2006年12月12日火曜日

2006.12.9-10 GOSPEL LIVE SR/JAZZ LIVE REC





2006.12.8〜10『ゴスペルSR&ジャズライブレコーディング』
#日時
12月8日(金)
12月9日(土)
12月10日(日)
#場所
12月8日、9日 栃木県下都賀郡野木町 野木エニス小ホール キャパ280人
12月10日 栃木県日光市今市 レストランバー『珈茶話』(かしわ) キャパ50人

#内容
12月9日 ゴスペルライブ 編成 Choir17名 Pf&SAX&Per ライブSR
12月10日 SAXデイブピエトロ&PfジョナサンカッツレストランバーでのライブSR

#音響スタッフ
富
小笠原章
楠田和仁(ペイントボックス)
田中友尋

2006年12月11日月曜日

2006.12.9-10 GOSPEL LIVE SR/JAZZ LIVE REC REPORT

2006.12.9-10 GOSPEL LIVE SR/JAZZ LIVE REC REPORT 35RP/SA

12月8日から10日まで、『野木エニスホール』でのゴスペルライブと、
今市の『珈茶話』でのレストランバーライブ&レコーディングのSRに
研修させていただきました。
自分が、今回のようなライブ・SRに同伴・研修させてもらったことは、
初めてだったので、見るもの、作業するもの全てが学習することで、
大切な経験となりました。

特に今回初めて参加させてもらって感じた事は、現場の雰囲気や、
ミーティングから始まり、
セッティング→リハ→開演→終演→撤収までの流れという物が、
一体どういうものなのかという事でした。

それは、今の所学校では感じたりした事が無く、
今後、模擬的な内容の授業もあるとは思いますが、
やはり現場の実際の空気を感じれたことが、
今回の研修で自分の中では、一つの大きな経験になったと思います。

今回、研修に参加させてもらうと決まった日より、富先生と2度ライブ内容、
作業内容等を確認するミーティングの時間を作っていただきましたが、
研修が終了した今となって思う事は、実際の内容のほとんどを
公演されるハコを見た事も無く、出演者の特徴も知らない自分は
把握できていなかったと思います。
最初の予定と本番とでは変わっていくのは当然だとは思いますが、それでも、
もっとミーティング時に理解が自分の中でできていれば、当日の作業手順、
作業の必要性等を理解を持って、取り組む事が出来たのでは?と思いました。

あたふたと、作業の流れが読めず、ただ、今、自分は何をするのか?
と考えるだけで、今している作業が、本番にどのように作用するのか、
この準備ができたのならば、場の進行状況から考えて、
次に準備するものは何なのか?と予測するする事が
出来ていなかったと感じました。

今回の研修中に富先生を始め、
STAFFとして一緒に作業させていただいた、
 『楠田さん』(古河市SRエンジニア)
 『小笠原さん』(宇都宮市SRエンジニア)、
 出演された『ワールドソウルコーラス小山』の方々、
 『珈茶話』の皆さんに声をかけていただき、
いろいろと教えてもらった事があります。

・声をかけられたら、返事をしっかりする。
 とても当たり前の事ですが、大切である。
 自分が学生であり研修として参加していようが、
 他のスタッフや、出演者、その関係者たちから見られたとき、
 一人の音響さんとして扱われるということに、
 説明されるまでに気付かずに、自覚が無く説明されて初めて、
 緊張感をひしひしと感じました。

・メモをとる時に、自分で絵を描いてみると良い。
 絵をノートに書く事によって、文章でまとめるよりも、
 書きたい全部の内容が漏れが無く、ノートに移す事が出来ました。
 後でメモを見返してみても、内容がよりわかりやすく思い出す事が出来た。

・SRの現場は予想外の事が起きる。
 どのような状況でも、まず音を出す為に努力をする。
 (電源はきているか?きていない電源の場合どう対処するのか?)

・スピーカーのセッティングや、結線のやり方等、
 マイクからスピーカーまでの間で、どこで音量をかせぐのか、
 いろいろなアレンジをリハーサル中や空いている時間にやってみる、
 試してみる。正解というものが無く、より良いと思うセッティングに
 変えていく事が大切である。

・音源からの生の音と、スピーカーからの音とを比較する、
 立ち位置を変えて音を比較してみる。
 自分が音源に対して立っている位置を変えて、音が変化するように、
 マイクアレンジ、エフェクターの影響等によって、
 スピーカーからでてくる音は違っている。

・機材の体調を把握する。
 同じ機材であっても、経年変化により劣化不具合が生じたり、
 一つ一つ状態が違っている。注意する。

・オペレーターからアーティストへ、
 『声をもっと大きく下さい』という前に、
 マイクアレンジはONかOFFなのか、
 自分の方で直せる所をまず考えるべきである。

