2016年12月22日木曜日

2016.08.28 Jazz Festival at Conservatory2016 Live Sound Project終了報告

2016.08.28 Jazz Festival at Conservatory2016 Live Sound Project終了報告

こちらも、季節が二つ進んでしまいましたが、去る8月に行われたJazz Eventの報告です。

私は、2012年より洗足学園音楽大学のJazz Courseの契約エンジニアをしております。
内容は録音スタジオでのエンジニア業務ですが、他に学内のBig BandにLive Soundの技術協力をする時もあります。

このイベントは、昨年より始まりました。首都圏の4つの音楽大学、国立音楽大学、尚美学園大学、昭和音楽大学そして、洗足学園音楽大学が集まって、Big Band(Large Ensemble Jazz)の合同演奏イベントです。なんと実は昨年は、面白いイベントが始まったなと、観客として国立音大まで聞きに行っていたのです。
今回はゲストとして米国のジュリアード音楽学院から、同じく学生達の演奏がございました。

会場は学内の前田ホールです、こちらには、大学に勤めるかなり前(2009年くらい)友人に連れられて、秋のJazzコース演奏会を見に行ったきり。実はその時にKさんに会っていて、『実はお願いしたいことがあるやも知れません、、、』くらいの間柄だったのです。



ご覧の通り、クラシックホールです。
各音響会社が入る時には、やはりラインアレイが必須です。

まして、多彩なアレンジをよりよく届けるにはどうすれば???。

今回機材協力を仰ぎました。
株式会社エレクトリ様よりRCF社製のスピーカー D-Lineシリーズ、HDL 10-A / HDL15-AS(片側4/2)をデモで借用いたしました。
https://www.facebook.com/RCFJapan/posts/1820648191504012

http://www.rcf-jp.com
ご担当H様には、当日のOUT管理までしていただき、とてもやりやすい環境と、RCF社のスピーカーがなぜ好まれて使われているか、十分に理解できました。


ゲストの米国ジュリアード音楽学院の、Six-tet。



今回FOH以外は全て、M-AQUAの通常システム。

Mackie DL32RをStage Boxとして使い、YAMAHA QL1でMixing。

一番編成の大きい、Get Jazz Orchestraの配置図です。

ケーブル長はここまでなら50mで十分。
こちらがプランです。




今回BassのMicにElectroVoice RE320マイク録りで挑みました。これがむっちゃよかった。
前日のリハーサル、ジュリアードの先生からサウンドの指摘、いやいやとても為になりました。


Pianoは様々なことを想定して、DPA 4066Pと予備としてKM184なども用意。
 結果半開でOKいただき、無理こり突っ込まずに済みました。


Hallは上手に音響電源が集中しているので、アンプも上手。


この振り方も、ノウハウがありそう。



バンパーとLo-Hiの接続が安心してみていられる構造。


依頼の打診が来たのが、6月下旬。決定が7月上旬。
とても時間のない中、他の台湾プロジェクト、Vibraphone Projectも進行する中、常にこのことを考えて準備・準備。




印象的なのは、きちんと調整されたFOHでは、Mixingの指先ほんの少しの動きが反映されること。
そして、サウンドチェック時に各校の先生方からいただく、サウンドの方向性の依頼。
これからのJazz Mixing人生にとても得るものがあった夏の思い出になりました。



もちろん、GJOにとってもその後の録音に向けて、大きな一歩でした。

最後に思うことは、『やっぱりJazzが好きなんだな』と。Jazz/Gospelに関して、まだまだ発見することがあるし、革新であるこの音楽に関われること、とても幸せに思います。





2016年12月20日火曜日

2016.10.22-23 Nikko Fujihara Brass Band SR and Rec Project終了報告

2016.10.22-23 Nikko Fujihara Brass Band SR and Rec Project終了報告

夏前からずっと忙しすぎて、更新がこんな時期になっちゃいました。

さてさて、3年ぶりに戻ってきました。
鬼怒川のF中吹奏楽部定期演奏会音響です。

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2013/10/20131020-nikko-fujihara-brass-band-sr.html

前日の夜に機材搬入、これが20時過ぎてしまって、関係各所にご迷惑をお掛けしました。

荒仕込み出来たので、8:30入り、秋空の奥に見えるは高原山です。


いつもの上手前と思いきや、卓位置は客席1階最後方。


試したいことがあったのだ。


それは、このホールならではの構造。
1階フラットの状況で、FOHをうわんうわんにならないよう、どう伝達出来るか?




こちらはDanteメモです。
DanteがClock Masterとなります。よって、HD24へはOpti Clockで。
卓廻りに刺したケーブルこれだけ。

今回のポイントは2つ。
・FOH MainをBOSE F1で何処まで出来るのか?
・今後のマルチ収録のMain SystemであるDante→DVSをうまく運用できるか?
いずれも11/6への前哨戦、大いにバックアップを考えながら挑みました。24chまでなら3台で録れるのか?

Systemはこんな感じ。


プロセの重要性が改めて感じられました。




当日は秋晴れ!足湯!来年はSL見れるかな?

SideはRCFが適当な大きさでありがたい、ここまで上げても大丈夫でした。
(Stand忘れてHallに借りました)



そして、高原山、鶏頂山に訪れる夕暮れ。

来年もまたこの頃訪れたいですね。

2016年12月6日火曜日

2016.10.16 Suginami Orchestra Live Recording Project終了報告

2016.10.16 Suginami Orchestra Live Recording Project終了報告

こちらは1年ぶり、杉並公会堂は2年ぶりかな。
http://m-aquastaff.blogspot.jp/2015/11/20151018-tachikawa-orchestra-live.html

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2014/10/20140914-suginami-orchestra-live.html
市民オーケストラの演奏会録音です。

機材量こんなもん。

備忘のために、上手パッチ盤。
全てオスだし。

三点は5ピンじゃなくて6ピンなので、ケーブルも借りましょう。

センタークラスタのGeo Sがながーい。

MOTU 828X サンダーボルトのシステムがそこそこ安定してきました。
ただ、VTR SendのDirect Mixを作るには卓があると便利です。
 というわけで、これにQL1追加。
来年Acoustic Recordingのシステムを見直したいです。

2016.10.30 Nishikokubunji Izumi Hall Gospel Live SR Project終了報告

2016.10.30 Nishikokubunji Izumi Hall Gospel Live SR Project終了報告

http://m-aquastaff.blogspot.jp/2014/07/20140706-nishikokubunji-izumi-hall.html

約1年半ぶりの西国分寺いずみホール、Sprit of Soulさんのコンサートでした。。
今回はFOHにBOSE F1を使用しました。

画像はSOSさんのブログより拝借。
http://ameblo.jp/gospelsos55/entry-12219833373.html




スタッフさんが持ってきていた、手元灯入れ。
文房具コーナーに行きたくなりました。


BOSE F1は、CD Hornのスピーカーに比べ、『左右の振り幅角度』『設置の高さ』『Flat・C・J・Rev J 設定』あたりがキモかと思いました。

あとは、スタンドを軽くしたいです。