2007年9月24日月曜日

2007.9.15 Kawaguchi Gospel Concert SR Staff Report 35RP

2007.9.15 Kawaguchi Gospel Concert SR Staff Report 35RP

今回のコンサートはクワイヤーだけで200名40ch分、さらにバンドの32ch分と非常に回線数の多いコンサートでした。また、事前に下見に同行させて頂きました。

・事前の下見の際にホールのマルチの出先のオス、メスを確認しておかなければならなかったです。ホールのステージ袖のマルチパッチ盤の出先が全てオスであったため、メス受けのマルチボックスが多く必要でした。マルチボックスは全部で12個使用しましたが、メス受けのボックスが無く、最終的に4ch大蛇を使用しました。

・下見の際に確認しておかなければならないと感じたのは、会館マルチパッチ盤の出先、会館所有のスピーカーや機材、ステージの間口、卓を客席の中のどこに設置するか、また設置する際に使用する机、卓側で必要な電源の数と容量、搬入口の高さといったこと。なによりも、会館の様子を入念に見なくてはいけないと思います。また、緞帳や黒紗幕、中割り緞帳、ホリゾント幕、バック幕(黒)を転換の際に使用しました。その中で、モニタースピーカー、サイドスピーカーの位置が重なってしまいそうになってしまわないように確認しておくべきであったと思います。

・本番時のタイムスケジュールに沿って進行していく中で、クワイヤーのマイクアレンジがおろそかになってしまっていると感じました。実際に200名が山台に並んだ時をイメージして、マイクの位置を考えることができればより良かったのではないかと思います。

・機材に関しては、今回モニターエンジニアを担当されました戸田音響さん、またホールさんより借用しました。特にステージ上のクワイヤーへのマイクとスタンドは、どの機材が借用したものなのかを作業していく中で、しっかりと把握しなければいけなかったです。

・ステージの転換において、マイクやモニターを移動させる際には、確実に素早く転換できるように床にビニテでバミる。この時のバミリは撤収時にすぐにはがすことができるように最小限の大きさにし、移動前と移動後を必ずリハーサルの段階でバミっておく。他にも、メインで使用するワイヤレス、ワイヤレス用のスタンドに関しても徹底して把握しなくてはならないと感じました。

最後に今回のコンサートでは、綿密なステージ図面や資料、SRのプランニングに関しても様々なことを見ることができ、非常に良い経験になりました。ありがとうございました。

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富です。今回参加された、研修生の方と、今回のプランニングについて、意見を頂いたのでのせておきます。

川口リリアでのプランニングに関してですが、マイクの数を減らし、58よりも感度の良いマイク(雛壇後方はコンデンサーでしたが...)を使用した方が良かったのではないかと思いました。クワイヤーの方々の立ち位置に関して、仕込みの段階でのマイクを立てた位置からどのように立つのか上手く想像できませんでした。正直な所、クワイヤーさん3名でSM58(SM57)を一本というのは効率が悪かったと思います。身長差を考慮し、マイキングがなるべくオフにならないようにできれば良かったのではないかと思います。ライブレコーディングという中で、SRと録音を同じマイクから行うことの難しさを再確認しました。

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