・想定外の楽器の突発的な参加・追加
 アーティストのテンションを下げないよう、出来るのならば、
 サウンドチェックを頼み、出来そうにないと感じたのなら、
 無理はせずに、あきらめる事もある。

・モニターの必要性。
 プレーヤー側として、いい音が鳴っているのかを判断し、
 自分の出している音の確認をするために、必要なものである。

・現場にはいらないとわからない事もある。

・アーティストがこちら側にどこで、何を要求してくるのか予測する事も
 大切である。

・考えすぎも、無駄になってしまうが、考えずにいる事はやはり良くない。

・ステージの特徴の重要性とモニタースピーカー
 Pfのモニタースピーカーには、メインである、Choの音や、
 ステージの特性上聞こえづらい音を、送ってあげる。
 そこに、SaxやPer等の音を入れてしまうと、判別するのが難しくなると
 思われる、あとは、自分の音を返してあげる。

・自力でレコーディングしてみる。
・編集や卓の調整を考えるよりも、手順、内容を理解する事が大切である。
・学校は基礎、原理を、現場は手順(流れ)、段取りを学ぶ。
・見ただけでは覚えられない、覚え、使えるようになるには、
 実習(やってみないと!)、覚えているだけではダメ、
 使えるようにならないと意味が無い。
・いかに早く作業が出来るか、時間的に終わらせる事が出来るか。
 早く終わらせる事ができれば、その空いた時間にいろいろと、
 試行錯誤することができる。
・研修終了後、自分のヘッドフォンを持参していけば良かったと思いました。
 聞き慣れている自分のヘッドフォンで、どのように聞こえるか、
 リハーサルの時にでも聞いてみたいと思いました。

今回、研修にさんかさせていただき、いろいろ勉強になりました。
ありがとうございました、また、よろしくお願いいたします。

2006年11月27日月曜日

2006.11.27 日本フィル


11月27日
『日本フィルハーモニー交響楽団』
山手女子中学校・高等学校公演SR

#内容
日本フィルハーモニー交響楽団 7重奏 Pf、Per、Cb、Cl、TP、Vl、SOP

#音響スタッフ
富 正和
松井真理

2006年11月20日月曜日

2006.11.19 BIG BAND LIVE RECORDING REPORT 34RP

2006.11.19 BIG BAND LIVE RECORDING REPORT 34RP

反省点
・確認や質問が多かった。
 マイクをどこに置きますか?や、MCマイクを移動する許可をもらったら、
 小屋ミキサーのミュートまで許可をとる必要はなかった)
 考えてわかるような簡単なことは、確認してから行動するのではなく、
 行動してから報告するようにします。

・雑な動きがあった。
 一度注意されたのにもかかわらず、マイクスタンドをライトに
 ぶつけてしまった。毛布を靴で踏んでしまった。
 もっと周りが見えるように落ち着くように心がけます。

・仕事が遅い。正確でない。
 積み下ろし、仕込み、セッティング、バラシの早さは完全に一年生に負けていた。
 ケーブルの数え間違いもあった。

・呆然と立ち尽くす場面があった。
 状況がよくわからなかったり、仕事が見つけられなかったり、
 指示の意味がわからなかった。
 どんな状況になってもテキパキと動けるように、
 前日にシミュレーションをします。


・自分の仕事がきちんとできていなかった。
 MCマイクにエコーをかける、曲がはじまるのに気がついていなかった。
 その曲名を強く意識していれば、そのアナウンスに早く反応できていた。

今回のライブレコーディングは準備の時間がとても少なく、事前にわからない事や
直前の変更もあり、自分はその場の判断・対応についていけず、行動が遅れたり、
少しうろたえる場面がありました。
あまり役に立てなかったので落ち込みました。
今後とも勉強と経験を重ねていき、ちゃんと仕事ができるようになりたいです。

2006年11月19日日曜日

2006.11.19 Amature Big Band Live Recording 終了報告







2006.11.19 BIG BAND LIVE RECORDING 終了報告

#日時
11月19日(日)
#場所
栃木県日光市今市 レストランバー『珈茶話』(かしわ) キャパ50人

#内容
ビッグバンドライブレコーディング
編成 Dr、Pf、EB、EG、Per
SAX7、TB3、TP4、VO

#音響スタッフ
富
渡邊祐一
山口智史

2006年9月24日日曜日

2006.9.23 GOSPEL LIVE RECORDING







2006.9.23『ゴスペルライブレコーディング』
#川口リリア 大ホール
#内容
HIRO's MASS CHOIR 250P Dr EB EG Organ KEY
#音響スタッフ
富 正和
土井健生
佐藤千恵
大野晴丈

