2013年1月28日月曜日

2013.01.12 Omiya Classic SR Project終了報告

2013.01.12 Omiya Classic SR Project終了報告


ここのところ毎年Pakumaさんの現場で担当しています、大宮ソニックシティでのオーケストラ公演。
今回は、連日の東京芸大公演中の中、連休2連ちゃん現場とDUCリハというスケジュールの初日現場を担当してきました。。


搬入口がいつも通り凍える寒さ、昨年は楠田さんがおらず、演歌の大御所Mまさこさんの緊張で寒さも感じなかったが、やっぱりさむい。
むいさーのそにっくいん。アンプをM50Qにしたおかげで楽々搬入、駐車場所をまた間違える、何回いっても駐車場をおぼえられんです。
このホールは、反響板をしめてしまうと、大臣柱の前しか出入りが出来ない、よって、演奏者の導線のケーブル養生は、いつも以上に念入りにやらねば、と思った。

そういえば、溝口さん、秋川さん、森さんと、今までソニックでオケPAに関わって来たけど、落ち着いて音が聞けていなかった。

今回はですね、画像を撮る余裕が全くなかったのです。
昨年の様子からもーそーしてください。

プロセやカラムのエリアについて、今回はっきり解ったことがあった。
こちらのプロセは、はっきりと数列めで音圧が下がり、切れていることがよくわかる。
サイドは自然な感じ、スピーカーを感じさせないディレイとEQが設定されている。
実はこの夏、山野ビッグバンドの観覧で、ソニックのいろんな席で座ってみて、既に画策を。
もし、うちで山野を受けたならどのようなシステムでやろうか考えた。

山野の担当PAさんは片側4/2くらいのスタックで間口をちょっとせめていた。
この間口をせめる(狭くする)ことで、左右の音のディレイを少しでも少なくしていたのだな、と思う。
また、ポータルにQRX112/75が固定はね返りで常設されている。うまく使えないかとコチラも覚え書き。
この『左右のスピーカーの幅』が、どれだけ音場・タイム感・演奏に関わってくるか理解できるだろうか。
間口をひろくとればとるほど、演奏の幅を広く取れば取るほど、左右のスピーカーの距離が遠くなるため、音が遅れるのだ。

不思議な感じだが、これも大きな会場や、大きな空間で音を鳴らしてみなかったら解らないことだ。
理論ではなく、体で覚える。

こういったクラシックの生音中心であれば、またそれは違うのだろうけれども、生音だって、配置で音は変わるのだ。
演奏家やマエストロは、その会場でそのグルーブについて、あわせこんでいく。
すごい技術だ。

今回弦が特にすばらしい音をしていた、先だっての下妻は86442だったが、今回は1stだけで12型だったか、とても倍音がきれい。
反面、木管が思わしくない、ぬけないのだ。
いつも思うのだが、この弦の編成(12型)に対して、ホルンはそこそこ人数がいるのだが、TP&TBがとても人数が少ない、しかしとてもすばらし音をしている。すごくいろいろな発見があったのだ。

ピアノもここ何年も下手に配置したり、上手に配置したり、ふたを開けたり閉めたり、曲にもよるが、いろいろ試行錯誤している。今回はうまくいっていたようだ。

リズムセクションDr/EBの方から、Voがでかすぎるのは、多少サイドのレベルで対応できたが、Pf EB、Front
Sectionについては、何か工夫が出来るといいと思う。
メイヤーのMMとか買えればいいのだが、それが無理でもA80レベルで細やかにできればと思いました。

本番、ク○コさんはメインでM88を使用、Loがいい、そして柔らかい。
Loの吹かれ方が嫌みが無い。フラットヘッドの影響か、それとも歌い方か。

秋○さんは、いつも通りSCHOEPSでしたが、モニターは無し、そうそう秋川さんの声を少しだけDr&EBに返せば良かったのかなと思った。首の位置くらいに構えて、角度を少し水平方向に胸をねらってもいいのかな。

転換は下妻と同じく、私が下からマイクとFOOTを、たけしたに上で受け取ってもらうのと、持ち上げて調整。
FMX1202より、小さいモニターも検討できればと思いました。



芸大と機材をうまくすりぬけられてよかったです。
Mix Pakuma 楠田さん
Stage 富 たけした

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