけるようにします。


今回は、大変お世話になりました。自分に足りない物が色々見えました。ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。

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