32chトランスボックス借用
オアシス 様

2006.9.23 GOSPEL LIVE REC REPORT 34RP/2

2006.9.23 GOSPEL LIVE REC REPORT 34RP/2

23日のまとめのレポートです。

今回、振り返ってみて一番の失敗だったのは
まず何より事前準備が足りなかったことだと思います。
車の中で話していた通り、
ミーティングをしていないメンバー全員を集めてのミーティングを
行わなかったこと、もしやれていなかったら、
当日の集合時間に早めに来て、少しでも情報を得るための努力を怠ったことが、
富さんや、現場の方々に迷惑をかけた一番の原因です。
結局そういった態度になってしまったのは
富さんがミーティングなくていいよねって言ったときに
すなおに『まあいっか』っと言う自分の態度と、
回線表にをみれば何とかなるというくそったれな自分の甘さでした。
そういったことから現場に出てみてあまりに自分の知らない情報の多さに
気がつき、事前に持ち物を用意できなかったこと、などが重なり
こういった状況になったと推測できます。
この情報に関して色々な観点で見た自分の今直すべき所は

・事前ミーティングをメンバーを集めてぜったい行うこと。
・現場での情報の変更などに即座に対応を見せるということ。
・疑問に思ったことや、問題が起こったときなど、調べ、情報を集め、
 問題が起こった場合、なぜ起こったのかを徹底的に分析する。
・情報(知識も含む)を得た時にそれをつぎに残すための
 自分のフィードバックの方法を確立する。
 (メモを取り、PCでもノートでも何でもいいから残す。忘れた頃に読み直す。)
・現場で、次に何をするべきなのか、想像がつかないときは現場監督に
 情報を得ること。自分自身で極力考える。
・他人のやっている情報をえて自分が何をするべきなのか想像する。
・使う機材に関しての情報を得る。

などかと思われます。

現場について
上記の理由でできることがなく本当に使えなくて申し訳なかったんですが、
いま振り返ってあの現場での問題はいったい何で、
何が原因でだったかを思いつく限り挙げていきます。

・服装
→さっさと着替えるべきだった。

・持ち物
→持ってきていない+持っていても鞄の中ですぐに使える状態じゃない。
使いますと言ったときは肌身離さず現場では持っておくことが重要。

・自分の仕事が何なのか想像がついていなかった。
→富さんからパッとなにか言われてもやるべきことが、
わからずにオロオロして迷惑をかけてしまった。
=人の話を聞いていない。知識が足りない。

・何がそのやっている仕事で重要なのかを想像しなかった。
→今回の我々の仕事は録音でありSRではない。
つまり、会場の音うんぬんより録音された音源のクオリティーを上げるのが目的。
そこまでに馬鹿だったため考えがいかなかった。
そのために何が必要であったか?

1 マイクの位置と設置状況、状態の随時の確認。
2 録音機にちゃんと音源が録れているのか?
  (回線がちゃんと動作しているのか?)
  Chごとに信号が来ているのか?
  音のクオリティーは?
  ノイズは混入していないのか?
3 SRやモニター周り、あるいは他の業種スタッフと
  ちゃんと連携をとれる状態にあったか?
4 危険を回避できる状態にあったか?
  上記の補足みたいなものなのですが、
  マイク、録音機器、ケーブル、他のスタッフ、自分自身
  それらが何かしらの危険にさらされていないのかいつも気を配る。

じゃあ危険を回避するために何が必要だったのか?
堂々巡りになりますが、
認知するためには

細かな変化に気づく→自分の中で整理する。→行動にうつす。
1認知→2思考→3行動→1に戻る
と言う方法しかあり得ません。

では細かな変化にきづくためには?
状況+経験+知識

+外部の人とのコミュニケーション(一方的な場合や、他の人とのやり取りを含む)

+シンプルで出来れば必要最低限の方法で、
 確実にチェックが出来る方法を臨機応変に探す。

といったところです。
非常におくれてすみませんでした。
以上でレポートを終わります。

2006.9.23 GOSPEL LIVE REC REPORT 34RP/1

2006.9.23 GOSPEL LIVE REC REPORT 34RP/1

2006年9月23日
川口総合文化センター リリア メインホール
HIRO’s MASSCHOIR GOSPEL 2006
ライブレコーディング レポート


9:00 搬入
PAさんから搬入。大事なセクションの搬入が先。
PAさんの搬入が終わり、録音搬入。舞台上手に機材をまとめておく。
↓バトンが降りてきたとき邪魔にならないように。

PAさんのお手伝い
上手、下手にSPをつみ、卓をPA席まで運びました。
8人くらいで担ぎあげて客席を運搬。

PAさんの人手のいる作業がひと段落してから録音のセッティング。

PAからの頭わけ
レコーダーはMOTU、予備として002、D2424
DM1000をマスターにして同期

CHOは250人
頭わけでいいところをもらい、録音で4本(各パートに1本ずつ)
KM184をたてました。
上から狙う。PAのマイクの邪魔にならないように設置。
録音のマイクをたてるのはPAが終わってから。
PA優先。

トランス入りのマルチBOXを使用。
すべていったんトランスBOXを通す。足りない分は鉄砲玉を使って卓に入れる。
トランスが入っているとREC側でトラブルがあってもPA側に影響がない。
トランスはファンタムを通さない。ファンタムは一番近いところでかける。
今回はモニター。

サウンドチェック
PA、モニター、RECみんなで行う。
事前に空気でもいいからHAをあげてチェックしておく。

バンドさんリハ
CHOが入ってリハ
開場→本番
HPでチェック
休憩中、平台の前においてあったものを、撤収時邪魔にならないように移動。

撤収
一番にマイクを撤収
マルチも抜く。録音のみを抜いてPAのケーブルを抜かないように気をつける。

PAさんの撤収を手伝う。

ありがとうございました。

2006年8月21日月曜日

2006.8.19-20 BRASS BAND LIVE REC&SR REPORT 34RP

2006.8.19-20 BRASS BAND LIVE REC&SR REPORT 34RP

今市文化会館 吹奏楽 録音・SR

だいぶ遅れましたが、レポートを提出させていただきます。
あそこではいろいろと学ぶことがありましたが、あの経験が自分にとって確実にプラ
スになったと思います。

まず、チームの中での動き方について
・機材の積み下ろしなどはみんなで息を合わせ、流れを作り効率よくやる。
 バラバラに動かない。無理をしてたくさん持とうとせず、確実に安全に運ぶ。
・現場ではアシスタントも全体のことを把握していなければいけないので、
 ミキサーが演奏者や舞台監督と話していることは一緒に聞いておき、
 状況の変化などにも俊敏に対応できるようにする。

〈反省点〉
・自分の不勉強により、富さんの言っていることが良くわからないことや、
 理解するまでに時間がかかり少しもたつくことがあった。
 鎮(しず)が一瞬わからなかった。
・トランシーバーでの意思疎通が難しかった。
・弁当を食べるのが遅かった。
・実は2日目の本番のとき、強い睡魔に襲われていました。


次は、ミキサーテクニックについて
・司会者へのモニター返しは近いほうのスピーカーを下げ、
 遠いほうを上げでハウリング回避。マイクが遠いとき、声が小さいときは
 (わざと?とは言ってもレベルを上げれば必然的ですが)
 ハウリングさせることによりちゃんとしてくれることもある。
・ソロマイクにディレイタイムの設定をすることで、生音より先に
 SR音が出ないようにする。
・ホールのスピーカーが上方にあるため、別のスピーカーも持ち込み、
 定位を下げる。
・突然マイクから音が出なくなったとしても慌てず原因を探す。

Bruel & Kjaerのマイクがサンレコに出ていました。
ビンテージなのですね。富さんが大切にしている理由がわかりました。
学校にも同メーカーの測定器があり、録音ゼミで使いました。
遅くなったわりにはあまりボリュームのないレポートですが、
字で書いて説明できないことも多く学べたと思います。
それは演奏者や舞台監督との接し方から、ホールの電池は使っちゃ駄目とか、
ミキシングしやすいフェーダー(レイヤー)割り当てなど細かいことまでです。

いくつものミックスを1台のミキサーでつくり、
録音とSRを同時にひとりでやっているのを目の前で見られたことは、
とても価値のある経験だったと思います。ありがとうございました。

2006.8.19-20 BRASS BAND LIVE REC&SR REPORT 35RP

2006.8.19-20 BRASS BAND LIVE REC&SR REPORT 35RP

中学校の吹奏楽部定期演奏会の録音のレポート

 今回は吹奏楽部の定期演奏会と言う事で、ホールでの録音でした。キャパシテ
ィーは約1000人です。今回はメインマイクとしてDPA4006を使いました。3点
吊りで約1000mmのステレオバーを使ったAB方式です。指揮者の後頭部の後ろ
と上にそれぞれ2m位の位置にあったと思います。音源に対しての距離、角度とい
うのは人によって違いはありますが、ある程度似ているものだと思います。経験
を積んでいけば、これ位の距離だとこういう音だろうという見当はつくと思いま
す。しかし、覚えるまでは「前にやった時は何となくこんな感じ」というあやふ
やなものになってしまいます。私は先程2m位の位置と書きましたが、それは、マ
イクを吊った日の夜に思い出して書いたものです。その時はそれで良いと思った
のですが、今になってそのメモを見るとちょっと違うのではないかとも思ってし
まいます。やはり記憶というものは曖昧です。メインマイクが目の前にある状態
でメモを取らないとせっかくのメモが生きてきません。デジカメで撮ることも良
いと思います。それと、距離の見当をうまくつけることも大事だと思います。3m
と5mでは音も変わってきてしまうと思います。何度も現場をみて、覚えていくこ
とも一つの手ではありますが、効率が良いものではありませんし、時間がかかり
ます。メジャーや物差しを使って測る時間も取れないと思います。もし測るとす
れば、体を使うことも一つの手だと思います。ちなみに私は、17歩で10mなの
でフロントの楽器からマイクまで何歩とメモをしておけば、あとで計算して距離
がわかります。しかし、距離を測るということは万能ではなく、ホールの広さや
ステージの奥行き、楽器の編成なども関係してその時々に合った音源とマイクの
関係があると思います。3点吊りの位置はステージ上だけではなく、客席の最後
方などに行って立体的に見て場所を決めるそうです。もちろん音も聴きます。そ
れらは経験によるところが大きいのではないでしょうか。
 2本のメインマイクは、平行でステージに真っ直ぐ向かっていました。横から
見ると、マイクの向きは地面と平行で楽器の方向を向いていませんでした。直接
音と反響版からの間接音のバランスをうまく録音するにはそういうマイキングが
良いのではないかと思いました。単一指向性であれば、マイクの中心と中心から
30度位は感度がそれほど変わらないので多少音源からずらしても大丈夫だとも
考えました。私であれば、ついつい音源にマイクを向けたくなってしまいます。
よく考えると、AB方式というのは無指向性のマイクを使ったものですし、音源に
マイクを向けるという行為は、指向性によるマイクの感度を高めるということで
す。つまり、無指向性以外のマイクには有効な行為だと思います。そのため、メ
インマイクは直接に楽器の方を向ける必要がなかったのだと思います。では、な
ぜ直接に楽器の方を向ける必要が無いものなのに、2本のマイクは平行でステー
ジに真っ直ぐ向かい、地面に平行だったのでしょうか。ポーラーパターンを見る
と感度は全方向同じですが、マイクの構造を考えると、正面と横からの音に対し
ては障害物はありませんが、後方からの音に対してはマイク本体が障害物となっ
てしまいます。やはり、録りたい音に対しては、障害物があって欲しくはありま
せん。まず、一番録りたい音は、楽器の直接音です。次に楽器の音がホールの壁
に当たって跳ね返った間接音です。 間接音ですが、客席の最後列の背面の壁より
もマイクの位置の横の壁面や天井面からの音量の方が大きいと思います。以上を
踏まえると必然的に2本のメインマイクは、平行でステージに真っ直ぐ向かいま
す。マイクの向きは地面と平行ということに関しては、客席が上り坂になってい
るのでマイクもそれと平行にした方が良い気がしますが、マイクはワイヤーで吊
ってあり、ある程度の高さがあるので、客席の上り坂と平行にする必要はないと
思います。それでも、吊ったマイクの延長線上には客席があって一番遠い壁では
ないかもしれません。しかし、それでも良いと思います。なぜならば、客席は、
客が入ることによってますますデッドになります。そのため、客席からの間接音
よりも後方の壁面からの間接音の方が大きくなると思います。ちなみに、スタジ
オの人がホールで録音すると近めの音になり、ホールの人がスタジオで録音する
と遠めの音になることもあるそうです。 無指向性のAB方式よりも単一指向性のXY
方式のマイクの方が低音の音量が少ないそうです。音響室で聴いたあの音がAB方
式でした。特に低域が出ているという印象はありませんでしたが、XY方式では低
音がもっと少ないらしいです。指向性の切り替えが付いているマイクのキャラク
ターの違いは、一般的なマイクのように電気的に足し算や引き算をして変えたも
のよりも、C38Bのように物理的に変えたものの方がはっきり出るそうです。
 あるブラスバンドを録音するときに、コントラバス奏者が二人でマイクは無指
向性が1本とします。こうような状態の時、マイクはどこに向けますか。私は、
二つの楽器の間に向けるものだと思っていました。確かにこのような方法もある
と思いますが、どちらかに向けることもあります。例えば、譜面にTp.1などと書
いてあればそちらに向けます。コンサートマスターがいれば、そちらに向けます
。ステージの内側にいる人に向けることもあります。内側にいる人の方が演奏が
巧かったり、偉い人がいる場合もあります。又、三味線などでは、師匠が内側に
いるそうです。
 仕込みの時に何かわからないことがあって、その作業をしている人をただ見て
いるのではなく、何かしら動いた方が良いです。ただ見ているだけでは、自分が
そこにいる意味がありません。頭で考えて、何が必要か、真似してやったり、わ
からなければ、訊いても良いと思います。気づいたこと、アイディア、不安な点
はその場で確認することが大事です。
 リハーサルした後のマイクの位置は重要です。バミることは大事です。一度片
してしまうともとの位置に戻すことは難しいです。演奏者や音源との角度も覚え
ておきます。必要であれば、スタンドの高さ等も目印をつけておくことです。マ
イクをステージに出す時、片す時はさっさとやります。基本的にはバミった所に
マイクを立てますが、突然楽器の位置がかわることもあるのでその時は臨機応変
に対応するしかありません。バミった所にマイクスタンドをおくことばかりに集
中し過ぎていると、肝心の楽器にマイクが向けられておらず、袖に戻った時に後
悔して焦ってしまいます。もし本当にそうなってしまったら、もう一度ステージ
に出て行って直すしかないと思います。それと、マイクスタンドを楽器に向けて
終わりではなく、見た目も非常に大事な要素です。つまりは、ケーブルの引き回
しです。ブームを使っている時は、回転部分のねじのところにケーブルを引っ掛
けて、ケーブルをマイクスタンドの下に綺麗に溜めておきます。マイクスタンド
にぱちっと填めてケーブルを固定するもので止めておくのも良いと思います。そ
れと、バミった時にケーブルをマイクスタンドの下に溜めて、綺麗にケーブルを
マルチボックスや、2対のケーブルに繋げられる長さを袖に戻ってしまったらそ
の長さがわからなくなってしまうのでバミる時にビニールテープか何かで印をつ
けておくと本番に綺麗に素早くケーブルを引くことが出来ます。もし、リハーサ
ルのマイクの位置にバミって置くことを忘れてしまったら、報告です。何かあっ
たら、ホウレンソウです。
 現場での問題は、現場で解決します。スタンドのねじが緩んでいたら、締めま
す。マイクホルダーが余っていたら、元の場所に返します。マルチボックスのキ
ャップが緩んでいたら締めます。壊れたらその場で直します。
 ケーブルの見た目も大事です。ちょっとマイクを片す時もケーブルを綺麗に巻
いておいておきます。現場ではやることが次々とあるので、後でやろうと思って
もすごく忘れてしまいやすいものです。
 音響が早く現場入りする理由は、機材に火を入れておくためです。特に、メイ
ンマイクなどは、早くファンタムをかけておきます。火を入れている時間が長け
れば、それだけ機材が安定してきます。不安定な機材も徐々に安定してきます。
例えば、学校にあったクロストークがひどかったOTARI MX-50も火を入れておくこ
とで症状がだいぶ改善しました。時間丁度よりも早めの方が良いと思いました。
 マリンバは、LRでマイクの角度が違いました。マリンバは、鍵盤の下に共鳴パ
イプが延びています。低音にいくほど長いパイプです。共鳴パイプがアーチ状に
なっているものもありますが、それは見た目上の演出の為にやっていて、実際は
途中で内側が閉まっています。そのためLよりもRのマイクの方が下を向いていま
す。マイクはSM57でした。マリンバの鍵盤の板を音板と言うそうです。アフリカ
で生まれたマリンバ(Marimba)はアフリカのバンツー(Bantu)語で木の棒を表すrimba
に多数を表す接頭語のmaをつけたものです。昔は、共鳴パイプではなくひょうた
んがぶら下がっていたそうです。
 司会とヴォーカルにワイヤレスマイクを使いました。マイクの底に波の送信の
入り切りのスイッチが付いていました。マイクですから、どうしても床に置く時
は何か箱の中に入れます。ワイヤレスマイクなので置いておく時は、盗難防止の
為に明るい所に移動させます。ワイヤレスマイクもそうですが電池が必要なもの
は、必ず本番前に交換してチェックします。
 人の機材に絶対に直に印を付けてはいけません。ビニールテープなどを貼った
り、張った上に字を書いたりします。
 テーブルタップですが、グランド側にGやNのような印がついていることもあり
ます。有色ホットに対して、無色という意味でWhiteのWの場合もあります。日本
の電源は、2Pなのでタップの所でわざわざ3Pに変えても音響に関しては、意味
はないそうです。コールドとグランドが、既に一緒になってしまっているからで
す。
 極性チェックをする時には、体が他の部分に触っているとそこでグランドをし
ていることになってしまうので意味がありません。どこにも触らないようにしま
す。スニーカーなどであれば底がゴムになっているので電気は通しません。ホッ
トタッチをする時も右手でチップを触ってケーブルを持つ左手でスリーブを触っ
ていたりすると意味がありません。
 「携帯電話を持っている方は、電源を切るかマナーモードにしてください。」
などの開演前の注意事項などをアナウンスする人をカゲアナと言います。カゲア
ナのマイクにはボリュームが付いていましたが、先輩が、このマイクをチェック
する時に声で持続音を出しながらボリュームを絞っていました。これをオンオフ
チェックと言うそうです。
 プロセとは、プロセニアムスピーカーのことです。ホールの壁に埋まっている
スピーカーです。
 前日がリハーサルでその時にマイクの位置を決めたら、マイクを外す時は、当
日の為に慎重に外します。前日に私がマイクを外す時にホルダーを動かすなと注
意を受けましたが、2本目のマイクを外す時にも同じ注意を受けました。私は、
それほど動かしているつもりはありませんでしたが、当日の朝に横に4本並んだ
フロントマイクを見ると角度がまちまちになっていました。マイクの角度を直し
たので2度手間になってしまいました。ここでホルダーを動かすなという意味が
よく分かりました。結構マイクホルダーは動きやすいので慎重にやることが必要
です。
 マルチケーブルは、重いので上から下に垂らす時は注意が必要です。おもりな
どを使って止めておかないとケーブル自体の重さで下に引っ張られ危険です。音
響室から直引きでした。ホールの2階の音響室からステージにマルチケーブルを
垂らす時は、場所にもよると思いますが下で引っ張る時に本当に慎重に引っ張ら
ないと8Pのコネクタが落ちてきて危険ですし、コネクタにも衝撃を与えてしまい
ます。
 重ねて機材を運ぶ時は、取っ手の向きを揃えると降ろす時にスムーズに出来ま
す。
 ガリッた後に声でマイクチェックする時に、コンデンサマイクであるのにそれ
を忘れてオンマイクでチェックしてしまいました。それぞれのマイクの正しい距
離でマイクチェックをする必要があります。ブームで高くする時は、その前にマ
イクチェックをします。マイクのスイートスポットを知っておくも大事です。当
たり前のことですが、コンデンサマイクはマイクケーブルを抜く時には、ファン
タムが切ってなければなりません。私は、このことは、見落としやすいです。ミ
キサー側との必要な確認はをすることが必要です。
 110号ケーブルが音響室にありました。ヒャクトオです。元々は、電話交換
機の回線選択用に使われていたプラグで、それをそのまま音響用のパッチ盤に流
用したものだそうです。他のケーブルのように規格番号が名称になったものです
。バンタムを大きくしたような形をしています。ちなみに、ジャック側を110
に対して239Aと言うそうです。今回、110は接触が悪かったのですが、テス
ターで計って導通しないからといって断線とは限りません。110やバンタムの
プラグの部分は銅なので酸化をして導通しなくなることもあります。それでバン
タム磨きをピカールでやります。湿気も大敵です。今までかろうじて繋がってい
たところも湿気によってショートして信号がおかしくなってしまうかもしれませ
ん。
 音響室で110のパッチから卓側に結線する時に少し距離があったのでマルチ
ボックスを使いました。音響室内だけのケーブル引きだったのでローカルのマル
チボックスとマルチケーブルでした。
 デジタル機器には1.6msec位のディレイがあるそうです。音源とマイクの距離、
スピーカーと客の距離のディレイがあります。今回メインとフロントのマイクが
ありましたが、客席で音楽を聴いた時のようにするためフロントマイクに10msec
のディレイを入れたそうです。ソロにマイクを立てる時はオンになるのでミック
スした時にその楽器だけ前に出てきてしまうので、リバーブやディレイで周りの
楽器となじませます。イニシャルディレイは大体でいいので覚えておいたほうが
良いそうです。少ないエフェクトで最大限の効果を得ることが出来、音もクリア
になります。
 卓のアウトの中に運営系というものがありました。これは、ロビーや楽屋に流
れているホールの音です。運営系のアウトは、照明など他の部門にも送られます
。照明の位置からステージから出る音に合わせてピンスポを当てると200msecくら
い遅れてしまいタイミングがずれてしまうので、運営系のアウトを送ってタイミ
ングを合わせます。
 マイクケーブルをステージ上で引く時は、床の線に沿ったりして直線にします
。そうすれば、見栄えが良くなります。
 自分以外の人がしゃべっている時も耳を澄ましておくことも重要です。自分が
そこにいるのに、照明のスタッフと音響のスタッフが話していることをもう一度
話すとひと手間掛かってしまいます。自分の作業が疎かになってはいけませんが
、きちんと話もきていなければなりません。
 前日のリハで、57とかを置いていく時は、マイクホルダーに填めた状態で、ケ
ーブルを繋いだ状態にしておきます。そうする事で、盗難防止になります。マイ
クホルダーにマイクを填めておけば盗りづらいし、ケーブルを繋げておけばXLR
なので、一般の人は盗りづらいです。あと、人等がぶつかったりするかもしれな
いので、マイクを上に向けておきます。
 手元明かりは必要です。テスターと同じく常備です。ハンディーライトとかで
す。ホールでは必須ですし、場所にもよりますが、音響をやるのであれば、コン
ソールの後ろや、機材の後ろで結線したりする時に必要です。
 アンプラックを運ぶ時など二人で重いものを運ぶ時は、二人が同じ位置で持た
ないと片方に重さが掛かって人も機材も危険です。二人で声をかけて、何処を持
つかはっきり決めることで力が入りやすくなります。二人で無理なら無理をせず
、三人で持っていく方が良いです。気を付けましょう。無理をしないことです。
スピーカースタンドのスピーカーの昇降時に片手を上に支えてないと落ちてしま
う可能性もあると思います。
 クラシックの音響をやるときは、眠くなるので睡眠は十分に取っておくことで
す。眠くなるだけならいいですが、椅子に座っておらず、いろいろな機材のある
ところや、照明や楽器や綱元などがあり危険です。
 MOTU 24iでマルチで録りました。PCは録音してからHDDに書き込むのでそれが終
わってからでないと保存されません。DATはテープなので録音した分だけ録れます
。停電が急に起こった時は、PCでは、録音が消えてしまいます。DATだと録った分
は確実にテープに記録されているのでその点は安心です。停電用にバックアップ
になります。XLRのメスとデジタルI/Oも付いていたと思うのでTCD-D10PROのよう
です。
 LRのサイドモニターがあってWLの司会が下手側のサイドモニターの脇を通る時
にハウリングが起こります。その時は、サイドモニターのパンを上手に振ること
でハウリングは収まります。下手側は、近くに司会がいるのでモニターが小さく
てもある程度は音が遅れずに聞こえます。上手は司会と遠いので音が遅れてしま
うのでモニターを大きめにします。これをクロスモニターと言うそうです。
 撤収時、ステージに楽器がある時は、先にステージ上のマイクを片し、転倒等
を防ぎます。
 雨が降ってきた時は、素早く撤収します。積み込みもそうです。ささっと素早
くやって機材を守ります。
 ユーフォニウムにはソロの為のマイクを立てましたが、あまり知名度が高い楽
器ではないと思います。ユーフォニアムはチューバの仲間で、他にはマーチング
バンドでよく使われるベルが前向きのスーザフォンやバリトンがあります。ユー
フォニアムにはいくつか種類があって、国によって名前が入れ替わったりするの
で複雑です。
 緞帳の操作をする人からインカムで「次は司会が登場する」などの連絡が音響
や照明にありました。スタッフ間の連絡はスムーズな運営に欠かせません。他の
セクションとのコミュニケーションも大事だと思いました。
 当日の変更にもなるべく対処することが大事です。MDで録音されたナレーショ
ンは、当日の3部リハーサルが始まる前に到着しました。吹奏楽部の顧問の先生
が、Hi−MDで録音してきてしまったので、アナログでMDにコピーしたそう
です。そののち、CDRにデジタルでコピーしてバックアップとったそうです。
確かに、16秒のナレーションでもでなかったら終わりです。
 音漏れの多い音響室では、必ずプレイバックして生音のカブリが無い時に、実
際に録音されている音を確認します。これは、ヘッドフォンで音をとっていると
きと似ていて、実際に鳴っている音の分を差し引いて、音を録音してしまうのと
一緒だそうです。
 今回はクラシックと言う事なので、録音の音質に大きく関わるマイクはクラッ
シク用のヘッドアンプを使用しました。Millennia HV-3D8でした。
 ADATのVC-8も使いました。ADATはデジタルインターフェイスです。互換性はあ
りあせんが、形状はS/PDIFのオプティカルの角形と同じもので、8chの信号を同時
に送れます。

以上